ヒルマをベッドに寝かせいつも通り幻惑の腕輪を取り出そうとした時彼女に止められた。
「ロータス様、どうか今日はそのままの姿で」
「あちらの姿には満足したのかい?」
悪戯心からそう質問してみれば彼女は首を振り立ち上がって腕を絡める。
「満足なんてとんでもない、もっともっと求めて欲しいわ……でもね、私はとても欲深いの、こちらの貴方からも求めて欲しいの」
妙な言い回しだ、だからこそ彼女はアレが俺の姿であることを見抜いてしまったのだと確信できた。
ヒルマは踊るように回って俺をベッドに押し倒す。
「私は貴方の全てが欲しいわロータス、だから私を見て」
ゆっくりとドレスを脱ぎ下着姿になった彼女が這う様に体を登る、外殻を撫でる指先、淡い呼吸、全身を使って舐め上げられていく感覚からは彼女が培った全てを感じた。
「私の全部を貴方で満たしてロータス、ずっと、ずっと」
キスができない代わりに印を残す様に顎を舌でなぞる、胸殻の隙間に指を這わせ、脚を大腿殻の棘に突き刺して固定する。
伝う血が白いシーツを染め、その暖かさが外殻ごしに伝わってきた。
「ヒルマ、君を傷つけたくない」
「フフ、傷ついてなんかいないわ、流れているのは私の想いよ、だって貴方のこれは愛の楔だもの……その証拠にほら」
彼女に手を取られ秘部に導かれる、下着の上からでも分かるほどに彼女の口は愛を求めていた。
「恥ずかしいんだけど仕事柄ね、少しは調整できるの、貴方は知っているからその程度のこととって思うかもしれないけど、ここまで欲しくなった男は貴方だけよ、私の心を感じて」
上気する顔と憂いに満ちた潤んだ瞳、無意識にそうであって欲しいと願ったからそう見えたのかは分からない、それでもそれは本心からの言葉だと思えた。
「ヒルマ……」
彼女を呼んだ瞬間、股間部に窮屈さを覚えた。
視線を向ければ外殻が内部から押し上げられ隙間が開く、そしてそこからグロテスクな肉棒が滑り出た。
「ああ、ロータス!」
喜びの声を上げたヒルマは優しくそれを撫でる、粘り気のある体液で覆われた肉棒の形状を確かめる様に指を這わせ絡める。
意思とは関係なく刺激に反応し跳ね上がるそれを我が子に向ける様な慈しむ眼差しで見つめる。
「色々と見てはきたけど流石に初めて見る形だわ、でも貴方のモノだからかしら?今までのどんなものよりも魅力的に見える」
「流石に人間種のものと比べられてもね、ここまで身体が違うのだから無理もないよ」
そう言えばヒルマは少女の様に可憐な笑い声を上げた。
「それがね、人間ってどこまでもおかしいものなのよ?貴方のことだから私がどんな立場に居たか知っているのでしょう?」
「話しだけはね」
ヒルマはゆっくりと棘から脚を引き抜き別の生き物の様に脈打つ肉棒に頬ずりする。
「私を相手できたのはそれなりの立場、それなりのお金を持っている者。そしてそんな人間が態々私相手に入れ込んでまで何を望むと思う?」
「技術や外面的な美しさではないのか?」
俺の言葉にまた愉快そうに笑う。
「そういうものを求められることが多かったわね、でもね、中にはいるのよ女の喜ばせ方を間違えている人間が」
「それはそれは、フフッ本当に馬鹿はいるものだな」
「ええ本当に、演技を間に受ける馬鹿、大きさや形を通説を信じて変える馬鹿、亜人種やモンスターに似せて支配欲を満たす馬鹿……それで支配できると思い込んで力の振るい方を間違えた愚か者があまりにも多すぎたから王国はなくなったのかもね」
かつての自分を思い出すかの様に告げるヒルマの顔はどこか切なそうだったがそれでも前を向こうという意思を感じた。
「でもねロータス、貴方は違うわ。ちゃんと体を交えることが対話だっていうことを分かっている、愛し合っている者同士でも私達には結構難しいことなのよ?だから私も貴方の全てが魅力的に見えるのかもしれない」
「そこまで君に言わせるとは男冥利に尽きるが、少々気恥ずかしくなってきてしまうな」
「ああん恥ずかしがらないでよ、あんなに私に向けて愛を送ってくれたのに私が伝えるのはイヤ?」
困った様に告げる彼女の表情はどうすればより魅力的に見えるか理解している者の仕草で培ったもの全てを向けられることが嬉しくなる。
「まさか、嬉しさのあまりどうして良いかわからなくなってしまったんだよ」
「フフフ、それだったら簡単よ、どうすれば良いか聡明な貴方にならわかる筈」
そう言うと彼女は俺の手を取り下着に指を滑り込ませ、俺は導かれるように下着を引きちぎる。
放たれた豊かな乳房が重力に流されて揺れ、秘裂を覆う布からは糸が伸びていた。
「ロータス」
愛おしそうに名前を告げる彼女は腰を浮かせ、人の証、母との繋がりの痕を脈動する肉棒で塞ぐ様に舐る。
種族の尊厳を貶める様な彼女の行いに退廃的な悦楽を覚えた。
少し離せば糸を引く、それが俺と彼女の新たな繋がりの糸、まるで俺という存在の中にへと還りたいという言葉に見えてくる。
「私みたいな器じゃ受け止めきれないけど、それでも貴方で満たして」
肌で味わう様に滑らせ、開かれた門へ導かれるままに彼女に包まれる。
ゆっくりと確かに味わう様に吐息と嬌声を零しながら飲み込んでいく。
「想像、以上、だわ」
「問題はなさそうか?」
挿入れただけで様子が変わったヒルマに少し心配になる、だがその姿にどうしても後ろ暗い情欲を掻き立てられ彼女に包まれたそれが反応してしまう。
「ええ、人間のもの、とは、確かに、違う、んだけどね、はぁ、私じゃ公平な、ん、判断、できない、かも」
「体液に何らかの作用があったのか?問題があれば一度」
「待って!」
身を案じて止めようとすると悲鳴の様な声を上げる。
「違、うの、良いトコ、当たり、過ぎて」
まるで少女の様に顔を染め上げたヒルマは予想外の悦楽に戸惑っていた、しかしそれに徐々に対応していきゆっくりと腰を動かし始める。
普段の様に貪る感触とは違い、ただ為す術なく擦り上げるだけの動きから彼女が耐えているのが分かる。
ただその動きは徐々に自らの刺激を求めていくものに変化していく、肌で温められた外殻に打ち付けられる肉の音と溢れ出る情欲の水音が獣の嬌声と共に響く。
「あ、だめ、まだ、あっあっあっ」
焦るような声を上げたヒルマに嗜虐心が刺激され少し力を込めると堰を切った様に彼女の情欲が溢れ出した。
「あっいやっ、ごめなさ」
思いがけない絶頂に狼狽えるものの決壊したものはそう簡単に止められる訳もなかった。
温かな情欲の水に腹部を洗い流され外殻の溝を通ってシーツが飲み込んでいく。
「そんなに良かったのかい?」
聞くなと言わんばかりに顔を背ける彼女に内心笑みが溢れる。
「その、私が教えていたこともありますけど、それにしても人間の者と比べるとかなり……」
それだけ言って彼女は苦し紛れに動こうとするもののまだ体に上手く力が入らない様だった。
「君がそこまで恥じらう姿を見せるとは中々貴重だね」
俺はそう言ってアイテムボックスからポーションを取り出して彼女に飲ませる、脚に空いていた穴から流れる血が止まり塞がっていく。
「凄い」
「一般的なものと比べると破格の効果だろうね、魔導国で開発されたものと似たものだよ」
これについては嘘だ、基本効果のポーションではなく状態異常の回復効果があるものを飲ませた。
「痛みどころか体力まで戻った気がします、前に使っていたものよりも格段に効果がありますんぁっ!?」
彼女が答え終わる前に力を込めると大きく体を震わせた。
「フフフ、それじゃあ問題ないね」
「もう、意地悪しないで」
揶揄われたことにどこか心地よさを覚えた様な表情を浮かべまた動きだす。
再び艶やかな嬌声が響き、それに身を任せるように彼女は動いた。
「さっきと比べてどうだい?」
「んぁあ、ホント、イイ!形が、凄い、ぁあ!」
ポーションの効果はしばらく継続する筈だから少なくとも分泌液の問題ではなかったか。
俺は一先ずそれに安堵するとよがり狂う彼女の姿を楽しむことにした。
与えられる快楽に慣れてきたのか先程よりも動きにこちらを気遣う様子が見られた。
「ロータス、ロータス、ロータスゥ」
喘ぎながらも切なそうに俺の名を呼ぶ彼女の動きが再びぎこちなくなっていく。
俺は彼女を抱えると合わせる様に動き始める。
「あっそんな、の、また、あっあっあっ」
再び彼女が絶頂するのに合わせてこちらも精を放つとヒルマはより腰を深く沈める。
長い吐精の後悲鳴の様な嬌声を上げていた彼女の体から力が抜けていった。
「ホント、凄かったわロータス、こんなの初めてよ」
「満足してもらえて何よりだよ、しかしこちらの生殖器は人間種にとって刺激的なものだったとは思わなかった」
「それについては正直まだ分からないわ、私ではどうしても贔屓目になってしまうから」
そう言って愛おしそうに腕を絡めるヒルマは身を乗り出して囁いた。
「だからね、少し試してみて欲しいの」
俺はその提案に乗ることにした。