※この作品はR-18です。

うたわれるものヒロインとイチャイチャする話   作:クラムP

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第三話 獣人少女との出会い(クオン)

 

 

『そうだ……お前こそが最初にして……最後の……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雪の降る森深く。

 病院の検査着にも似た衣を羽織る男が天幕(てんまく)の中に座していた。

 

(何も思い出せない)

 

 先ほど目覚めたこの男には、一切の記憶がなかった。

 己が何者かも分からず、突如現れた化け物に喰(く)われかけたところを、この天幕の持ち主である少女に救われたのだ。

 

「これを着て。その格好じゃ風邪を引いちゃう」

 

 差し出されたのは、厚手の着物がひと揃い。世話をかけるが、今は彼女の存在こそが頼みの綱だ。

 そんな少女の背丈は、せいぜい男の胸ほど。明らかな年下である。

 

 夜闇を閉じ込めたかのような長い御髪(みぐし)を簪(かんざし)でまとめ、青と白を基調とした着物に身を包んでいる。

 見目麗(うるわ)しくもあどけなさを残し、振る舞いは溌剌(はつらつ)としながら、どこか品性を覗(のぞ)かせる。

 

 だが、なにより目を引くのは——頭に生える、艶(つや)やかな獣耳の耳(・)飾(・)り(・)。

 ついでにフサフサの尻尾?まで設(しつら)えていた。正直、和装には合わぬファッションと言えよう。

 

(ま、恩人の趣味にとやかく言うこともあるまい)

 

 深く詮索はせず、男は思考を切り替える。

 少女は年若いながら一人旅をしていたそうな。そう聞くと危なげだが、男を救出した際の常人離れした身のこなしならば、大抵のことは何とかなるのだろう。

 

「うぉっ!?」

 

 少女が水を汲みに天幕を抜け出すと、入れ替わり侵入した冷気に思わず跳ね返る。

 慌てて渡された衣類に袖を通すが……下着は見当たらず、下衣(かい)に見えたものも何故か正中部に小さな穴が空いている。

 

 苦心した結果、上衣(じょうい)は見れたものになったが、やはり下が致命的におかしい。帯をしても股ぐらが露出してしまい、これでは変質者だ。

 つい顎(あご)に手をあて、低く唸(うな)る。

 なにより最大の問題は、

 

 

 ドクリ……ドクリ……

 

 

 吹き曝(さら)しの股間に、熱い血潮が集まり始めたのだ。

 

「よりによって今かよ……」

 

 記憶を失おうとも、男性器の鼓動が己を雄だと意識させる。

 

 

 ドクッ、ドクッ、ドクッ…………ムク、ムクムクッ!

 

 

 そうしてみるみる石柱(せきちゅう)の如く硬度を増していく。

 焦燥(しょうそう)を塗り潰す程の渇望が頭の中で湧き出す。早く己の分身を使えと、衝動が身を焦がす。

 

「………いやいやいや、落ち着け~~落ち着け~~!」

 

 この格好で自慰(じい)行為など始めようモノなら、いよいよ変質者に違いない。ましてや、年端(としは)も往かぬ少女がいつ戻ってくるかもしれない状況。

 

 しかし、男が懊悩(おうのう)に時間を割く間に、残酷にもその時は訪れる。

 

 

「ええっと、どういう状況なのかな……?」

 

 

 いつの間にやら少女が天幕に手をかけ、こちらを覗き込んでいた。

 

(——終わった。自分こと下半身露出魔は、この森の中に置き去りにされ、呆気なく死ぬのだ)

 

 絶望する男。

 しかし、生殺与奪の権を握る少女は男の心中など知らず、

 

「色々と聞きたいことはあるけど……『ソレ』、大丈夫……? 」

 

 

 静寂。

 

 

「あぁ……いや、すまんすまん。単なる生理現象でな。ちょいと間を置けば、多分すぐに治まるさ」

 

 男は気まずさを隠すように腰布?を手で寄せ集める。だが、怒張(どちょう)は布地をカタく押し上げ、主張を辞めない。

 

 すると、少女がずかずかと歩み寄り、うろたえる男の手を掴む。

 

「……上は左右が逆で、下は前後が反対! それじゃいつまで経っても終わらないかな!」

 

 思いがけぬ指摘に、衝撃を受ける男。その隙にさらに少女の手が入り、男の着衣をほどき始めたではないか。

 

「あっ! ちょ!」

 

「し、仕方ないよ。これ以上冷えたら本当に危ないんだもん。手伝ってあげるから、任せて!」 

 

 そう捲(まく)し立てると、素早い手つきで上衣の襟(えり)を直し、腰布の一つと思われた布を上衣の上から羽織(はお)らせた。

 続けて下衣(かい)へと手が伸び、男に有無を言わさぬままずり下げるが、

 

 ボルンッ ! !

 

「ひぅ゛!?」

 

 悲鳴と共に、少女の耳飾りと尻尾が一気に逆立つ。

 男の努力もむなしく、赤黒い屹立(きつりつ)が少女の眼前にお目見えしてしまった。

 

 ビキッ! ビキビキッ! ドクリ、ドクリ、ドクリ……

 

 少女の顔面でより上向きに立ち上がる陰茎。変質者から現行犯にランクアップだ。

 

「すまんっ! 後は自分で——」

 

「ま、待って! 大丈夫だから…!!」

 

 男が後ずさりするも、襟(えり)元を捕まれ床に尻もちをつかされる。少女は顔を赤らめながらも、褌(ふんどし)にあたる布を強引に男の股ぐらへと通そうと試みる。

 しかし、

 

 ビンッ ! !

 

「〜〜〜っっ!」

 

 包み隠そうとする布地を、肉杭は頑(かたく)なにはねのけた。

 

「…………もういいだろ。あとは自分がやるって」

 

 全てを諦めた男が、慇懃な物言いで諦めを促す。

 眼前で陰茎(いんけい)と格闘する少女の狼狽ぶりを見せられ、かえって落ち着いたのである。

 

「…………」

 

 ようやく少女の指が褌(ふんどし)から手が離れ、男はほっと胸を撫(な)でおろす。

 

 

 しかし、事態はあらぬ方向に捻じ曲がる。

 

 

(っ!?)

 

「男の人がこうなったら…………こうすればいいんだよね?」

 

 少女は男の逸物に直接手を伸ばし、おずおずと指を這(は)わせた。

 

「おま、どこ触って、うっ……!?」

 

 柔らかい指の感触に、男が思わず声を漏らす。

 亀頭と陰茎の先に指の感触を知覚し、欲望を具現化したようにダラダラと先走りがこぼれる。

 

「さ、さすがにまずいだろっ。離せって!」

 

「でも、これじゃ下着もはけないでしょ? さっきから全然治まらないし、助けたからには私 (わたくし)にも責任があるから……」

 

 とはいえ、今日初めて会った女性にさせるのはさすがに抵抗がある。そんな男の意に反し、少女の手は止まらない。

 

「大体、どれくらいこうしていれば戻るとかって、わかるのかな……?」

 

 怒張を優しく揉(も)まれながら問われる。しかしながら、記憶喪失の男はその答えを持たない。

 黙る男を訝(いぶか)しみつつ、少女は腫(は)れ物を扱うように、丁寧に固まった肉棒をほぐす。触れれば触れるほど粘ついた汁が手のひらを濡らすも、少女は肉棒を離しはしない。

 

「ええと、こう、かな」

 

「っ……」

 

 少女には当然、手淫(しゅいん)の手管(てくだ)など持ち合わせるはずもない。

 動きは拙(つたな)く、正直快感は強くない。

 だが、可憐(かれん)な少女に肉棒を握らせるという背徳感が、睾丸(こうがん)に精子を貯蔵させていく。

 それでも、この程度の刺激では射精には至らず、生殺しに近いのだが。

 

(……いっそ、とっとと済ませるべきか)

 

「すまん。できればただ揉むだけじゃなく、こう……上下に擦(こす)ってくれると助かる。それと、もう少し強く触れても大丈夫だ」

 

「こ、こする……?そんなことして、痛くないのかな?」

 

 予想もしなかった男の要望に、瞠目(どうもく)した少女は初心(うぶ)な反応を返した。名も知らぬ男にこんなことをしておいて今更、とは思わなくもない。

 

「…………」

 

 逡巡(しゅんじゅん)の末、少女は肉棒から手を離す。

 すると、天幕に置かれた荷物の元へ足早に向かい、今度は竹筒を携(たずさ)え男の股ぐらへ舞い戻った。

 

「これは、塗った部位の血行を良くする薬。滑りも良くなるから、これなら痛くならないかも」

 

 手にした薬を自身の掌(てのひら)へ豪快に広げると、男の肉茎に沿わせ包み込む。

 

 ぬる……ぬる……ぬるぬる……

 

 注文通り掌からかかる圧は先程より強く、よりスムーズに上下を往復していく。

 

「おぉ…!」

 

 ぬるぬる、ぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅぬりゅ!

 

 手の皮膚に摩擦される感触から、糊(のり)状の物体がヌルヌル纏(まと)わりつく感覚へ変化する。ようやく満足できるほどの刺激を受け、扱(しご)かれるたび逸物(いちもつ)が膨らみを増していく。

 

「何だか、もっとおっきくなったんだけど……?」

 

「心配ない。過程でみんなこうなるもんさ。ほら、もっと強くてもいいぞ」

 

「えぇ……、うん、分かった」

 

 ゴシ! ゴシ!

 

「ん?」

 

 肉棒の握り方に躊躇(ためら)いが無くなり、力任せに速度が上がる。

 

 ゴシゴシゴシゴシゴシッ!!

 

「いっ!? 痛ぁっ! ……は、速さはそのままでいいからっ! もう少し、優しく頼む」

 

「今度は弱く? 難しいなあ」

 

 ぬるり…ぬるり…

 

 男の要望に従って竿に輪をかける力を緩め、指の柔らかさが分かる程度の強さで往復させる。薬液まみれの指が幅広な雁(かり)首を刺激するたび、尿道口から多量の我慢汁が生産される。

 

 ぬちゃ、ぬちゃ、にちゃぁっ……

 

「うわぁ……」

 

 粘着汁と糊(のり)が混ざり一層粘性を高めると、それを満遍(まんべん)なく塗り広げ、擦り上げるごとに男の余裕が奪われていく。

 

 ぬちゃ、ぬっちゃ! にゅちゅ、にゅちゅっ!

 

 扱く回数が増えると手と陰茎の間に泡立つような音が加わり、漸(ようや)く少女も、この上下運動がいやらしい行為なのだと実感し始める。

 

「んっ……ふっ……」

 

 少女の口から吐息が漏れる。意識を目の前の肉棒に集中させ、より行為に没頭していく。

 

「少し、ねじる動きも加えられるか?うっ、裏筋辺りと頭のとこに、多く触れるような感じで」

 

「段々注文が増えてきてない?別に……いいけど」

 

 にちゅにちゅ、にゅちゃっ、ぴちゅっ!

 

 手のひらが回旋を伴って、音を立てて肉竿を責めたてると、男の呼吸が荒くなる。

 両腕を粘着液で卑猥にコーティングした少女がは男の変化に気づかず、山のように屹立(きつりつ)した刀身を一心不乱に扱(しご)き続ける。

 

(改めて、なんて状況だ……!)

 

 ぬちゃぬちゃっ! ぬちょ! ぬちょ!

 

「いいぞ……! 気持ちいい、その調子だ……!」

 

 我慢の限界が近い。下半身から溢(あふ)れる生理的欲求が脳髄までを犯し、理性が塗り潰される。

 

「これ、すっごく硬くなってきたけど、いいんだよね?」

 

「あ、あぁ。………今の、もう一回言ってくれるか?」

 

「……?こんなに硬くなってるけど、大丈夫なんだよね?」

 

 ドクッ! ドク! ドクッドクッ!

 

 少女の言葉に肉棒はより太くその存在感を増し、男の興奮を如実に表す。

 

「わ、まだカタく……気持ちいい?」

 

「あ…ああ……かなりな」

 

 男の感想は少女の望むものであったらしく、少女はすこしだけ調子づく。

 

「そうなんだ……じゃあ、こんな感じはどう?」

 

 ヌチュヌチュヌチュ!ヌチュヌチュヌチュ!

 

 少女が能動的に、尿道口の周りを手のひらで360°素早く何度も撫で回すと、思わず腰をビクリと跳ねさせる。

 

「……♪」

 

 男の反応に驚きつつも、少女の心中に悪くない感情が湧く。扱(しご)き上げる手際はより滑らかさを増し、大きな水音を奏でる。

 

 グチャグチャッ! グチッジリュッ!

 ニチャニチャ! ニチャニチャッ!

 

 男の中で、何かが決壊した。体内を貫く脈動が早鐘(はやがね)を鳴らし、陰茎は限界を迎える。

 

「!! 上がって、きたっ! 出る! っ〜〜〜!」

 

 ビュッ! ドビュッ! ビュプッ!!

 ピュルルルルルッ! ビュルルルルルッ!!

 

「っ!? ひゃああああっ!? あぷっ! にゃ!? にゃに!?」

 

 脳内に激しい火花が散り、尿道から精液が打ち上がる。それは一般的なものと比べるまでも無い程に、濃く、多く、長い。人類としてはあまりに規格外な、大量射精。

 

 その快感は男にとっても予想外で、前後不覚になる程の強い衝撃に浸る。射精を終え、ややもたげた肉棒の目と鼻の先に、一体誰が居るのかを忘れるほどに。

 

 

「ぷはっ。うぅ〜〜くさ〜〜〜い。んっ、べたべたするぅ……」

 

「…………」

 

 ゲル状の粘液が眉間(みけん)から鼻筋までうねりをつけ、縦断(じゅうだん)する。柔らかな印象を持たせる丸みのある下顎(あご)まで、広く白濁(はくだく)に染め上げてしまっていた。

 

 沸騰した頭が徐々に冴え始め、男は一連の出来事を振り返り一気に顔を青くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「この度は誠にッ! 申し訳ございませんでしたァ!」

 

「…………いい。もう顔ごと洗ってくるかな。それより治まったのなら、とりあえず下を履いて待っていて」

 

 その後、いそいそと後ろに穴の空いた下衣を履き、数刻前とは違う汗をたらしながら土下座の構えで少女を待つのだった。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

「まだ臭う」

 

「」

 

 未だ男の精臭に纏(まと)わりつかれ、妙に落ち着かない少女に対し、男は平身低頭(へいしんていとう)して本件の沙汰(さた)を待つ。

 

「そこまで謝らなくても構わないかな。元は私(わたくし)から言い出したことでもあるから」

 

「いや、本当に済まなかった。えっと…」

 

「クオン」

 

「へ?」

 

 

「クオン。それが、私(わたくし)の名前」

 

 

 




クオンは何の好意も抱いていない男性に性的接触を許すほど、尻軽でも世間知らずでもありません(強火オタク)。原作時系列は多少前後します。
【舞台設定Tips】
この世(ツァタリル)、天国(コトゥアハムル)、地獄(ディネボクシリ)という宗教的考え方が根付いている。葬儀(ハハラ)もちゃんとするぞ。

あなたのうたわれ歴は?

  • 散りゆくのみ
  • 偽りあるいは偽り二白のみ
  • 散り~二白三部作
  • 三部作+ロスフラあるいはモノメビ
  • ロスフラのみ・モノメビのみ
  • 白への道標まで全て履修済
  • うたわれは未履修
  • その他
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