お股がくっつく所から、濃ゆーい交尾の香りが立ちのぼる。
ぱたぱたニオイの素を噴くのは、おにーさんの上で鳴かされっぱなしのウチ。クオンはんとルルやんに担がれて、宙に浮いたウチのお股をおっきいちんちんが行ったり来たり。
ふと、おにーさんの背後にいるノスリはんと目が合う……あ、逸らされた。
ノスリはんはオッパイをおにーさんの後頭部に押し付けて、ウチが抱かれるトコを見学中。
宙ずりでやられ放題の姿をおトモダチに見られるのは、ちょっと恥ずかしい。せやけど、そう思うとおめこがぎゅっと締まって、おにーさんのカタチがもっとわかってしまう。
あ、膨らんだ。そろそろ……♡
ビュル♡ ビュル♡ ビュル!♡ ビュルビュル♡ ビュル♡ ビュルビュルビュル!♡♡ドクッ♡ ドクッ♡ ドクッ♡ ドクッ♡
カラダの中でおちんちんがびゅっびゅと弾ける。
勝手に顔が緩んでしまう。きもちええなぁ……♡
沢山出して肩で息する汗だくのおにーさん。
本当に、汗水垂らすのが似合わない人。ぐーたらなクセに頼まれると弱くて、結局せかせか動き回っとる、なんだかよく分からない人。
嫌なことなら、やらなければいいのに。ウチみたいに立場があるわけでもなし。やけに貧乏くじを引きたがる。
——そんなだから、つい甘えてしまいたくなるのだ。
***
「で、せっかくの貴重な休みにわざわざ外へ連れ出したりして、どういう了見だ?」
同じ歩調で横を歩くおにーさんがボヤく。平凡な横顔だ。王子様には程遠い。
「なんや最近、めっきり
帝都へ来れば、シュっとした格好いい
まさか男子の上にまたがって、汁まみれのだらしない日々を送ることになるとは。
………まあ、別にやめる気はないけれども。
とと様に連れ立って戦場を回ってた頃から、ウチの周りにはムサ苦しい漢ばかり。そんな環境では、恋なんてできやしない。
ちゅう訳で、聖誕祭に合わせて帝都に赴いた。けれど、こっちの男は会う人会う人みんな堅苦しい。中には理想的なシュっとした美男もいたが、なぜか逃げられた。
そうして出会いを探すうち、なんやかんやおにーさんとお酒を呑みながら、愚痴を聞いてもらうことが増えて……ヘンな間柄になった。
今日の目的は、初心を思い出すこと。
要は、もう少し真っ当にいちゃいちゃしてみたいのだ。
「ちゅうワケでおにーさん。付き合ってもらうぇ?」
「………金なら無いからな」
逢い引き相手に風情のないことを言う。そこはアテにしてない。
***
展覧会場へ足を踏み入れると、ひやりとした空気が肌を撫でた。
石造りの広間には遺跡で発掘された調度品が並び、外とは明らかに空気が違うことが分かる。この展覧会にある品を一つとて壊せば、おにーさんの首一つでは弁償しきれぬことだろう。
「なんや、変てこな形やなぁ?」
「あそこを押すと、床のごみとか吸ってくれるんだ。掃除に便利だな」
おにーさんがもっともらしく言うものだから、つい噴き出してしまう。
「うひひ、そないなことあるけ? ウワバミの抜け殻かと思うたわ」
「どうみても人工物なんだが」
太古の遺物の使い道なんて知る由もないだろうに、中々の想像力。存外、美術品の楽しみ方を心得ているらしい。こういう機知に富んだ所はイイと思う。
「ほーら、次いこ、なっ」
「急かすな急かすな」
気づけば自然とおにーさんの手を引き、ほかの展示区画も見てまわる。
「…………ひひっ」
隣に立つおにーさんの手は思ったよりごわごわしていた。それに、殊のほか大きい。夜に触れ合う時は全然気にしてなかったのに、なんだかちょっとドキっとした。
以前見た舞台でもこんなのあったなぁと思い、つい笑みがこぼれた。
この手が、いつもウチのカラダをまさぐってるのだ。そう思った途端、じわり、じわりと体の奥に熱いのが湧いて、貯まっていく。
「アトゥイ、どうかしたか?」
「ふぇ……?」
おにーさんの声で、はっと我に返る。
いけないいけない。今日はそういうのじゃないのに。
「なんでもなーい♪」
こちらの気も知らず、次の展示を無邪気に物色するおにーさん。大して乗り気でなかったのに、切り替えの早いこと。
今はニブいおにーさんで助かった。
展覧会を出たあとは、大通りの店を物色して回った。
反物を撫で、簪や帯飾りを覗き込み、店先に掛かった色布に足を止める。忙しないウチに対して、おにーさんはなんだか暇そうだ。
「こんなに楽しいのに、もったいないなぁ」
笑ってみせるが、おにーさんは肩をすくめるだけ。ない袖は振れないらしい。
そんな、店を出てすぐのこと。
「……アトゥイ、こっちだ」
「あや」
不意に肩を掴まれ、おにーさんの方へぐっと引き寄せられる。
次の瞬間、すぐ脇を町
「びっくりしたぁ」
「別に、アトゥイなら避けられただろうが、ついな」
「ウチが驚いたのはおにーさんの方やぇ」
顔を上げると、おにーさんは視線をそらした。
らしくない振る舞いだが……悪くない。
「これなら、裏道の方が空いてていいかもな」
「時間ならあるし、ウチはええよ」
肩を抱かれたまま、人ごみを避けて路地へ入る。表通りの喧騒が少し遠のくと、今度はおにーさんの近さが気になってくる。
あれ? なんか、照れる……?
おにーさんの顔は特に好みじゃないけど、これだけ距離が近いとさすがに落ち着かない。
ついでに肩ごしにじんわり体温が伝わってきて……またぐつぐつと熱がこみ上げてくる。
「ん? ああ、悪い。ついそのままにしてた」
どうやら無自覚だったらしく、ハッとしたお兄さんがウチの肩を離した。こういう所、けっこうあざといと思うんよ。
「なんや。暗がりにウチを連れ込んでおいて、置いてくつもりけ?」
「んな大げさな。……ほら、行くんだろ」
わざと唇を尖らせると、おにーさんは手を差し出してくれた。
こういうところだ。おにーさんはこちらが甘えたい素振りをすると、渋い顔をしながらちゃんと応えてくれる。感心、感心。
ウチはその手を取って、なんとなくまた指を絡めた。
オムチャッコ河川沿いまで来る頃には、陽はゆるやかに傾いていた。
ぶらぶらと油を売る中、風がやや肌寒くはなったけれども、繋いだおにーさんの手と体の中はずっと温かい。
男と女が遊びながら、ふとした接触にドキドキする。こういうのを求めてたんよ。
「
「わかっとらんなぁ。こういうのは、一緒に回った思い出ありきなんよ」
そう、思い出。
どうせ将来はそれなりの相手のもとに嫁ぐんやから。今のうちに、素敵な思い出を作っておきたいやないの。
「〜♪」
ただふたりで並んで歩くだけ。
特別なことなんて、なにもしていない。いつもに比べれば、触れ合う回数もわずかなもの。それでも今、存外に満たされてるのを自覚する。戦と違って爽快感のない、なんだか調子の狂う感じ。
おにーさんもあれこれ文句を言いつつ、今日は一日付き合ってくれた。ほんにお人よし。
「夕餉の時間だし、そろそろ帰るか」
楽しかった。今日の目的は、もう十分なくらい果たせている。
けど、まだ帰るには、なんだか惜しい気がする。どこでもいいから、もう少しだけ二人でいたい気分。
そう思った時にはもう、ウチはおにーさんの手を引いていた。
「ほなら最後に、こっち、来うへん?」
***
わりかしお高めの
「おいおい、ただの屋形船じゃなかったのかよ」
目の前には屋根と座敷
舟の中には本来ある筈のない畳と布団。ここは白楼閣とは違う、行為をするためだけの連れ込み宿らしい。
「でも、ええ眺めやない?」
すっかり夜の
しかし、さすがは帝都。灯籠の光と人の賑わいがそこかしこに。こればかりは、ここでしか見られない光景かも。
「まあ、確かにな」
そう言うと、ようやく観念したのか、おにーさんがウチの隣に腰をおろした。
ふたりして肩を寄せ合い、
横を一瞥すると、外の景色に見入っているおにーさんの顔。なんだか、幼子みたい。
ちょっと悪戯したくなって、おにーさんのあぐらの間に納まるように、ひょっこりしゃがみ込んでみた。
「……よく見えるか?」
股の間にすっぽり収まったウチを見下ろし、何か言いたげなおにーさん。
おにーさんも、気遣いゆうモンが分かってきたんやねぇ。
そんなおにーさんの胸板に頭を預けて寄りかかる。前よりちょこっとだけゴツゴツしてきたかも。でも、やっぱり落ち着く。
「最高やぇ」
そのまま少しの間ふたりでくっついて、何も言わずに流れていく光たちを眺める。
いい雰囲気…………なんだけど。
「なぁなぁ」
「ん、どうし……んお!?」
おにーさんの方へくるりと振り向き、うなじを甘噛みした。
今日はやらしいことはナシってことで我慢してたけど。
ぐつぐつがもう止まらんくて、止まらんくて。はい、予定変更。
やっぱり、我慢は体に毒やぇ。
「お、重い……」
乙女にそれは禁句。ぶちゅう。
「っ!」
耳元を思いっきり口で吸ってやる。おにーさんの肩まで伸びた髪がくすぐったい。
ちゅぽっ♡
「こういう時、男は黙って女を受け止めるものやろ?」
「どこの世界の常識だそれは」
不服そうに口を曲げるおにーさん。ひ弱なおにーさんだ。海ではやっていけそうにない。
ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぅっ♡
丸い耳、眠たげなまぶた、いつもシワをたくさん作ってるおでこ。ウチの唇が触れると、ビクりと固まるのがかわいい。
反応が返ってくると、どんどん楽しくなってくる。これはいじりたくなってしまう。
ちゅっ♡ ちゅっ♡
二の腕を捕まえて、鎖骨にも痕をつけてやる。やっぱり、前よりがっしりしてきてる。おにーさんにも、ちゃんと男らしいとこがあったんやなぁ。
「それくらいに、しろっ!」
ぴんっ♡
「あん♡」
乳首を弾かれた。もぉ、意地悪……♡
「そろそろ攻守交代だ」
「やぁん♡」
カリ♡ カリ♡ キュッ♡ カリ♡ コリ♡
「あっ♡ いけずぅ♡ んあ♡ ウチもおにぃさんっ♡ いじめたいぇ♡」
「でもアトゥイだって、気持ちいいことは好きだろ?」
乳首を苛められると我慢できなくなる。貯まった熱と乳首の熱さがつながって、声を抑えることができない。
「それにこんな所に誘ったんだ。思い出……作りたいんだろ?」
思わず息をのむ。
「……うん♡」
女の子を虜にする、悪いおにーさんが顔を見せた。
***
唇を塞ぎ、舌を繋ぎ合う。
座敷での行為は、河川と暗闇のおかげでどこにも漏れない。
だから、こうして裸になったって、
——にゅるるるっ♡♡
熱いおちんちんに腰を下ろしたって、かまわない。
「……ぷはぁ。川のど真ん中で、こーんなやらしーことしてるなんて、誰も思わんやろなぁ」
「こんなトコ使うなんて、どこぞの金持ちの好事家くらいだろうな。自分には無縁の場所だ」
「なら、これもええ思い出になるぇ」
「ある意味……一生忘れられんかもな」
そう、特別だ。
このおにーさんは、毎度の如くウチに火をくべに来る。
今日も散々お腹をじんじんさせられて、今度はちんちんをぴったり埋めてきた。
こんなことされて、黙ってられるはずがない。
「おにーさんが焚きつけたんやから……最後まで、付き合うてな♡」
いつの間にかびちょびちょになったおまんこで、思いの丈をちんちんにぶつける。
すると気持ち良くなって、またぶぴゅっ、ぶぴゅっ、って射精するみたいにお汁を噴いてしまう。最近、感極まるといつもこう。恥ずかしいけど、今は都合がいい。
グポッ♡ グポッ♡ グポッ♡
「ああっ♡ これこれぇ♡ あぅ♡ ああぁあっ♡」
「お、おい。一応外にも聞こえるんだからな!?」
おっきく膨らんだ傘がウチを下からこそぎ回すせいで、声なんて抑えられん。
頭の中まで熱いのが回って、すごくいい気分。とにかくちんちんをめいっぱい出し入れしたい。おにーさんと繋がるのが気持ち良くて、それ以外どうでもいい。
「どんだけ発情してたんだ、ったく」
かぷっ
「んひぅっ♡♡」
————プシュッ!♡♡
下敷きだったおにーさんがカラダを起こして、ウチの耳をはみはみしてきた。そんなことされたら、またお股が洪水になってしまう。
「ひぁあ……♡ なんぇ……急にぃ♡」
「人の言うことを聞き流す悪い耳だったんでな。お灸をすえてやろうかと」
また意地悪をする。そんなことされたら、またすぐおまんこが堪らんくなってしまうやないの。
「まだ川沿いに人がいるかもしれん。まかり間違っても、誰かにお前の声を聞かせたくないんだよ」
きゅんっ♡
「ま、真顔でなに言うとるん……?」
肝が細いんだか、豪胆なんだか、わからないおにーさんだ。
「いいから、もう少し大人しくしてくれ」
そんなこと言われても、ちんちんでほじられたら我慢なんてできないし、したくない。
―――せや♡
「なら、ずんずんしてる間、おにーさんが口ふさいでくれればええんやない?」
「はぁ?」
「ほーら、ちゅっ♡」
ちゅっ、ちゅぅぅ♡
ぱん♡ ぱんぱん♡ ぱんぱん!♡
おにーさんと口づけしながら、子宮に届くまで思いのまま腰を打ち付ける。頭がぽーっとして、ドキドキが止まらない。もっと、もっと。やらしい気持ちがどんどんあふれてくる。
にゅとっ♡ にゅとっ♡ にゅとっ♡
「はふ、ん、ちゅるっ♡」
額に汗かいてウチに夢中なおにーさん。鼻息を荒くすると、おちんちんがもっと硬くなって、お腹の上の方を叩きだす。
うひ♡ そんなに子袋つついて♡ ウチのこと孕ませたいんかなぁ♡
ずっちゅ♡ ずっちゅ♡ ずん♡♡ ずん♡♡
爆発寸前のちんちんさまご一行を
ささ♡ 遠慮せんでくつろいで♡ 好きなだけびゅっびゅして♡
そうしてちんちんに夢中になっていると、急におにーさんの手がウチの頭を後ろから押さえつけた。
「んひゅむぅ!?♡♡」
抱き合って、唇同士が息も漏れないくらいに密着する。
珍しい。おにーさんの方から、こんなにぶつかってきてくれるなんて♡
ボビュッッ!!♡♡ ビュルルルルルルッ!!♡♡ ビュプルルッ!♡ ビュクビュクビュクッ!♡♡
「~~~~~んぶぅぅ♡♡♡」
「ーーーっ! ---っ!」
うひっ♡ うひひっ♡
おまんこすごい♡ すごい♡
ながぁく、ながぁく、ウチの子袋でせーえき跳ね回りよる♡
ぴちぴち、ぴちぴち♡
おなかの奥、めろめろになってる♡
ウチのカラダ、おにーさんから離れられなくなってまうかも♡
***
限られた時間の中で、舟の上で何度も体勢を変えて肌を重ね合った。
それでも、甘い時間はすぐ終わってしまう。
「え~~~! もう終わりけ~?」
「終わりだ終わり。もう出る準備せんと、迷惑になるだろうが」
さっきまであんなにいちゃいちゃしていたのに、急につれないことを言う。
すげないところもおにーさんらしい。
…………なら、続きは帰ってからでええかぁ。
先に揺れる桟橋へと降り立つお兄さんの背中に続く。
この背中だけは文句なし。
ぐーたらでダメな人。女を離れられなくさせる悪い人。一緒にいると退屈しない人。
思ってたんとは違うけど、もうちょっとここにいても、ええかもなぁ。
フルフル先生は凶戦士っぷりよりも、雅さと自由奔放さとやっぱり脳筋さが魅力。
アトゥイは好きだけど描写するのがむずかしい。
【舞台設定Tips】
遺物の発掘・修繕をしているのは帝。
トップが古代遺跡の調査に積極的なため、民も遺物の存在には理解がある。
あなたのうたわれ歴は?
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散りゆくのみ
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偽りあるいは偽り二白のみ
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散り~二白三部作
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三部作+ロスフラあるいはモノメビ
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ロスフラのみ・モノメビのみ
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白への道標まで全て履修済
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うたわれは未履修
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その他