2人が気を失ってから、しばらくの時が立った。
由良は蜜羅に覆いかぶさりながら寝息を立てている。
蜜羅の肉棒は由良の陰部に刺さったままだ。
だが、さすがに気力を使い果たしたのか、肉棒は硬さを失っていた。
目を覚ました蜜羅は自身に覆いかぶさる由良を抱きしめた。
「んっ…ん…蜜羅さま?私は一体…」
次いで目を覚ました由良は自分が今まで何をしていたのか、急には思い出せないでいた。
「由良よ、とても良かったぞ。そなたの中はまるで桃源郷じゃったぞ!」
「私も…とても…」
「そうか、良かった。ところで由良よ、ワラワは気を失っておる間、暗闇の中を漂っていた。あれはまるで死…死ぬときに見える暗闇のようじゃった」
蜜羅が静かな口調で語る。
その口調はまるで、懐かしい思い出を語るようだった。
「私は真っ白な光、光に包まれた世界を見ました。あれは私が生まれる前にいた世界…そんな感じでした」
由良が言った。
「ふふふ、面白いのう…光と暗闇、生と死…まったく正反対のようで実は表裏一体のものをワラワ達が見ていたとは…」
「はい、とても不思議な感じがしています」
「ところで由良よ、ワラワは小便がしたくなった」
蜜羅が唐突に言い出した。
どこか気恥ずかしそうに見つめあう蜜羅と由良。
「お主の中にしてもよいか?」
蜜羅が囁くように問いかけた。
「えっ…その蜜羅様のお小水を私の中に?」
「嫌か?」
「いえ、ただ私そのような経験はありませんが…蜜羅様のなら喜んで」
由良は恥ずかしそうに頷いた。
とまどいながらも喜びと好奇心に満ちた由良の表情を見て蜜羅も嬉しそうに笑う。
「うっ…うう…」
蜜羅は自らの体の一部となった男根から尿を放出しようとするが、なかなか出ない。
「うんっ…おかしいのう、出そうと思っても出んのじゃ」
「もしかして、出そう出そうと意識しすぎてるから出ないのかもしれません」
由良が遠慮がちに言った。
「ふむ、そうか…しかし、男の感覚での放尿というのも面白そうじゃ…んっ?おっ…」
「どうなさいました?出そうでございますか?」
「うむ、陽根の先がムズムズする…ああっ…この感覚は…ああっ…」
「大丈夫ですか?」
「うむ、これは何とも不思議な感覚じゃ…あっ…あああ!!」
蜜羅は肉棒の先端のムズムズする感覚に思わず声を漏らす。
尿道口がうずき、先端部分で止まっていた尿が放出される。
「ああっ…蜜羅様のお小水が…私の中に…」
勢いよく出た小便が由良の膣奥を射撃する。
「ああっ…熱い…私のホトの中が熱く煮えたぎっているようです」
熱を帯びた小水が膣内を満たしていく。
「ううっ…まだまだ、出そうじゃ!!うっ…これは?」
ドピュッ!!ガピュ!ズピュユユ!!ドプッ…
背徳的な興奮からか、萎えていたはずの肉棒が大量の精液を放出した。
小便で満たされた由良の膣内に、さらに精液が注ぎ込まれる。
「うんあっ!ああっ!あああ!凄い…凄いです…」
「ワラワの…モノが、また硬くなってきおったぞ…ふんっ!ふんっ!」
蜜羅は精力を取り戻した肉棒で激しく由良の子宮を突き立てる。
グチョ!ズリュ…ジュプ!ジュッポ!!ジュポポ!!
由良の全身が痺れたようにブルブル震える。
まるで、水の入った水槽が揺れるように…由良は気づいていた。
それは、さらに押し寄せる激しい快感の予兆であると。
「ああっ!!はああーーーーーっ!ああ」
由良は体をよじらせ、甲高い喘ぎ声とともに絶頂に達した。
蜜羅が肉棒を由良の陰部から引き抜くと、中に溜まっていた小便と精液が一気に溢れだした。
情事を終えた蜜羅は切なげな眼差しで由良を見つめている。
「それにしても、よく似ておるのう…」
蜜羅が、どこか悲しげな声で呟いた。
「私に似た人が…?」
由良が同じく静かな声で訪ねた。
「うむ、由良よ。そなたはワラワの妹の澪葉みおはに生き写しじゃ」
「蜜羅様の妹君に?」
「そう、澪葉は死んでしまったがの…」
蜜羅が遠くを見ながら呟く。
由良はどう声をかけていいか分からず口を噤む。
「澪葉を殺したのはワラワじゃ…」
蜜羅はそう言うと、平然を装うとしたが目から熱い涙がボロボロとこぼれ出した。
「えっ?」
思わぬ発言に由良は驚きを隠せなかった。
「ワラワの父であり淫鬼族の王である邪淫凶王には7人の子供たちがおった。ワラワは父上の6番目の子で、その下に妹がおった。ワラワ達は兄妹でありながら王の座の後継者をめぐり幼き日より常に敵対していたのじゃ…隙があれば命を奪おうとさえ…」
蜜羅が切なそうに生い立ちを語り始めた。
「そんな中で、唯一、ワラワが気を許せたのが澪葉じゃ。あの子は鬼とは思えぬ優しい子での、争いを嫌い草花や動物を愛する穏やかな気性の持ち主じゃった。ワラワは澪葉だけは他の兄上や姉上たちから守ろうと決めていたのじゃ」
由良は蜜羅の壮絶な話を聞いて壮絶な運命に動揺したが、蜜羅の唯一の心の支えともいえる妹の自分が似ている事が嬉しくもあった。
「そしてある日、父上の命令で後継者を決めるための戦いが行われる事になったのじゃ。凶骨樹の森の中で7人が殺し合い、最後まで生き残ったものを後継者にすると…」
「そんな酷い…」
由良が思わず涙ぐみながら言った。
「うむ。ワラワは澪葉を守りながら兄上や姉上を殺したのじゃ。そして2人だけになった時に…あの子は…澪葉はワラワに刀を持って襲い掛かってきたのじゃ」
「そんな、なんで…」
「ワラワは何が起きたのか理解ができなかったが、身を守るために刀を取った…。だが、どうしてもワラワは澪葉を殺すことはできなかった…。だが、澪葉の刀を打ち返すうちに…あの子の胸を刀で貫いていたのじゃ。澪葉は自らワラワの刃に刺さったのじゃ…」
「うっ……」
「父上は最後の1人しか生き残ることしか許さぬだろうと…それで、澪葉はわざとワラワに襲い掛かり、自ら命を…ワラワを助けるために…」
そう言うと、蜜羅は号泣した。
由良も蜜羅に寄り添い、死んだ澪葉を弔うように声を上げて泣いた。