※この作品はR-18です。

【小宮果穂とちょいワル男子のオトナ甘くてコドモ苦い】ぷらすえっくす!   作:形のない者

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sSR【愛(う)し密(みつ)ドキッ!日曜日の幼な妻】篠澤広(※R-18)

 

 深夜の二時頃。

 プチパレスの男湯・更衣室にて、アルファは全裸となる。

 

 磨かれたように鍛え抜かれた筋骨隆々の肉体美。

 よくよく見れば全身は古傷だらけであり、組手や戦闘の痣や切り傷といった痕跡が見受けられる。

 

 すかさずアスリート気質の花海咲季が興味を示し、入念に観察、シックスパックなどをちょんちょんと突っついて唸り声を上げる。

 

「ん~~~~~~? この筋肉の付き方は、格闘家……いえ、減量の痕跡があまりないから、どちらかといえば軍人の筋肉かしら……アルファ、いったいどういうこと? あなた将来軍人にでもなる気?」

「将来やりたいことに戦闘スキルが必要なだけですよ」

「センパイ……アニメの主人公みたいに、全身が古傷だらけで……あの、昔、何があったんでしょうか……?」

「色々とね。少なくとも悪いことはやっていませんよ」

「……果穂、何か知ってる?」

 

 篠澤広は、はぐらかす相手ではなく、長い付き合いのある小宮果穂に問いかける。

 

「はいっ! アルファさんはぁ……ヒーローなんですっー! 自衛官の人にたっくさんケイコを付けてもらったり……! 悪いゴクドーの人と戦ったり……! 不良とか悪い人を、戦って懲らしめたり……!」

「果穂。それ言っちゃダメなやつだ。俺が危険人物になる。法治国家で私的制裁(リンチ)は禁止だからな。──まぁ、自分から戦ったことはあまりなくて、大体が正当防衛の範疇で片付けられるのが怖いところなんすけど……」

 

 花海咲季はドン引き。葛城リーリヤは青ざめる。

 

「あなた、どれだけ治安が悪いところに住んでいたのよっ!?」

「ひぇええ……! センパイ、リアルアニメの世界の住人ですかぁ……?!」

「んー……人並みと比べれば、それなりに悪意のある世界で育ってきたとは思いますよ?」

 

 ともあれ自分のことはどうでもいい。そう言いたげにアルファは、そそくさと男湯に入る。

 

「ほら、早くみんなも。なんなら脱がせましょうか?」

『……!!!!』

 

 四人の少女は衣服を脱いで、バスタオルを体に巻く。

 

「わぁ……あっ! 男湯の壁、女湯の壁と絵が違いますー!」

「葛飾北斎だっけ?」

「富嶽三十六景ね!」

「有名な日本の絵、ですよね……!」(アニメで見たことある……!)

 

 

 

┌─────┐

│バスタブ湯舟│

│S   深湯│

│S   浅湯│

│S   円形│

│S    サウナ│

├─━━━─┤

│男湯更衣室│

└──━──┘

 

 ※記号解説

 「S=シャワー」「バスタブ=個人用の浴槽」「湯舟=長方形の巨大浴槽」

 「深湯=全身浴用の深風呂」「浅湯=半身浴用の浅風呂・子供用の浴槽」

 「円形=円形の大浴槽」「サウナ=サウナ室」

 

 

 

 アルファは円形の大浴槽に入る。リモコンを操作してお湯を湧かす。

 

 円形浴槽の内部は、椅子用として一つの段差が設けられており、用途としては全身浴用と半身浴用とに分けられる。つまり浴槽にたっぷりなみなみとお湯を満たしたあと、底面に座れば全身浴となり、段差に座れば半身浴となる。

 

 しかしアルファは段差と同じ高さで給湯を停止。底面に座れば半身浴となるが、なぜか段差の上に座った。それでは湯の中には入れない。足湯のようになっており、腰までギリギリ浸かる程度。

 

「咲季。俺の前に座れ」

「────」

「果穂とリーリヤは両側」

『……っっ』

「そんで“広ファースト”だ。お前すぐ疲れるからな」

「……寒くない?」

「上を見ろ。オーバーヘッドシャワー付きだ。お湯に打たれながらヤろう」

 

 女性陣は赤らむ。渋々と命令に従い、位置に着く。

 

(……なんか、普通に付いてきちゃったけど……ほんと、わたし、何やってんだろ……)

 

 いまさら正気に戻る花海咲季は、眼前のそそり立つ一物(イチモツ)を凝視しては目を逸らし、また見ようとしては赤面して天井を仰ぐを繰り返す。

 

(だ、だってだって! 日中はあんなにやっちゃったしぃ……!! ああ゛ああああ゛あああ゛あ……!! あたし、アイドルなのにぃ……!! こ、こうなったら……わたしのプロデューサーのことも、狙ってやろうかしら??????)

 

 花海咲季は羞恥のあまり、目をグルグルと回して混乱を極めていた。

 一方の葛城リーリヤは、完全に状況に流されている。

 

(────お、大きい……ムリだ……あれ絶対に入らないってぇ……! 清夏ちゃん、助けてぇ……センパイがぁ……わたしのセンパイがぁ……! エッチすぎるぅ……!!)

 

 篠澤広は複雑そうな心境で、アルファのとなりに座った。

 

「……わたし、最初は一対一が良かった……」

「申し訳ございません。なにぶん我慢できなかったもので。このチャンスを逃してはなるものかとね。今度ロマンチックなデートコースでまたお誘いします。それで許してもらえませんか?」

「じゃあ二日間、わたしが独占する条件なら」

「畏まりました」

 

 そこで葛城リーリヤが言う。

 

「あの、センパイ! わたし、またあの喫茶店がいいです……っ!」

「はは。そうですね。また行きましょう」

 

 最後に小宮果穂が頼み込む。

 

「あ……アルファさん! あたしは……アルファさんのマンションで……!」

「たしかに、たまには帰りたいよな!」

 

 一方の花海咲季は逡巡する。

 

(でも、わたしは特に、行きたいところとかないし……)

 

「咲季さんは、また俺との勝負に負けたらヤらせてくださいね」

「……!!?」

 

 なんだかえっちなことになってきた。

 もしや花海咲季とアルファの勝負は、これから先、その手のものしか無くなるのであろうか。

 

「んじゃ、ヤリますか! ────悪いが、全員覚悟しとけよ?」

 

 アルファはシャワーの蛇口をひねった。

 ほどよい量の熱湯が降り注ぎ、ふたりの男女を頭髪から濡らして白熱させていく。

 

          §

 

 水も滴(したた)る佳(よ)い男。濡(ぬ)れ襦袢(バスタオル)の佳い女。

 

 日中は紳士だった男は、月夜の晩に変身する狼男のように変貌して。

 美少女のくたびれた骨肉に、猛獣のごとし牙を突き立てる。

 

「──っ?! ん゛んっ゛……っ゛!!」

 

 腰に回された豪腕。脇腹をわしづかみにする鉤爪。あまりにも力強くて強引すぎる。痛くはないが、思わぬ膂力(りょりょく)に驚いて放心する。あまりにも日中と違いすぎる。いったい何が起きたのか、まったく心が追いつかない。

 

「あっ……!!」

 

 首筋を喰(は)まれた。たまに歯で噛もうとしてきて少し痛い。全身が怖気立(おぞけだ)つ。恐(こわ)いはずなのに悦(よろこ)んでいるのはなぜか。引き締められる腰つき。突き上がる股間。硬い物がバスタオル越しに当たっている。

 

 頬に口づけ。唇を奪われる。胸元をわしづかみにされる。バスタオルを引き裂くように押し下げられて取り払われた。宙を舞う白い外套。全身あらわとなった羞恥心など気にする余裕すら与えられず、貧乳を喰まれてしゃぶり尽くされていじられて脳内がメルトダウン。

 

「はぅっ……ぁっ……?!」

 

 ずっと目をかっぴらいて、ひたすら天国を仰ぐことしかできない。降り注ぐ熱湯が目に入っても、痛みより先に快感が全身を蹂躙して脳が混乱する。水の入った片目を閉じている間に押し倒された。ごぼごぼとおぼれる。

 

 乱暴。あまりにも暴力。本当に今までのは前戯だった。傷つけない程度には優しいけど、視界がぐわんぐわんと回るほど頭を揺さぶられる。頭髪を掴まれて押さえ込まれる。手足を掴まれて好きなようにもてあそばれる。

 

「ま……てっ……!!」

 

 めちゃくちゃに愛されている。太い腕が股間の下に擦っていった。まずい。くる。

 

「ふわ♥」

 

 バチバチと火花。キラキラと水面の裏。激しく泡立ち波しぶき。濡れた秘奥に────

 

「あ゛♥ あっ゛♥ ああぁっ゛♥」

 

 ────灼熱の鉄棒。

 

 乱反射する夢現。

 

 引っかき戻されるたび天国に跳ぶ。

 突き上げられるたび地獄に溺れる。

 

「おお゛っ゛……♥♥」

 

 水の中に押し倒されてから三秒後。とんだ怪力で腰を持ち上げられて雑にすくい上げられた。約三秒の溺愛時間。体感時間はもっと長く、意識的に溺死するほどだった。壁に掛けられた給湯器のリモコンに映る現在時刻。

 

(うそっ……♥ まだ一分経ってな────)

 

「あっ♥ あっ……!! あぁんっ……!!」

 

 たった一分で、三つの意味で濡れた。

 シャワーで濡れて。いつの間にか巧みな手腕でいじられて股間を濡らされて。風呂場に叩き落とされて濡れて。

 

「ひっ♥ あっ……は、激し……っ!! も、もっ────と……♥」

 

 もっとゆっくりしてほしいものだ。

 けれど、もっと求めてきてほしい。

 相反する我が侭の愛してアピール。

 言葉を発したいのに喘ぎ声しか出てこない。喋りたいのに鳴くことしかできない。まるで動物みたい。人間の理性が秒速で吹き飛んでいく。本能が加速度的に増幅していく。気づけば自分の腰を振っていた。ありったけの全力で打ち下ろす。

 

「あぁ゛ーーっ♥あん♥ああ♥ぁ゛、あ♥ あああっ゛あ────♥」

 

 同時に突き上げられる巨峰。

 最奥に噴火。脳に雷電が迸る。心に嵐が吹き荒れて絶頂快晴。声は雷雲の名残。身体は暴雨のごとく。

 

「お゛、ん゛っ゛……♥♥ す……♥ すご……イッ……♥」

 

 膣内に灼熱の濁流。

 放蕩。

 

「だめっ……! もうだめっ……!! おねがいやめっ……!! だ♥だめ♥だ、だめ……っっ゛っ!!!」

 

 絶頂。視界は青天を衝く。顎が外れた。首が折れた。肩が外れた。腰が折れた。でんぷがうずく。膝が昇天する。足は大好きと抱きつく。ただ子宮だけが踊るように生きている。完全脱力。彼の上に座っていた状態から後ろ向きに倒れて頭部着水。痙攣が止まらない。全身がこんにゃくになったかのよう。麻酔を打たれたかのように麻痺して全身がかゆい。でもどうにもならない。動かない体で意識だけがある。その状態で好き放題に突かれまくっている。快感。

 

 なおも男は腰に回した両手を持ち上げて女体を釣り上げ、胸を喰んで噛んで、首に舐めて噛み付いて、唇を奪って舌を入れる。

 座らない首。赤ん坊のように後頭部を抱え込まれる。なおも突き上げてくる男の剛根。女体は上下に飛び跳ねて、まるであやされる赤子のよう。快感しかない。

 

(────、……す……すき……に────され……ちゃって、る……、────)

 

 快感が思考を塞ぐ。快感が思考を遮る。快感が思考を殺す。

 快感が心情を薙ぐ。快感が心境を覆す。快感が恋慕を増(ころ)す。

 

「あっ♥ あ……♥ る……♥ ふわ……? ぁ……♥」

「────黙れ」

「あ゛ん゛♥……!! ──ぷ、ぷろ……♥ でゅ……♥ さぁ♥……? ぁ……っ♥」

「黙れって言ってんだろ」

「あっ゛……!! む゛♥、むり……♥」

「なら口の方にぶち込むが?」

「っ!? や……♥ あ♥だめ……!! やぁだ……!! ────お゛っ♥!!」

 

 引っ掻き抜かれた直後、頭髪を押さえ込まれて浴槽底面に女の子座りを強いられる。眼前にゴムをつけた巨根が立ち上がる。女は犬のように大口を開いて舌を出してヨダレを垂らしていたのか、いとも簡単にぶち込まれてしまった。

 

 顔面殴打の連続のようだった。何度も何度も両目が優しく打たれて世界が暗黒に叩き込まれる。鼻も病みつきになるニオイに支配されて、もうほかのニオイを嗅ぎたくない。口の中は舌が痺れてきて喉奥が壊れかけてきた。吐き気を催すと優しく浅く突いてくれるけど、それも収まればすぐさま奥まで突いてくる。

 射精。尋常じゃない量。熱湯を注ぎ込まれた。慣れたように巨根からゴムを取り外して中身が漏れないよう結び、口の中から熱い水風船を引っ張り出してくれるのかと思いきや────

 

「んむっ!? ん゛!! んん゛?! んん゛む゛ぉ゛ぁ゛ーーーーん゛っ♥♥」

 

 新しいゴムを付けた。口を塞がれた。押し倒された。鼻をつままれた。息ができないまま泥中に沈む。惜しげもなく突き上げられていく快感快感快感。体感永遠だが現実は五秒で浮上。咳き込んで灼熱の水風船を吐き出す。痙攣して飛び跳ねる女体の膣内から自然と第二の灼熱水風船がぷるんと抜ける摩擦の温度快感で最後に────

 

「イッ……?! ……た♥────ね? っ♥」

 

 息せき切って時計を見やる。始まってから三分。おかしい。三時間くらいやっていた気分なのに。

 

「はぁっ……はぁっ……はぁっイッ……ッッ!! ァァッ……イッ……!! はぁぁ……っ!! ぁ……っ♥」

 

 変な過呼吸が止まらない。断続的な過呼吸と喘ぎ声が同時に出ているのだろうか。もう突かれていないのに? 何もされていないのに。体に余韻が残り続けている。痙攣が止まらない。脱力が直らない。脳回路がショートしている。神経がスパークして殺られた。心だけが生きているけどそれも危うい。もう目の前の大男の姿もボヤけてきた。泣いている? うれしくてつらい。たのしくてくるしい。きもちよくてきもちよくてそれいがいどうでもいいもうどうでもいいほんともうまただいてほしい。

 

「も……もっ……と……♥♥」

「ダメ。また今度な」

 

 天国と地獄の反復横跳びだった。

 もうほかのことが考えられない。

 

 続きは? 切実にやめてほしい。

 精力絶倫にもほどがある。

 ならばなぜ今『もっと』と求めたのか。これがわからない。嫌だけど好きなのだ。好きだけど嫌なんだ。もうわけがわからない。あたまがおかしくなりそうだ。こころもおかしくなっちゃってる。からだはとっくにイッちゃってる。

 

「端っこで休んで震えとけ。風邪引かないようにシャワーの範囲内には入ってろよ」

 

 男勝りな口調で雑に扱う割には、最後に忠告を交えてくる。

 さながらドメスティックバイオレンス。それはおそらく女の性格に合わせた言葉選び。

 

「はい次。同時に相手してやる。今のは七割だと思え。十割を出したらコイツ死んでたからな」

 

 動けない。退かないと。でもなかなか後ろのみんなが前に行かない。振り返る力もない。

 荒れまくった呼吸の収まる気配が一向に存在しない。それが苦しいのに心地よくて、嬉しいくらい困っちゃった。

 

「オイ。さっさと来いって言ってんだ。ちゃんと相手に合わせた抱き方にしてるから……いやマジでネ!? 口調が荒いのはプレイの一環ですからねっ!?」

 

          §

 

 赤毛で筋肉質な少女は半身浴。巨根を前に目を丸くする。その後ろ首に青年のふくらはぎが掛けられた。足蹴にされて睨みつけの上目遣い。

 対する青年は片あぐらを掻いた足を引き寄せる。敗北を屈辱とする少女の口腔に挿入。

 

「んっ……ぷえ……」

 

 男臭い香りと喉奥まで射し込まれた。息苦しくて離れようとするたび、青年はほどけかけた片あぐらを直す。それの繰り返しで前後運動していく赤毛で筋肉質の少女は、そのうち鼻から脳にかけて感覚がマヒしていき、無意識に抵抗をやめて前後運動の流れに従っていた。理性的な思考は心の奥に沈んでいき、永遠に従ってもいい、という体感まで生じてくる。

 

 青年は両手を広げて浴槽に腰掛ける。肘をかけてリラックス。

 両側に赤毛で背の高い少女と雪の少女が近寄ってきた。おそるおそる様子を見るように、ちょこんと股を閉じてお邪魔する。腰を掴まれて抱き寄せられて「耳を舐めてくれ」と命令される。拒否権なんてあろうはずもない。するりと腰から落ちていく手つきはでんぷをさすり、股下に入って秘奥を衝く。

 

 青年の両耳から喘ぎ声。生温い息吹と嬌声が延々と続く。秘奥に挿入した指先の摩擦を強めると、ふたりは絶頂した。快感を味わうたび、それを求めているのか無意識に距離が縮まっていき密着を強めていく。多くの肌を重ねるようになっていく。

 青年の片腕に谷間を差し込み、青年の膝や片脚に柔らかい美脚を這わせ、耳を舐めては頬に口づけ。青年の上半身に両手を這わせて、何度も何度も抱き締める。時々赤毛で背の高い少女は独占欲が働くのか、青年の顔を強引に振り向かせて粘り強い接吻。すると雪の少女も対抗するように前のめり。接吻が終われば青年の顎に指を這わせ、クイッと強引に引き寄せて舌を出し、鼻息混じり合う接吻で水音を立たせる。

 

 やがて貧弱少女が横入り。膝立ちで青年の前身に抱きつく。口付けを交わす。その股下には筋肉質の少女が一物(イチモツ)を咥えており、まぶたがとろんと落ちていた。しかし横入りしてきた貧弱少女を見て、対抗するように前進する。青年の脚に美手を這わせたり、腰に手を回して抱きついたり、前に前に進もうとすると喉奥が圧迫。それでも肌を重ねたくて、カラダは前進をやめない。絶対にやめない。ふいに青年が胡座(あぐら)をかく脚力を強めた。

 

「お゛ぐ……ッ!!」

 

 見開いた瞳が潤む。

 青年と貧弱少女は絶え間ない接吻を終えて息継ぎ。青年は両手に花の少女から再び求められる前に、筋肉質の少女を見下ろして「舌で舐め回すとかしないの?」と命令する。少女は言われるままに舌を動かす。

 

「ん゛っ゛……!」

 

 すると青年は腰を振った。座ったまま一物を突き上げる。もう喉奥には届いているというのに、なおも口腔を責めて責めて蹂躙する。激しくされる少女は苦渋を舐め続ける。気づけば自ら苦渋を舐めに行っていた。屈辱。勝ちたい。そう思って攻撃に移行するたび、圧倒的な快感で一瞬のうちに叩き潰される。屈服。それを朝まで永遠に繰り返すことになるのか。

 

 三度目の正直はどこへやら。それは妹にしか通用しない勝ち方らしい。

 この色男の前では、何をしても負けてしまう。それを心は完全否定しているが、体は認めて完全受容を果たしていた。

 

「ンッ♥ ンプッ♥ ンァ♥ ンェ……♥ ──オッ゛~~~オンッ♥ ♥…♥…♥♥…ッッ…♪」

 

          §

 

 青年は、ふたりの赤毛の少女を同時に責める。

 左手でアホ毛を抑えながら深い舌使いの接吻で恍惚に導く。

 右手で引き締まった尻を叩き、筋肉質の脇腹を強く揉みながら引っ張って、ひたすら腰を振る。背中を見せる相手の秘奥に突っ込んで、快感スポットに的確な摩擦を引っ掻き起こす。

 

 波間に湛(しず)むアホ毛の少女。

 雷電に湛む筋肉質の少女。

 

 その後方では、それぞれ既に一発終えていた雪の少女と貧弱少女が半身浴。段差に寝そべって鼻息を荒くする。もう腰は限界だ。膣内も限界だ。それでも青年は、この工程を延々と繰り返すのだろう。

 

 やがて筋肉質の少女が倒れ込んだ。段差に寝そべって半身浴。

 アホ毛の少女は浴槽のへりに両手をついて、青年にお尻を向ける。青年は尻の穴に興味はなく、さりとてかつての淫夢(サキュバス)を見て関心はあるのか、指先で尻の穴をいじりながら秘奥にブチ込む。まさかの二つ攻め。少女は「やめ────っ!」と訴えつつも、恐るべき快感を体感して理性蒸発、思考放棄、ただされるがままに犯されていく。

 

 アホ毛の少女、早くもダウン。垂直に落ちる腰。少女は段差に頭をゴンと打つ。青年は心配。様子を見ると痙攣しながら眠っていた。もう未明近いため眠いのだろう。だが寝かさない。挿入。それだけでは起きない。なので絶頂スポットを摩擦。少女の全身に電流が迸って海老反り。反り返った腰は美しく艶やかで、青年はかぶりつくように抱き込む。そのまま腰を振りまくって、涙目となる少女を、喘ぐことしか知らない動物に変えていった。

 

          §

 

 アホ毛の少女は完全に倒れた。まだ満足していないが、そろそろ寝かせてやろう。

 青年の標的が変わる。視線を感じた少女達は、恐れの表情を際立たせて鳥肌が立つも、頬を染めて秘奥がうずく。キュッと引き締まる。二律背反の総毛立ち。

 

 選ばれたのは貧弱少女。その背中に覆いかぶさった青年は喰い散らかす。

 

 五分後。青年は射精。貧弱少女は絶頂を五百回ほど経験したか。体感的には五時間ほど抱かれていたような満足感と疲労感と多幸感と絶望感。時計を見て、たった五分しか経過していない事実に四苦八苦(ままならない)と悶絶。恍惚に耽りながら、再び段差を枕にして倒れた。

 

 しかして青年は三角食べのように、さも当然のように、ご飯の次は味噌汁、その次は肉か野菜だというように。雪の少女と見つめ合うように抱き締めてから、少し放して脇腹を指圧。マッサージ。下腹部に滑るゴツゴツの手。彼女の秘奥を濡らしてから挿入。もんどり打つような雷撃を浴びせて、自分が人であることを忘れさせるような電流を迸らせた。

 

 五分後。人でなくなった雪の人形が白目を剥いて風呂に沈む。青年は離れようとすると、首に巻きついた両手が離れない。少女は気を失いながらも独占欲を発揮していた。ならば片手に抱いたまま、今度は筋肉質の少女の背後に迫る。

 

 筋肉質の少女は「こ、こんどはまけないから……っ」と睨みを強める。

 

 五分後。そのセリフに反して睨みはとろけていた。弱体化した少女は一度も口を閉じることなく、断続的に嬌声を上げ続けるだけの機械となっている。

 

 直立する青年。ふたりの少女を抱き上げる怪力。前方に筋肉質の少女を置いて、利き手側に雪の少女を置く。

 筋肉質の少女は抱っこされた状態で突かれ続ける。重力に従って落ちる子宮手前の膣内と、隆起する巨根の矛盾の激突に激しく喘ぐ。自らも無意識に腰を揺らして快感を探し当てようとする。快感に溺れる小さな体は、快感を平然と受け流す大きな体の胸元から下腹部にすっぽりと収まっており、抱かれたまま接吻するには背丈が足りない。青年の後ろ首に回した両手を使って身を持ち上げようとするが、繰り返される快感と絶頂の連続で完全に脱力している。もはや青年の豪腕で腰を抱き上げられていないと、真後ろに落下して後頭部を地面に打ってしまう。それほど相手に生死と自由を任せるほどには、もはや何もかもが支離滅裂の心情に陥っていた。涎を垂らして舌を乾かして、されど濡れていく腰の下。

 一方、右手側の雪の少女は、ただ大きな腕の中に居るというだけで満足だった。それは激しい応酬(プレイ)よりも穏やかな応酬(イチャイチャ)を好むということか。それとも青年が激しすぎるあまり、お願いだからと後者を無性に求めているのか。いずれにせよ少女は、筋肉質の少女と自分の腕を組み合わせ、青年の首元に絡みつく。蛇のように、逃がさない。とろんと落ちたまぶたは柔和な気配を感じるのに、細く豊満な体は強欲にも強情さを売り出していく。求めるように舌を「べ~」と出すと、青年は必ず応えてくれる。口腔に満たされる電流的快感と灼熱的情熱。すぐに脳内が沸騰して体当たり。木登りをするように青年の体に抱きつく。足は床を付いておらず、逞しい膝に絡ませている。なおも青年の体幹は崩れない。雪の少女は住処を見つけたようで、発情した猿のように木登りを求めてやまず、太樹を決して手放さない。

 

          §

 

 アホ毛の少女と貧弱少女と雪の少女は、段差に肘をついて尻を向けており、同時にイカされていた。左手指と巨根と右手指で秘奥を同時に責められる。快感の急所(スポット)の摩擦が止まらない。

 

「あっ……!!」「うっ……!!」「だめ……!!」

 

 中指の捌き方が手馴れすぎている。いったいどれだけの女体を抱けば、これほどの技量が手に入るのか。仕返しに振り返りたくても、今の状態が気持ち良すぎる。抵抗する気になれない。腰が抜ける。抜本された背骨。三人の少女はまったく同時に風呂へ湛(しず)む。

 

「ほら、さっさと負けろ。不死鳥系魔王后(クイーン)」

「ま……まけないんだからっ♥ ──あっ♥」

 

 口では負けを認めない。

 心でも勝ちを諦めない。

 されど、どうしようもなく。

 体は屈辱を受け入れていた。

 

          §

 

 常夜灯の男湯は白み出す。円形浴槽に漂う白濁の名残。

 水平線の下から顔を出す前の太陽。浴槽の縁に顔を出す四人の乙女。

 そろそろ朝が来る。そろそろ男が来る。

 

「ラストスパートだ。全員あと百回はイカせてやるよ」

「いやですぅ……寝かせてくださぁ~い……気持ち良すぎて寝られません~……」

「ほ、ほんとに……あと五人くらい、ほかの女の子が、必要……がくっ────」

「で、でも……独り占め、したい、気持ちも、あって……あっ♥ だからだめですセンパっ♥」

「ふ、ふふ……わ、わたしは……ま、まま、まだ、やれる、わよ…………ただ、練成のし直しは、必要、そうね……あなたと、プロデューサーを、手に入れる、ためには……もっと、もっと────あんっ♥ ちょ、それされるとやだっ♥何も考えられなくなるぅ……!!」

「ふむ。残弾(ゴム)は四個か。もうひと箱買っとけば良かったな。──で? 誰が誰を手に入れるって? 手篭めにされてるのはどっちだよ」(雑魚が……は、咲季さんの心を折りすぎるからやめておくか。それに愛ある暴言は広さんの方が喜ぶし)

 

 乙女の心身を丁寧に支配する手だれの男は、かくて最後の精力を四人の女体にぶちかました。

 

『あぁ゛ぁぁぁぁ゛ぁぁぁぁぁぁっ~~~~~~~~♥♥♥♥────っっッッ……!!!!』

 

          §

 

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