※この作品はR-18です。

To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース   作:ボルメテウスさん

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転移せし場所は

その日の放課後。

 

俺はアカネの買い物に付き合う事になった。

 

「なんというか、なぜ俺にこういうのを」

 

「えぇ、だって、こういう重いのは、女の子私が持つのは結構大変なんだよ」

 

そう言いながら、大量の荷物を両手いっぱいに抱えている。

 

その中には、アカネの完全に趣味である特撮のグッズの数々があり、正直重そうだった。

 

「ほらぁ、ちゃんと持ってくれないとぉ、困るんですけど!」

 

「はいはい、分かりましたよ」

 

俺は呆れながらも、荷物を持つ事にした。

 

それにしても、これは明らかに買いすぎではないだろうか?

 

そう思うくらいに、アカネの買う量は多かった。

 

「なんというか、アカネは随分とヒーローが好きみたいだな」

 

俺がそう言うと、アカネは。

 

「私はどっちかと言うと怪獣の方が好きなんだけどね」

 

そう、少しだけ不貞腐れた様子で言うのだった。

 

「そうなのか」

 

「そうだよ、まぁ、だからこそ」

 

アカネは。

 

「宇宙人がいても、結構信じやすいタイプなんだよね、私」

 

そう言って、楽しそうに笑った。

 

「だから、こういうのも不思議じゃないからね」

 

「えっ」

 

アカネのその言葉と同時に、俺達がいた場所が一瞬で変わった。それはまるで空間移動をしたかのように、周囲の風景が一変していた。

 

そして、そこは。

 

俺の全く知らない場所だった。

 

周囲は暗く、それでいて異様な雰囲気が漂っていた。

 

「なんだ、ここは」

 

「雰囲気はかなり怪しげだけど、結構綺麗だよ?」

 

アカネの言葉通り、確かにこの部屋の中は清潔感があり、どこか病室のような匂いさえした。ただ、それだけに、逆に異質な雰囲気を感じるのだ。

 

俺は辺りを見渡してみる。すると、部屋の隅には大きなベッドがあった。そして、その傍にある棚の上には小さなテレビが置かれていた。

 

「とにかく、ここから脱出を」「別にいいじゃん」

 

アカネは俺の手を引くと、そのままベッドの上へと座らせる。そして、自分の隣へ座るように促してきた。

 

「……あのさ、アカネ」

 

「何? あ、もしかして緊張しているとか?」

 

「いや、そういうわけじゃなくてだな」

 

「大丈夫だって、ちゃんと優しくするから」

 

アカネはそう言いながら、語り掛ける。

 

「いや、普通、こういう所いたらヤバいだろ、すぐに脱出しないと……」

 

「大丈夫だってば、それにほら、もうちょっとだけ話そうよ」

 

「……」

 

「それとも、やっぱり緊張している?」

 

アカネは妖艶な笑みを浮かべる。

 

「ねぇ、どうせなら、私の事、抱いてみる?」

 

「なっ!?」

 

突然のアカネの発言に、思わず動揺してしまう。そんな俺の反応を見てか、アカネは更にクスリと笑う。

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