由良は厠に行くと、畳敷きの床にぽっかり空いた四角い穴に大胆にまたがった。
ブスッ!
ずっと便意を我慢していた事もあり、肛門が震えるほどの勢いでガスが放出される。
由良は自分の豪快な放屁に思わず笑ってしまう。
「ふぅ~危うく漏れる所だった。もし、蜜羅様のベッドの上でもらしていたたら大変なことに…」
ブボッ!ズプッ!ブリュリュリュリュ…
肛門から蛇花火のように子気味よく大便が滑り出しては厠の暗闇の中に落ちていく。
「はぁ~」
由良は一安心したのと排便の快感に生暖かい息を漏らした。
突然、厠の穴の中からウネウネと動く細長い生き物が顔を出す。
よく見ると、それは吸盤のついた蛸たこの足のようだった。
蛸の足は開き気味の由良の肛門をヒタヒタと撫でまわした。
「ひやぁ!!」
由良は思わず声を上げたが、これといった害もなさそうな事から謎の生き物は排便の後の尻を掃除する生きたウォシュレットのようなものだと思った。
厠の穴の中を見てみると一匹の蛸が厠の内側にぶら下がっている。
蛸の足はグリグリと由良の肛門を刺激しながら奥へと侵入していく。
「はあっ!ちょっと、そんなお尻の穴いじっちゃダメ!!」
蛸の足は肛門の中に潜り込み、直腸の曲がり角まで侵入してきた。
それは抗いがたい快感をともなっていた。
「はあ…ダメ…ダメだってばタコさん」
ヌルリとした感触が足元も捉える。
蛸の触手が足にも絡みついてきたのだ。
粘液に濡れた触手の奇妙な触覚が由良の心までも捉える。
「ああん、タコさんったら…すけべえなのね」
蛸の触手は由良の女陰の中にも侵入してきた。
ヌチュ…クチュ…ヌチョ
粘液が卑猥な音を立てる。
由良の体が内側からだんだんと熱を帯びてくる。
「ああっ…はあ…こんな所、蜜羅様に見られたら…ああん!でも、気持ちいい」
由良は自らの乳房を揉みしだきながら快感に身をよじらせる。
奇怪な蛸は8本の触手で由良の体を外側から内側からまさぐる。
「ああん…はぁ…はぁっ…もう」
由良は奇怪ながらも愛嬌のある蛸の姿に気を許し、ネットリとした触手の快感に身をゆだねる。
陰部に侵入した触手は子宮のにまで到達し、肛門から侵入した触手は腸内をウネウネと突き進む。
「ああっ…はあ…蛸さんったら…」
クチュ…ジュポ…ジュププ
蛸の粘液と由良の体液が混ざり合い、卑猥な音を奏でる。
だが突如、蛸の体が風船のように大きく膨らみ由良を包み込んしまった。
この蛸の正体は衣蛸(ころもだこ)は京都に伝わる妖怪で見た目は普通の蛸と変わりがないが、体を衣のように大きく膨らますことができ、人間や船を飲み込むことができる。
「きゃああああああああッ!!」
由良は驚きと恐怖に悲鳴を上げる。
そして、衣蛸の体の中から抜け出ようともがくが、動きに合わせて伸び縮みするだけでビクともしない。
衣蛸は由良を包み込んだまま、厠の穴の中に飛び込んだ。
下は流れの速い川になっており、蛸は由良を捉えたまま泳いでいった。
その川の流れは城の外に向かっており、流れのままに進めば凶骨樹の森の中を進み外部に出る事になる。