異世界転生した俺は、原作展開を壊して自由に生きる 作:龍いち
その後、夕方まで探索を続け、この階層の魔物に対する恐怖心はだいぶ薄れたし、ロクサーヌさんから迷宮探索の心得を色々と教えていただき、探索者としての意識も向上出来たと思っている。
だけど、それと共に一つ問題が浮かび上がった。
それは、私が加わっても後衛の魔物には手が届かないため、何度か全体攻撃魔法を受けてしまったことだ。
家に帰って夕食のあと探索時の話をしたのだけど、その時に 全体攻撃魔法を防ぐには“前衛を増やすしかないだろう”という話になった。
すると、レオン様は少しの間考えて、猫人族の女性をパーティーに加えることを検討すると言い出した。
ロクサーヌさんは何かに気づいたようで、レオン様に「例の物語に出てくる娘ですか?」と聞くと、彼は「ああ。ミリアという名で魚好きの娘なんだが、彼女は帝都の商館にいるはずなので、仲間にするのが難しい」と答えた。
例の物語って何だろう?
そう疑問に思ったけど、それを聞く前にロクサーヌさんが「商館同士で奴隷の取引は出来ないのですか?」と発言したので、先にその話をしないといけないと思い、物語についてはひとまず後回しにすることにした。
「ロクサーヌさん。
“うち”と帝都の商館とは商圏が重ならないので友好関係を築けていますが、基本的にはライバル業者です。
あちらが持て余しているなどのサインを出してくれたなら対象の奴隷を引き取ることも出来るでしょうけど、こちらから特定の奴隷を仕入れに行くのは厳しいと思います」
「セリーの言う通りだな。
普通に交渉したらどこまででも値を釣り上げられてしまうし、下手をしたらこちらの所有奴隷と交換なんてことを言われる可能性もある。
例えばロクサーヌと交換とかな」
「そんなの絶対嫌です!」
「わ、分かってるから落ち着け。
そんなことになったら絶対断るから」
「す、すみませんでした......」
レオン様が“例えば”と言っているにもかかわらず、ロクサーヌさんが激烈な反応を示したので驚いたけど、すぐに収まったのでほっとした。
しかし、この人は普段はおっとりしてるのに、瞬間的に爆発する。
原因が分かっているので気を付けていれば良いだけなんだけど、新しくメンバーになる子には、こっそりその辺りを教えておかないと危ないわね。
「あ、いや。こちらこそすまない。例えが悪かったな。
で、話を戻すけど、普通に交渉するのは厳しいけど、向こうが手放しやすいよう誘導することは出来ると思う」
「そんなことが出来るのですか?」
「例えば......
訳ありでも良いから猫人族の若い女性を安く仕入れたいという客がいるのだが、諸事情あって断れない客なので困ってる。
そう言えば、間違いなく食いついてくると思う」
「その女性は訳ありなのですか?」
「ああ。確か神域を侵して神殿に捕まり、そのせいで奴隷になっているはずだ」
「神域を侵した...... つまり神罰を受けるかもしれないということですか。
非現実的ですけど、確かに気にする人はいそうですね」
「そうだな。だからオークションに出すのは厳しいので、買い手がつくまでは向こうの商館にいると思う。
ちょうど明日、情報交換で親父の代わりに向こうに出向く予定になってるから、その時に彼女がいるのか確認して、いるならうまく交渉して連れて帰ってくる」
「かしこまりました」
「わかりました」
「では、明日は同行させて頂きますね」
「えっと... 私も同行した方がよろしいですか?」
ロクサーヌさんは了承すると、レオン様が何か言う前に彼女は言葉を重ねてニッコリと微笑んだ。
自分も同行した方がいいのかわからず確認すると、レオン様は苦笑いした。
「打ち合わせで出向くだけなので、2人とも連れていくことは出来ない。
悪いがセリーは商館で留守番していてくれ。
それからロクサーヌも護衛としての同行だ。
向こうに着いたら控え室で待つこと」
「......かしこまりました」
「わかりました」
ロクサーヌさんは少し不満そうだけど、これ以上のわがままは通用しないと察したようで、護衛としての同行を了承した。
私は特に思うことがないので、商館で待つことを了承すると、レオン様は「じゃ、そういうことで明日はよろしく」と言って話を終わらせた。
その後、3人でお風呂に入り、身体を石鹸で念入りに磨かれた後に湯船でたっぷりとほぐされた。
そして、私の準備が出来上がると、ご主人様に身体を拭かれてベッドに連れていかれ、初めて男性のアレを私の中に受け容れた。
初めはすごく痛かったけど、恥ずかしいけどすぐに凄く気持ちよくなった。
自分の指では決して得られない身体の最奥を突かれる快感が破瓜の痛みを上回り、彼の精液を注ぎ込まれた瞬間に、私も絶頂をむかえた。
その夜。私はレオン様に女にして頂いた悦びのまま彼の左腕にしがみつき、そのまま眠りについた。
翌朝。
ベッドの振動で目が覚めると、隣に寝ていたレオン様の上からロクサーヌさんが覆い被さり、激しくキスをしていた。
そして、視線を下にずらしていくと、なんと彼女の下半身がまるで別の生き物のように上下に動いてレオン様の腰にパンパンと打ち付けられており、よく見ると彼女の秘部はレオン様のアレを咥え込んでいた。
彼女はキスをしながらくぐもった喘ぎ声をあげ、肌を上気させながら何度も腰を打ち付け、レオン様が「クハッ!」と息を吐き出して身体をビクビクと痙攣させると、彼女もビクビクと痙攣して絶頂をむかえた。
朝から凄いものを見てしまった。
そう思っていると、不意にロクサーヌさんと目が合った。
すると彼女はニコッと微笑み、レオン様の上から降りて、今度は彼のアレを咥えて精液を吸い出した。
そして、そのまま舌先でチロチロと彼の男根を舐め回し、丁寧にお掃除しはじめた。
私はどうしていいのかわからずに、横向きになったまま固まっていると、今度はレオン様と目が合った。
すると彼は私の上にガバッと覆い被さり、舌を絡めて濃厚にキスしてきた。
このまま私も可愛がられるのかと一瞬思ったけど、すぐに彼は身体を離して挨拶した。
「セリー。おはよう」
「お、おはようございます......」
私はしてもらえないのね......
ちょっと残念......
「毎朝こんな感じだから、慣れてね」
「は、はい......」
レオン様の言い方だと、ロクサーヌさんは毎朝してるんだ......
もしかして、私もしてもらえるようになるのかな?
それとも......
自分から積極的に行かなきゃいけないの?
それにしても......
朝からあんなに激しくて、仕事に差し支えないのでしょうか......
そんなことを考えていたけど、当のロクサーヌさんは何事もなかったかのようにベッドから起き上がり、着替えて キッチンの方に行ってしまった。
なんだか全然平気そう......
いや、そんなこと考えている場合じゃないわね。
私は慌てて起き上がり、着替えてロクサーヌさんを追いかけると、彼女はキッチン手前のダイニングで柔軟運動をしていた。
「あ、セリー。おはようございます」
「ロクサーヌさん。おはようございます。
あの、私も朝からご奉仕した方がよろしいのでしょうか......」
「義務感でそう思うのならしなくていいわ。
私はあくまで自分の意思でしてるの」
「す、すみません!その... 義務感ってわけじゃなくて... 私もご奉仕したいといいますか......」
「ふふっ♥そうなんだ......
セリーがしたいときは一緒にしましょ♥」
「よ、よろしくお願いします」
恥ずかしくて小声になってしまったけど、一瞬で機嫌が直ったので、彼女にはちゃんと聞こえていたようだ。
その後2人で朝食を作り、それからレオン様を呼んで予定を確認しながら朝食をとった。
今日の予定は午前中は商館で執務。
午後は私は家に戻って家事と鍛冶を、レオン様は一度家に戻った後、ロクサーヌさんと帝都の奴隷商館に行き、ミリアという猫人族の娘を連れて帰ってくる予定だ。
因みに昨日までは私は商館で執務の続きをする予定だったけど、まだ事務仕事は不慣れだろうとの配慮?から、家で出来ることをして3人を待つことになっている。
レオン様の話では、彼女が加入すれば魔物の後衛からの全体攻撃魔法を防げるようになるとのことなので、そこには期待しているけど......
私よりも活躍して、私よりもレオン様から可愛がわれるようになったらどうしよう......
そこはかとなく不安が拭いきれないけど、それでも人数を増やしていかないとパーティーの成長はありえない。そして、いま増員するなら前衛で遊撃もこなせるタイプの探索者だ。
実際に会ってみないと何とも言えないけど、次のメンバーとも協力して、今後も精一杯レオン様に仕えよう。