※この作品はR-18です。

異世界転生した俺は、原作展開を壊して自由に生きる   作:龍いち

69 / 130
新生活1【Side カエデ】

私はカエデ。狐人族の女で15歳。

容姿端麗で性格も良く、ハッキリ言ってかなりモテる。

だけど訳あって奴隷となり、ターヘラの商館で3日前に加藤満男という男性に購入され、昨日身請けされて新居に連れてこられた。

 

なんて他人のような言い方をしたけど、実は私には前世の記憶があり、なんとその世界での満男君は、私の幼馴染で恋人だった。

 

私は前世の世界では人間族で満男君と同い年だったけど、死んでこの世界に転生してきたみたいで、今は狐人族で15歳だ。

対する満男君はインターネットの怪しいサイトからこの世界に転移してきたらしく、人間族のままで歳も21歳になっている。

 

なので種族も年齢も変わってしまったけど、私たちは再会し、恋人同士に戻ることができた。

そして、昨日は彼と一緒のベッドで眠り、たったいま目覚めたところだ。

 

私は隣で眠る彼に軽くキスすると、ベッドから抜け出して昨晩脱ぎ捨てた服を拾い集めた。

そして、その服をサッと着て、台所に向かおうとしたとき、股間に違和感を覚えた。

 

まるで穴でも掘られてしまったかのような、私の中に彼のアソコが入ったままのような、そんな感覚だ。

 

 

昨日の夜。

満男君はすごかった。

この身体では初めてのセックスなのに、3回も中に出されてしまった。

 

「初めてだから優しくしてね」と伝えると、彼は私の身体を気遣って、いっぱい秘部を舐めて準備してくれた。

だからすごく気持ち良かったし、たくさん愛液が出たため、満男君のアソコは膣口から膣中へスムーズに入ってきた。

だけど、そのあと処女膜が破れた時は本当に痛かった。

相手が満男君だから怖くはなかったけど、あまりにも痛くて思わずしがみつき、彼の背中に爪を突き立てちゃったくらいだ。

 

でも、最初は股を裂かれるんじゃないかってくらい痛かったけど、我慢して受け入れていると、彼が私の中で果てる度に痛みがむず痒さに変わり、そして少しずつ快感に変わりだした。

結局最後までイクことは無かったけど、満男君があんな必死に私のことを求めてくれて、ちょっと嬉しかった。

 

それに行為が終わったあと、彼は私を抱き寄せて「今度こそ一生離さない。何があっても必ず俺が守るからな」と言って眠りについた。

前世の記憶の通り、彼は私にベタ惚れみたいだ。

 

それと、ひとつわかったことがある。

なんとなく気づいてたから最初からそうしてたんだけど、いい意味で満男君はこの世界に慣れてない。

特に、奴隷の扱い方については、この世界の常識を全く知らないみたいだ。

 

本来主人は最低限の衣食住を保証する義務しかなく、奴隷は自分の欲望の捌け口や金稼ぎの為の労働力、迷宮では魔物への盾役として扱うのが一般的だ。

女性奴隷の場合は、複数の男たちの相手をさせられることも珍しいことではないし、戦えない女性奴隷は娼婦にされることもよくあることだ。

 

だけど、彼は私を一人の女性として扱っているし、私の意見をちゃんと聞いてくれる。

私がタメ口なのに、それを咎めもしない。

セックスだって私が本気で拒んだら、きっと彼は手を出さなかっただろう。

 

でも、セックスに関しては前世では飽きるくらいしていたみたいだし、すごく気持ち良かったって記憶がある。

それに彼を虜にしておきたいという打算的な考えもあったので、昨日は積極的に彼を受け容れた。

 

というか、満男君って意外と精悍な顔立ちしてるし身体も引き締まっている。

身長も私より20cmくらい高いし、何気にカエデとしての理想のタイプでもあったりする。

身体は昨日処女を捧げたばかりだけど、記憶の中では何度も彼に抱かれているし、すごい経験もしている。

だから性的なことに関しては、彼から求められたらどんなことでも拒めないような気がしているのだ。

 

満男君は奴隷のいない世界で育った為か、読んでいた漫画の影響なのかはわからないけど、“奴隷は金で買った道具”という感覚は持ち合わせてはいないみたい。

だからなのか、私を雑に扱う素振りもないので、彼とならきっと幸せになれるだろう。

 

そんな予感を覚えつつ、昨日は私も彼の隣で眠りについたのだった。

 

◆ ◆ ◆

 

私の両親は探索者で、日中は私を家に残して迷宮に挑んでお金を稼いでいた。

そして、数年毎に拠点変更と言って、引っ越しをしていた。

 

私が12歳になる数日前、馬車で移動中に盗賊に襲われてしまい、両親を殺された。

両親はとても強かったけど、馬車の乗客に紛れていた盗賊の手下の少年に、不意打ちで首を切られてしまったのだ。

 

私は咄嗟にお父さんの剣を抜き、夢中で両親を殺した少年をはじめ何人か盗賊を斬ったけど、そのあと強そうなヤツと相対してしまい、剣を叩き落とされてしまった。

そして、その盗賊に捕まえられそうになったけど、すんでのところで他の盗賊に対峙していた馬車の護衛たちが駆けつけてくれ、助けてくれた。

 

私は天涯孤独になってしまったけど、そのときに助けてくれた護衛の一人にランデルという30歳くらいの人間族の男がいて、その男が私の身元を引き受けると言い出した。

すると、他の男たちも次々と私を引き受けると言い出して、私のことをそっちのけで誰が引き受けるかで揉めだした。

 

出会ったばかりでよく知らない人と暮らすことには不安があったし、幸い両親の遺してくれたお金があったので私は1人で生きると主張したけど、「幼い君では自分の身を守れないだろう」と言われて諭されてしまった。

 

そして、男たちの話し合いの結果、結局私はランデルと暮らすことになってしまい、それからは探索者となって迷宮探索を行うようになった。

 

私は身元を引き受けられた直後に、前世の記憶とボーナスポイントを振り分けて自身を強化するスキルに目覚めていたけれど、ランデルには打ち明けなかった。

 

なぜなら家には住まわせてもらっていたけど、彼を信用出来なかったからだ。

信用出来なかった理由は、彼が金銭に意地汚かったことと、私に嫌らしい目を向けていたからだ。

 

まず金銭の面だけど......

彼は私の両親が残してくれたお金を、「お前が成人するまではしっかりと預かってやる」と言って取り上げたくせに、半年ほどして気づいた時にはかなりの金額を遣い込んでいた。

 

それについて彼を問い詰めると、迷宮探索で稼いだ私の取り分から、生活費と言って毎回半額近く天引きしていたにもかかわらず、「お前の生活費で足りなかった分を補填した」などと言って誤魔化そうとした。

 

それ以降は彼を信用せず、両親の遺してくれたお金は自分の部屋に隠したので遣い込まれることは無かったけど、それまでに遣い込んだ分を返すように頼んでも、応じてはくれなかったのだ。

 

次に嫌らしい態度のことだけど......

彼は最初は紳士的な態度で私を家に迎え入れてくれたけど、いざ一緒に住み始めると、偶然を装って着替えや湯浴みを覗こうとしたり、身体に触れようとしだした。

 

更に私が成長していくにつれ、だんだん行動や言動の嫌らしさが酷くなり、半年くらい前からは肉体関係を迫るような発言もするようになった。

 

容姿的に好みのタイプではなかったし、普段の行動や言動からも生理的に受け付けなかったので、身体に触れられることすら拒み続けていたけれど、今から40日ほど前に彼は私を部屋に閉じ込めて犯そうとしたのだ。

 

 

その日、私は15歳になった。

成人となったことだし、たまたま2日前に探索者のレベルも10となって種族固有ジョブも獲得していたので、男の家を出て一人で生活しようと思った。

 

それを彼に告げると、「お前は女なんだから1人で生きていくのは無理だ」とか、「急にそんなことを言い出しても、実際に住むところが無いと困るだろう」などと言って引き止めようとしたけど、私の意思が堅いことを悟ると、「分かった」と言って項垂れた。

 

しかし、私が家を出る準備を始めると、「餞別というわけじゃないが渡したいものがある。俺の部屋まで一緒に来てくれ」と彼が声をかけてきた。

 

怪しいとは思ったけど、これで最後だとも思って男の部屋に行くと、彼は「そこの棚の一番下にある箱を開けてみろ」と言って自分は一歩 引き下がった。

 

私は男に警戒しながらも棚の前で屈んで箱を開けようとすると、背後でカチャリという音がした。

振り返ると男は扉に鍵をかけたようで、下卑た笑いを浮かべていた。

 

「フヒヒヒ。今からたっぷり可愛がって、俺のことを忘れられなくしてやる!」

彼はそう言い放つと、扉の前で服を脱ぎ始めた。

そして全裸になると、私に飛びかかってきた。

 

私は身がすくむ思いだったけど、勇気を振り絞って心の中でサンダーボールと唱えた。

そして、彼に魔法を叩きつけて感電させると、痺れと驚きで動けなくなった彼の横を通り抜け、扉の鍵を壊して家から逃げ出した。

しかし、慌てていたため着の身着のままで飛び出してきてしまい、ほぼ無一文になってしまった。

 

お金を取りに男の家に戻ろうかとも思ったけど、妖狐のジョブを獲得したばかりの私では、不意打ちでもしない限り到底彼にはかなわない。

魔法が使えることを知られてしまったし、戻れば捕まり悲惨な目に合う未来しか見えない。

 

仕方がないのでソロで迷宮探索を行って、そこでお金を稼いで生活しようと思い、なけなしのお金でダガーを1本購入した。

 

それから数日間はソロで迷宮探索し、何とか生活することは出来たけど、運悪くすぐに税金を納める時期となってしまった。

 

私は15歳となったので、今年からは税金の支払い義務が発生している。

しかも、両親が死んだ時点で自由民となっているので、その金額は10万ナールだ。

そんなことはわかっていたことなので蓄えはあったけど、男の家から逃げる時に荷物と一緒に置いてきてしまった。

 

男の家に戻ることも出来ないので、騎士団詰所に行って事情を話したけれど、まともに取り合ってはもらえなかった。

それどころか、私自身が債務者として騎士団に捕まってしまった。

 

私の代わりに一人の騎士がお金を回収しに男の下に赴いたけど、「言われた場所を確認したけど、お金は見つからなかった。

一応家主に話を聞いたけど、「そんな金は知らない。たぶん彼女の妄想だろう」と一蹴されてしまったよ」と言って手ぶらで戻ってきた。

 

当然 私は抗議したけど聞き入れてはもらえず、支払い能力無しと判定されて、奴隷身分に落とされた後に商館に引き取られることになってしまった。

そして3日後、私は身分を奴隷に落とされて、ターヘラという町の商館に引き渡されたのだ。

 

商館に連れて行かれて奴隷の首輪を着けられたときは絶望感しか無かったけど、幸い私を引き取った商館主は私のことを高く評価したらしく、高級奴隷という枠でものすごく丁寧に扱ってくれた。

 

そのため変な客に引き渡されることもなく、噂では私を名指しして買い求めに来た男がいたらしいけど、金が払えず門前払いにされたことがあったらしい。

 

その後、幸運にも前世の記憶にある満男君に出会え、しかも彼が身請けしてくれた。

更に昨日1日で、彼がこの世界の常識に疎いことも分かったし、前世の記憶と身請けされてからの言動で、彼が前世の私にかなり依存していたことも分かった。

 

私は奴隷になってしまってるけど、満男君を上手く誘導すればきっと幸せになれるはず。

その為には次は何をすれば......

 

◆ ◆ ◆

 

昨日のことを思い出しながらあれこれ考えていると、私の中から彼の精液が垂れてくる感覚がした。

 

あっ!マズイ。

肌着が汚れちゃう!

 

私は肌着を汚さないようにサッと脱ぎ、股間を洗うために素早く風呂場に移動した。

 

 

ところで、この北区の住宅街には水が湧き出す池があり、そこから川が流れ出している。

この水は直接飲めるほど綺麗な水なので、多くの建物や家はその池や川から直接水を引いている。

 

因みに排水はドブ川に流れるようになっており、臭いが漏れないように町の中は蓋されている。

それと木炭を使った浄化装置がいくつも設置されているので、町中に悪臭が漂うことは殆ど無い。

なので、ターヘラの町は帝都に並ぶくらい環境が良い。と、以前商館で聞いたことがある。

 

この家にも水は引かれていて、台所と風呂場。それからトイレには常に水が流れている。

だから、この家は井戸から水汲みするような手間が無く、ふんだんに水が使えるのでとても住みやすい。

 

だけど、一つだけ問題がある。

湧き水なのでとにかく水が冷たいのだ。

だから、身体を洗う為の水は、昨日の夜に桶に汲み置きし、常温に慣らしておいた。

 

満男君の話だと4日後には風呂桶が届くので、そうしたら貯めた水を火魔法で温めて、お湯を作ることも出来るけど、今はこの水で体を洗うしかないのだ。

 

 

私は汲み置きした水を使って秘部を洗い流し、少し開いたままとなっている膣口に指を差し込んで、中から垂れてきていた彼の精液を掻き出した。

ちょっとヒリヒリしたけれど、彼との絆が結ばれた証だなんて思うと、ちょっと嬉しくなった。

 

もう一度秘部と膣口を洗い、それから手ぬぐいで股間を拭いて肌着を履き直した。

そして、朝食を作る為に台所に向かい、30分ほどで手早く朝食を作った。

 

今朝の献立は葉野菜のスープと根野菜と細かくほぐした干し肉の炒め物。

後はパンとハーブティーだ。

それらをダイニングテーブルに運び、2人が横並びに座るように並べた。

 

「ふふっ♥ そろそろお寝坊さんを起こしに行かないとね♪」

私はそう独り言ちて、彼が眠る寝室に向かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。