To LOVEる:セ●ロス・ザ・バース 作:ボルメテウスさん
ララ、ガッツ星人。
これまでの人生で、宇宙人と遭遇した事によって、俺の人生は大きく変わっていったと思う。
けれど、未だに疑問があるのは一つある。
「なぁ、ララ」
「どうしたの?」
その日、俺はふと、ララにその質問をぶつける事にした。
それは。
「宇宙人と言えば、宇宙船だけど、ララって、今は宇宙船ってあるのか?」
「ないよ」
俺の質問に対して、ララはあっさりと答えてくれた。
その答えを聞いた時、俺の頭には一つの考えが浮かんだ。
「これって、サノスの方の宇宙船を奪えば、こっちから攻め込む事って出来ないか?」
未だに、サノスがどこにいるかも分からないが、奴らの居場所が分かるまで待つより、こちらから攻め込んだ方が手っ取り早いのではないか?
そう考えたのだ。
「……確かに、その方法なら、行けるかもしれないけど……でも……」
「でも?」
「例えば、あれ」
「あれ?」
そう、ララはふと夜空に指を指す。
それが一体、何なのか。
俺は疑問に思いながら、見つめる。
そこから来たのは。
「・・・なにあれ」
それは、昆虫のような外観を持ち、航行中は無数の脚を絶えず動かしている戦艦。
その戦艦は、小さな飛行機を追っている。
「あれが、サノスの戦艦だね、あぁ、あれはステルスをしているから地球側は気づいていないけどね」
「・・・あれが、戦艦」
俺は、ララの言葉を疑いたくはなかったが、あの虫のような見た目を持つ戦艦が、宇宙では一般的な戦艦の姿だとは到底思えなかった。
しかし、現に、今、目の前にあるのだから、信じざる負えない。
「・・・もしかして、あれがサノスの」
「そうだねぇ、あぁいう感じだから一人で操作する事も出来ないし、むしろこちらが襲われてもおかしくはないかな」
「・・・そうか」
まぁ、そうなると、やはりこの方法で攻めるのは難しいだろう。
それはそれとして。
「これって、俺達も危なくないか」
「まぁ、こっちに来られたら、私達が狙われるのは間違いないね」
それと共に、俺は冷や汗を掻く。
「この状況で、どうにかするには、ガッツ星人の力を借りてみるか」
俺はそう言いながら、オムニトリックスを操作し、そのまま発動させる。
それと共に。
俺の姿は大きく変わった。
だけど、それは、あの時のガッツ星人とは違い、まるでオカメインコが人型に進化したような姿だった。
その姿はまさに鳥人間というに相応しいものだった。
そんな姿をした俺を見て、ララは少し驚いた表情を浮かべていた。
そして、俺自身も驚きを感じていた。
「・・・これ、ガッツ星人なのか?」
「そうだね、ガッツ星人って、元々、そんな姿だけど」
そう、ララは言っているが。
「けど、その姿で分身とかって、出来るの?」
それに対して。
「・・・なんか、出来ない感じがする」