※この作品はR-18です。

To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース   作:ボルメテウスさん

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不死身の

この姿に変わった事で、感じたのは、溢れ出そうなエネルギー。

それらを、どのようにコントロールすれば良いのか、分からない。

それが、この姿での一番の感想だった。

 

「そのような姿になったとして、何が出来る」

「っ」

 

そうしながら、眼前にいるヴォルカンの手刀が、俺に向かって襲い掛かる。

それは、当たれば確実に致命傷だと分かる気味の悪い光を放ちながら。

真っ直ぐと。

すぐに俺は両腕にある白い槍で、受け止めようとしたが、奴は、まるで蛇のような動きで、俺の防御の隙間を掻い潜り、貫く。

 

「なっ」「そんなっ」

 

確実に心臓部を貫いている。

貫かれている感触が、確かにある。

 

「ふっ姿が変わった程度で、その程度「あれ?」なに」

 

しかし、苦しさは確かにあった。

けれど、死ぬという程では。

 

「・・・まさか、そういう事か、だとしたら、デタラメだけど」

「なっ」

 

俺はそのままヴォルカンの腕を掴む。

 

「ぐっ離せっ貴様ぁ!!」

 

そのまま、もう片方の手で、俺を貫く為に攻撃を行う。

しかし、それも。

 

「無意味だけどな」

「なっ」

 

俺はそのまま受け止めた。

完全に。

 

「どうなっているんだっ貴様はっ」

「どうやら、この姿になると、生命力が馬鹿みたいに高くなるらしい。実際にお前の毒を受けても、まるで死ぬ気配ない。まぁ、痛いけど」

 

死にはしない。それは、最初に心臓を貫かれた時に理解した。

けれど、死ぬ程痛いのは変わりない。

不死身と言って良い力であり、おそらくはアカネが行ったのは、この不死身の力を創造を行ったのだろう。

それは、確かにあそこまでとんでもない事が出来るはずだ。

けれど、今の俺には、そんな器用な真似は出来ない。

だからぁ。

 

「お前の攻撃が、厄介過ぎるのが分かっているんだったら!俺の身体で止めるだけなんだよ!!」

「しっ死ぬ気か!!」

「いやぁ、今の俺って、どうやら不死身みたいだからな、死ぬ心配がないのが良いよねぇ!!」

 

そう、それが合図だった。

 

「正直に言えば、卑怯なやり方ではある。

だが、そこにいる彼の勇気を無駄にする訳にはいかないだろう」

 

味方だと思われるマグマ星人の彼女が構える。

 

「なっ、待て!」

「ここで、全てを終わらせる!!」

 

それが、合図となった。

彼女の、その腕と一体化している槍を真っ直ぐとヴォルカンに向かって、穿つ。

その槍の矛先は。

 

「ガァァァァァ」「・・・」

 

まさか、その狙いは心臓部ではなく、頭を。

まぁ、強固な鎧で身に纏っていない所を狙うとしたら、頭かもしれないけれど。

このグロいの、どうにかして欲しい。

 

「さて、船に爆弾を仕掛けたは、とにかくここから離脱するわよ」

「あっはい」

 

クリスタルさんに声をかけられた事で、俺はそのまますぐに船に乗り込む。

その際に、マグマ星人の彼女もまた、同行してくれた。

後ろで爆発していく宇宙船を見ながら、俺は、未だに癒えない痛みと共に見つめる。

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