To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
グラッサと共に脱出し、彼女と共に地上に降り立つ。
そんなグラッサに対して、俺は肩を叩きながら言う。
「大丈夫か?」
「あ、ああ……なんとか無事だよ。にしても、まさかあんな数の宇宙船は本当に見た事ないぜ」
グラッサは、やや疲れた様子を見せながらも答えると、俺の方を見る。
「それにしても、なんでこんな星にあの数の宇宙船が攻めてきたんだ?」
グラッサは、そのまま俺の方に疑問の声と共に問いかけた。
その答えに関して。
「実はこの星には、そのサノスという奴に狙われていて」
「サノス?それって、あのサノスの事か!」
俺がサノスの名前を出すと、グラッサは驚いた様子で叫ぶ。
それもそうだろう。
「まさか、宇宙を支配する男だっていうのかよ……」
グラッサもその話を聞いて驚いていた様子だった。
そこで、ふと思い出したかのようにグラッサが質問してくる。
「そう言えば、お前の姿が次々と変わるのって」
「・・・あぁ、このオムニトリックスだ」
「オムニトリックス」
それと共に、グラッサは、そのまま俺の腕にあるオムニトリックスを見る。
オムニトリックスは、グラッサにとって未知の物体であり、興味がある様子だ。 俺自身としても、実際に見せびらかすような真似はしない方が良いだろうと思うが。
それでも、一度見られてしまった以上は仕方ないと思い、見せても良いと考えたのだろう。
こうして、俺は自分の腕に装着されているモノを見せる。
「なぁ、それって、私にも装着出来るか?」
それを見たグラッサの表情が一気に変わり、興奮した様子になっていた。
「いやぁ、これは俺と一体化しているから、取り外す事は出来ないんだ」
「えぇ、そうなのか」
俺の言葉にがっかりとした様子のグラッサだったが、気を取り直したのか、直ぐに表情を戻した。
「だったらよ、それで変身した宇宙人と戦ってみないか!」
やはり、戦闘狂なのか。
純粋な笑顔で提案してくる言葉。
「えっと、それだったら」
そうしている間に、俺は少し答えに迷っていると。
「何か、戦う条件があるんだったら、言ってくれよ」
「うっうぅん」
その言葉に対して、俺は少し迷う。
グラッサの提案。
それに断るとしたら。
「・・・だったら、一つ条件がある」
「条件?なんだ?」
それと共に、俺はグラッサを見つめる。
「・・・その、君を抱かせて欲しいんだ」
「・・・」
俺の言葉に対して、グラッサは数秒、黙る。
それは、俺の言葉を理解するのにかかった時間。
それと共に理解すると共に、その顔は真っ赤にして湯気でる程。
「なっなんで、それが条件なんだ!?」
そう、事情の知らないグラッサは、そのまま俺の方を見つめる。