バイオロイドという機械がある。
この機械は基本的には人間の女性を模した形をしている。
彼女たちは人間の女性と同じような個人の意思を持つ多種多様な美少女、又は美女として製造される。
使用者の男性の好みに合わせるためだろう。胸はまるで大玉のスイカの様なサイズから始まり両手に余る一般的な巨乳、薄い少女の様な胸まで多種多様取り揃えているし、その背丈も巨女と後ろ指刺される2m前後の個体もいればリトルスクールに通う幼児のような120cmもない背丈の個体もいる。
さらにバイオロイドたちの纒う衣服。これもまたさまざまな衣装があり、紐と見間違う様な水着を柔らかな肉に食い込ませていることもあればしっかりとした軍服にはち切れんばかりの胸肉と尻肉を詰め込んでいる時もある。
それらの衣服に共通する理念はただ一つ『使い心地』だ。
紐のような水着は腰を振る時に持ち手として掴まれても簡単に千切れないよう最新の技術で作られているし、逆に軍服の方は幼い少年でも簡単に破けるよう脆く作られている。
どちらの衣服も使用者が使いやすいよう繊細な、時に大胆な作り込みがなされているのだ。
勿論幼い見た目の個体にもその理念は適応されている。
その背丈に見合う通学服のような可愛らしい衣服も、まるで幼いサキュバスの様な衣服も、局部すら隠していないような紐水着も、全てが使用者の使いやすいように作られている。
そんな多様性の中に製作者の信念が滲むバイオロイド達。
彼女達が何のために生み出されたのか?
それは実に単純明快で、わかりやすい理由。
彼女達は、バイオロイドは、人類に……人類の男性に奉仕するために生み出されたのだ。
娯楽映画の登場人物、要人の護衛、自然の保護、農作業、治安維持、そして兵隊。バイオロイド達はありとあらゆる人間の仕事を代替えする道具として使われている。
しかし、バイオロイドに与えられた最も大事な仕事はそれらではない。様々なタイプのバイオロイド達、その全てに共通する、最も偉大で重要な仕事。
バイオロイドという人間を模倣した、しかし人間と同じ権利を持たない存在。
人間の、男の命令に決して逆らえない女。
バイオロイド。
その存在は人間の苦労を代替えし、共に歩んで行く素晴らしい隣人……などと言う口にするのも恥ずかしいお題目で製造された。
しかし、当然のように本来の使い道、男の征服欲を満たす
『総員傾聴! 20秒後、運動室ディスプレイより艦隊司令官の人間様のお言葉が流れます!』
男に都合の良い身体で、男に都合の良い思考回路で、与えられた高い立場も男に踏み躙られる為の名前だけの立場で。
『総員傾聴! 10秒後、運動室ディスプレイより艦隊司令官の人間様のお言葉が流れます!』
慰み者になる為に生まれた、搾取される為に作られた、歪んだ
『総員傾聴! 5秒後、運動室ディスプレイより艦隊司令官の人間様のお言葉が流れます!』
それがバイオロイドだ。
そしてそれは、人類が滅亡した後も変わらない。
運動室。
『総員気をつけ! 司令官の人間様のお言葉です!』
さまざまな運動器具が転がるそこには巨大潜水艦オルカ内の全バイオロイド……運行上の理由のある一部を除いたバイオロイド達が一定の距離をおき、綺麗に整列していた。
「…………」
バイオロイドという機械の多様性を表すように、立ち並ぶ多種多様な姿の美女達。
「……ぅぅ❤️途中だったのにぃ❤️」
「これ、喋ってはいかんぞ」
「ふふ……」
もじもじと股を擦り合わせる幼女型のバイオロイド、LRLを少女型のバイオロイド、サイクロプスプリンセスが嗜める。揃いの眼帯をつけ、同じ髪色、同じ髪型のまるで姉妹のような二機。その様子を温かく見守るのはその名にふさわしい爆乳を持つバイオロイド、天乳のハトホルだ。
「可愛らしいですね」
「もう……私語は厳禁なのに……」
ボソリと彼女に負けず劣らずの爆乳の持ち主、ダークエルヴンフォレストレンジャーが呟く。
「しっ……始まりますよ」
「わ、わかってるわよ」
生命のセレスティアがまるで赤子にする様に指を一本立て言う。
「…………」
そうして完成するのはさまざまな美女達が身じろぎひとつせず中空に浮かぶディスプレイをじっと見つめる光景。
どこからどう見ても異常な光景で、しかしこの艦、オルカにとっては週に一度行われる日常の光景だった。
「集まった様ですね」
そこにディスプレイの下、部隊袖から一体のバイオロイドが進み出る。
伝説エンターテイメントにより作られた予知にも近い演算能力を持つ高知能バイオロイド、アルマン枢機卿だ。
「…………皆さん、準備は良い様ですね」
陶器のように白い頬を僅かに赤く染め、アルマンが言う。
一体何に羞恥を覚えているのかといえば、それは明らかだろう。
アルマンは普段かっちりとした赤い衣服を身に纏っている。他のバイオロイドとは違い、露出しているところと言えば肩くらいのものなのだ。
だからだろう、もはや周知されていない場所はないとは言え、製造されたままの姿、全裸は恥ずかしいのだ。
「では、陛下のお言葉です。心して聴くように」
そう言ってアルマン枢機卿が舞台からおり、列に並ぶ。
改めて見てみれば整列したバイオロイド達は裸になっているものが多い。
裸になっていない物はむしろ裸の方がマシと言えるような有様の衣服を見に纏っている物だけだ。
例えば生命のセレスティア達がその『裸の方がマシ』というグループのひとつだろう。
セレスティア、エルヴン、ダークエルヴン、ハトホル、フリッガ、イグニス。総計六体のバイオロイド達は皆揃いの牛柄のマイクロビキニを着ていた。
「…………ふふ」
「アルマンさんも可愛らしいですね」
マイクロビキニのブラはぷっくりとした乳首を絞り出すように穴が開き、常に妊娠状態であるホルスタインを踏襲する気なのか『ご自由にお使いください』と言わんばかりにパンツにもぽっかりと丸く穴が空き、使い込まれた形跡のある肉ビラが放り出されている。
衣服だけではない。彼女達が持つ小道具もひどいもので透明な管と半円のグラスで繋がれた缶、搾乳機。その横に転がる凡そ子供の腕よりも太い男性器を模したペットボトルは乳白色の液体で満たされており、ひどく意味深な姿を晒している。
極め付けは彼女達のエルフのように尖った耳に揺れるアクセサリー。
「もう……私語はダメなのに……」
「ふふ、ごめんなさい」
セレスティアの耳に付けられているのは飾り気のないプラスチックの四角い板。そこに刻まれているのは『エルヴンミルク003』の文字と、バーコード。
それだけではなんのことかわからないだろう。しかし六体のバイオロイド達のビキニの柄を考えれば簡単にわかる。
「いくら乳牛でもうるさいっすよ」
「ぅっ……本当にごめんなさい」
「……いやまぁ良いっすけどね。美味しいお乳をありがとうっす」
つまり、人間以下の存在であるバイオロイドですらない、『乳牛』として管理されている、という証なのだ。
「ぅぅ……まだかなぁ……」
裸でないバイオロイド達はそれぞれ違う格好をしているが、それでも皆似たような物だ。
乳首と股間に宝石をぶら下げただけの者がいる。
身体中に卑猥な文字を書かれた者がいる。
スジに真珠を一列だけ配置して、尻の穴に宝石付きの梁型を押し込まれた者がいる。
似合わない魔法少女姿をさせられ、そのまま飽きられた者もいる。
詰まるところ裸でない者は司令官の趣味の悪い遊びに付き合わされているのだ。
それに比べればただ裸なだけのバイオロイド達はマシな方だろう。
注意されてなお私語を直せないLRLも、その隣のサイクロプスプリンセスも。おかしなところと言えば股からヘソの辺りまで刻まれたメモリと太ももに刻まれた『正』程度の物である。
「…………」
そこからしばらく、バイオロイド達が直立で並び静かになって、数分経った頃。
『あーマイクテスト、マイクテスト』
ぶつぶつとノイズのような音の後、ディスプレイ付属のスピーカーから濁ったダミ声が投げかけられる。
同時に映し出されたディスプレイには、顎肉をたっぷりと蓄えた中年の顔が映し出された。
汚い顔に、汚い声。集合させられ数分間棒立ちで待たされた結果がこれだ。人間であれば舌打ちの一つくらいは出るレベルだろう。
しかし……
「あっ❤️」
「かっこいい……❤️」
「ひっんっ❤️」
「司令官様っ❤️」
「あぁ……❤️なんて素敵なお声……❤️」
並んでいたバイオロイド達がうっとりと、陶酔したような顔でため息をつく。
しかしとても、とてもではないがディスプレイに映し出された顔は見ていて気分の良い者ではないし、響いてきた声は聞いていて気持ちの良い声ではない。ねっとりとした、酷く粘着質な、湿気の多い声だ。
人間が聞けば。
「ぅぅ……❤️陛下……❤️」
くちゅっ❤️ちゅぽっ❤️ちゅぽっ❤️
先頭に並んでいたアルマンが自分の髪色と同じ黄金色の茂みを掻き分け、自身の肉穴に指を挿入する。
『聞こえるかー便器ども、放送始めるぞー』
「は、はい❤️聞こえています陛下❤️」
「きこますぅ❤️っお"っ❤️」
「バッチリです❤️」
アルマンが、そして何人ものバイオロイド達が自身の肉穴に指を挿入し、入り口近くの弱点をほじくりながら返事をする。
バイオロイドの機能の一つとして、人間の男の声を聞くと依存性の麻薬成分が脳に打ち込まれる、と言うものがある。
その効果はそこまで強くなく、日常的に聞かなければそこまでの効果はない。
ならば日常的に、何度も、繰り返し聞かされていれば……ご覧の有り様だ。
「んっ❤️あっ❤️」
「はぁっ❤️あんっ❤️」
「ふっぅっ❤️」
司令官の中年男の声を聞いたのを皮切りに広い運動室の中で水音が木霊する。集まったバイオロイド達が一斉に自身の胸に手を添え揉みしだき、股間の穴をほじり出す。
そこに例外は存在しない。多種多様な美女達がスピーカーから聞こえてくるダミ声とディスプレイの不細工な顔面をオカズにオナニーを始めた。
『よーし、今週の成果を発表するぞー』
「はっ❤️はっ❤️司令官❤️司令官❤️ぎぃっ❤️」
「眷属っ❤️眷属っ❤️っあ❤️はっ……ぐっ❤️」
っぷっ❤️ぬろろろろっ❤️
LRLとサイクロプスプリンセス、幼さの残る彼女達でさえもそれは同じだ。
自身の武器である斧と大剣の柄、それを秘洌に押し当て、挿入した。
「ああっ❤️はぁっ❤️司令官ん❤️」
「んっぎぃ❤️ぁぁ❤️眷属ぅ❤️」
じゅぼっ❤️じゅっぽっ❤️じゅっろろろっ❤️ジュボッ! ❤️
姉妹のような2人が低い背を丸め、彼女達の想定する極太の逸物を受け入れられるよう精一杯股を広げる。ホチキスの針のようなガニ股姿勢になった2人は広がりきった自身の肉穴をさらに何とか拡張するようゴリゴリと自身の奥を刺激し始めた。
「んっぎっ❤️はっあっ❤️司令官のデカチン❤️全部入るように頑張るっから❤️」
「ほっお"っ❤️眷属ぅ❤️妻としてっ❤️チンポを飲み込めるようっ❤️努力するっ❤️ぎいっ❤️」
彼女達の腹に書かれたメモリの頂点、♡に羽まで書かれたそこは彼女達の『天井』だったのだろう。そこが斧と大剣の柄でボコリと膨らみ、また凹むのを繰り返す。
「へうっ❤️はっ❤️ああっ❤️早めにきてよかったぁ❤️」
そんな彼女達を尻目に『乳牛』扱いを受けているうちの一機、イグニスが興奮した様子で何かを見つめる。
イグニスが抱える物を見てセレスティアが声をあげた。
「ああっ! ずるいですよイグニスさんっ!」
「ふふっ早い者勝ちで……すっ!」
彼女が運動場に備え付けられている『器具』、このオルカに集まるバイオロイド技術者、ドクターやフォーチュン、解体者アザズの総力を持って完成させたソレを床にしっかりと固定し、先端を自身の肉穴に押し当て……
ぬろろろろろらっ……ごりぃぃぃっっ!!!! ❤️❤️❤️
スクワットをする要領で、一息に押し込んだ。
「お"っ……お"ぉお"お"オお"オオほぉ!!!! ❤️❤️❤️」
おとなしそうな片目を隠した普段のイグニスからは想像もつかない、汚いオホ声が響き渡る。
「ほっ……おおっ❤️お"っ❤️ぉぉオ❤️」
のけ反り、舌を突き出し、ボコリと膨らんだ下っ腹。
『器具』に串刺しにされた姿。
「ぉっ❤️ほぉぉ……❤️」
「「「「お"っほぉぉぉ❤️❤️お"お"っ❤️!!!!」」」」
ヒクヒクと痙攣する無様で滑稽な彫像と化したイグニスに続くように、この部屋に集まった美女達から吐き出されたとはとても思えない汚らしいオホ声が響いてくる。
その数は四つ。運動室に設置されている『器具』の数と同じだ。
「ああっ❤️ご主人様のチンポっ❤️私にもっ❤️貸してくださいっ❤️!」
「おおっんっ❤️」
どんっ!
ぬろららっ……ちゅっ……ぽんっ❤️
恐らくこの運動室に五つ作成されたであろう彫像、その最初の一つであるイグニスをフリッガが弾き飛ばし、器具、バイオロイド達の主人の逸物を模したソレを奪い取る。
同じ事が他の彫像の場所でも起こったのだろう。バイオロイド達が争う音が響き……。
『あー、お前ら、聞いてるかー』
「「「「はいっ! 聞いていますご主人様! 「「陛下!」司令官!」「眷属!」「人間様!」!!!」」」」
静まり返る。
「……ふーっ❤️」
「ふっ❤️……❤️」
先程までの狂騒は無かったことにはならない。
アクメ直前であったバイオロイドは下唇を噛んで自省し、模擬チンポの争奪戦に勝った者は大事そうにそれを抱えている。
しかし、一先ず、話を聞く姿勢は出来た。
『先ずは新しい便器の確保だな。おいレオナ! どうだった!』
『は、はい!』
シスターズオブヴァルハラ、このオルカでも屈指の大部隊を率いる指揮官型バイオロイド、鉄血のレオナの名前が呼ばれ、画面が切り替わる……すると
「……はぁ」
冷め切ったため息が運動室の各所から漏れる。
ディスプレイに映ったのは、巨大な肉の谷間、レオナの自慢の巨尻であった。
『今週の第二便器保護部隊、シスターズオブまんこの収穫はこのようになっております!』
ディスプレイのど真ん中に映された縦割れの尻穴。そこがレオナが喋るたびにヒクヒクと蠢く。
まるでレオナのハスキーボイスがそこから吐き出されているかのようだ。
「…………」
その滑稽な芸を見たバイオロイド達は一様に侮蔑の表情を浮かべ、ディスプレイを睨む。しかし、バイオロイド達の侮蔑はその下品な姿への評価だけではない。
きめ細やかな手入れの行き届いた肌に、安物のマーカで大きく描かれた数字は左に『1』右に『0』。
『おいおい、10匹しか捕まえられなかったのかよ』
『も、申し訳ありません! 今回は野生のまんこの集落が見つからず……』
10という数字が少ないのが多いのか、少なくとも司令官の中年にとってはとても満足できる数では無かったのだろう。
『言い訳はいいって、次、紅蓮』
『はい!』
ピシャリとレオナの言葉を切り捨て、次に映るのは要人の対テロリスト対策用バイオロイド、その指揮官、c-77紅蓮だ。もちろん、映ったのは彼女の顔などではなく、生尻である。
『今週のおちんぼ警護部隊、まんこーすチームはレモネードアルファからの貢物を5匹捕え献上しました!』
レオナに比べてサイズは控えめな、しかしプリッとハリのある、触り心地の良さそうな尻が報告を行う。その結果に自信があるのか、画面には顔など全く映っていない。映るのはただの尻であるはずなのに彼女の自信が伝わってきそうだ。
『おう、分かってるぞ! よーしよーし、100点だ紅蓮!』
『お"っ❤️ありがっ❤️ございましゅっ❤️』
プシッ❤️プシッ❤️
画面に映った尻に画面外から手が伸びる、握られたペンが紅蓮の白い尻肉の上を踊り、『100』と数字を書き込む。その行為に悦び、咽び泣くように紅蓮は……紅蓮の尻は潮を吹いた。
『よしっ! 次っ! マリーっ!』
『はいっ!』
良い報告に期限がよくなったのだろう。
司令官が声を上擦らせ次の報告者、レオナを超える大部隊、スチールラインの指揮を行う不屈のマリーを呼ぶ。
『第一便器保護部隊! スチールまんこ! 今週の成果はこのようになっております!』
その言葉と共に画面に映された尻は今までとは趣の異なる状態だった。