To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
「はぁ、なんというか、本当に面倒な事が多いな」
そうしながら、俺は愚痴を呟く。
それと共に、学校の机の上で、頭を掻いた。
全身の疲れが取れない……というよりも、精神的疲労で溜息が出てしまう。
ここ最近、色々と忙しい日々が続いているからだ。
俺がこうなっている理由は簡単だ。
未だに攻め込んでくるサノスからの軍勢。
その軍勢と戦う日々だろう。
俺の腕に装着されているオムニトリックスが無ければ、とっくに死んでいるレベルだ。
まぁ、そんなオムニトリックスのせいで、戦いに巻き込まれているのだが。
「あれぇ、結構疲れているね」
「んっ」
そういう風に俺が机でうつ伏せになっていると、話しかけた人物が。
「アカネ?一体、どうしたんだ」
そこにいたのは、クラスメイトである新条アカネ。
俺とはの別クラスの同級生。クラスの人気者で人当たりが良い美少女。
しかし。
「えぇ、せっかく話しにクラスに来たのに、酷いなぁ」
そう、小悪魔な笑みを浮かべて、俺に話しかける。
そう、俺や親しい者には小悪魔的な本性を見せる猫被りな小心者。
それがこのアカネの正体だったりする。
そして、俺にとっては数少ない友人の一人でもあった。
まぁ、だからこそ、こうして俺に構うのかもしれないけどさ。
「最近は、色々と忙しかったからな、それで少しばかり疲れているだけだよ」
俺は顔を上げて、そう答える。
「ふぅ~ん」
すると、アカネは興味深そうな表情で俺を見つめていた。
「なんだ?」
「いやぁ、別にぃ~」
アカネはそう言いながら、ニヤリと笑う。
まるで何かを知っているような雰囲気だが……。
「まぁ、いいや、それよりも」
アカネはそう言って話題を変える。
「んっ、何だ?」
「今日も、また一緒に帰るのか?」
そうして、アカネが一緒に下校する事を提案してくる。
「また、どうして?」
「えぇ、最近は結構付き合いが悪いしぃ、たまには良いかなって」
確かに、ここ最近の俺は色々な事がありすぎて、あまり付き合っていない気がする。
「それにぃ、最近は色々と噂になってきてるよぉ、君がなんだか美人な人達と付き合っているって」
その話題が出た瞬間、俺はそのまま冷や汗をかきながら。
「・・・まぁ、色々あってな」
と誤魔化すように言うしかなかった。
それに対して、アカネの方は。
「ふぅん、まぁ、そういう事にしておくよ」
相変わらずの笑顔で、俺を見るだけだった。
「そろそろ授業が始まるぞ」
「うん、じゃあねぇ」
アカネはそのまま自分の席へと戻って行った。
その際に。
「・・・本当に彼は面倒な事は巻き込まれるな」