To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
行為に対して、アカネは夢中になって行っていた。
その最中で、賢者モードと言うべきか。
俺は、その最中で、未だに腕から離れないオムニトリックスに目を向ける。
「はぁはぁはぁ」
荒い息と共に、アカネは俺の方に倒れ込む。
そんな倒れ込んでいるアカネを見つめながらも、オムニトリックスの方に目を向ける。
「・・・怪しいとは思っていたけど」
俺は、アカネを見つめる。
オムニトリックス自体の仕組みは未だに分からない。
けれど。
「この状況を作りだしたのが、誰かはなぁ!」
それと共に、俺はそのままオムニトリックスを押し込む。
それが合図だった。
俺の身体は変化する。
先程までの人間の身体から一変し、黒いフードに白い鎧を身に纏ったような宇宙人へと変わる。
その正体は理解出来ないが。
「今はっと」
そのまま、アカネを抱えたまま、俺はその空間を破壊した。
それと同時に、眼前に広がったのは、奇妙な空間。
そして。
「いやぁ、まさかアカネ君が気に入った相手がこんな事が出来るとはなぁ」
「・・・誰だ、てめぇは」
そこにいたのは、俺が今、変身している元になっている宇宙人だろう。
「そうだねぇ、私に関しては、ただの親切な宇宙人だからね。そこにいるアカネ君の保護者みたいな感じにね」
「それじゃ、俺をここに閉じ込めたのは、どういうつもりだ」
「どういうつもり?さっきまで、君に対して積極的に行動しているアカネ君の態度で分かるはずだろ」
そう、目の前にいる奴は言う。
確かに、先程の状況を考えれば、あれが異常だという事は分かっているつもりだ。
同時に、彼女が本心だと理解出来る。
「それを叶える為か」
「そうだねぇ、彼女は結構面白いから、けど、まさか私の能力、いや、私と同じ種族となる事が出来る道具を持っていると考えるべきだね」
そう、オムニトリックスを見つめながら、そいつは言った。
つまり、あの部屋にいた時から、既に仕組まれていたのだ。この目の前の奴が何者なのかは知らない。だけど、こいつが関わっているのは間違いないようだ。
「・・・」
「まぁ、今は君のおかげで面白い事にはなれそうだからね」
それと共に奴は、その場から消え去った。
それと同時に、俺達もまた元の世界へと帰って行った。
結局の所、あいつの正体は分からなかった。
アカネと行為を行った事で、この姿になれた事を考えたら、何かしらの関わりがあるのは確定している。
「どちらにしても、この能力もまた使い方次第かもしれないな」
未だに分からないサノスに対抗する為にも。
「どちらにしても、アカネからは色々と聞かないと」