【小宮果穂とちょいワル男子のオトナ甘くてコドモ苦い】ぷらすえっくす! 作:形のない者
夏の昼。杜野凛世は街中を散歩していた。その折、アルファの背中を発見。先日、モールにて女性を連れ歩いていた件を思い出す。あれについて問いただすかはさておき、無意識に足音や気配を消して尾行を開始。するとアルファは手を振った。誰かと待ち合わせしていたのか、駅前の映画館のそばで、制服を改造した少女と合流する。
以前見かけた金髪少女とは別人だ。銀髪のツインテールに黒百合を差し、黄金の瞳が冷たく澄んでいる。紫色のリップは大人っぽい。黒いブレザー、裏地は真紅。赤いネクタイは緩めており、胸元を
「おっと今日は不良姿か。
「……どうしてフルネームで呼ぶの?」
「いや? なんとなく」
アルファと万里鴉は、特に会話なく佇立する。どこかに行く気配はない。待ち人はほかにもいるのだろうか。アルファは空を見上げてボーッとしており、万里鴉はスマホをいじっている。
「アルファさーん!」
杜野凛世の耳がそばだつ。この元気な声色は、小宮果穂のそれである。映画館の前に、銀髪の高校生と黒髪の中学生と赤髪の小学生が集う。彼らはどのような関係性であるのか。小宮果穂と万里鴉は自己紹介を交わす。映画館の中には喫茶店が併設されており、話はお茶を楽しみながらゆっくりと、ということで複合施設に入っていく。が、アルファだけは「ごめん。ちょっと急用を思い出した。五分くらいで戻ってくる」と言って、驚く万里鴉の静止も聞かず、一直線に杜野凛世が隠れる電柱に走り出した。
「……!」
小宮果穂と万里鴉の姿が施設の中に消える。
反対にアルファは、視線でも感じているのか、それを辿るようにキョロキョロと辺りを見渡して────突として振り返る。バッチリと合う目と目。アルファはにこやかに振る舞って会釈する。
「おや。杜野さん。こんにちは」
「…………そ、その……────」
「まぁまぁ。言わんとするところは察していますよ。どうです? ちょっとお茶しません? あちらはふたりっきりのお茶ですが、こちらは四人のつもりでお茶しましょう!」
§
ブラウンの明かりが特徴的な喫茶店。手狭な正方形のテーブルに着いて向かい合う小宮果穂と万里鴉。かたやジュースを頼み、かたやフラッペを頼む。そこで万里鴉が問いかけた。
「気まずい?」
「……へ?」
「あら。そうでもないの? ま、あの子が目をつけた
「……その、飛羽野さんが頼んだフラッペって……あたし、飲んでみたことなくて……おいしいですか?」
「さて、どうかしら。味なんて気にしたこともなかったわ。ドロドロしてるから私に合うと思っただけよ」
「ドロドロ」
小宮果穂は興味深そうに耳を傾ける。先日から全てが学びの場だ。竜崎香美蘭さん、星波リリィさん、矢星秋さん、そして飛羽野万里鴉さん。彼女たちはアルファの恋人・愛人を名乗っており、アルファが複数の恋人を持つことを許容している様子。
小宮果穂の知識において、恋愛とは一対一が基本である。それは周囲の人間の恋バナを聴いたり、恋愛ドラマや少女漫画、ヒーロー番組の恋愛回とやらで聞き知るところだ。ひとりの女をふたりの男が取り合う。あるいは、ひとりの男をふたりの女が取り合う。誰も彼もが、好きな人にとってのナンバーワンになるために努力して、恋のライバルとバトルする。恋愛とは、そのようなものであると見聞きしている。
────だから、恋愛とはそのようなものなのだろう、と思っていた。
────もっと言えば、恋愛とはそれしかないのだろう、と思い込んでいた。
しかし彼女たちは争わない。それは小宮果穂にとって、初めて見聞きする恋愛の仕方だった。アルファのことは知りたいが、この新しい事柄についても知りたい。そのためアルファに質問したところ、なぜかこの場を用意された。おそらく万里鴉が教えてくれるということだろうか。
「それで? あなた、私と何がしたいの?」
「……え? ……あれ? あの、えっと……アルファさんが、相談したいなら飛羽野さんに、って……?」
「そうなの? じゃあ何を相談したいのかしら」
どうやら万里鴉は、アルファから何も聞かされていない様子。
小宮果穂は慌てて、今回の用件を説明しようとする。
「……! え、えっと……! その、あたし……、……────」
言葉が出てこない。今しがた思っていたことを聞けばいいだけ。だというのに、のどが詰まる。急に頭の中が真っ白になって、何を言うべきかわからなくなる。
ウェイトレスがジュースとフラッペを運びに来る。小宮果穂はうつむいたままで、ジュースに口をつけない。万里鴉は妖艶な唇でストローを喰み、ドロドロとしたフラッペを吸い舐める。
「……あなたも女ね」
「!!」
「あの子が席を外した理由が分かったわ。あの子の嫌いなものは“妬み嫉み”だから。今のあなたの顔を見たくなかったのね。……まったく、逃げるなんて情けない男」
「……ねたみそねみ……?」
おそらく違うだろうと分かっていても、味噌かなにかだろうか、と一瞬思ってしまう。
「嫉妬って意味よ」
「! あ……あたし、そんな顔、してましたか……?」
「見る人が見れば、ね。何も知らない人には、ちょっと沈んだ顔をしてた程度よ」
小宮果穂は自覚する。さっきまで知りたかったことは、アルファがしている複数の恋愛について。しかし万里鴉から質問をせがまれてからは、頭の中が競うことでいっぱいになってしまった。
たとえば、アルファのことがどれくらい好きなのか。
たとえば、アルファのことをどれくらい知っているのか。
たとえば、アルファのことでどれくらい楽しかったか。
そして、その質問をして返答があれば、自分はどのように混ぜっかえすつもりだったのか。
「ふふ。やる気満々って目をしてる」
「……!!」
妖艶に微笑む万里鴉は、小宮果穂の頬に指先を伸ばす。
「縄張り争いは世の常だものね。──よくってよ、溜め込んでいるモノを吐き出しなさい。どんな泥を浴びても、私なら
小宮果穂はうなずく。もっと色々と知りたい。もっと多くを学びたい。そのためには情報収集だ。まだどうすればいいのか分からないけど、小宮果穂は恋のライバルに勝つため挑みかかる。
「────……あたし……飛羽野さんのことが知りたいです」
「私のこと? ……そう言われても、いったい何を話せばいいのかしら。まさか私の出生から?」
「あ……じゃあ、あのっ! アルファさんとの、出会いとか……!」
「出会い……そう。あなたって、割と物騒なことを聞くのね?」
「え……? ────っ」
小宮果穂は息を飲む。万里鴉の双眸が鋭く滲んだ。黄金の瞳は輝きを喪い、泥のように黒く淀む。充血する血の葉脈が鮮烈に脈打ち、伏し目がちの少女は物憂げに語る。それは小宮果穂の知らない感情表現。その表情にはどのような意味が宿るのか、無垢な少女はまだ知らない。
「私には許嫁の恋人と、生まれたばかりの我が子がいたの。ふたりとも殺された。全てを喪った夜だわ」
「────え……」
「血のように真っ赤なコートを着た男が現れた。あの子は言ったわ。──
「……男……」
「それからの付き合いよ。──要領を得ない言い方でごめんなさいね。なにぶん子供に聞かせる
長い沈黙。どうやら聞くには重い話を問うてしまったらしい。
許嫁の恋人。生まれたばかりの赤ちゃん。殺されたとは、そんなことが、本当に?
「……あら。泣いちゃうなんて、いい子ね、ありがとう」
「──……いえっ……」
鼻をすする。想像するだけで苦しくなる。
誰に殺されたかは聞かない。コートの男の正体も聞かない。ただ、これだけは知りたい。
「アルファさんは、何をしたんですか……?」
「私の代わりに怒ってくれたの。私の分まで大暴れしてくれたわ。だから嫌いよ」
「え……なんでですか?」
「だってその怒りは、私だけのものだから。……それに怒りなんて生易しい。私の恨み。私の慟哭。私の激情。尽きることのない復讐心。それを赤の他人が代弁できるはずもない。なのに彼は代弁した。代弁してみせてしまった」
「……」
「彼は、私の目の前で赤い百合を咲かせてくれたわ。でも……本当は……私、黒い百合が見たかったの。でも彼は、それを察した上で、あえて赤く染め上げたのね。そこだけは代弁してくれなかった。なら私が手ずから……そう思ったのだけれど……どうしてかしら。やめてしまったわ。岩窟王のように。赦してしまったの」
「……ゆるして、あげたんですか……?」
「あいつらが私の夫と息子に振るった、むごたらしい暴力と虐待の数々……百飛んでもキリがない罪悪の累積……その全てをお返しするつもりだったのだけれどね? 結局、一息に首を刎ねて終わらせたわ。かくて全ての敵は
「────」
小宮果穂は硬直する。どう返せばいいのか分からない。
万里鴉は、そんな可愛らしい反応を見せる少女に微笑む。そして再び指先を伸ばした。
「────っ!」
「あら、怖がられちゃった」
「ぁ……ち、ちが……い、今の、は……その……ご、ごめんなさ────」
「いいのよ。たくさん脅かしちゃったものね。知らず知らず凄んでいたかしら。こちらこそ、ごめんなさい」
万里鴉はフラッペを飲む。
小宮果穂は何を飲む気も起きない。ただうつむいて、彼女の身に起きたことを想像して、瞳を潤ませる。
「……あの子、家族が居ないでしょう?」
「……! は、はい……小さい頃に、お母さんとお父さんが、事故か何かで……」
「お腹に赤ちゃんもいたんですってね。他人事では無かったのでしょう。でもね、正直一緒にしないでほしいわ」
「え……?」
「私と許嫁の恋人は、幼少期からの長い付き合いだった。子供だって待望の……。でも彼は、物心がつく頃には家族を失った。それも、ある意味では自然な形で。私と比べれば、積み重ねた重みも、晒された悪意の数も異なる。質が違う」
「…………」
万里鴉は語る。言うなればアルファと飛羽野万里鴉の関係は────
家族愛を知らない男。家族愛を知る女。
復讐心を持たない男。復讐心を持つ女。
何もかもが正反対。相互理解は不可能。
────だからこそ、小宮果穂は疑問に思う。
「キラいなのに……付き合っているんですか?」
「そうよ。ふしぎ?」
「……はい……。……飛羽野さんは、アルファさんといっしょにいたいですか? だから好きなんじゃないんですか……?」
「いいえ。私と同類になりきれるくせに、根本では別物なんだもの。あんなのと同じ空気を吸っていたら、私の大切な
「……────」
言わんとするところは、正直、小宮果穂には分からなかった。けれど、“一緒になんてなりたくない”と、そう言った時の彼女の表情は────どう見ても、“好き”だと言っているような微笑だった。
「……好きだから、いっしょにいたくない……?」
万里鴉は答えない。彼女はフラッペを飲み終わる。席を立つ。
「あ……」
「話は終わりよ。あなた、顔色が良くないわ。それに涙と鼻水で顔がぐっちゃぐちゃ……もうっ。顔を洗ってきなさい」
万里鴉は膝に手をついて身を屈ませ、小宮果穂の鼻にティッシュを当てて鼻を噛ませる。それをポイッと机の上に放り投げて立ち去った。まるで母親のような振る舞いだった。否、彼女は母親だったのだ。小宮果穂は忘れない。鼻をかませてもらった時の、こちらを見つめる表情は────慈愛の化身。自分の母親と全く同じ、柔らかな表情をしていたことを。
「あ、それと。私、あの子以外にも恋人がいるの」
「──えっ!?」
「それはあの子も承知よ。むしろ勧めてきたくらいでね。まったく……とても自由で、革命的な恋愛の仕方だと思わない? “俺と一緒に居たくないなら、一緒に居たい人を見つけるべきだ”ですって。……そういうところだけは、本当に好きよ、私。いっつも他人の気持ちばかりを優先する、ヒーローのような男の子」
首だけ振り返った万里鴉は、苦そうな顔で舌を出す。アルファは、ほろ苦い男、という意味だろうか。否、何か違和感がある。今の万里鴉の行動は、どちらかといえば小宮果穂の背後にあるテーブルに向けられたもののような気がした。
「じゃ、アルファ。お会計お願いね」
「おう、あんがとな~」
小宮果穂の背後にあるテーブルには、なんとアルファと杜野凛世が座っていた。小宮果穂からすれば完全な死角だが、飛羽野万里鴉からすれば完全に見えていたはずだ。ずっと黙っていたのか。ならば、いつからそこに座っていたのか。
「────えぇぇっ!? アルファさん!? 凛世さんも、なんで!?」
「ふはは! 五分で戻るって言ったろ?」
「……! そ、それは、そうですけど……!」
「いやー。俺と杜野さんの注文の声にも気づかないとは、よほど集中していたと見える。じゃ、そんなわけで。ここは俺が奢りますから、おひらきといたしましょう」
アルファはオレンジジュースを飲み干すと席を立ってレジに向かう。取り残された杜野凛世と小宮果穂は双方オロオロとしており、見つめ合いながらぼのぼの汗を流していた。
§
その日の夜。
放クラ探偵団は画面通話でミーティング。今回の出来事は、主に杜野凛世が報告した。
「────ということが……ありました……」
「そっか……すごい話だったね……ところで凛世ちゃん。ひとついいかな?」
「はい……?」
「凛世ちゃん! それ全然切り込んでないよ!? アルファさんの許可? があったとはいえ、それってただ盗み聞きしてたようなものだよー!?」
「は、はい……! それは、大変……申し訳なく……思い……!」
「それはどっちの意味で? 切り込めなかったこと? 盗み聞きしちゃったこと? それかどっちも?」
「どちらもで……ございます……」
「だよねー!」
杜野凛世と園田千代子の談笑。
そこで小宮果穂は、謝る必要はないと首を振る。
「いえ! 大丈夫ですっ! みなさん、アルファさんのことを不安に思う気持ちは分かるのでっ! だってこれは、そのための放クラ探偵団ですからっ!」
『…………!』
たしかに、誰が口にせずとも、アルファのことを調べる流れにはなっていた。
改めて園田智代子が問いかける。
「果穂。それで……アルファさんのことは、よく知ることができた?」
「いえ! 何もわかりませんでしたぁっ!」
『!?』
小宮果穂は満面の笑顔で答える。それはどういうことか。一同は動揺する。
「より
『……!!』
ならば聞かせてもらおう。アルファという麒麟児・風雲児を前にして、小宮果穂はどのような決断を下したのか。
「やっぱりアルファさんはスゴいですっ! おとなの人と対等で、星波さんたちがいるコ児院の経営を助けて! 自分より年上の矢星さんを育てたみたいで、飛羽野さんのことも支えてあげたみたいですっ! だからアルファさんは、ジャスティスレッドのブルーやパープル、ブラックみたいにスゴい人なんですっ!」
しかし小宮果穂は、かなり思うところがある。
「それでもやっぱり! あたし、アルファさんとは一対一のお付き合いがしたいですっ!!」
『……!』
「そうです! アルファさんが苦手な“しっと”ですっ! ……でも、この前アルファさんは言ってました」
────明日、
「……アルファさんは、やさしい人です。いつも相手の幸せを第一に考えています。ヒーローのかがみですっ! でも、あたしは……どうしてもアルファさんのナンバーワンになりたいんですっ! だからアルファさんを見て、学んで、決めました! ──アルファさんが新しい女の人を作ったら、それはそれでよしとして……アルファさんを、いつまでもあたしに振り向かせますっ!」
『……!』
「あたしだけを見ていてほしいから、何度だって、あたしだけ見てー! って、アピールするんです! あたし、恋のライバルたちには負けません!」
有栖川夏葉と西城樹里、園田智代子と杜野凛世が見つめ合う。
「ふふっ。どんな答えを出すかと思ったら……負けず嫌いな果穂らしいわね!」
「たしかに、あいつは周りを振り回す奴だよなぁ……でも受動的なだけじゃ、こっちが嫌な思いをする。だったらいっそのこと能動的に、こっちからも振り回してやろう! ってことだよな? まぁ言い方はアレだけどさ。とにかくアルファの奴が果穂に釘付けになるよう、メロメロにしてやればいい。そういうことだな!?」
「はいっ!!」
「いいね! 果穂らしくていいと思うよ! それにそれって、別にアピールに負けた側が別れるとか、そういうのじゃないわけだし? あくまで自分を見て欲しいから、その気持ちにウソをつかず、我慢せず、自分を魅せる……! アルファさんにくっついてばかりじゃなくて、アルファさんにこっちに来させる……! 自分に自信を持った女の子たちが、真っ正面から
園田智代子の推理は半ば正解している。ここで身を引くような女の子ならば、アルファはそもそも目を掛けないだろう。ここで嫉妬ゆえに他を蹴落すような女の子ならば、アルファはそもそも近付かないだろう。ここでアルファのことも、恋のライバルのことも、どっちとも対等に渡り合う覚悟を決める女の子だからこそ、アルファは口説いたのだろうから。
「もし……この関係を、アイドルとファンで、たとえるなら……アイドルがファンを取り合うというより……さながらファンに自らを魅せる戦い……さすれば、おのずとファンは付いてくる……そして、より輝いたものが、多くのファンを魅了する……そういうことで、ございましょう……」
「わぁ……! 凛世さん! それって、アルファさんがファンってことで、あたしや星波さんがアイドルってことですよね!? そっかぁ……! 恋愛って、アイドルとファンの関係と似ていたんだぁ……!」
純粋な小宮果穂は、杜野凛世の例え話を真に受ける。
一同は、それに半ば納得しつつ、しかし冷静になって混乱。考え直す。
「いや……なんか、そう言われると似ているような気がしなくもないけど……やっぱ別モンじゃないか……?」
「納得しかけたけど、こう……絶妙になんか違うような……でもそれがなんなのか形容しがたいと言いますか……?」
「トップアイドルになること。好きな人の一番になること。どちらもナンバーワンを目指すことは間違いないわね……それに恋愛の捉え方って、それこそ私たちやアルファさんみたいに人それぞれなんだし……そういう考え方自体はアリなんじゃないかしら?」
「や、たしかに、その考え方自体に文句はないんだけどさ……!」
「うーん……アイドルとは……恋愛とは……? まさしく究極の命題って感じだね……!」
和気あいあいとする放クラ探偵団。しかし探偵業は、もうおしまい。アルファが浮気をしているのでは? という、お姉さん組の心配事と、小宮果穂のアルファをよく知りたいという気持ちから始まった調査は、今夜の小宮果穂の決意表明によって終幕を飾った。
「えへへ……! ジャスティスレッド!
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