To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
「それにしても、まさかオムニトリックスを一般人が使う事になるなんて」
その呟きと共に、その女性は、俺の腕に装着されているオムニトリックスを見ながら呟く。
彼女の名前は、ララ・サタリン・デビルーク。
「オムニトリックスって、さっきの奴も言っていたけど、知っているの?」
「まぁ、私が作ったから」
そう軽い調子で、答えてくる彼女に、思わず目を丸くする。
「造ったって、これを!」
「まぁねぇ、元々は兵器として開発した物でさっきみたいな奴らから対抗する為に造ったの」
そうしながら、ララはそのままオムニトリックスの説明を始めた。
「対抗って、一体」
「これってね、色々な宇宙人のDNAを取り込んで、その宇宙人の力を得る事が出来るの」
「・・・宇宙人?」
ララの言葉に対して、俺は首を傾げる。
すると、ララのお尻から出てきたのは悪魔みたいな尻尾。
「そうだよ、私も宇宙人だからね」
そして、今度は頭の上に耳が生えてきた。
「・・・えっ? 何それ、どういう事!?」
「いやぁ、実は私が住んでいた星、さっきの奴によって滅ぼされちゃったのよねぇ」
「軽い調子で、とんでもない事を言った!?」
そんな彼女の言葉に、思わず驚きの声を上げてしまう。
しかし、それは無理もない事だ。いきなり自分の住んでいた星が滅んだと言われれば誰だって驚くだろう。
そんな俺を見てか、ララは苦笑いを浮かべた。
「まぁ、戦争していた悪い奴らがいたんだけど、そいつらが侵略した際に、滅ぼされちゃったのよねぇ、私と妹とお母様はこの星になんとか逃げ出す事が出来たの」
「・・・なんとかというその経緯を知りたい」
そう言いながら、思わず呆れ顔になってしまう。
「まぁ、そいつはどうやらこの星に来る可能性もあったからね。だから、それに対抗する為に造り出したのが、オムニトリックスなの」
「オムニトリックスって、やっぱり凄いのか?」
「そりゃあ、他の宇宙人のDNAを入れたら、その能力を得る事も出来るから」
「・・・」
それを聞けば、確かに先程の戦いで実感出来た。
宇宙人の中には、人間を遙かに超える力を持っている。
そんな宇宙人の力を得られるのは、確かに。
「けどねぇ、これって結構厄介な事もあって、私達には使えなかったの」
「使えなかった?その理由とは一体」
俺は、そのまま見つめる。
「まぁ、簡単に言えば、セックスしないとDNAを登録出来ないの」
「・・・」
俺は、再び黙ってしまう。
「・・・その理由は一体」
思わず尋ねてしまった。
「いやぁ、DNAを採取するには、その体液を採取しただけじゃ無理だったからね。色々とやったら、そうなった」
「・・だから、経緯を説明してくれぇ!!」