※この作品はR-18です。

EoD番外編   作:ジントニック123

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ちなみに宗吾の性技は【97】
漫画さんに僅かに劣るレベルです。


交じり合う刃と熱

 

 

 

 

 

――― 過去周回〈200x/xx/xx 香港某風俗ビル〉―――

 

 

 薄暗い照明と簡素なベッドがあるだけの狭い空間に、2人の男女が面と向かって立っている。

 実用性皆無のデザインをした水着の美女と、ラフな格好をした端正な顔立ちの青年だ。

 風俗という場所である事を考えれば、これから行われるのは男女の交わりしかない。

 

「………なあ凜子、あの薬中に妙な薬でも盛られたか?

 今なら聞かなかった事に出来るんだが」

 

「お前は私がアレから何か受け取ると思うのか?

 この間なんて書類にクスリを染み込ませて渡してきたのだぞ。

 本気に決まっているだろう」

 

 ―――しかし、どう見てもそういう空気ではない。

 

 青年―――宗吾は顔を引き攣らせ、美女―――凜子もまた苦虫を噛み潰したような表情だ。

 

 互いに仕事先がブッキングし、客と風俗嬢という関係で今はここにいる。

 だが逆を言えばそれだけだ。わざわざ実際に致す必要などない。

 そもそも宗吾自身、最初からやるつもりは欠片も無かったのだから。

 仮に凛子以外の風俗嬢であったのなら、今頃眠りについて貰っている頃だ。

 

「もう一度言う……私とやれ、今ここでだ」

 

 なのに、目の前の腐れ縁がそんな事を宣っているので内心頭を抱えていた。

 普段からの刃によるやり取りを考えれば一服盛られたと考えてもおかしくはない。

 しかし、頭の冷静な部分がその可能性を否定するのでややこしくなる。

 

「………むぅ」

 

 だから唸るしかない。

 少なくとも凛子は潜入先で冗談を言うような女ではない。

 性交という大きな隙を晒す行為にも、相応の理由があるのは間違いなかった。

 

 別に宗吾とて木石ではない。若い男らしく相応の性欲もある。

 というかかなりの頻度で致している方だ。

 学生時代(むかし)は肉欲に溺れれば剣が鈍ると思っていたが、その程度で鈍るようなヤワな鍛え方はしていないと師匠に身をもって叩き込まれた。

 

(どうすっかなぁ……)

 

 なので女と身体を重ねる事自体に拒否感は無い。

 問題なのは――――。

 

 

(凜子(こいつ)相手に、勃つ自信が無い……っ!)

 

 

 凛子どころか大多数の女性を敵に回すような事を考えていた。

 口に出していれば再び白羽取りをする羽目になるのは間違いなかった。

 

 大前提として、秋山凜子は極上の美人だ。

 そ(・)う(・)い(・)う(・)風(・)に(・)育(・)て(・)ら(・)れ(・)た(・)のかは不明だが、顔もスタイルもアジア人離れにほどがある。

 ベッドを共に出来るなら大枚をはたく者が山のように出るだろう。

 そもそもこんな場末の店には似つかわしくないので逆に浮いている。*1

 

 だが―――それは外見だけの話。

 

 中身は元封剣士かつ色んな意味で有名な香港対策室の一員。

 香港を訪れた直後から何度も斬り合ってきた相手だ。

 宗吾からすれば欲情するよりも先に警戒心の方が圧倒的に勝る。

 事実、股間の息子はピクリとも反応していなかった。

 

「別に、この業界なら別に大した事でもないだろう。 

 適当に済ませるだけでいい。

 1回で終わって力尽きて寝た事にするんだ」

 

「ちょ、おま」

 

 あれこれ考えている内に―――あるいは制止される前に―――凜子が胸を覆う布地を取り外す。

 

 


 

 

             


 

 

 

 露わになったのは重力に負けない張りのあるたわわな双丘と桜色の突起。

 常々大きいとは思っていたが、実際に生で見ると迫力が違う。

 思わず見入って―――少しだけ股間に血が集まるのを感じた。

 

「――――ッ」

 

 視線が釘付けになっている事を悟ったのだろう。

 若(・)干(・)顔(・)を(・)赤(・)ら(・)め(・)な(・)が(・)ら(・)も(・)、続けて攻め過ぎなハイレグパンツを脱ぎ捨てる。

 その下にはうっすらと生える整えられた繁みと、色の沈着もない綺麗な割れ目があった。

 ―――なお、一緒にタイツも脱いだので宗吾は少し落ち込んだ。

 

「…………多少は、その気になったか?

 それとも、緊張のし過ぎで使い物にならないのか素人童貞め」

 

 挑発するような口調、しかし声に若干の震えが混じっている。

 怒りか羞恥心かは分からないが……少なくとも凜子は本気だ。

 元々前職でも此処でも何度もそういう事はしているはずだが、面識のある相手―――しかも頻繁に殺し合う自分―――ともなればハードルは高いだろう。拒否感も相当なはず。

 それでも、自分を抱けと堂々と言ってのけたのだ。

 

 そこまでの覚悟を決めた女に恥をかかせるのは―――剣士以前に男として失格だ。

 

「その設定だとあまりにも情けなくない俺???

 あと誰が素人童貞だコラ」

 

 腹を括る。細かい事を考えるのはもう止めた。

 躊躇いから解き放たれ、肉棒がみるみる硬度を増していくのを感じる。

 後々香鈴から絞られるのは確定だが、他の女の事を考えるのは失礼なので棚に上げておく。

 

 今やるべきことは一つだけ。

 

「誘ったのはそっちだからな……途中で泣くなよ素人女め」

 

 一歩距離を詰めて、手を伸ばす。

 形の良い顎に触れて、軽く持ち上げる。

 視線を合わせて、互いに見つめ合う。

 熱を帯び始めた吐息が、理性を溶かしていく。

 

「いいからさっさとしろ。

 私も訓練は受けているし、実際に何度も経験した身だ。

 ――――天井のシミを数えている間に終わる」

 

 そして一瞬の躊躇いの後―――唇が重なった。

 

 

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

【―――3時間後―――】

 

 

「ンぐぅっ……は、ぁ……んお゛っ!?」

 

 獣のような咆哮が響く。

 防音対策が施された壁を貫きかねない音量だ。

 汗と精液と淫水の匂いが充満する室内で、犬のように犯される凜子の喘ぎ声だった。

 

 

 

 


 

 

             


 

 

 

「お゛あっ! あっ、あああ!? うぅううぁっ!!」

 

 それほど激しい動きをしている訳ではない。

 

「おっ、おっ、おっ……!!」

 

 ゆっくりと捻じ込むように肉壺を掻き分けながら子宮をノックして。

 

「ッ~~~~~ァアアッ!」

 

 カリであちこち引っ掻きながら抜いていく。

 

「ふ、ぁああ、っぐっく―――!?」

 

 ただそれを繰り返すだけ。

 繰り返すだけで―――鋼の如き女が泣き喚くメスブタへと堕ちていく。

 

「うっし、上手くいった……っと!」

 

「―――――お゛っ!!!!」

 

 一際深く肉棒が打ち込まれる。

 同時に文字通り息の詰まる声。

 凛子の眼が半ば白目を剥いた。

 

「――――ッ! カ―――、ァ……!!」

 

「おい、盛り上げる演技にしてもやり過ぎだ。

 呼吸くらい……ちゃんとしろっ!!」

 

 パァンと室内に響く快音。

 痙攣して波打つ巨尻へスナップを利かせた平手が落ちた。

 

「ゴハッ―――ゴホッ、ゴボッ!」

 

 軽い痛みの衝撃(スパンキング)をトリガーに、サボっていた生体活動が再開する。

 覚醒者でなければ脳の血管が切れていた……そう思わせるほどの深い絶頂。

 全身に球のような汗を浮かべながら、枕へと力なく顔から突っ伏した。

 

 


 

 

             


 

 

 

「ほれ、休んでる暇ねーぞ。

 天井のシミ数えてみろ」

 

「やめ、ろぉ……っ、やめて」

 

 脇から手を回し、弱弱しい抵抗を無視して体を反転させられる。

 凜子は咄嗟に顔を隠そうとするが、両手を恋人繋ぎで抑えられて駄目だった。

 涙と涎でぐちゃぐちゃの蕩けた顔が露わになってしまう。

 

「……正直お前がそこまで女優とは思わなかったわ。

 流石は元封剣士、そ(・)う(・)い(・)う(・)手管もお手のもんか」

 

「ま、まひぇ、これは……えんぎひゃらくて!?」

 

 普段の姿とのギャップに思わず加虐心がそそられる―――実に上手い演技だと宗吾は思った。

 感じているのは確かでも、実際はそこまでではないだろうと思い込んでいる。

 経験回数はともかく、人数自体は片手で足りるというアンバランスが仇となった形だ。

 

 仮に宗吾がもっと積極的であったなら、あらゆる意味で犠牲者が増えていたであろうが。

 幸いにも――今ここで被害を受けるのは凜子1人である。

 

「んー……もっとやれって事か、分かった」

 

「や、やめっ、やめてくれぇえっ!!」

 

 盛大にアンジャッシュしたまぐわいが続く。

 普段なら烈火の如く怒り狂う凜子も、今は手弱女のように嘆願する事しか出来ない。

 現在進行形で襲って来る快感の波に―――未知の感覚に抗うので精一杯だった。

 

「じゃあ―――そろそろ本気で行く」

 

「んむぅっ!?」

 

 肉棒を挿入されたまま、口の中を舐るようにディープキス。

 同時に抽送が再開され、上と下の2か所同時に責められる。

 単純に先ほどの2倍の攻め――――いとも容易く絶頂した。

 

(どう……してぇっ!?)

 

 ぐずぐずになった頭で必死に―――あるいは現実逃避で―――考える。

 悪魔業界に身を置く者として。

 英雄と呼ばれる者さえ斬り捨てる封剣士として。

 幼い頃から様々な訓練を受けて来た。

 

 例えば―――頭部と四肢を拘束したまま生活を続ける。*2

 例えば―――拘束具を装着したまま閉鎖空間で1週間以上生き延びる。*3

 例えば―――イマージュを高める苦行として体の一部を捨て去る。*4

 

 ……その一環として身を犯される事も経験済みだ。

 人間は勿論のこと、悪魔に、機械に、果ては同性相手にも。

 ターゲットに近づく為に体を差し出したのだって一度や二度では済まない。

 

 一般常識からすれば考えられない事だが、そういうものだと受け入れた。

 もはや自分の体はそういった事に反応しないはずだし、事実そうだった。

 

 ―――なのに。

 

(どうして、こんなに―――!?!?)

 

 最初は体をあちこちまさぐられるだけだった。

 胸や女性器といった部分には一切触れず、腹や太ももを柔らかく指が滑り、首筋や耳たぶをしゃぶられる。

 それがしばらく続くと次第に体が熱くなって、やがて自分でも聞いた事のないような声が出た。

 訳が分からない。

 

 

《急所》*5肉体の知識を学び、急所を見つける。

⇒応用して感じやすい場所を見つける。

《気功治療》*6対象の気の循環を活性化させる。

対象はもう一度BSからの回復チェックを行える。

⇒気の流れを調整し、つけられた癖を矯正する。

《整体術》*7骨折、骨格のねじれ、気のゆがみを正す。

対象はもう一度BSからの回復チェックを行える。

外れた関節を戻すこともこの技能で行える。

度重なる拷問(整体)を受けるうちに覚えてしまった。

⇒訓練で生じたゆがみを修正する……それ本当に整体術?

 

 

 カルトマジックと整体術の応用で体についていた癖を矯正し、きちんと感じられるようにしていた事に凜子は気付けない。

 徹底的に下拵えをさせられて、あとはどう調理するかまで追い込まれていたというのに。

 

 よって―――宗吾が仕上げに入った。

 

 息も出来ぬほど繋がっていた唇が離れ、名残惜しいかのように舌先と舌先に唾液の橋が架かる。

 ほんの僅かに出来た休息の隙間。脳髄の痺れる感覚を振り払うべく一呼吸しようとして。

 

 

「――――イけ」

 

 

「んぎゅううう!?!?!?」

 

 

 


 

 

             


 

 

 

 

 優しく耳元で囁かれる……そ(・)れ(・)だ(・)け(・)で(・)1(・)0(・)回(・)は(・)達(・)し(・)た(・)。

 

 

 

《導眠功》*8脳波に影響を与え、眠りに誘う。

⇒応用して脳機能を一部麻痺させ快感への抵抗を無くす。

《外丹霊動功》*9相手の気をコントロールする気功。

術者の意図した動きを勝手に取らせることが出来る。

⇒応用して感じやすい場所を作り出す。

 

 

 腰が浮き体が跳ねた。背が弓なりに張り詰めてそのまま固まる。

 ベッドが一層軋んだ音を立てるが、そんな事を気にする余裕さえない。

 絶(・)頂(・)し(・)た(・)ま(・)ま(・)降(・)り(・)て(・)来(・)ら(・)れ(・)な(・)い(・)のだから当然である。

 

 気功の応用による抑制神経を麻痺。

 催眠による絶頂への声掛け(指令)。

 この2つと並行して、上から圧し掛かるように抑え込まれながら子宮を突かれるのだ。

 

 ―――当然、される側は堪ったものではない。

 

 

 


 

 

             


 

 

 

「イけ、イけ―――もっとイけ」

 

「あ、あ゛あああああああああああ!!!!」

 

 声が意味を持たない、嬌声にしかならない。

 耳朶を打つ言葉攻めは、ただの素人女には致命の毒だ。

 常人であればショック死する快楽に耐えられてしまうのが逆に悲劇を生んでいた。

 

 肌と肌が擦れる―――伝わってくる熱に絶頂した。

 口の中を再び蹂躙される―――自分で吸い付きながら絶頂した。

 限界まで尖った両乳首をしゃぶられた―――胸だけで絶頂した。 

 子宮を外から押されながら肉棒で穿たれる―――天井に届く潮を吹いて絶頂した。

 

 この僅かな時間で人生の絶頂記録を更新し続ける。

 頭の中が真っ白に染まり思考がバラバラになる。

 溺れる者が藁を掴むように、いつの間にか凜子は目の前の相手に抱き付いていた。

 足を背に回して絡め、決して離れないように抑え込む。

 

 

 それは傍からすれば“熱”を強請る恋人のようにも見えた。

 

 


 

 

             


 

 

 

「っ、そろそろ出すぞ……!」

 

 言葉の意味を理解出来ぬまま、しかし加速する抽送に感じたのは恐(・)怖(・)だ。

 

 このままでは自分は死ぬ。それもただ死ぬのではない。

 命という意味ではなく、存在が決定的に変わってしまう。

 彼に注がれてしまったらもう戻れない―――そんな予感。

 

 

 ふと、走馬灯が過った。

 

 


 

『血の契約に従い、秋山凜子―――貴様を封剣士として認める』

 

『次の任務先は香港、三業会のお膝元だ。

 いいか凜子、決して気を抜くな……あそこは魔境だ』

 

『うわぁああああもう駄目だ死ぬぅううう!

 無理だよ封剣士相手なんて!!

 自害しかないかなぁ、自害しかないかなぁああああああっ!?!?』

 

『おいおい、いきなり襲い掛かって来るとかなんだお前?

 こちとら善良な……ちょっと密航しただけの一般人だぞ。

 まあいい―――とりあえず剣で語れや』

 

『ヒャハハハ! イキの良い奴らがやって来たな~~~~!

 オラッ! 特別に追加の鍼だぁっ!!

 これで肩凝りとは無縁の体にしてやるぜ~~~~!!!!』

 

『封剣士も三業会も悪魔も、俺にとっては大して変わらん。

 人の意思を操ろうとする輩は等しくゴミだ』

 

『貴様が天尊流星(神)に逆らう封剣士とやらか。

 よかろう―――まずは爆撃だ!! ついでに中国全土を焦土に変えてくれる!!!!』

 

『サ、サムが言ったんだ……お前たちは悪い奴だって。

 ああ、サム、褒めてくれサム、君に従うよサムぅうううう!!』

 

『もっと気楽にやればいいのに……あ、この薬は来週規制されるからキメるなら今の内だよ』

 

『キミが秋山凜子か(This is a pen)。これからは仲間としてよろしく頼むよ(This is an apple.)』

 

『私が何をしているのかだって?

 ……この改造車、実にいい曲線を描いているだろう?

 こう、下品なんだけどいきり勃ったのを鎮めようと後ろからね』

 

『さあおじ様、その汚ねぇケツをお出しになって……ほら、ほらほらほら!!

 出せっつってんだろゴラァアアアア!!!!』

 

『さよなら本日14回目の初恋……っ!

 そしてこんにちは15回目のトキメキ!!!!』

 

 


 

 

 脳裏に煌くステンドグラスのような記憶の断片たち。

 秋山凛子という女が積み上げてきた人生の軌跡そのもの。

 

 一説によると。

 走馬灯とは今までの経験や記憶の中から迫りくる“死”を回避する方法を探しているのだという。

 

 だから探した。探して探って自分を失わない道を探り当てようとして。

 そして、最後に見つけたのは――――。

 

 


 

『はい? 就職一ヶ月で三業会(ウチ)に転職を???

 その、残念ながら元封剣士を雇える状況ではなくて。

 えっと……諦めてください、応援しますから』

 

『……ほら、今日は奢ってやるから好きなだけ愚痴ってろ。

 酔っ払いの相手するのは慣れてるし』

 


 

 

 心底かわいそうな相手を見る目をした女マフィア。

 そして今まさに己を殺そうとしている腐れ縁の男の顔。

 

 ―――万事休すであった。

 

「ッ―――出すぞ!!」

 

「~~~~~~~~~~っ!?!?」

 

 胎に注ぎ込まれる灼熱のマグマ。

 何処にそれだけの量があったのかと疑う射精量。

 子宮が膨れ上がり逆流する熱を感じながら―――凜子の意識は暗転した。

 

 もう戻れない……その確信と共に。

 

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 

【―――4時間半後―――】

 

 

 

 

 


 

 

             


 

 

「お……ぉ……ぁ、は……っ」

 

「……あの~、もしもーし。

 もう演技しなくていいですよ凛子さん?」

 

 白目を剥き、時折痙攣しながら潮を吹く女を前にして。

 宗吾は冷や汗をかきながら声をかける。

 

 演技が上手いと思っていた。

 男を手玉に取るのはお手の物だと考えていた。

 こちらを乗せる為にそれっぽい事をしているだけだ。

 

 ―――そんな風に考えていた結果がこれである。

 

「………」

 

 おもむろに、硬さを保つ肉棒を口元へ近づけた。

 柔らかい唇と亀頭がキスをして、そのまま口の中へと潜り込む。

 強引なイマラチオ……普通なら絶対にやらない事だ。

 そして自分の知る凜子なら間違いなく食い千切って来る。

 

 ―――果たして。

 

「ぉ、おお…………ふぅあっ……。

 じゅる、じゅぼっ、じゅぼぼぼっ」

 

 目は虚ろで、しかし蕩けて淫靡な表情を浮かべたまま。

 口に含んで、尿道に残った精液を吸い出すようにしゃぶり始めた。

 いわゆるお掃除フェラというやつであり、あまりやって貰った事はない。

 

「……………………………やっべ、やり過ぎた」

 

 ここでようやく、己のミスに気付いたがどうしようもなかった。

 敵地だというのに味方を潰してどうするのか。

 途中から肉欲に流された事を猛省したくなるが、それは後回し。

 今は凜子を正気に戻すのが最優先である。

 

「呼吸合わせて整えれば、大丈夫なはず……たぶん」

 

 メスブタを超えたメスブタ状態になってるが、一時的な物だろう。

 治療を施せばすぐにでも復帰するはず。

 本来の目的を達する為にも、聞きそびれた話の続きをしなければならない。

 

 ―――とりあえず。

 

「1発で済むかなぁ……」

 

 正気に戻った後で、凜子が殺しに来ないかだけが心配であった。

 

 

 

 なお、あまりに気持ち良かったので、全身にぶっかけてしまったのは仕方のない事である。

 

 

 

 

 

*1:
※ そのせいでパネマジを疑われ実は指名数0だった。

客1「おい見ろよやべぇのが混ざってんぞ」

客2「ああコイツはやべぇな……」

客3「やべぇよやべぇよどんだけパネマジで整えてやがるんだこれ……?」

客1「おい2,お前今日相手決めてないし行ってきたらどうだ?」

客2「やだよぜってぇボストロールが出てくるだろコレは」

客3「なんだよだらしねぇな」

客2「じゃあお前行けよ」

客3「ドブに金突っ込む趣味はねぇよ」

このようなやり取りを店長が聞いていたのが後の悲劇へと繋がる。

*2:
※魔剣X 「封剣士兵・鉄弓」「封剣士兵・影脚」

*3:
※漫画版魔剣X 原空間(プレロマ)と呼ばれる修行法。

空腹、暗黒、閉塞感などの苦痛を自らのイマージュで補う必要がある。

耐えきれずに自らの体を薄くスライスして逃げ出そうとする者もいる。

*4:
※ 封剣士として認められる為の最後の試練。

凜子は左腕を切り落とし、義手をイマージュで生身のように操っている。

*5:
※ 誕生篇

*6:
※ 誕生篇

*7:
※ 誕生篇

*8:
※ 基本システム

*9:
※ 基本システム

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