※この作品はR-18です。

異世界転生した俺は、原作展開を壊して自由に生きる   作:龍いち

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Side 主人公 ベイルの町1

翌日。

2人の肉布団という素晴らしい状況で目が覚めた。

その状況に興奮したのか、それとも初めての3Pに興奮した余韻が残っていたのかは分からないけど、昨日あれだけ出したのに、俺の肉棒はガチガチに硬くなり雄々しくそそり立っていた。

 

そういえば昨日の晩からムラムラが治まらない。

これって色魔の影響か?

 

取り敢えず2人を起こして1回ずつ中出ししてスッキリし、キャラクター再設定で色魔を外をすとムラムラが治まった。

どうやら色魔はセックスするときに使えるジョブのようだ。

 

その後、2人と朝飯を食べていると、昨日の商人が尋ねてきた。

出発準備が出来たので、俺を迎えに来たとのこと。

 

どうやらこの商人は、俺が2人と楽しんでいる間に装備品や盗人を馬車に積み込んで、俺のために出発準備をしていたようだ。

まあ、俺は村長に頼まれて種付けしているのだから、ある意味仕事をしていたことになる。

だから引け目を感じることもない。

 

手早く食事を済ませ、馬車に向かおうとすると、村長が見送りにやってきた。

別に夕方帰ってくるんだから、いちいち見送りに来なくてもいいと思っていると、「少ないですが村を守って頂いたお礼です。改めまして、この度はありがとうございました」と言って、巾着袋を渡してきた。

俺は、「うむ。快く受け取っておく」と返事して袋を受け取り、「では、行ってくる」と言って踵を返した。

そして、馬車に向かいながらこっそり中身を確認すると、金貨2枚と銀貨が100枚も入っていた。

つまり30000ナールか。

命の対価としては安い気がするが、こんな田舎ではかなりの大金なんだろう。

後でこれはロクサーヌ購入の軍資金として、ありがたく活用させてもらう。

 

馬車の前に行くと、商人は馭者台に座って待っていた。

俺は商人に「ご苦労。早速出発してくれ」と少し偉そうに声をかけると、「荷台は満載ですので私の隣にお座りください」と言って自分の隣を指さした。

俺的に考えても狭い荷台で奴隷の男と横並びなんて息が詰まるので、喜んで馭者台に座った。

 

出発してしばらくは、商人の話に曖昧に返事をしながらこっそりと“この世界の常識”を学んでいたが、1時間ほど馬車に揺られて眠気を我慢していると、急に商人が馬車を止めた。

 

驚いて商人を見ると、彼は顔を青ざめさせて微かに震えながら、前方を凝視していた。

 

目を凝らして前を見ると、街道の先に水色のぶよぶよした何かがいた。

 

「なんだあれ?」

「ミツオ様。アレはグミスライムです。

残念ですが 今日は通れないので、村に引き返します」

「はあ?なに言ってんだ?魔物なんて倒せばいいだろう?」

「む、無理です!アレはスローラビットとは比べ物にならないくらい強いんですよ!」

 

アレがそんなに強いのか?

とてもそんなふうには見えないな。

そう思いながら鑑定してみると、グミ スライム Lv1と出た

 

こんなんデュランダルで斬れば一発だろ。

ククッ。この商人に、俺の強さを見せつけておくのも悪くねえな。

 

「そうなのか?なら、俺が倒したら引き返す必要はねえよな」

「そ、そうですが......」

「まあ、そこで見ててくれ」

 

俺は馬車を降り、商人に見えないように手元を隠しながらデュランダルを出した。

そして、無造作にグミスライムに近づき、飛びかかってきた魔物を右に躱しながら斬りつけた。

 

フフッ。俺は当然倒したものと思い込んで笑いながら振り向くと、魔物は変わらずそこにいた。

「なっ!」

慌てて剣を突き刺すと、魔物はあっさりと煙に変わった。

 

ヤバかった。

レベル1なのにデュランダルでも一発で殺せない魔物もいたのか......

迷宮の魔物はもっとレベルが高いから、次は気をつけよう。

 

グミスライムのドロップアイテムを拾って馬車に戻ると、商人が目を丸くして驚いていた。

そして、自分を守ってもらった礼を含め、ドロップアイテムを相場の10倍で買い取ると言い出した。

相場がいくらか分からなかったけど、俺が持ってても仕方がないので快く売ってやった。

 

それから更に1時間以上馬車に揺られて丘を越えると、目の前に外壁に囲まれた町が見えた。

 

「ミツオ様。あちらがベイルの町でございます」

「ほう......」

「どうです。大きな町でしょう」

 

町と聞いて期待していたが、思ったより小さいな。

まあ、川崎と比べるのは可哀想かも知れないが、日本なら地方の町だってもっと大きい気がする。

確かにソマーラの村と比べればかなりデカイが......

 

隣で誇らしそうにしている商人が残念な人に見えてしまい、思わず「ふむ。そうだな」と相づちをうってしまった。

 

それから5分後、門を通過してベイルの町に入った。

思ったよりも人が多くて馬車の動きが極端に遅くなった。

商人に、いつもこんなに混んでるのか聞いたところ、今日は5日に一度の市の日だから、普段の倍以上の人がいるとのこと。

 

美味そうな匂いを垂れ流している屋台も出てるし、後でちょっと寄ってみるか。

町中を見回していると、商人から「脇道はあまり覗かないようにして下さい」と注意された。

 

何でもスラムがあるらしく、だいぶ治安が悪いので覗くだけでも危険とのこと。

あと、娼館があるらしいが、病気の心配もあるのでお勧めはしないとのことだった。

 

娼館ならそれなりにイイ女は居そうだけど、病気は嫌だ。

そういえば僧侶の“手当て”は病気に効くのだろうか?

ダメだったら目も当てられないから娼館に行くのはしばらくお預けだな。

そんなことを考えていると、急に馬車が停まった。

 

「ミツオ様。到着しました。」

「おう、ここか」

 

何だ?このデカイ建物は... 5階建か?

いや、屋根の部分にも窓があるから6階建かも。

しかも、よく見ると、左右の建物も渡り廊下でつながってるじゃん。

これが奴隷商館か...

 

想像以上にデカかったので驚いていると、商人は馬車を商館の駐車場?のような場所に乗り入れ、馭者台を降りて商館の中に入っていった。

そして、すぐに店員?を3人連れて戻り、盗人を指差して何やら話しはじめた。

 

“くそっ!人間の言葉がわからないのはムカつく!”

商人はオレを指差して何やら話しているが、分からないのは不安だ。

ブラヒム語で話せって言ったらどうなるか...

いや、心証を悪くして性奴隷が手に入らなくなったら最悪だ。

ここはおとなしくしておいてやろう。

 

しかし、奴隷を売りに来たっていうだけなのに、何分かかってんだ。

イラつく気持ちをなんとか抑え3分ほど待つと、建物の中からもう一人店員が出てきた。

そいつも話に加わると、すぐに話が終わったようで、商人が店員を1人連れてこちらに戻ってきた。

 

「ミツオ様。この店員が案内するそうです。

こちらにお越しください」

「うむ」

 

店員に連れられて建物に入ろうとすると、他の店員に囲まれて馬車から盗人が降ろされていた。

どうやら俺たちとは別の部屋に連れて行かれるようだ。

チラッと商人に目を向けると、「あの男が奴隷として問題ないか、今から健康状態をチェックするのです」と説明された。

 

つまり、あいつが病気だったら買取価格を下げられるということか。

俺は自分の幸せのために、あの男の健康を願ってやった。

 

俺たちは応接室に案内され、ソファーに座って待っていると、50歳ぐらいの男がやってきた。

“ん?コイツが漫画に出てきた奴隷商か?”

顔は似ているがなんか雰囲気が違うな。

そう思いつつ 鑑定をかけると、[アラン 男 63歳 自由民 奴隷商人Lv44]と表示が出た。

 

うーん、間違いないか。

それにしても、なんか渋い顔をしてるな。

俺を歓迎していないのか?

そう思っていると、向こうから挨拶してきた。

 

「当家の主、アランでございます」

「ミツオだ」

「ソマーラの村のビッカーでございます」

「どうぞおかけください」

 

立ち上がって挨拶すると、すぐに座るよう促された。

まあ、立ったまま商談するわけないから当たり前のことなんだが、なんだか無駄な動きをしてしまった。

 

「本日は市もなかなか盛況のようにございます」

「おや、ご存じなかったのですか?

二日前に迷宮が見つかったので、いつもより人が多いのです」

「迷宮でございますか。それは大変なことになりましたな」

「ええ。ただでさえ盗賊対応で忙しかった騎士団が、迷宮対応にも追われてピリピリしてますよ」

「まあ、迷宮討伐は騎士団の仕事ですから、文句を言わずに励んでほしいものですな」

「そうですな」

 

ここまで話すと、俺たちが入ってきたところとは別の扉が開き若い男が入ってきた。

そして 小声で奴隷商に何かを告げると、踵を返して部屋を出て行った。

 

「ビッカー殿。ミツオ殿。そちらが持ち込んだ奴隷ですが、健康状態には問題ないようです。ですので、相場通り3万ナールで買い取りましょう。

如何ですか?」

 

しまった。急に金の話か。

買取価格30%上昇をつけ忘れちまったじゃねえか......

くっ、今更仕方がないか。

俺は諦めて商人の方を向くと、彼は黙ってコクリと頷いた。

 

「それでいい」

ぶっきらぼうに答えると、奴隷商はにやりと笑った。

 

チッ!まあいい。盗賊を一人多く狩ればいいことだ。

それか、騎士団に盗賊のインテリジェンスカードを渡す時に買取価格30%上昇をつければお釣りがくるはず......

 

フフッ。俺って天才じゃね?

俺はそう思いながら気持ちを宥めることにした。

 

そう思っていると、奴隷商はおもむろに呼び鈴を鳴らした 。

するとすぐに執事っぽい男が入ってきて、奴隷商に何やら指示されると、俺たちに向かって一礼して部屋を出て行った。

 

そしてそれと入れ替わるように、メイドの格好をした若い女が入ってきた。

俺は一瞬ロクサーヌが入ってきたのかと思い、メイドをガン見してしまったが、その女は普通の人間だった。

 

“くそっ!やきもきさせやがって”

そう思っていると、俺の様子を見ていた 奴隷商がニヤついた。

そして、俺たちの前にティーカップを置いたメイドが退室すると、声をかけてきた。

 

「ミツオ殿は奴隷に興味はおありかな?」

「い、いや。そういうわけでは無いが...」

「ほう。そうですか。それなら先ほどの娘の容姿に充てられましたかな」

「いや、そんなことは無い」

 

いや、そうじゃない。俺に勧めるならさっきの女じゃないだろう。

確かに可愛かったが、俺が欲しいのはロクサーヌだ!

俺は喉まで“ロクサーヌ”という名前が出かかったけど、お茶と一緒に飲み込んだ。

 

すると奴隷商は、「そうでしたか。ときにビッカー殿。近ごろベイル近郊で......」と、あっさり会話の矛先を商人に切り替えた。

 

しばらく話した後、奴隷商は商人から、ソマーラの村が盗賊に襲撃されたこと、その盗賊をほぼ一人で俺が倒したこと、ソマーラの村からの道中で俺がグミスライムを倒したことを説明されるとすごく驚いていた。

すると俺を見る目がスッと細くなった。

 

「ミツオ殿はかなりの腕前とお見受けした。もしやどちらかの騎士団にゆかりがあるのではありませんか?」

「いや。騎士団に縁は無い」

「そうですか。ですがそれほどの腕前なら、どこの騎士団でも仕官を受け付けてもらえますぞ」

 

「いや俺は士官するつもりはない。誰かから縛られる生き方はしたくないんでな」

「ふむ。そうでしたか」

奴隷商は俺の答えに頷くと、ティーカップを持って一口茶をすすった。

 

“フフッ。そろそろ迷宮探索についてや、探索者が奴隷を持つことについての話が出てきてもいい頃合いだな”

俺は奴隷商の様子を見ながら、心の中でほくそ笑んだ。

 

しかし、そんな俺の心情を嘲笑うかのように、奥の扉が開いた。

そして、先ほど退室した執事っぽい男が金貨と銀貨を乗せたトレーを持ってきた。

そして、執事がテーブルにトレーを置くと、奴隷商が金額を確認して俺たちに差し出した。

 

「お待たせいたしました。こちらが先ほどの男の代金となります。お確かめください」

「ふむ」

「確認させて頂きます」

 

俺たちがそれぞれ確認し、「間違いない」、「大丈夫でございます」と答えて金をしまうと、奴隷商は「良い取引でした。この度は誠にありがとうございました」と言って軽く頭を下げた。

 

そして、俺たちは奴隷商に見送られ、奴隷商館を後にした。

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