それは、ハクが何気なく発する「言の葉」の力についてだ。
まだ不明な点も多いけれど、どうやらハクには「命令した相手に対し、その内容を強制させる」能力が備わっているようなのだ。
強制というよりは、相手の本能に干渉し、あくまで自身の意思に基づいて行動させるといった方が正しいかもしれない。
発動の条件として分かっているのは、ハクが本心や強い意志を乗せて口にすること。普段の何気ない日常会話や冗談、心にもない軽口程度では暴発しない。この事実は、まだ
他者を操る力なんて、外に漏れたら絶対にろくな事にならない。何より、ハクの
(……でも、きっとハクが知ったら、必要な場面で躊躇なく「命令」を使う気がする。なんとなくだけど)
ハクはぐうたらなようで、存外責任感が強い。
未来の厄介事よりも、目の前で困っている他者を優先してしまいかねない。
ゆえに。
この力の存在は、ハク本人にすら隠し通さねばならない。
幸い、ハクが所属する集団はこの隠密くらいで、情報の漏洩経路は限られている。
警戒すべきは外部の接触者、そしてハクが本気で命令を下しかねない局面。すなわち、荒事か金銭関係か。
まさか食べ物の好き嫌いとか、ささいな事で暴発することはないと信じたい。さすがに、そんなものまでは対策しきれない。
もうひとつ警戒すべきは……男女関係だろうか。
荒事ならば、
けれど、
このまま私以外の女性に目移りしなければ、それも気にしなくて良いのだが。けれど悲しいかな、私がハクの気を引き続けられるかというと、怪しいと思っている。
お父様は私を可愛い、可愛い、と褒めそやすけど、お母さまたちと比較すれば、肉体・気性ともに男受けする
というか、どんな
ならば、私以外の信頼できる協力者をそろえれば良い。
条件は、できれば荒事に参戦出来て、かつ信頼できる人物。そして何より、ハクが思わず目移りするような、魅力的な女の子。
はっきり言って不本意。
本っ当~~に不本意なんだけど、致し方ない。
こうして私は、仲間集めを始めたのだった。
***
三者三様に身なりを整え、ようやく
目の前で
「あ、あの、クオンさま……?」
「うんうん、大丈夫だよ。ルルティエもハクも混乱してるみたいだから。一度整理しよっか」
彼女が道理を知り、節義を守れる人物なのは短い付き合いでも分かる。
それに、どうやらハクのことを憎からず思っているらしい。さらに、本人はさておき愛鳥のココポの実力は中々のもの。何よりお母様方にも引けを取らないこの可愛いらしさ。正直、逸材である。
問題があるとすればハクの方だ。
暴れん坊な下半身に比べて、変なところで理性的だから、ただルルティエを宛てがっても何も起こるまい。
だからこそ、確実に巻き込む為にこの状況を作ったのだ。
「実はね、ハクは毎日こうして発散してあげないと、下半身に異常をきたしちゃうみたいなの」
「「—————!?」」
方便である。
ルルティエは口を手で押さえて驚き、ついでにハクも絶句している。
実際、いちど勃起したらずっとおっきいままで、抜いてあげずに
「さっきも、貯まった
「……あっ。え、え〜〜~!?」
ハクの下衣を指差す。そこには、急いで羽織った着衣を押しのけるように盛り上がる膨らみが。
ルルティエの
「何度も出さないと小さくならなくて、手伝ってくれるヒトを探してたんだ」
先手必勝。多少強引なのは承知の上で、ルルティエの手をとる。
「こんなこと相談できるの、ルルティエくらいしかいないんだ。このままだと仕事にも差し支えるし、私とハクを助けてくれないかな?」
情に訴えるようで気が引けるけど、確実に事を進めたい。
「——!その、でもわたし、こういう時、どうすればいいか……わからなくて」
心優しい彼女は逡巡したのち、前向きな答えをくれた。やっぱり、私の目に狂いはなかったようだ。
「大丈夫。まずは一緒にやってみよう♪」
***
「わあ……これ、が……!」
「そう、これがハクのおちんちんだよ。やさしく手で触れてあげて」
「は、はい……」
ルルティエに指示を出しつつ、彼女の手をハクのちんぽの元へ導いていく。お友達を悪い遊びに誘うこの状況。ちょっとどきどきする。
「失礼、いたします…………」
ルルティエは恭しく、まるで尊い宝物でも授かったかのように、精液でべたつく陰茎を手のひらで包んだ。もっと慌てふためくかと思いきや、思いのほか落ち着いている様子。
私の予想通り、彼女の思いやりが良い方向に作用している。
「お、お加減いかがです、か……?」
恐る恐る彼女の手が陰茎の外縁を手繰ると、ハクが身体をぴくりと震わせた。
「っ、ルルティエ。今更だが、本当にいいのか?こんなことさせて」
「あ……ハク、さま、……ご迷惑、でしたか?」
「——いや、自分は全く問題ない。済まない、苦労をかける。もし無理そうなら、いつでも言ってくれていいからな」
なんて、ハクがルルティエに優しい言葉をかける。私だって、好きでこんなことさせてる訳じゃないんだけどな。
「……!い、いえ!ハクさまのお役に立てるなら、私は……!」
本当に健気な子だ。男受けするとはこういうことなのだろうか。
「で! では! ……失礼しますっ!」
そうして、ぼんやりと二人のやり取りを眺めていた、その時。
——チロッ
「「えっ」」
ルルティエは誰に促されるでもなく、竿の表面を小さな舌先で、つつくようになめ始めた。
(どういうことだクオン!? お前が教えたのか!?)
(わ、分かんない。とりあえず、ルルティエを傷つけないようにしないと)
いきなり手淫をすっ飛ばした彼女の行動に、思わずハクと顔を見合わせる。こういった方向に耳年寄な気はしていたが、これは想定外。
「んっ、えぅ、んんっ」
その間もチロチロと、ルルティエの初めての舌奉仕が続く。
懸命に舌を使い、獣が子どもをあやすようにべろを伸ばしては引くを繰り返す。舌と同じくらい顔を赤く染め、尻尾も逆立ち、彼女の必死さが見て取れる。
「んん……?きゃっ!?」
すると彼女の頑張りのおかげか、さらに大きくなった亀頭がルルティエの小鼻をむんずと押す。
勃起した男根など、間近で見るのは初めてなはず。ましてや、これだけの大物なら驚きもするだろう。
「す、すまん!」
「〜〜い、ひぇ、だひじょうぶれす…………え?」
ルルティエは勃起ちんぽにはたかれた鼻筋を触ると、なにかに気づく。
「? この、臭い……」
「ああ、それはハクの精液だね、一応さっき
「えっ………………〜〜〜〜〜ええええっ!?」
どうやら当たった瞬間に、精液のカケラが鼻についてしまったらしい。確かに、あの匂いはあまり嗅ぎなれないものだろう。
「……これが、ハクさまの……ぁぅぅ」
ぼそぼそと口ずさみ、また何度か精液の臭いを反芻するルルティエ。その様は妙にそそられる。私の顔にかけた時のハクも、こんな気持ちだったのだろうか。
「よっし! ハクもノってきたみたいだから、次は二人でなめてあげようか」
ルルティエの積極性には驚いたけど、ここからは予定通り、私も参戦だ。二人でハクをひいひい言わせて、他の子なんて目移りできなくしてやろう。
「な、なあ、クオン」
「何かな? 苦情と逃走は認めてないけど」
「……それは百歩譲って呑み込んでやろう。だがなあ」
諦めが悪いハクのことだ。口を挟んでくると思った。
「クオンはその…………いいのか?」
「…………っ」
でも、これは予想外。
「……だって、毎日ハクのお世話するの、大変なんだから。手伝いを募ったって、バチは当たらないんしゃないかな?」
「あー、そりゃまあ、そうだが。……いつも世話になりっぱなしで悪いな」
「……保護者として、当然のことかな」
すると、ハクは少し表情が固くなる。
ルルティエが今いっぱいいっぱいなのだから、男らしくしていて欲しいものだ。
私だって、必死で我慢しているのだから。
「この裏っかわを、そうそう」
「へぁ、へぁい……」
気を取り直し、ルルティエに右から攻めるよう教える。私は左から、二人いっしょにハクのちんぽに舌を伸ばす。
「はふ、ん、あぅ、んう……」
ルルティエは上目遣いでハクの顔色を伺いながら、時折動きを止めては、亀頭の溝へ熱心に舌先を這わせている。
「ぢゅる……へ……へ……♡ ちゅっ♡ ぢゅっ♡ れろっ♡」
「ふぐ……舌が、別々に動いて……」
二人がかりの舌奉仕が功を奏したのか、ちんぽは更におおきく。女の子におちんぽをしゃぶらせると、とっても興奮するんだよね。分かってるよ。
舌に伝わる熱も上がり、
「じゃあ、今度は咥えてみるよ。ルルティエは見ていて」
次は口淫の実演。
決して私が咥えたいからではない。
ハクにも見えるように口を大きく開けて、広げた舌から亀頭に向けてら唾液を垂らしていく。はしたない行いではあるけど、こういうのも喜ぶ。ちんぽの勘所も随分わかってきた。
「はむ♡ んぶ、んぐっ、じゅむ」
そうして私の涎でダラダラになったちんぽを、一気にほおばった。
ヂュルル、ヂュブ♡ チュルル♡ ジュル、ジュル♡
充血しきった頭を頬がへこむくらいに吸い付き、強く圧をかけてしごきあげる。口に含む間もぐんぐん膨らむちんぽを咥え続けるのは、まだルルティエには難しいだろう。
ジュポ♡ ズズッ♡ ジュポッ♡ ジュッポ♡
唾液ごと吸いあげ、わざと全員に聞こえるよういやらしく音を立ててあげる。横に視線を遣ると、ルルティエがあわあわとしている。私にも、あんな初々しい頃があったなあ。
チュッポン♡
引き抜くと、ちんぽと唇に
口の中に肉棒が収まっていた感触が失せ、なんだか切なくなる。
今日のこの子は、
「……じゃあ、今度はルルティエの番かな?」
「えっ、あっ………うぅ」
交代でちんぽの正面にルルティエを誘導するも、彼女は気圧された様子。
「大丈夫だよ。さっきは出来てたんだもん。ほら、あーんして?」
「は、ふぁい……んん………!」
彼女の両肩に手を添えて、丸まると
「はふっ……ふっ、ふっ、んうぅん……ん……」
ルルティエは眼を
「そう、その調子……。ゆっくり奥に入れていこうね……」
さっきまで
「ん゛っ、ん゛っ」
チュル……チュル……
「ルルティエ。一度、ゆっくりお鼻で呼吸しよっか。力みすぎて、お顔が真っ赤だよ」
「ふぼ? ふぅっ、ふーっ、ふーっ、ふー……」
口の動きを止めさせ、小休止。ちんぽを咥えたまま首をくたりとさせ、疲労した様子だ。
……ちょっと、手伝ってあげたいな。
「ハク、まだ動いちゃダメだからね。
シュルル……
「く、クオン……?」
「根元をしこしこされるのも、いいでしょ……?」
ルルティエが咥える先端を避け、竿の根元まわりに
「ルルティエ、大丈夫そうかな?」
「ふーーっ……んんっ。ふぐっ、ん、んぶっ!」
返答の代わりに、口
ちゅるる! ちゅぷっ! ちゅじゅじゅっ!
グリュ!グリュン!♡ ニュク、ニュク! ニュチュ!♡
ふたりで竿と頭を同時に責め立てる。ハクもかなり興奮しているみたい。
段々と分かるようになってきた、射精の予兆。そろそろ近い。出して。射して。好きなだけ。出せるだけ。
じゅるっ! じゅるるっ!
ちゅぅうう!じゅるじゅるじゅるじゅる!!
「ぐっ……う、う……!」
すると、ルルティエが急に吸い込みを強め、ちんぽを強く圧迫し始めた。無意識なのだろうが、今のハクには良く効くだろう。その証拠に、腰を揺らして快感を逃がそうとしている。あと一歩だ。頑張れ、ルルティエ。
——パチュ!パチュ!パチュ!♡
すかさず尻尾の律動を早めて、射精を促す。
「は……は……! も……そろそろ……!」
ハクの両脚が強ばる。出る合図だ。
「ルルティエ! 口を放して! 手で先っぽを包んで!」
「じゅる?」
しかし、私の注意が一拍遅かった。
ブビュウッ!!! ボビュビュビュッッ!!! ビュゥルルルルルルルッ!♡
「〜〜っ!?? おぷぅっ!?」
ルルティエが吸い付いたまま、彼女の口内を精液が埋め尽くしていく。
「〜〜〜〜げほっ! けほっ!」
その勢いと量に耐えきれず、口からこぼれたドロドロした液体が床に落ちる。
ルルティエが下を向いてえづく間も、ちんぽは射精の
ハクも青い顔。仕方ない、二人で謝るしかない。
そう思ったのも、つかの間。
「うぅっ……! あっ! し、失礼しました!! せっかくお射精いただいたのに、こぼして、しまいました……!!」
?? ??
さすがに泣き出してもおかしくないだろうと身構えたが、ルルティエからは予想だにしない反応が返ってきた。
「……だ、大丈夫。大丈夫かな。別に飲む必要なんて無いんだから。ねえ、ハク?」
「へ?……ああ、そうそう。無理は禁物だぞ、ルルティエ」
「……? ……本当、ですか?」
とりあえずうなづきを返す。この仕打ちを受けてこの反応。この子、何気に大物かもしれない。
「ま、まあ、今日は初めてだったから十分だよ! 気になることがあるなら、次頑張ればいいかな!」
こえ幸いにと、強引に場をまとめにかかる。何であれ、初めてが悪い思い出にならないのなら重畳である。
「いや次っt——」
「ハク」
「ぃぃっ!?」
キュッ!
余計なことを言いそうなハクを
「……もう。次からはハクも、
これからしばらく三人で、深い付き合いをしていくのだから。
毎度あの双子の誘いを振り切るハクにルルティエをポンと差し出した所で、間違いが起きる可能性なんて無いんだよなぁ……。この男には力業あるのみ。
【舞台設定Tips】
ヤマトの貨幣単位はセン。硬貨。ハクの財布には余り入っていない。
あなたのうたわれ歴は?
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散りゆくのみ
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偽りあるいは偽り二白のみ
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散り~二白三部作
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三部作+ロスフラあるいはモノメビ
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ロスフラのみ・モノメビのみ
-
白への道標まで全て履修済
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うたわれは未履修
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その他