ハク視点→第三者視点→
真夜中。
なんか寝苦しいが、ポカポカして気持ちいい……。
ムニュ……
温い……やわらかい……。
「「んーーっ……」」
「―――――――っておい、何してんだ!?」
「接吻」「主様を起こしていました」
「普通に起こせよ!」
布団の中では、いつの間にやら双子が素っ裸で密着していた。またか!
隙あらば自分にくっ付いてくるこのふたり。
面倒なのだが、下手に拒絶すると即自害しようとするのである。自身の存在理由を失ったから、というが、自分のことなんて放っておいて自立して欲しい。
そんな過剰な思いを寄せられる理由は全くないし、下賜した帝の思惑にも思い至らず、正直どう扱って良いかわからない。
「ご隠居がおよび」
「主様を招待したいそうです」
「ご隠居って、ミトのジイさんが?」
またあのワケアリ爺さんか。
丁度いい。二人のことも含めて、色々と聞かせてもらおうか。
……
双子に手を引かれ、夜道を進む。
そして気づけば、また例の広間でミトのご隠居とホノカさんが迎えてくれた。
翁の用向きだが、良い酒と
前と同じように、こちらの他愛のない
双子にも酌をしてもらい、楽しい時間に酒も進む。
しかし。
「……で、その二人はもう味わってもらえたかね?」
「ぶばっ!?」
「なんじゃ、まだ抱いておらなんだか」
またか! このエロジジイめ。
「ハク様……この
あなたもですか……。
オシュトルから聞いた話では、鎖の
「以前渡した土産も、避妊薬とローションしか使っておらんのだろう? もっとイイものがあったろうに。一晩発情し続ける媚薬、母乳が出る薬、塗った部位の感度を上げる塗り薬に……」
「いや、良くわからんものを使うことに抵抗があるというか」
「それより、この二人の事なんですが。本当に自分の元にいてもらっても良いんですか?」
早々に猥談を切り上げ、本題に入る。
「この娘らは、其方のために生まれてきたと言っても過言ではない。できれば、あまりつれなくせんでやってくれんか」
開幕早々、思いがけない返答を食らう。
自分のために生まれた? どういうことだ?
「さみしい」
「主様がお相手してくれないと、さみしくて死んでしまいます」
乗るな乗るな。
この双子、妙にノリが良くてどこまで本気か判断しにくい。
「こちらにいるより、其方の元にいた方がこの娘たちにとっては幸せなのは確かなのだ。どうか、頼めぬか」
「そんな、自分なんかに何を」
言っちゃ悪いが、自分にしてやれることなんて何もないぞ。今の生活だけで精一杯なんだからな。
「なぁに、其方なら大丈夫だ。託したぞ」
何を根拠にそんな信頼を向けるのか。なんだか妙に息苦しい。
「今宵はここまでか、惜しいな。また土産を持たせる。楽しかったぞ。客人よ」
「娘たちの事、よろしくお願いしますね」
疑問は残るが……これ以上はやめておこう。
直接確認した訳ではないが、翁の正体があの人物である以上、あまり粘るのはマズい。何より、下手を打って彼らと会えなくなったら嫌だ。
困った差配をしてくれたのは確かだが、この人たちとの繋がりを断ちたくない。こんなことを考えるなんて、なんだか自分らしくないが。
***
「主様?」「いかがされましたか?」
「いやな? 一度、お前たちと話でもしようかと思ってな」
無論、議題は彼女たちとの付き合い方について。
————シュルッ
すると、自分が次の言葉を発するより早く。
少女たちの肩から、肢体の輪郭が見えるほどに薄く透き通った衣類が床へと落ちた。
「待て! どうして脱ぐ!?」
「裸のお付き合い」
「お互いのことを知るには、こちらが一番かと思いまして」
「分かった! お前らの気持ちはよ〜く分かった!!」
二人は無表情を崩さず、白と褐色の肢体を自分に絡ませてくる。どうやら、本気で抱かれるつもりのようだ。
これが他の女性なら、このまましけ込んだかもしれない。
しかし、彼女らの場合、ミト翁の意思が介在してるかもしれないと思うと食指が動かない。
「爺さんの指示なら、無理しなくていいんだぞ。自分もそういうのは望まんからな」
一瞬、表情ひとつ変えない双子の纏う雰囲気がピリついた気がした。
「主様が、必要」
「わたし達自身が、主様を求めているのです。ですが……主様がそれを
……その言葉に、偽りはない。感覚的に、そう思ってしまった。
ここに来てはっきりと意志を見せるとは。無碍にし辛いじゃないか。
「だが自分には、既に関係を持ったやつがいる。そいつらが自分を見捨てないでいてくれる限りは、自分も関係を止めるつもりはない」
しかも四人。不貞の極みである。
成り行きとはいえ、人間の屑になり果てたものだ。
「なら正妻に聞く」
「そちらとも、
「……そこは突っ込まんでくれると助かる」
彼女らむしろヤる気満々。普通はドン引くところだろうに。
ここらが、年貢の納め時なのだろうか。
***
「準備万端」
「主様、どうか御身の欲望のまま、わたし達を
どこか人聞きの悪い文句だが、ツッコむ前に思わず言葉を失う。
布団の上には、一糸まとわぬウルゥルとサラァナが股を開いて横並び。美少女姉妹の陰唇からは既に潤みが漏れ出している。言葉通り、男を迎える準備が整っていた。
男であれば誰しも目を奪われる、非現実的な光景。ついそそられてしまう。
どちらにすべきか迷ったが、まずはウルゥルの前に腰を下ろし、白い太ももに手をかけた。
「よろしく頼む」
「来て、主様」
————ずぷっ
亀頭が陰裂を分け入ると、わずかな引っかかりを覚える。
(これ……膜か?)
平素の態度から、つい彼女らを非処女と思いこんでいた。だが、考えてみればこの見た目だ。年端もゆかぬ少女なのは当然のことか。
「平気」
本当に平気そうな顔をしているが、女の態度を鵜呑みにして粗雑に扱ってはならない。男だって学習しているのである。
「そうか。だがその前に、『ゆっくり力を抜け』、『痛みを忘れろ』。痛くしないよう努力はする」
男がウルゥル本人というより、神にでも祈るように言葉を並べる。
「……それは」
「ん?ああ、クオン曰く、願掛けみたいなもんだ。こうすると、不思議と毎度うまくいく気がしてな」
「クオンさんが発案されたのですか?」
「ん? ああ」
双子は顔を見合わせ、何かに納得したようにうなずき合う。
「もっと言って」
「良ければ、もっと願掛けをしていただけませんか。もっと命令するように。主様の肉欲を込めて」
(なんだ急に。言葉責めでもしろと)
「淫らにイキ狂えと」「排卵し、受精しろと」
交互に淫らなささやきが届く。
男は辱めを受けている気分になるが、それは彼女らも同じかと諦め、ため息をつく。
そして、羞恥を抑え込み、ほんの少し本心を乗せた言葉を言い放つ。
『性的に興奮しろ』
「!」「!」
「『痛みを快感に変えろ』、『思いっきり言いたいことを言え』、『限界まで発情しろ』。――こんなもんで良いか」
「っ♡ ~~最高♡」
「感謝いたします、主様♡ もっともっと、思うがままのお言葉をお授けください♡」
その時彼女らの身に起きた変化を、男は知る由もない。
————ずぐぐっ
処女膜を退けた感触。
また一人、男は女の子の初めてを奪ったのだ。
幸い、ウルゥルは顔を歪めることなく平然としている。
「重くないか。ホントに、痛かったら言っていんだぞ。気を使われる方がかなわん」
「‥‥…き」
「き?」
「気持ち……いい……♡」
「マジかよ」
男は『思いっきり言いたいことを言え』と言いはしたが、処女喪失の直後にそんなことを言われるとは思わなかった。
しかも、彼女の声と表情には、今までに見た事がないほどに歓喜の感情が乗っている。彼女らは特別な生まれだそうだし、その関係なのだろうか。
「『遠慮せず、すぐ本音を言え』……頼むぞ?」
「……なら、もっと突いて」
口数少なく、本心が見えにくいものの、膣肉は男根にくぽくぽ吸い付き甘えてくる。膣内の滑りも増し、嘘ではないらしい。
ならば。
——にゅぶぶぶっ
「―――っ!!♡」
たぱっ、たぱっ、たぱっ
男根がウルゥルの中を掘り進み、眼下の少女に向けて腰が突き出されていく。
そんな時。
「おぉ!?」
ウルゥルの方から腰を持ち上げ、逸物に陰部を押し付けてきたではないか。
「動く♡」
「気ぃつかわんでいい。ゆっくりするって」
「……動いて?」
「————っ」
初物少女からの積極的な言葉に男は揺れる。動揺は律動の変化として表れ、
ずぬっ、ずぬっ、ずぬっ♡
膣の入口近くはあまり揺らさぬよう注意しつつ、膣奥に狙いをつけて細かく出し入れを始めた。
「んぶっ♡ むっ♡ っ♡」
ウルゥルが己の口を両手で塞ぎ、頭と背筋をを反らせる。ハクはウルゥルの反応を受け、腰を止めようとしたが、
「そのままお願いします。ウルゥルは感じているだけ。私には分かります」
サラァナが行為の続行を促してくる。
「だがなあ……」
流石にそれは無理を強いるのではと、男が続けようとした途端。
————うねうねうねうね♡
「うっ!?」
不意に、未知の感覚が股間に疾る。
正体は膣奥で凹凸が小刻みに揺らめき、雁を撫でる膣ひだ。
今までにない挿入感。おびただしく複雑怪奇な刺激が男根を襲う。
にゅちゅっ♡ にゅちゅっ♡
誘導させられるがまま、男の腰が勝手に揺れてしまう。
しかし、それも仕方がない。
言うなれば雄を昂らせるために特化し、デザインされたかのような名器。
そう言って差し支えないほどの衝撃が男を動かさせた。
ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプ♡ ヌプッ♡
興奮が先行し、つい抽送早まる。
彼女の膣を突くたび、脳髄に腰が抜けるほどの快感が響く。
「んぅぅ……♡ ふぁ♡ んへっ♡ ああぁっ♡」
そして女にとっても、待ちに待った男からの欲望に任せた腰遣い。
肢体そのものが快楽に敏感なことに加え、男の命令もあり口をつぐもうとするも嬌声が隠せない。
ズチュン!♡ ズプッ♡ ズプッ♡ ズプッ♡
男が高まる欲のままに女の尻を掴み、さらに腰を振る勢いを高める。
雄の興奮を感じとり、妹に輪をかけて無感動を維持する姉の、左右の均整がとれた美術品の如き面持ちが歪む。
能面のような表情しか知らない男にとって、その蕩け顔は達成感を与えるものだった。
そうした高揚とともに、本日1発目が飛ぶ。
ドボビュルルルッ!!♡ ビュルルルルルルルルッ!!♡♡
ドビュビュビュピュッ!!♡
「あ゛っ♡ ああ゛ぁ…………♡♡」
ビュルッ♡ ピュルッ♡
もっと苦戦するかと思ったが、予想よりだいぶ早く出させられてしまった。
深奥へ注いだ後も、絡んだ淫壁はさらに精を求めて蠢く。その才能に、男は恐れおののくばかりであった。
***
「次は、こちらにもお情けを頂けないでしょうか♡」
ウルゥルの絶頂が収まったのち、今度はサラァナが誘いをかけてきた。
男と姉が交尾しているすぐ横で、自ら慰めていた彼女の肉壺は赤くヒクヒク呻いている。
よりスムーズに、男に楽しんでもらえるように。
双子の願いは、あくまで男の充足なのである。
「慎重にいくぞ」
「一気に初めてを貫くのも、乙なものかもしれませんよ?」
「お断りする」
——じゅぷ、ぷ
サラァナの悪い誘惑を一蹴し、直前に抱いた女と同じ顔、同じ作りの肉穴に屹立を押し込む。
これで、双子まとめて男の毒牙にかかった。否、本当は逆かもしれない。
じゅぷん……
肉棒の大半を鞘に収めたところで、男は慎重を期して挿入を止めた。
————うぞぞぞぞ♡
しかし、サラァナの方から男のカタチに合わせてぴったりへばりついてきた。
姉と同じミミズ千匹。
男の持続力を奪う名器が、ここにも存在した。双子そろって、どんな確率だろうか。
「ん……♡ ああ……主様を感じます♡」
どうやら、膣奥の男根の存在を感じているらしい。
初めてとは思えない感度の高さ。性行為への積極性。
やはりこの少女たちは特異だ。
「もっとヤリたいように。サラァナもそう望んでる」
隣でウルゥルが、股からコポコポ精液を漏らしつつ進言してくる。
「主様♡ もっと♡ もっとご堪能ください♡」
ウルゥルはどちらかと言えば淡泊でクールな印象、と思えば直情的かつ盛大に甘えてくる。
サラァナは朗らかで柔らかい印象、かと油断したら蠱惑的で計算高い攻めっ気を見せてくる。
こうして続けざまに結合してみて、男は初めてふたりの個性を垣間見た気がした。
ぬぷ♡ ぬぷ♡ ぬぷ♡ ぬぷっ♡
「あぁ♡ あるじ様ぁ♡ いいです♡ つよく♡ ああっ♡」
カリ傘が上向きに肉壁をほじると、サラァナはそれに応じて上手に腰をずらす。肉ひだが細かく蠢かせては亀頭を責めてくる。
熟練の娼婦のごとき技術に、やや硬さのある初物女性器。アンバランスな彼女の具合が、余計に男の興奮をくすぐる。
「なら、少し強くするぞ! いいんだよな!」
「ああ゛♡ おまんこほじほじ、してください♡」
仰向けに横たわるサラァナの上にさらにのしかかるように重みをかけ、より奥へ奥へと叩き込んでいく。
ぱちゅ♡ パチュ♡ パチュッ!♡
「んん゛♡ はぁ♡ んぇ♡」
サラァナの女体を突くたび、頭とか細い腕を揺らし、全身で快感を表現してくる。
その盛り上がりにつられ、男もあっという間に限界を迎えた。
ドビュルルルッ!!♡ ビュルルルルルルルッ!!♡♡ ドプゥッ!! ドプドプッ!♡
「ああ゛っ♡ あっ♡ ~~♡」
子宮に射精が直撃した感覚。
その日のうちに美少女双子にまとめて生中出しなど、どんな大金持ちだろうと早々できることではない。
雄の情欲はこの後も冷めやらず、結局ふたりに誘われるがまま、その名器ぶりをがっつり堪能してしまったのであった。
***
自分の両腕の隙間にスッポリ収まるウルゥルとサラァナ。
人肌に囲まれて寝るというのは、やはりどうにも緊張する。
「朝になったら、爺さんからもらった薬は飲んでくれよ」
「片方だけ」
「どちらかが御子を孕んで、その間はもうひとりがお世話させていただく体制はいかがでしょうか?」
いかがでしょうか、じゃない。却下だ却下。
「目指せ子沢山」
「家族が沢山いれば、さみしくありませんから」
「!」
正鵠を射られた気分になる。
この二人は、思ったより自分のことを見ていたらしい。
「今はまだ、このままでいてくれ…。自分は見た目通りの甲斐性なしだからな」
自分に向けられる二組の瞳が、少し揺れたような気がした。
「わぷっ」
ホノカさん似の色素の薄い髪が、左右から自分の下顎に突っ込んでくる。自分の胸元に手を添えたふたりがささやいてくる。
「悠久のご奉仕を」
「御身にとこしえなる忠誠を誓います」
「「幾久しく、我が君」」
****
北方連合国家・ウズールッシャに蜂起の動き在り。
かの国へ赴いた使者の帰参ならず。
痩せた土地に住まう遊牧民族たる彼らは、以前よりヤマトの国境線へ小規模な略奪を繰り返していた。それが近年、衝突の末に各部族が統一され、一つの集団を形成した。
その果てに彼らは、ヤマトに向け南征を敢行してきた。
太平の世を謳歌してきたヤマトに対し、戦乱を繰り返し歴戦の兵が並ぶ大国と化したウズールッシャ。
着々と国境線は削られ、侵略は勢いを増すばかりであった。
「勝利の味に魅せられ、驕り、狂いおったか」
帝が薄く笑みを浮かべる。その意味は喜びか。それとも怒りか。
「蹂躙し、無知である罪を広く知らしめよ」
帝の
個人的にパーソナリティを掴むのに難儀したお二人。ロスフラのお母様たちのイメージを盛り込んでいたり。
予約投稿ミス(一敗)。
あなたのうたわれ歴は?
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散りゆくのみ
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偽りあるいは偽り二白のみ
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散り~二白三部作
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三部作+ロスフラあるいはモノメビ
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ロスフラのみ・モノメビのみ
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白への道標まで全て履修済
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うたわれは未履修
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その他