異世界転生した俺は、原作展開を壊して自由に生きる 作:龍いち
次の部屋に入ると、そこには7人の女性が並んでいた。
俺は先ほどの部屋と同じように、先ずは並んでいる全員を鑑定した。
・♀ 16歳 海女Lv5 猫人族
・♀ 15歳 獣戦士Lv2 狼人族
・♀ 16歳 探索者Lv11 ドワーフ
・♀ 15歳 僧侶Lv6 エルフ
・♀ 16歳 戦士Lv11 竜人族?
・♀ 15歳 探索者Lv7 狼人族?
・女 15歳 巫女Lv2 人間族
まいった。全員良いじゃん。
探索者Lv11のドワーフなんてすぐにでも鍛冶師になれるし、僧侶Lv6のエルフは背が低めで華奢だから、俺のストライクゾーンど真ん中だ。
巫女の女の子も受付の子と遜色無い可愛さだ。
この商館主。なかなかやりおる。
取り敢えずもう一度深呼吸して、先ほどと同じように一人ずつ自身の種族と年齢、そしてジョブと迷宮の何階層辺りで戦っていたかを確認した。
すごく良い。
ていうか、このレベルの高さは何なんだ?
ベイルの商館にもかなり可愛い娘はいたけど、今の7人は負けてない。
いや、ロクサーヌやセリーと並べても遜色ない可愛さだ。
更にこの上がいるのか......
もう選ぶのが難しい。
ていうか、金額次第なんだけど、何人か買っちゃうか。
いや、俺の資金で何人買えるんだ?
畜生。こんなことなら銀貨と銅貨の数もちゃんと数えとけばよかった......
今朝までは漫画に出てきたロクサーヌやセリーに拘っていたけど、金さえ出せば彼女たちに匹敵する女性が手に入ることがよくわかった。
この世界は、そういう世界だったんだ。
今朝までは、セリーを拉致して無理矢理主人になる方法なんて危ないことを考えていた。
この商館にこなかったら、危険を無視して実行し、下手したら犯罪者になっていたかも知れない。
あれこれ思案しながら部屋を出ると、商館主がニヤニヤしながら話しかけてきた。
「如何でしたか?こちらの7人はいずれはオークションに出そうと考えている者たちです。
勿論全員戦えますし、性奴隷となることにも了承しております」
「ははは。まいったな......」
途中から余計なことを考えていたので、商館主に話しかけられて一瞬焦ったけど、今の7人は全員悪くない。
でも、次の部屋が彼女たち以上というのなら、見ないという選択肢は無いな。
「お気に召しませんでしたか?」
「いや、逆だよ。
資金が足りるなら、全員欲しいくらいだ。
だけど、そういうわけにもいかないからな。
取り敢えず最後の部屋も頼む」
「はははは。そうですか、そうですか。
では最後はこちらの部屋です」
商館主に案内されて最後の部屋に入ると、その部屋は何と応接室のような豪華な部屋で、そこのソファーに1人の女性が座っていた。
「この部屋は一人だけか?」
「この部屋で紹介させていただく者は 3名です。
高級奴隷ですので、この部屋に一人ずつ呼んで、私から紹介させて頂きます。
質問がある場合は後で私が答えますので、この部屋で紹介する女性とは会話出来ないことを了承願います。
それと、この部屋で紹介する者は後で呼び出しての面談もお断りさせて頂きますので、そちらも了承して下さい」
「わかった」
流石は高級奴隷ということか。
確かに目の前にいる女性はすごく美しい。
ただ、先ほどの7人も負けてる気はしないので、少し 疑問に思っていると、商館主が紹介を始めた。
先ず一人目はエルフで17歳。名前はカミラ。ジョブは魔法使いだとのこと。
彼女はとある貴族が侍女に産ませた娘だった。
父親は彼女を認知しなかったが、資金援助して魔法使いにし、貴族としての教育も受けさせたらしい。
どうやら迷宮駆除や政略結婚のため手駒として、彼女を使い潰す気だったらしいけど、いざ領地内に発生した迷宮駆除に取り掛かると、彼女を加えたパーティーでも、すぐ攻略に行き詰まってしまった。
その際、彼女は勝手な行動をとって父親の怒りを買い、
奴隷にされてしまったとのこと。
彼女はいわゆるご落胤とはいえ、貴族としての教育を受けているので、社交の場での所作は身についている。
それに、領地経営についての知識もあるとのこと。
「エルフは一族としての結束が強いので、迷宮を討伐して貴族を目指すなら助力を得られることもあるでしょう」
「そうか......」
高級奴隷とは、ただ美しくて戦えるというだけではないんだな。
なるほど。先ほどの7人以上なのは確かだ。
そう考えているうちにエルフ女性は退室し、次の女性が部屋に入ってきた。
次の瞬間俺は一瞬固まり、そして感情が爆発した!
ケモミミ美少女キター!!!
すごい!めちゃくちゃ可愛い!
白毛のケモミミ美少女だ!
俺が内心テンションを爆上げしていると、逸る気持ちが溢れ出てしまったのか、彼女は俺を見て目を丸くして驚いた。
すぐに立ち直って微笑みを浮かべていたけど、驚いた瞬間の顔もすごく可愛かった。
あの耳は狐か?白毛の狐人族?
髪の毛は背中まで伸ばされていて、よく見ると内側には水色の差し色がある。
それに、耳先と尻尾の先が黒毛で、それがアクセントになっていて彼女の美しさを際立たせている。
フサフサの尻尾は触ったら気持ち良さそうだ。
それに素肌は色白で、海外のスーパーアイドルが逃げ出すくらい整った顔立ち。
エメラルドブルーの瞳は大きく、目を合わせただけで吸い込まれそうな気持ちになる。
まるでネットで見てたVTuberが、画面から飛び出してきたみたいだ。
身長は150cmくらいか。
耳が上に飛び出ているから、先まで入れると160cmぐらいだな。
身体つきはほっそりしているようだけど、その割に胸は大きい。
Cカップ?いや、Dカップはあるか。
日本人の俺からすると、一番好みのサイズだ。
あくまで俺基準だけど、ロクサーヌやセリーより完全に上だな。
俺の反応を気に入ったのか、その女性がソファーに座ると商館主はニヤニヤしながら彼女の紹介を始めた。
彼女の名はカエデ。
狐人族という獣人の希少種で、その中でも特に希少な白毛とのこと。
15歳になったばかりで、ジョブは妖狐という狐人族の固有ジョブとのこと。
妖狐というジョブは剣と魔法の両方が扱えるらしく、影爪という片手剣で素早く斬撃を加える攻撃スキルに加えて初級火魔法と初級雷魔法が使える。
かなり俊敏に動けるらしく、迷宮探索させるなら前衛でも中衛でも活躍できるとのこと。
更にアイテムボックス操作(10列×10個)のスキルも使える強力なジョブだ。
彼女は幼い頃から探索者だった両親に連れられて各地を転々としていたけど、今から3年ほど前、馬車で次の町に移動中に街道で盗賊に襲われた。
その際、馬車を護衛していた冒険者たちと協力して盗賊自体は退治したのだけど、彼女の両親は殺されてしまい、彼女自身は孤児となってしまったとのこと。
その後、身元引受人となった者に騙されて身ぐるみ剥がれた上に襲われそうになった為、無一文で逃げ出したらしい。
その後、紆余曲折あった末にこの商館に流れ着いたとのことだ。
さっきの部屋で見た僧侶のエルフがストライクゾーンど真ん中なら、この娘は真ん中高目のホームランボールだ。
って、なに言ってんだかよくわかんないけど、とにかく全額はたいてでもこの娘は欲しい!
彼女の方も俺に気があるのか、潤んだ瞳で俺を見つめているし、何か話したそうにしている気がする。
今日ここでカエデと出会うことは運命だったのかも知れない。
そんなことを考えているうちに、狐人族の女性が退室した。
そこで、俺はテンパり過ぎて、彼女の鑑定を忘れていたことに気がついた。
深呼吸して気持ちを落ち着けていると、3人目の女性が部屋に入ってきた。
俺はその女性を見て一瞬呼吸を忘れた。
ロクサーヌ?セリー?なにそれ美味しいの?
何て軽口が言えるくらい、女神のごとき美しさ。
瞳の色はアメジスト色で、CGじゃないかと疑うくらい整った顔立ちだ。
淡いエメラルド色の髪を三つ編みにして肩から前に垂らしている。
見目麗しいとは彼女のためにある言葉なんだろう。
身長は160cmくらいか。
狐人族のカエデよりは肉付きは良く、胸も大きい。
といっても太っているわけではなく、いわゆるボン、キュッ、ボンというヤツ。
海外のスーパーモデルみたいなスタイルだ。
この身体つきなら10人中9人は飛び付くだろう。
俺は飛び付かないけれど、一度ぐらいならお願いしたい。
いや、一度と言わず何度か......
そんなことを考えていると、彼女が目の前に座った。
ゴクリと喉を鳴らしながら生唾を飲み込み、俺はその女性を鑑定した。
すると、3人目の女性は人間族で17歳。ジョブは巫女だった。
くっ!この容姿で巫女なんて反則だ!
今さっきまで狐人族の娘にしようと思ってたのに、気持ちが揺らいでしまう。
値段次第ではあるけれど、2人買うってのもありかも。
彼女を見ながら考えていると俺の反応に手応えを感じたのか、商館主はニヤニヤしながら説明をはじめた。
彼女の名はエリザベート。種族は人間で17歳。
ジョブは巫女で、迷宮探索する際は後衛でパーティーメンバーの回復役を務めることになる。
彼女は亡国のとある子爵家の令嬢だったらしく、貴族としての所作は完璧。
聡明で領地経営だけでなく政治についての知識にも明るいので、迷宮を討伐して貴族を目指すなら是非ともお勧めしたいとのこと。
それと、彼女は人間族のため俺との間に子を成すことも出来るので、将来的には奴隷の身分から解放し、妾として受け入れてあげてほしいとのことだった。
見た目だけなら文句はないんだけど、貴族を目指すなら......か。
こんな娘を身請けして、はたして上手くやっていけるだろうか......
何だかプレッシャーがかかるな。
俺は少し考えさせてほしいと言って、話を終わらせた。
その後、3人目の女性が退室したので、俺も商館主に連れられて商談室に戻った。