「だが、俺にはまだ凶骨根がある!! ふんっ!」
轟雷の股間の凶骨根が太く長く大剣のように変化した。
全身の生気と霊力を肉棒に注ぎ込んだのだ。
「ならば、ワラワも……轟雷よ、正々堂々と勝負しようではないか!!」
蜜羅の肉芽が勃起し、ムクムクと男根のように大きくそそり立つ。
「はぁっ……ワラワの肉剣はこんなものではないぞ」
手で摩ると肉芽はさらに大きくなり、いつの間にか乳房の位置に届くほどに巨大化した。
その先端は槍のように尖っている。
「轟雷、せめてもの贐じゃ、ワラワの肉剣でイカせてやろうぞ」
蜜羅は自らの肉剣を卑猥な舌付きで舐めまわす。
轟雷は巨体に似合わぬ素早さで蜜羅に襲い掛かった。
槍のように鋭い凶骨根が目前まで来た瞬間、蜜羅は10メートルほど上空に飛んだ。
「食らうがよいッ!!」
そう叫ぶと共に蜜羅の陰部から大量の淫液が噴出し轟雷の顔にかかった。
目に入った淫液が視界を奪う。
「ぐぬっ!! 小癪なッ!!」
轟雷はすぐに目に入った淫液を拭った。
そして、すぐに辺りを見回し蜜羅を探すが見当たらない。
だが、枯れ木のような凶骨樹の森で隠れる場所などない。
「そこか……」
轟雷は凶骨樹の木の枝の上にいる蜜羅を発見した。
素早く飛び上がり蜜羅に襲い掛かる。
その素早さは常人が見れば、蜜羅の目の前までテレポーテーションしたかのように見えるほどだった。
轟雷は自身の霊力をフル稼働させ最後の戦いに臨んだのだ。
「ぬははははははは!! 貴様の命を犯してくれるわ!!」
ズプッ!!
凶骨根の鋭い先端が蜜羅の胸を貫いた。
乳房を貫き心臓まで到達した、そんな感覚だった。
「愚かじゃのう、それはワラワではなく、ただの分身よ」
背後から蜜羅の声がした。
轟雷が振り向こうとした瞬間、激痛が襲い掛かった。
蜜羅の肉剣が轟雷の背中から心臓を貫き、胸から先端が飛び出したのだ。
「おのれ……確かに仕留めたと思ったはずなのに」
「お主が貫いたのはワラワの陰毛から作られた分身じゃ……宙に飛び上がった時に分身を放ち、ワラワは地面の中に隠れておったのじゃよ」
蜜羅が落ち着いた口調で言い放つ。
「ぐううう……姫、あなたは本当に残酷な方だ…」
「そうじゃろう、ワラワも自分でそう感じておるよ。そして、お主のような良い男を失うのも誠に心苦しい」
蜜羅は寂し気に呟くと、肉剣を突き刺すしながら轟雷を抱きしめた。
「ぐはっ!! もし生まれ変わったら普通の男と女として出会いたい……」
轟雷が口から鮮血を噴出した。
「ウォオオオオオオオオオオオオオン!!!!!」
そして、最後に獣のように咆哮すると、眠るように息絶えた。
「ワラワもじゃよ。だけど、これが淫鬼の性さがであり業じゃ」
蜜羅は冷たくなった轟雷の体をずっと抱きしめていた。