アウレリアは寝台で目覚めたのは翌日の朝だった。地底唾王城の名の通り位置は地下深くに存在するらしいのだが、部屋は不思議と採光が良く、地上にいるのとあまり変わらない。
着用しているのは、訪れた際に身につけさせられた黒のローブだけだ。肌着の類いはなかったが寒さに関しては問題ない。いつでも性行為をさせられるためのものだと彼女は昨日の行為を経て確信していた。
自分の足で部屋に帰った記憶はない。両足を抱え上げられたあの体位で、絶頂を繰り返したことまでは覚えている。だから、きっと精液塗れになった体は誰かに――おそらくはリラに洗ってもらったのだろう。なら、リラは無事だと考えられた。手で全身に触れてみる。体は純潔を失う前とさしたる変化はなかった。
ただ、心の方は違う。否、無理矢理に犯されて変化したのではなく、本質が暴かれたような羞恥が全身を襲っている。
自分を覆うあらゆる虚飾を剥ぎ取った内側には、昨夜の獣じみた雌の顔がある。
思索に耽っていた彼女は、ノックもなく開いた扉に意識を呼び戻された。
リラである。いつも通りの扇情的なメイド服姿で、彼女はあの空疎な笑みを浮かべている。
「おはようございます。――あら朝からオナニーですか?」
寝台の上で身を丸めていたアウレリアに、リラは笑顔でそんな冗句ともつかない問いを投げた。
「ち、違う。……おはよう。リラ」
挨拶に答え、アウレリアは寝台から立ち上がった。
「それでは、行きましょうか。フェルター様がお待ちです」
また何かをされるのか。そう思ったが抵抗は無意味だ。フェルターには今現在、力ではとても叶わない。彼女の後を追って廊下を進んでいく。
向かったのは玉座ではなく、訪れた際に入ってきた扉だった。いや、少し異なるような気もするがアウレリアには確かなことはわからなかった。ただ、フェルターと彼女の装具が一式、その場に置かれている事実を把握する。
まさか、解放されるわけではないだろう。
「鎧を、どうするつもりだ?」
「着せるんだよ。閃銀っていえばこの鎧だからな。リラ、わかるか?」
「はい。そんな複雑な構造ではありませんね。お着せするのは私がやりますので、フェルター様は脱がして時間つぶしでもしていてください」
フェルターが「ああ」と答え、リラが鎧の分解に取りかかる。アウレリアは壁を背にして、自分をかき抱きながら、フェルターをにらみ据えた。強気に振る舞っているが、アウレリアは体の震えを自覚していた。また今日も犯されるという事実に。そして、じわりと滲み出す愛液が、期待する何かに。
フェルターの顔が近づき、不意に彼女の唇を奪った。口淫こそ幾度とすれど、口づけを奪われたのは初めてだった。フェルターの舌がちろちろと彼女の唇をくぐり、歯をまさぐる。隅々までなめ回されて、彼女は歯から力を抜いた。変幻自在の軟体生物が彼女の口腔を蹂躙する。ペニスを自分の意思で刺激したはずの彼女の舌は、純潔を散らされるのを褥で待つ乙女のように、ただその暴虐を受け入れている。
彼女は目を閉じて、一刻も早くこの時間が終わるのを待った。頬にフェルターの手が触れ、指先が口にねじ込まれる。どうやら無意識に涙をこぼしていたらしい。
舌くらい噛みきれないわけではない。だが、どうせ再生するし、その後の強姦が苛烈になるだけだ。思考ではなく、アウレリアの体がそれを学んでしまっていた。
唇が離されると、即座にローブを脱がされた。フェルターは片手を彼女の背中に回すと、アウレリアの体を反転させて背後から押さえ込む。抵抗は形ばかりだった。力では彼にまったく及ばない。膝裏が掴まれ、体を抱えられる。それだけで彼女の陰部から愛液がしたたり落ちた。
「……お前はこれが好きみたいだからな」
耳元で、まるで恋人のようにフェルターが囁く。ぴちゅ、と蜜肉が返事するように痙攣した。
「ちが……そんな……」
違わないと、彼女こそが一番わかっていた。このぬれぼそる陰核が何よりそれを証明している。
一息に突き入れられる。廊下に彼女の嬌声が響きわたった。謁見の間より狭い廊下では、彼女の声はより淫猥に聞こえる。剛直は昨夜よりは堅さも大きさも減じているが、アウレリアを襲う快感の波には違いはない。やはり、この体位こそが自分を狂わせるものなのだと、アウレリアは戦慄した。
杭でも打ち込むような勢いで、彼女の体は上下に揺らされ、ペニスが突き上げられる。何度彼女が絶頂を迎えても、フェルターは止めもしなければ射精しもしない。突き上げられるのは過程であって、それはアウレリアは充足させはしない。
膣内に注ぎ込んで欲しい。
願望が脳にあふれかえり、彼女は必死にかぶりを振った。
「言わない! 言わ……ない!」
フェルターは意地悪く、彼女に意地悪をした。負を掛け合わせれば正に転ずる。彼女の悲鳴交じりの否定に隠された真意に的確に答えた。
一番深くまでペニスが打ち付けられると、そこで陰茎が埒を空けた。喉が焼けるほどのイキ声が廊下の静かな空気を攪拌する。
「派手にイッたな。……リラ、下を履かせてやれ」
「承知いたしました」
リラがズボンを持ってきた。子供にするようにズボンのウエストを広げ、足を入れやすく形を整えている。
「下着、なくて。このままじゃ、精液が出てしまうから」
多分、外へ連れて行かれるのだ。このままでは溢れた精液がズボンを濡らしてあられもない様を見せつけることになるだろう。
「だから膣をちゃんと閉じて、俺の精液をしっかりと味わえ」
意識して膣を閉じる。漏れ出る液体を留めるにはそれで十分だった。
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「どこへ――そして、何をさせるつもりなのだ」
「着けばわかる。何を――って言ったか。そろそろしっかりとお前を屈服させようと思っただけだ」
屈服――奴隷宣言。リヴィスがアウレリアを差し出すほどに強靱な命令遵守の呪いを与える異能だ。彼女は気を強く持つ。何をされても、どれだけの醜態をさらそうとそれだけは避けねばならない。
剣姫庭園の領主、剣姫だけでなく、彼女には多数のギフトホルダーの所在や情報――弱点も把握している。だから、どれほどの辱めを受けたとしても、奴隷に落ちフェルターに仲間を売るわけにはいかなかった。
さらに一時間ほど歩く。歩みは遅々としていた。精液を垂らさないように歩いている彼女の足取りが重いだめだ。
「……あ」
彼女は自分の先行きを漠然と自覚し、彼女は愕然とした声を漏らした。
向かっているのは野営地だ。厩舎と大差ない宿舎が幾棟ある。一般奴隷傭兵たちの団が住まうものだ。それも、割合大所帯。少なく見積もって百人は在籍しているはずだ。アウレリアの怯えを読み取ったのか、楽しげにフェルターが笑う。
野営地にたどり着くと、方々から歓呼の声が上がった。
「マジで閃銀じゃねえか!」
「くっそ、本当だと思わなくてしこっちまったぜ! クソ!」
「ひひひ。前を知らねえアホどもはそりゃそう思うよなあ」
好き勝手に野卑な声を挙げて、幾百の眼差しが彼女を値踏みし、あるいはすでに視線で彼女を犯し始めていた。おかしい。野営地の広さに比べて、団員の数が異様に多い。
野営地の中央に当たる場所でひとりのひげ面の男がフェルターに歩み寄り、握手を求めた。フェルターはそれに応じる。
「改めて、月光団のロックスだ。今後とも……よろしくしていいかい?」
アウレリアは知らなかったが、男はリヴィスを陵辱した際に参加していた男である。
「それは終わってからだろうさ」
「そうさな。名前くらいは教えてもらえるよう、こっちもせいぜい頑張らせてもらうさ。月光団百名強。それに事情と誓約を交わして他団の奴も呼び寄せた。総計三百ってとこだ」
人数を知らされ、アウレリアの表情は青ざめる。団長とフェルターの会話など興味もなく、奴隷傭兵たちはアウレリアの反応ばかりに着目していた。
「壊れんなよ、アウレリアちゃん」
「今からほぐしてもいいんだぜ? なんなら俺が手伝ってやる」
口笛まで混じって、心底楽しそうに彼らは言う。視線から顔を逃れたくて振り向くと、彼女が歩いてきた道は既に男たちに遮られていた。
「……ゲスどもが……」
自分を鼓舞するために小さくつぶやいて、男たちを睨み付ける。すると視線を向けられた連中は爆笑の渦に包まれた。
「あれを自由にできるんだぜ。なんならもっと弱々しくなってるもんだと思ってたぜ」
「俺たちのちんぽであれが雌の顔になるんだ。想像するだけで俺、勃起してきた」
気丈な眼差しでさえ、獣欲に焼べられるだけだと知り彼女は視線を地面に向けた。
「誓約の内容は?」
「この四日間の内容を口外したら死。シンプルだわな。誓約料はこっち持ちにしたらそれなりに集まった。やっぱ閃銀の名はでけえな」
「誓約士か。一匹くらいは欲しいところだな」
フェルターがつぶやく。誓約士とは魔術師の一種だ。ギフトホルダー以外にもいるが、ギフトホルダーの誓約士はあらゆる面で融通が利く。誓約の範囲や期間、特定のワードであったり、むしろもっと曖昧な情報というものを対象に誓約をさせられる。先ほどロックスは口外したら――と言ったが、この場合は「口外の意思を持って口を開けば死ぬ」ということだ。
信用する価値のない奴隷傭兵を運用するには誓約は必須だった。残念なことにギフトホルダーには誓約ができない。奴隷傭兵をうらやましいと思えたのは初めてのことだった。
「さて……あの約束はマジなんだな?」
「ああ。できればな。……そら、とっとと始めないと部下が暴動を起こすぞ。一番槍は団長が務めるもんだろう」
「はっ、違えねえ。あんたはいいのか?」
「来る前にちゃんと堪能してきたさ」
フェルターの返事にロックスが下卑た笑いを漏らす。それから腕を上げて周囲を囲む部下たちに大音声で号令をかけた。
「おおし野郎ども! とっとと始めるぞ! 旦那の言う通り俺が一番槍だ! 三百人ぽっちで楽しませてやれるかわからんが、まずはあの無骨な鎧を脱がしやがれ!」
まるで戦場のような咆哮が全方向から聞こえてきた。ギフトを封じられたアウレリアにとって、それは恐怖の対象でしかなく、後ずさりたかったが、後ろなどどこにもなかった。
あっという間に彼女は地面に引き倒された。誰ひとりフェルターほどの剛力はなかったが、数が多すぎる。いくら足の筋力が腕の三倍あろうと四人や五人に足を広げられれば抵抗の余地はない。
大の字に体を地面に押し付けられ、更に伸びてきた手が彼女の鎧の留め具を外していく。肌着が脱がされたとき、下着を予測していたのだろう奴隷傭兵どもがこぼれた乳房に一際大きな声を上げた。
「団長! 今日はとっとと次に回してくださいよ!」
「うるせえ! あの閃銀様のおまんこだ! 丁寧にえぐってやらなきゃ失礼だろうが!」
ロックスは肉槍を腰ばきから取り出しながら、回りのヤジに叫び返した。流石にフェルターには及ばないロックスの陰茎であるが、アウレリアにとっては男根など見慣れたものではなかった。
そんな最中、ついに彼女のズボンは抵抗虚しく脱がされてついに、一糸まとわぬ姿を六百の下卑た瞳の前に晒した。
「おい、そこのお前! ちょっと来い!」
ロックスが手近なひとりを呼びつける。
「おし、そんじゃ閃銀様を持ち上げろ! そうだ。お前、その下に入れ! いいな、俺より先に挿入れんじゃねえぞ」
幾多の手に体を持ち上げられる。彼女が寝そべらされていた箇所に、奴隷傭兵がペニスをいきり立たせて寝転んだ。
ロックスが逸物をそびえ立たせてアウレリアの両足の間に入ってくる。ひげ面をにらみ返すが、何の意味もなく、むしろ陰茎が堅さを増したかのように思われた。
まだ浮かされた状態で、ロックスはペニスをアウレリアの秘所に押し当てる。――そして。
一気に奥まで突き入れられた。
「お、こりゃあリヴィスちゃんより具合がいいか? めちゃくちゃ濡れてやがる!」
腰をグラインドさせながら、ロックスがそんなことをのたまった。
「……リヴィス?」
「あん? 知らねえのか。まあここにいる全員じゃねえが、それなりにリヴィスちゃんを輪姦したやつもいるぜ。どっちが名器だったか最後に決をとるのもいいかもな! 俺は今んとこ閃銀様に一票だ!」
その声に奴隷傭兵たちが期待の声をあげる。
「おい団長! 射精したんなら代わってくれよ!」
「違えって! こりゃ最初っから溜まってたんだよ! そっか旦那の精液をこぼさないように必死に歩いてたってわけか。こりゃ、一本取るのは厳しいかもな……! まずは旦那の精子、全部かきだしてからだ!」
そこでアウレリア顔を朱に染めた。そんな理由ではなかったが、確かにそうとられても仕方がない。きっとフェルターの目論見通りで、彼はほくそ笑んでいるに違いなかった。
「おら、そんじゃ閃銀様をゆっくり降ろせ! ケツの上だぞ! ほおら、閃銀様! 二本差しは経験あるか?」
何を言っているのかわからない。アウレリアは困惑してロックスを見返し、尻穴にペニスが突き込まれた感触で、体感で意味を理解した。
抽送が始まり、二本のペニスが膣壁と直腸を交互に刺激する。と、同時に胸や腹にほとばしりを感じる。
「あっ、やっちまった」
「おい、てめえ。なに俺より先に出してんだ! この間抜け!」
不意に体に精液をぶっかけられたのと、二本差しの感覚。どちらにかそれとも両方にか、彼女の気丈さは翳りを見せ驚愕に彩られていた。
二本が交互に別々の器官を激しく責め立て始める。衝撃や快感はフェルターのそれには遠く及ばない。違うのは幾人もの下卑た、本来であれば容易に殲滅できる奴隷傭兵に、肌や性器を犯されている。その事実が彼女の精神に澱を積もらせていく。
「流石に最初は中は止めとくか。優しい団長様に感謝しろよ! おら、次は誰だ!」
「ああっと、俺もそろそろ限界っす!」
膣とアヌスからペニスが引き抜かれ、同時に果てると白濁液が彼女の体を穢した。下の者が果てる度に彼女の体は空へ抱えられ、股に男がやってきて蜜壺を犯し、また屹立したペニスにアヌスを合わせられて男の胸部へ降ろされる。
「やべえ、これじゃ見てるだけでイッちまいそうだ!」
「いいぜ! ぶっかけてやれ! 気にすんな! 閃銀様のおまんこは名器だからな! 萎えても立たせてくれる。イキそうなままでぶち込んだらすぐに終わって楽しめねえ!」
彼女の周りを囲んでいた男たちが距離を詰め、彼女に向けて槍衾のようにペニスを並び立てる。それから、しこしこと自分でいきり立った陰茎を扱くと、まるで競い合うように彼女の裸体に精液のほとばしりをぶちまけた。
当然、顔や髪にもぶっかけられて彼女のは咄嗟に目を閉じた。それを感じたと誤解した連中が野卑な声で彼女に淫猥な煽りを繰り返す。
それから膣とアヌスを十人ずつが犯したところで、誰かが体位の変更を申し出た。両手両足を男たちに拘束されたまま、彼女は白濁液塗れの前面を男たちに晒す羽目になる。
またも男のひとりが陰茎をいきり立てて地面に寝そべる。違うのはアウレリア側の体位の方だった。アヌスではなく膣口に亀頭が添えられると男たちが示し合わせたように、彼女から手を離した。自重で滑落しながら、彼女はペニスを蜜肉に咥え込む。不意の衝撃に体が弓なりにしなった。
「イクのもお上品だな! 閃銀様!」
誰かが上げた揶揄に他の連中も追従する。視線で抵抗しようとして、今度はアヌスが肉槍に犯されて前のめりになる。
「くっそ。我慢できねえ。俺、閃銀の口まんこに挑戦します!」
と、彼女の顔か背中に向けてぶっかけをしようとしていた奴隷傭兵のひとりが、進みこんで彼女の口の前に陰茎を差し出した。男たちの蛮行に半ば混乱していた彼女は、まだ抵抗の意を残していたはずが、昨夜の自分に混線してしまったかのように、ペニスを喉奥にまで咥え込んでしまう。
「うっひょ! 舌まで動かしてますよ、こいつ! なんだよ、こうしてやろうと思ってたんだぜ!」
口を犯していた男は、苛立ち交じりにアウレリアの顔を両手で挟み込むと、激しく喉を犯し始めた。ペニスを噛みちぎられる覚悟をもった男の蛮勇は、こうして成功に終わる。
「う……ん、う……あ」
文字にすればそんな、喘ぎではない呻きが前後の穴を犯す音に混じって聞こえだした。二本差しで下半身を犯していたふたりよりも早く、口を犯していた奴隷傭兵が果て、口内を青臭い汁が満たす。量も濃さも昨晩に比べれば微量だ。下手すればフェルターの射精直後、尿道口に残っていた分の方が多いかもしれない。周囲の視線に気づかぬ素振りをして、彼女は口に残った精液を嚥下した。
その無様を男たちは囃し立てる。
「お綺麗なツラしてるくせにもう立派に調教されてんじゃねえか。次は俺のをしゃぶれ!」
「いや、俺だ! 俺のくせえザーメンを飲み干してくれよ!」
「こっちはどうだ? 他の奴よりでけえだろ?」
と口々にいいながら、奴隷傭兵たちは彼女の鼻先に充血したペニスを晒しだした。彼らの自己評価などまるで当てにならず、見た目でも匂いでもたいした違いはなかった。特に逡巡もなく、手近なそれにしゃぶりつく。
選ばれた男はより一層ペニスを硬くして、彼女の口内を犯し始めた。その間にももちろん、下腹部の二穴は抽送を繰り返し、埒を空け、違うペニスが侵入してきている。
合間合間に小刻みな絶頂をしながら、アウレリアは彼らの声を受け止める。
彼女にとっての敗北は奴隷宣言に至るほどの屈辱を抱くこと。幾多の奴隷傭兵が体を犯し果てようと、それは苦痛で、屈辱だが、こらえれば通り過ぎていく種類のものだ。
四日間は確かに長い。
三百人は確かに多い。
既に三十人は射精したはずだが、もちろん、一度で満足するはずもあるまい。並び直して彼女の体をまた堪能としようとするはずだ。
だが――。
奴隷宣言をしてしまえば、忠誠を誓っていた主についても、彼女を慕うギフトホルダーについても余すことなくフェルターに伝えてしまう。容易に想像のつく絶望を避けるには、この程度の汚辱など甘んじて受け入れる。
「銀閃様よ! 反応がわりいな! もっと恥ずかしいぃとかやめてぇとか、艶のある悲鳴をあげてくれよ!」
聞き覚えのある声に、彼女は目線だけを上げた。それは月光団団長のロックスだった。
「ずりいぜ、団長! まだ、一周してねえよ!」
「うるせえ! てめえらの責めが温いからだろうが!」
ロックスは激昂した。部下たちの声は萎縮するが、口や下半身を犯す三本の肉棒は動きをがむしゃらに速めた。そして、自分勝手な抽送で彼女の膣内や直腸、そして喉に雄汁を注ぐ。
「ちっ、お上品な体位じゃいけねえってか? そら、俺の極太を味わいな! 次は獣みてえに犯してやるぜ! ひいひいよがりな!」
ロックスはアウレリアの髪を掴んで、強引にペニスを突き入れた。喉ではなく、舌を犯すように角度をつけた抽送だ。陰毛に顔を押し当てられたままでロックスが腰を浮かし、自然彼女の下半身は中腰になる。
「おっしゃ、野獣みてえなバックでイかせてやる!」
アウレリアの尻を大きな手が揉みしだき、腰を突き上げさせる。
四つん這いの姿勢で、前後から挟み込まれる形になる。
「おらおら! こうしてるとちんぽに貫かれたみてえだろ? 気持ちよくなっちまってもいいんだぜ?」
ロックスが彼女の口をかき回しながら、アウレリアの羞恥を責め立てた。
蜜肉と愛液が、そして舌と唾液がぐちゅぐちゅと音を立てる。顔と尻にそれぞれの男の腰がぶつかり、パンパンと音を響かせた。
男たちの動きに合わせ彼女の瑞々しく、そして精液に穢された乳房が跳ねて揺れる。
息苦しさにアウレリアの眦が鋭さを失った。それが陥落の契機だと信じ込んだ男たちは、夕焼けの中で必死に彼女を責め続けた。
久しぶりの輪姦な模様。
アウレリア編次で一段落するといいです。
イメージ通りの文字数で終わったことがない。