蜜羅は大きくため息をついた。
「やれやれ、ワラワの見込み違いであったか・・・もう精が尽きるとは情けない!そなたの陽根はみかけだおしかッ!!」
蜜羅が轟雷を睨みつける。
轟雷はバツが悪そうに目線をそらす。
「顔を近づけよ・・・」
蜜羅が静かな声で命令した。
轟雷は言われるがままに腰を落として蜜羅に顔を近づけた。
「ワラワを失望させた罰は与えぬとなッ!!お主は女子のワラワより先に果て、裸のワラワの前で陽根を萎えさせた。女子として、これほどの屈辱はないわッ!!」
蜜羅は激怒して轟雷の頬を力いっぱい殴った。
「この罪は死をもって償うより他あるまい・・・」
そう言って蜜羅は轟雷の左目の瞼に指を捻じ込んだ。
そして、荒々しく目玉を抉り出した。
「ぐごっ!!ぐああああああああああああああああああああああーーーーッ」
轟雷が激痛と怒りを込めて猛獣のような声で叫んだ。
空洞になった眼窩から血が溢れ出す。
轟雷は左目を押さえながら、片方の手で自らの体を殴った。
「どうじゃ痛いか?だが、ワラワを怒らせた罪は此れしきでは許されぬぞ!!はははははは」
蜜羅が愉快そうに笑う。
轟雷は残された目で蜜羅を睨みつけた。
その眼には主君への忠誠でも、女体に対する欲望でもなく怒りのみだった。
「俺の目を・・・何しやがるんだ!!この糞アマがーーーーーーーーッ!!!」
轟雷が蜜羅を思いきり蹴り飛ばした。
蜜羅の体は勢いよく吹き飛び、ベッドボードに面した壁に叩きつけられた。
蜜羅は後頭部を強打し、意識を失った。
そして、バタリとベッドの上に落ちた。
蜜羅は長坐の様な体勢のまま気を失っている。
開いた股の間からは陰部が覗く。
「この淫売めがッ!!ホトに栓でもしておけいーーーーーッ!!!」
そう言うと轟雷は壁の蝋燭台の蝋燭を手に取り、蜜羅の陰部めがけて投げつけた。
ズッポリと蝋燭が陰部に突き刺さる。
蜜羅の肉体を蝋燭立てに、火は燃え続けていた。
轟雷は蜜羅に背を向けると、扉の方に向かった。
突如、蜜羅の肉芽がズルズルと伸びて、軟体動物の触手のように蠢きだす。
「淫術、肉芽の鞭ッ!!」
蜜羅が叫んだ。
淫術とは鬼の妖術と性魔術を融合した技である。
轟雷は振り返り、異様な光景に驚いた。
蜜羅は肉芽を鞭のように操り轟雷の肉体を打ち付けた。
屈強な肉体はビクともしなかったが、皮膚を打つ鋭い痛みが轟雷を疲弊させがる。
「ええいっ!!小癪な!!この俺が女の肉芽なんぞにッーーーーー!!」
轟雷は肉芽を捕えようとするが素早くて捕えられない。
「ふぅ・・・ふぅ・・・これじゃ埒が明かん!糞ッ!!」
疲弊した轟雷が腰を屈め、膝に手を置き、呼吸を整える。
その時、肉芽が轟雷の首に巻き付いた。
ヌメヌメした肉芽がロープのように硬くなり首に食い込む。
「あっはははははははッ!このまま絞め殺してやるわ!!ワラワに逆らった事を悔やむがよいッ!!!」
蜜羅が陰湿な笑い声を上げる。
首を絞められた轟雷の呼吸が段々と苦しくなってくる。
轟雷の脳裏に、このままでは喉を潰され頸椎を砕かれるのではないかと不安がよぎった。
そう思うのも無理がないくらいに、首を絞める力は段々と強くなっていた。