奥様はMカップ爆乳露出エロ系コスプレイヤー 作:Hastnr
都心から少し外れた所にある、小規模コスプレイベント向けの撮影スタジオ。そこの駐車場に、一台の車が停車した。
その助手席に座った女性、倉澤 愛理(くらさわ あいり)――コスプレイヤーネーム・アイリは、運転手がエンジンを止めるのを待ってシートベルトを外した。
トップスの上からでもわかるほどに大きな胸が、抑えつけるベルトから解放されてぶるんと揺れた。跡付き防止のノンワイヤーブラをつけていても、これである。
「送ってくれてありがと~。そーくん」
セミロングの髪を軽く整えた愛理がニコニコ顔で礼を言う。
その相手は運転手であり、愛理の夫でもある倉澤 壮一(くらさわ そういち)である。愛理のコスプレ趣味にも協力してくれており、イベントがあるたび会場まで愛理を送り届けてくれている。
「どういたしまして。お迎えは9時過ぎぐらい?」
「ううん。今回は打ち上げ無いから、6時半頃でお願いします」
「了解。じゃあ、荷物下ろすよ」
「お気持ちだけでいいよ~。大して量無いし」
愛理は助手席の扉を開けて車から降り、後部座席に載せていたキャリーバッグを引っ張り出す。
今日のイベントで、愛理は午前と午後で異なる衣装を使う予定だ。ただどちらも水着という事もあり、キャリーバッグ一個で事足りた。バッグを下ろして後部座席の扉を閉めた愛理は、助手席に上体を入れた。
「よしっ。じゃ、行ってきます!」
「行ってらっしゃい。楽しんできなよ」
「そのつもり。それじゃあ、お別れの前に……」
車を目隠しに使いながら、愛理はそっと目を閉じ、唇を差し出す。その唇に、夫の唇がそっと触れた。愛情の篭もった優しいキス。
「……それじゃ、またあとでね♥」
「ああ、また後で」
どちらからともなく、もう一度キスを交わす。そうして、愛理は助手席の扉を閉めた。
車のエンジンがかかり、フロントグラス越しに夫が手を振る。それに手を振り替えしつつ、愛理は駐車場を去って行く夫の車を見送った。
会場を出て行く車と入れ替わるように、キャリーケースを引きずった女性が会場の門を潜った。女性は愛理の存在に気付いたのか、少し歩調を早めるとてくてくと近づいてきた。
「――おーい、アイリさーん!」
「連華ちゃん! おはよー」
「おはようございまーす」
連華――アイリと同じコスプレイヤーであり、今日の撮影会の参加者の一人でもある彼女は、キャリーケースを引いて愛理の側までやってきた。
その肌の色は、アイリが知るそれとは異なり、健康的な褐色に染まっていた。
「連華ちゃん、日サロでも行ったの?」
「いえいえ。昨日、タンニングクリーム塗ったんですよ。今日の撮影、午前も午後もふーたんの予定なので」
「あ~、クリームかー。一人で全身に塗るの、大変だったんじゃない?」
「そこはほら、彼氏という便利な助手がいますので」
ふふん、と連華が胸を張る。アイリほどではないが、十二分に巨乳の範疇に入る胸を。
「アイリさんこそ、早いですね~。私が一番乗りかな~って思ってたのに」
「今日は会場がちょっと遠目だから、気持ち早めに送ってもらったんだよね」
「確かに……。ここ、広くていいんですけどバスとかだとちょっと面倒なんですよね……。
いいなー、アイリさんは。送ってくれる旦那さんがいて」
「連華ちゃんの彼氏さん、送ってくれないの?」
「あいつ免許持ってないんですよ。車もないし」
たわいもないことを話ながら、二人は関係者入り口からスタジオに入る。受付を済ませ、向かう先は更衣室だ。
「そういえばアイリさん。新しいソシャゲが公式レイヤー募集してましたけど、応募します? アイリさん向けのおっぱい枠キャラ、結構いましたけど」
「うーん……公式レイヤーは興味ないかな……。既婚者なのはともかく、支援サイト続けにくくなりそうだし。
連華ちゃんこそ応募しないの?」
「応募しよっかなって思った時もあったんですけど、彼氏持ちってバレたら炎上しそうで……」
「あー……」
などと話していると、更衣室に辿り着いた。
複数人での使用とした更衣室は一般のそれより広めに作られている。キャリーバッグが丸ごとはいる鍵付き大型ロッカーや、メイクやヘアセット用の鏡台が複数台設置されている。
また、更衣室の中央には撮影前の待機時間中に着るバスローブがたっぷりと用意されていた。
二人はいそいそとキャリーバッグを開け、コスプレ衣装とウィッグを取り出してロッカーに配置する。。
連華は自分で言っていた通り、ふーたん――ホロライブの不知火フレアの水着衣装。ただし公式3Dではなく、誕生日記念グッズに描かれた白いビキニタイプの物だ。それと、金髪のウィッグセットにエルフ耳。
アイリは二着。
一着は午前中の撮影で使用する、グラブルのガレヲンのウィッグとエルフ耳、そして水着。こちらの水着も公式のものではなく、同人誌に描かれたよりエロティックな金色ビキニだ。
もう一着は午後の撮影で使用する、ホロライブの白銀ノエルのウィッグとビキニ水着。こちらはフィギュアにも使用された公式デザインのビキニ水着だ。エロティック具合ではガレヲンのそれと変わらない程に、エロい。
「連華ちゃん、一応前貼り持ってきたけど、使う?」
「あー……私はいらないです。今日、18歳以上の人しか来ないし規約にもなかったですよね」
「そうね。じゃ。私も無しで」
今日のイベントに参加するコスプレイヤーは総勢8名。
更衣室が混む前に着替えを済ませておくべく、二人はいそいそと服を脱いだ。 体に跡がつかないノンワイヤータイプのブラを外すと、アイリの128センチ・Mカップの爆乳が『ぼるんっ!』とまろびでて、白く大きな山と薄ピンク色の山頂を空気に晒した。
「……でっっっか……。役得役得……」
「もー、連華ちゃん見過ぎ。女の子同士だからいいけど」
「いや、こんなでかいの側にあったら誰だって見ちゃいますって……」
感嘆しつつ、連華もブラを脱ぐ。こちらもこちらでEカップというかなりの巨乳なのだが、カップサイズが8つも違う爆乳の前ではさすがに霞む。
それぞれのおっぱいを晒したまま、二人はパンツも脱ぎ捨てて素っ裸の状態になった。どちらも下腹部は永久脱毛済のパイパンで、無駄な産毛の一本も生えていない。
太股の付け根まで見える角度の際どいビキニの下を穿き、上を着ける。どちらの水着も、三角形の布面積自体はそれほど変わらない。ただ、支える質量に圧倒的な差があった。連華のビキニの上がそのまま海に出られる程度の慎み深さを備えているのに比べて、アイリのそれはバストトップとその周囲を隠す程度の効力しか持たない。長い乳が形作るI字のバストラインは露わになっているし、横乳にはビキニの紐が食い込み、下乳が描くカーブもしっかり露出されている。
「アイリさん、今度うちのファンサイトでコラボしてくれません? 私また、ふーたんやるんで。ホロ併せで。もちろんアイリさんの方にも出ますんで」
「いいよー。どういう感じの作ろっか?」
「ペニバン疑似セックスオナサポでお願いします。いつもの、ぎりぎりR-18未満のやつで」
「OKOK。じゃあ、私の方は双頭ディルド使ってレズエッチしようよ。こっちもぎりぎりやつで」
「はーい♥」
衣装に着替えた二人がバスローブを羽織ると、他のコスプレイヤー達が徐々にやってきた。
軽く挨拶をした後、二人は鏡台に座り、ヘアネットで髪を纏めてウィッグを被った。濃いめの褐色をした、腰まで届く長い髪。インナーカラーに濃い青を入れ、角めいた突起とウサギのような耳がついたそれを被り、尖った着け耳を着ければ――金色ビキニの爆乳ガレヲンの出来上がりだ。
さっとメイクを整え直して準備を終えた二人は、他の参加者の為に鏡台を空けた。そうしてスマホや飲物などの軽い手荷物を持つと、一足先に更衣室から出た。
今回の撮影イベントは、時間制の個撮方式。
カメラマンが好みのコスプレイヤーを事前に選び、『枠』と呼ばれる撮影時間を購入する。その枠の間は自由に撮影ができるシステムだ。
午前中の枠は3枠。1枠あたり60分で区切られている。アイリの枠も含めて、全枠完売済である。
(最初の人は……メガロ丸さん、か。初めて見る名前だけど、フォロワーさんかな?)
枠の予約者リストを見ながらアイリが考えていると、撮影会開始の時間になった。直後、コンコン、という控えめなノックの音がスタジオの扉の向こうから聞こえてきた。
「はーい、どうぞ~」
「しっ。失礼しますっ!」
どこかうわずった声が聞こえ、スタジオの扉が開く。そこにいたのは、まだ子供っぽさを残した青年だった。首から下げているカメラは新品同様と言ってよく、玄人の様な雰囲気は欠片も無い。
「はっ、はじめまして! メガロ丸です! 本日はよろしくお願いします!」
「はーい、よろしくお願いします。コスプレイヤーのアイリです」
アイリが軽く礼をすると、メガロ丸も慌てて礼を返した。ガチガチに緊張しているらしく、その動作はかなりぎこちない。それも気になるが、それ以上に気になるのはその若さだ。
「メガロ丸さん、すっごく若く見えるけど……18歳以上なんだよね? 大学生?」
「はっ、はい! この春、18歳になったばっかりです! こういう撮影会に参加するのも、これが初めてで……」
「そうなんだ。大事な初めてが私でよかったの?」
「もちろんですっ! 俺、アイリさんの大ファンで……Xもフォローしてます! コスプレ垢もだし、それと――」
「それと?」
「――な、なんでもないです!」
言い淀んだメガロ丸の様子に、アイリは微笑む。彼がなんと言おうとしたかは、簡単にわかる。
(『それと、ファンサイトの方も』……へー、この人、有料プラン登録してるのかな……♥)
アイリはコスプレ写真を載せたり、同じコスプレイヤーやカメラマンと交流するSNSアカウントを持っている。
そして――ほぼR18な過激でセンシティブな写真や、ドスケベな音声を載せたりする、有料課金者向けファンサイトアカウントも持っている。
使っているファンサイトは、国内向けのFanPiaと、海外向けのCosSlyの二つ。上げているコンテンツはどちらも同じだ。
ほぼ趣味なことに加えて局部は露出していないため、プラン自体の料金は安めに設定しているが、そのおかげか逆に登録者はかなり多く、収益も結構な額になっている。
これが、顔とスタイルに恵まれたアイリが公式レイヤー企画に応募できない(しない)理由であり――そして、どうしても止められない趣味だった。
(この人も常連になってくれるかな? 撮影会初心者さんみたいだし、レクチャーしてあげないと……ね♥)
くすりと微笑み、アイリはメガロ丸を見つめた。一方のメガロ丸の視線は、バスローブから覗くアイリの胸元に釘付けである。
「メガロ丸さん、こういう撮影会は初めてなんだよね? 今後のためにも、よかったら私と練習してみよっか?」
「いいんですか!? よろしくお願いします!」
「おっけー。じゃあ、まずはホワイトバランスの調整ね。それが終わったら、基本的なポーズを何種類かしてみるから、好きなように撮ってみて。
気に入ったポーズや、他に見てみたいポーズがあったらリクエストしていいからね」
「はい!」
メガロ丸がいそいそとカメラ調整を終えたのを見計らって。アイリはバスローブを脱ぎ捨てた。女体の魅力に満ちた肢体がスタジオの証明の中に露わになる。
メガロ丸が、ごくりと息を飲む音が聞こえた。
「――そうそう、メガロ丸さん」
「何ですか?」
「今日ね、前貼り持ってくるの忘れちゃって……上も下も、貼ってないの。だから……もし『何か』見えちゃったら、教えてね?」
『前貼り』・『上も下も』・『何か』。数秒の間を置いてそれらのワードが意味するところを理解したのか、メガロ丸がぶんぶんと首を縦に振った。服の上からでもそうとわかるほど、股間を膨らませた状態で。
もちろん、忘れたというのはウソである。本当は、わざと貼っていないだけだ。
「じゃあ、始めよっか。まずは基本のポーズからね」
「はい!」
こうして、ひよっこカメラマンへのレクチャーを兼ねた撮影会が始まった。
最初は基本のポーズ撮り。
ガレヲンは常に瞼を閉じているため、アイリもそれと同じように両の瞼を閉じたまま、様々なポーズを取ってみせる。
口元に指先を持ってくる、キスによる祝福をイメージしたポーズ。その指先を離して、投げキッスのポーズ。カメラに背中を向けて振り返る、グラビアを意識したポーズ。四つん這いになって胸を強調する、女豹のポーズ。ぺたりと座り込み、両腕で胸を挟み込むポーズ。両腕でウィッグをかきあげつつ、腋を見せるポーズ。柔らかい体を活かし、座ったまま両脚を180度開き、そのまま上体を床に付けるポーズ。
撮影会で要求されることの多い基本的なポーズの数々を披露する度、カシャリというシャッター音が連続して響き、フラッシュが光る。
そうして撮影を続けるうち、20分ほどが経過した。
「――どうかしら? 一通りは撮れたと思うのだけど」
「はいっ! めちゃめちゃ撮れました! どれもこれもすごくいいでっす!!」
「じゃあ、次は……ポーズのリクエスト、してくれるかしら? メガロ丸さんが撮ってみたいポーズ、なんでも言ってみて」
「じゃ、じゃあその……」
メガロ丸の視線が露骨に泳ぐ。
(ふふっ、『あとで思いっきりちんぽシコれるドスケベポーズとってください』って、どう言い出そうか迷ってる顔、かわいい♥ 常連さんは慣れちゃってこういうリアクションしてくれないもの♥)
くすくすと笑いながら、アイリは助け船を出すことにした。
「遠慮しなくていいからね。モデルさんやイベントにもよるけど、たとえばセクシーなポーズや撮り方をお願いされることも多いし。
女性の魅力を引き出すリクエストをするのも、カメラマンの大事なお仕事よ?」
「そ、そうなんですね……それじゃあ、リクエストしていいですか!?」
「はい、なんでもどうぞ♥」
「じゃ、じゃあまずは……腕で胸を挟んで、胸を強調する感じのポーズ、お願いしていいですか?」
「こうかしら?」
リクエストに応え、アイリは軽く上体を倒し、両腕で胸を挟む。ただでさえ大きな爆乳が、左右から挟み込まれた事で更にそのボリュームを増す。
「――おおっ! すごい、すごくいいです! アイリさんめちゃめちゃ素敵です!」
「ありがとう。メガロ丸さんも良くなってきたわよ。そうやって、モデルさんを褒めてノせてあげるのも大事だからね」
「なるほど-、勉強になります!」
フラッシュが光り、アイリの谷間がカメラのレンズに納められていく。
「アイリさん、すごく綺麗です! じゃあ次は、胸を下から持ち上げる感じで……」
「こう?」
「そうですそうです! それで、時々舌を出してもらってもいいですか!?」
「はーい♥」
リクエスト通り、アイリは両手で胸を持ち上げつつ、伸ばした舌を出し入れする。明らかにパイズリを意識したポーズであることは言うまでもない。
そのまま何枚か撮影されたのを見計らい、アイリは少しだけポーズを変えた。下から胸を持ち上げるのではなく、ビキニの布の下に掌を差し込み、バストトップで引っ張り上げるような形に。無論、メガロ丸は大喜びでシャッターを切りまくった。
「やばいっす! 最高ですアイリさん! じゃあ次は……前にアイリさんのXでバズってたポーズ、お願いしてもいいですか?」
「ああ、あのI字バランスね。オッケー……それじゃあ、よっ、と」
アイリは軽く姿勢を整え直すと、片脚を天井に向けてすっと伸ばした。その爪先を反対側の手で掴んでバランスを取れば、I字バランスの完成である。
以前、このポーズをXに投稿したところ、凄まじい勢いでRPされて万バズした。今でもまだ通知が来るレベルの人気を誇っている。
「うおっ……! すっげ、生で見れるなんて感動……!! めっちゃ最高っす!!」
ここぞとばかりにメガロ丸がシャッターを切る。フラッシュが光り、おっぱいの重さで少し片側に寄っているアイリのI字バランスを、写真に収めていく。
そのピントが特に集中する先は、薄布一枚だけに守られたVIOラインだ。
(視線やっば……♥♥ 『おまんこ見えろ! 見せろ! ズリネタにするから撮らせろ!』って、目とレンズで言っちゃってる……♥
そういう欲望ドロドロの視線、すごくいい♥♥)
ビキニの布が灼けてしまいそうな程に熱い視線を浴びながら、アイリはバランスを取り続けた。
「――はい、ありがとうございました! ポーズ解いてもらって大丈夫です!」
「はーい♥」
「今の結構きつかったと思うんですけど、少し休憩入れますか?」
「ううん、慣れてるから大丈夫。時間もあるし、続けましょう。
でも、そういう気遣いは素敵だと思うからこれからも忘れないでね♥」
「はいっ! じゃあ、撮影続けさせてもらいますね! じゃあ次は――」
こうして、時間ギリギリまで撮影は続いた。
メガロ丸も吹っ切れたのか、あるいは欲望に理性が負けたのか、過激なポーズばかり指定するようになった。無論、それはアイリが望むところだ。
背もたれのついた透明な撮影用椅子にアイリを座らせ、潰れた尻肉を下から撮る構図。
(これ、マニアックな構図だけど、常連のレンズレンズさんが好きでよく撮ってるのよね……。そっちもフォローしてるのかな?)
両腕で後ろ髪を書き上げつつ、腰を落としたガニマタポーズで、股間部分を強調する構図。
(はーい、おっぱいも腋もおまんこの所も、まとめて撮れるお得なポーズですよ~♥)
ビーチでサンオイルを塗る時のように、うつ伏せになってビキニの背中側の紐を外したポーズ。
(おっぱい潰れて、背中側から見えちゃってる……♥ 絶対それ狙いでしょ、もう~♥♥)
そこから尻を持ち上げさせ、更にアイリ自身の両手で尻肉を掴んで左右に広げさせた所を撮影。
(これ、アナルのシワくらいは見えちゃってるよね……♥ きゃー、はずかし~♥)
潰れたカエルのような、あるいは正常位でセックスしているような仰向けM字開脚の姿勢で撮影。
(本命はこのポーズかな~♥ 絶対あとでこの写真見ながらおちんちんシコシコするぞ~って、顔に書いてあるから丸わかり♥
SNSにあげないで、俺専用のオカズにするつもりなんだ♥ ほーら、お股の所、もっと強調してあげるからしっかり撮るんだよ~♥♥)
普通の撮影会であれば一発アウトになるようなスケベポーズの数々。それをリクエスト『させる』形で、アイリは次々にポーズをきめていく。
そうして撮影し続け、何枚も何枚も写真を撮り続けていると――やがて、枠の終了時間が近づいてきた。
「――あら、そろそろ時間だね」
「えっ!? あ、本当だ……」
「ふふっ、夢中になっていっぱい撮ってくれたみたいね。どうかしら? 気に入った写真は撮れた?」
「はいっ! それはもう、いっぱい撮れました!!」
満面の笑みで頷くメガロ丸に、アイリも微笑みを返した。
「ならよかったわ。メガロ丸さんは、午後の部には参加するの?」
「あー……不参加っす。もちろん参加したかったんですけど、カメラ買ったらバイト代無くなっちゃって……」
「そうなんだ。残念。午後からは別のコスする予定だったから、メガロ丸さんにも来て欲しかったのになあ」
「つ、次は必ず! バイト代ためて、次はもっと参加できるようにします!!」
「ほんと? 嬉しい♥ 私でよければモデルするから、また撮りに来てね。
……あ、それと」
アイリは小物入れから自分のスマホを取り出し、SNSを開いた。
「運営から説明もあったと思うけど、今日撮ったものをSNSに上げる時は、事前にチェックお願いね。
私の場合は……そうね、半目とか変な顔になってなければいいけど、肌のレタッチとか公開NGポーズがある子とか結構いるから。
もしよくわからなかったら、確認のDMしてくれていいからね。オープンにしてあるし」
「はいっ、ありがとうございます!」
「それと……私のアカウントフォローしてるって聞いたけど……アカウント聞いてもいいんだったら、フォロー外して、もう一度しなおしてくれる?」
「は、はい!」
メガロ丸がスマホを取り出し、慌てて指を動かす。直後、アイリのアカウントに新規フォロー通知が入った。アカウント名は『メガロ丸』。状況的に間違いないだろう。
アイリはくすりと笑うと、メガロ丸のアカウントのフォローボタンを押した。
「えっ、いいんですか!?」
「もちろん。私、撮影会に来てくれた人のアカウントはフォローすることにしてるから♥
それじゃあ、今日は撮影会来てくれてありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました! バイト代貯めて、次もまた絶対来ます!!」
「嬉しいな~。でも無理しないでね。私、だいたい月一でこういうイベント出てるから、来れる時だけでいいからね? 本当に無理だけはしないでね?」
「はいっ! それでは、失礼しますっ!」
股間をパツパツに張り詰めさせたまま、メガロ丸は何度も礼を繰り返し、撮影ブースを後にした。
(……はーい、ご新規常連さんのアカウント情報ゲット~♥ 後で何か送ってあげよっと♥)
こうして新しい常連カメコと、撮影会後の楽しみなイタズラを手に入れつつ、アイリ次のカメラマンを待った。
その後、残りの枠を予約していたカメラマン2名との撮影を終え、午前の部は恙なく終了した。
昼休憩と着替えの時間を挟んだ後、午後の部が始まる。
その間、アイリはゼリー食品でごく軽い昼食を済ませ、更衣室で再会した連華とバスローブ姿で自撮りを撮影してそれぞれのSNSにアップしたあと、白銀ノエルの水着衣装に着替えた。
午前中に使用したガレヲンの金ビキニが文字通りの金一色なのに対し、こちらはノエルのイメージカラーである白と青を基調とし、そこに黒い縁取りを加えている。
トップスの布面積はぎりぎり一般的なレベルだが、モデルとなった人物の胸自体が大きいのに加え、アイリはそれ以上に大きいため、もはや痴女水着と言う他にない。
下には軽いプリーツの入ったスカートがあるためまともに見えるが、その下に隠されたアンダーはなかなかにエグい。正面側は陰毛が生えていれば丸見えになる程のギリギリまで切れ込みが入っている上、裏側は尻の割れ目上部が常に露出している。
そんな衣装に着替えたアイリは、ウィッグをノエル仕様の物に変え、メイクを整え直すと余裕を持ってブースに向かった。
(午後の一発目は……おっ、カメおじさんか~。楽しくなりそ♥)
午後最初の枠を取ったカメラマンは、『いつでもどこでもカメコおじさん』ことカメおじ。コミケや各地のイベントに幾度も参加しているベテランカメコで、アイリはもちろん、連華や他のコスプレイヤーとも何度も撮影をしている常連である。
一方でセクハラど真ん中の言動や際どいエロショットを狙う傾向が強く、出禁になっているイベントや撮影禁止にしているレイヤーも少なくない。
「いや~、アイリちゃん久しぶり~。元気だった? 前の撮影会の時よりま~たおっぱい大きくなったんじゃないの?」
「も~、先月も言ってましたよね、それ」
「おっと、バレたか。こりゃ失敬。アイリちゃんクラスのおっぱいにはなかなか出会えなくてさ、つい勃っちゃう、じゃなくて言っちゃうんだ」
「あはは。私は慣れっこだからいいですけど、他のレイヤーさんに言ったら一発出禁ですよ、それ」
「わかってるわかってる。アイリちゃんみたいな超ドスケベレイヤーさんたちにしか言わないから、安心してよ!
それにしてもアイリちゃんのノエル団長コスを拝めるなんて最高~! 生きててよかった~! 今日の大本命~!」
「……とか言って、この後も別の人らの枠取ってるくせに」
「当たり前でしょ! 今日はおじさんのちんぽにビンビンくる、顔が良くておっぱいのでかいレイヤーさん達大集合の神イベなんだから!
もちろん全員の枠取ってるしバンバン撮りまくる予定だよ!」
セクハラをかましながら、カメおじは愛用のカメラを取り出してセッティングを終える。手つきは職人のそれであり、一切のよどみはない。
「よしよし、カメラ設定完了~。じゃあ、最初は自由にポージングしてもらえるかな。適当なところでこっちから声かけするから、あとは流れで行っちゃおう!」
「はーい」
そうして、いつものように撮影会が始まった。自由にポージングしていく。
「あ~。いいよいいよ~。さっすがアイリちゃん、素敵だね~」
背中を向けたり、寝転んでみたり。
「そうそう。男心を擽る感じで~。プロ級だよ、ほんと~」
真正面で上体を倒してカメラを見つめたり、あえて視線を外したり。
「男の視線意識出来ててエラい、偉いよ~。SNSに上げるのが楽しみだ~」
くるりと回ってスカートを浮き上げさせたり、指で摘まんでたくし上げたり。
定番のポーズを中心に披露するアイリの姿を、ベテランのカメラが次々に写真に落とし込んでいく。
「そういえばアイリちゃん、午前中に来たメガくん覚えてる?」
「メガくん……? あっ、メガロ丸さんのこと?」
「そうそう、そのメガロ丸くん。お金無いからってもう引き上げちゃったみたいだけど、アイリちゃんに会えてめっちゃ喜んでたよ~」
「カメおじさん、メガロ丸さんと知り合いなんですか?」
胸の下に回した両腕でおっぱいを持ち上げて強調しつつ、アイリが問う。しっかり胸の谷間にピントを合わせてシャッターを切りまくりながら、カメおじが答えた。
「いや、知り合いってわけじゃないよ。待機スペースでえらく緊張してるっぽい感じだったから、ちょっと声かけただけ」
「そうだったんですか。優しいんですね、カメおじさんって」
「そうだよ~。おじさんはマナー悪いカメコ以外には優しいんだよ~。
じゃあ、そろそろ体も温まってきたと思うし……ちょっと過激なやつ行っちゃおうか。有料プランに上げてるようなやつ」
「えー? 有料プランってなんのことですか~? アイリわかんな~い♥」
すっとぼけつつ、アイリは腰に手を回して水着のスカートを外す。エグい切れ込みの入ったアンダーが露わになり、露出度が更に上がる。
その一連の様子をしっかり撮影して記録に残しながら、カメおじは調子を合わせた。
「いやー、実はアイリちゃんにそっくりなコスプレイヤーさんが運営してるアカウントがあってね~。
シコらずにはいられないようなドスケベなポーズで、エロ写真を色々あげてくれてるんだよ~」
「ドスケベなポーズって言うと……たとえば、こういうのとかですか?」
アイリはカメラに背を向けると、片方の腕を胸の正面に回し、両胸をぎゅっと抱きかかえてホールド。その状態で、もう片方の腕を背中に回し、ビキニのホックを外した。ぱちん、という音と共にビキニの上が外れる。そのまま、腕と胸の隙間からビキニを引っぱり出したアイリは、脱いだばかりのビキニをつまみ上げて裏地をカメラレンズの方に向けた。
「そうそう! そういう感じの! いやー、最高だよアイリちゃん!」
「SNSには上げないでくださいね~。BANされちゃいますから」
「わかってるわかってる! こういうのは、おじさんがひっそり楽しむために使うから!」
カシャカシャという音と共にシャッターが連続して切られ、まだ人肌に温かいビキニと、背中からでも見える白い裏乳を撮影していく。
「アイリちゃーん、できたら今度は、正面からのカットも撮りたいな~。ダメかな~」
「え~、正面ですか~。うーん、どうしようかな~」
「お願いっ! SNSには絶対上げないからさ~! 常連のよしみだと思って、ね!?」
「……しょうがないにゃあ。ちょっとだけですからね?」
アイリはビキニの上を足元に落とすと、両手の指先を揃えて伸ばし、広げた掌でそれぞれのバストトップを隠す。いわゆる、手ブラという状態だ。
そうして、局部を隠しつつおっぱいを支えながら――カメラの方に向けて、くるりと振り返った。
「――うおおおおっ! 最高っ! 最高すぎるよアイリちゃん!
デカパイ重そうだねえ! 柔らかそうだねえ! こんなの犯罪! 勃起させすぎのエロすぎ罪だよ!」
興奮を露わにしながら、カメおじが幾度もシャッターを切る。
アイリも手ブラのまま時折ポーズを変え、上体を倒して谷間を強調したり、舌を伸ばしてパイズリを模してみたり、おっぱいを引っ張りながら自分の口元に近づけたりと、セクシーさを強調してカメラマンを煽る。
「いいよいいよ~! そういう感じすごくいい! ちんぽにビンビンくる!! あ~、早くアイリちゃんのエロデカパイオカズにしてシコリてえ~!」
通報されたら一発アウトな内容を口に出しながら、カメおじが撮影を続ける。
こういう所が出禁になる所以なのだが――アイリのようなタイプのレイヤーには、逆にこういう所が気に入られているのもまた事実だ。
「アイリちゃんほんと最高~! 女神、生きたヴィーナスだよ! こんなエロ女神、どこ探してもいないよ!」
「も~、褒めすぎですよ~」
「そんな事ないって!
……っと、もうすぐ時間か~。アイリちゃんの休憩も考えると、あと10分くらいで切り上げないとなあ~」
ブースに備え付けの時計を見れば、枠の終了まであと15分を切っていた。『枠ギリギリまで使って撮るような素人とは違うんだよ、おじさんはね』――と、普段から豪語しているだけあって、カメおじは早めに切り上げるつもりらしい。
「それで、アイリちゃん。現代の生きる女神に、最後にもう一つお願いがあるんだけど……よかったら、本当によかったらでいいんだけど……。
――アンダーも脱いでくれない?」
ファインダーから顔を上げたカメおじが、にたりと笑う。今日一番の嫌らしい笑みだ。
「アンダーも……? それはさすがに……どうしよっかな~……」
「頼む! 頼むよ! 女神様の生まれたままの姿、撮らない方がどうかしてるって!
もちろんSNSにも上げない! おっぱいもおまんこも隠したままでいいから!」
「来月の合同撮影会……」
「予約する! っていうかもう予約済だから! なんならその次も、そのまた次も絶対に枠取るから! 頼む、この通りっ!」
必死になって頭を下げるカメおじ。その余りの必死さに、くすりと笑みを零しつつ――アイリは頷いた。
「――わかりました。カメおじさんにはよく撮ってもらってるし……特別ですよ? 今回だけですからね?」
「本当かい!? ありがとう! ありがとうアイリちゃん!!」
「じゃーあ、脱いで準備するんで、私が『準備できました』って声かけるまで向こう向いててください」
カメおじが首をぶんぶんと縦に振り、体ごと反対側を向いた。
(これ、次の撮影会でも同じこと要求されるんだろうなあ……ま、別にいいけど♥)
カメおじがこちらを見ていないことを確認したあと、アイリは両手をバストから離した。Mカップの爆乳が、根元からバストの先端まで全て露わになる。
「いま、おっぱい丸出しで~す♥ 振り向いたらダメですよ~♥ 振り向いたら人生終わっちゃいますからね~♥」
「ぐっ、ぐうぅ……っ! あのデカパイと引き換えなら、人生終わらせてもいい……! でも我慢、我慢だ……!」
カメおじを煽りながら、アイリはビキニのアンダーに手をかけ、そのままするすると脱ぐ。細い布地でどうにか隠されていた股間部が全て露わになり、つるりとしたパイパンがスタジオに晒される。これで完全に素っ裸の状態。
手にしたビキニのアンダーを足元に置こう――として、ふと、アイリはイタズラを思いつく。そうして、手に持ったアンダーを床に滑らせるようにして、カメおじの足元に投げた。
アンダーはスルスルと床を滑りながら進み、カメおじの少し先で止まった。本来隠されている裏地を、一瞬前までアイリのデリケートゾーンに触れていた裏地を思い切り出したままで。
「――!? ふぉおおっ!? あ、アイリちゃん!? これって……!」
「あっ、ごめんなさ~い♥ 引っかけて、そっちに飛ばしちゃいました~♥ あとで拾ってもらえます~?」
「もっ、もちろん!」
アイリは己の豊満すぎるバストを片腕でホールドし、左右のバストトップを腕と掌を使って上手に隠す。支援サイト用の写真を撮る時によくやるポーズなので、お手の物だ。そして、もう片方の手で股間部を隠す。
まさに、絵画『ヴィーナス誕生』に描かれたのと同じポーズを取り――アイリは声をかけた。
「『準備できました』♥」
カメおじはがばりと勢いよく振り返り――。
「――うおっ!? うぉおおおおっ!!」
叫び声と共に一気にシャッターを切り出した。フラッシュが連続して焚かれ、アイリの裸身を――ウィッグとアクセ以外はアイリそのものの肢体を記録していく。SNSには絶対上げられない、R-18未満ギリギリのエロ写真。無修正のハダカなど、ネットでいくらでも見られる時代とはいえ、こうした状況での裸体はまた格別で、怖ろしい程に扇情的である。
「最高! 最高すぎるよアイリちゃん! エッロ! エロすぎ! 女神!! 撮りまくる、撮りまくるぞ~~~!!
覚悟しろよこのエロ女神! おっぱい女神! おじさんの中年ザーメンコキ出す為のオカズにしまくってやるからな~~~!!」
ちょっとしたサービスとして、両脚を開いたポーズへの変更を経て――カメおじはセットしたSDカードの容量が無くなるまで、アイリの裸身を撮影し続けた。
その後、カメおじにはもう一度反対側を向いてもらい、水着のアンダーを返してもらった――その前に何枚か撮影されたが――アイリは、水着を着直した。
ちょうどそこで撮影終了時間が訪れた。興奮しすぎて倒れるのではないかと思えるほどに鼻息を荒くしたカメおじとバイバイし、アイリは次の枠、その次の枠……と、予定された全てのスケジュールを順調にこなした。
撮影会全体も問題なく終了した。
空いたブースを使って、参加したコスプレイヤー達と一緒にちょっとした『おまけ』を撮影したアイリは、コスチュームから普通の服に着替えて会場を出た。
時刻は18時を少し回っており、街灯があるとはいえ空はだいぶ暗い。予定より少し早いが、駐車場を見れば迎えの車が既に到着していた。
「ただいまー」
「おかえり」
後部座席にキャリーバッグを格納し、アイリ――もとい、愛理は助手席に乗り込んだ。
「おつかれさん。どうだった、今回の撮影会は」
「なかなか楽しかったよ~。新しいカメラマンさんとも会えたし、常連さん増えちゃうかも♥」
後ろ手にドアを閉め、運転手である夫の壮一に顔を向ける。
「そりゃあよかった。
さて……それじゃ行きますか。何か食べてから帰ろうと思うんだけど、いいかい?」
「食事にはさんせー。でも、今日は帰りたくないな~……」
愛理は上体を倒し、運転席側に抱きつく。そのまま夫の耳元で甘く囁く。
「ねーねー♥ 打ち上げしよーよ~♥ 二人っきりで、ゆ~~~っくり、朝まで過ごせる所で……♥」
「それは大賛成だけど……大丈夫か? 撮影会明けで疲れてないか?」
「だいじょーぶだいじょーぶ。別にコミケ行ったわけじゃないし。
それに……いつものお泊まりセット、持ってきてくれてるんでしょ? 後ろに」
「もちろん」
「じゃあ大丈夫だね。それじゃ、早く行こーよ。お腹空いちゃった」
「りょーかい。じゃ……行きますか」
助手席に座り直した愛理がシートベルトを着ける。壮一が車のエンジンをかけ、夜の街に向けて車を発進させた。
次話に続く
次話:2024/12/28 18:00:00 投稿