魔導森林グラヴィカ。降魔呪国ナウプリアに属する領地である。魔術師型のギフトホルダーを排出する降魔呪国らしく、魔術師を多数擁している。
隣国にして宿敵たる剣姫庭園ゴロッザとは異なり、騎士団のような戦力は抱えていない。ゴブリンやコボルトなどの亜人を魔術で操り、奴隷傭兵とともに剣姫庭園の領土に散発的な侵攻を仕掛け続けるのみである。
「ふふ。我の計画は順調に進んでおるようじゃな」
淫魔アルガナはゲートを通してしか入れない、彼女の居城にて艶然とした笑みを浮かべた。
明るい緑の髪に浅黒い肌。樹脂による漆黒の衣装は、最低限の部位しか覆っておらず、にわかに匂い立つ色香に真っ当な雄なら欲望を喚起させられるだろう。足下は荒い網タイツをつけており、肉感的な体をさらに蠱惑的にもり立てていた。
人間との大きな違いは頭と背中から蝙蝠にも似た羽根が生えていること、それに尾骨のあたりから細い鞭にも似た尾が伸びている点だ。
数百年にも渡り侵攻を防ぎ続けてきた宿敵、剣姫庭園。結果を出せぬが故に幾多の前任者が苗床送りになったことをアルガナは知っていた。つまり、アルガナも結果が伴わなければ、亜人どもに犯され孕まされ、屈辱の果てに非業の死を迎えることになる。だが、アルガナは絶対の自信を持ち、その形も大きさも良い胸を揺らしながら、哄笑した。
領土全体に散った数多の工房は、野良のギフトホルダーを捕らえるなどして多量の魔力を貯蔵し続けている。ギフトホルダーの魔術師に間接的に工房の建築を促したのは他でもない彼女――淫魔アルガナだ。
淫魔。サキュバスとも呼ばれる眷族の一種である。
眷族とは七女神から多量の魔力を賜り、見た目からして人間を超克した存在だ。その力は平均的なギフトホルダーを遙かに凌駕している。
眷族もギフトホルダーと同じくある程度の分類がある。サキュバスは降魔呪国の眷族であり、やはり魔術師型に近い。だが、アルガナは剣姫などに劣り敗れるなど微塵も考えたことはなかった。
何故なら、剣姫はギフトホルダーで、アルガナは眷族だ。たかが人間の剣術など、サキュバスの魔術の粋で打ち倒す。アルガナにはそんな絶対の自信があった。実行に移せないのは、アルガナの配下の問題だ。いくらなんでも大量の騎士型に加え、剣姫の相手をするには分が悪い。――というより、魔力が持たない。
魔力は大気のようにただ何もしなくとも循環されるものではない。魔力とは女神から拝領されたギフトが世界に漏出してしまったのものだ。眷族やギフトホルダーに与えられたギフトとは、即ち極度の魔力炉であり、それらが彼女たちの圧倒的な肉体性能や魔術能力につながっている。
では、何故世界に魔力が漂っているのか。それは永き戦火の中で、絶望に身を落としたギフトホルダーたちが漏出したからである。
絶望――わかりやすい例であれば陵辱だ。疲労や武器の喪失などで奴隷傭兵に確保され、輪姦されたギフトホルダーは、世界にギフトから発生した魔力を漏出し続けることになる。ギフトは炉であるため、世界に溢れかえる魔力は元のギフトそれ自体より総量を増す。
千年以上に渡る七女神の戦争において、大陸全土は魔力で満ちあふれた。だが、無限ではない。効率的に魔力を集める必要がある。そのためにアルガナは領土中に工房が作られるよう促した。かつては他国から流れてきたギフトホルダーを唆し、自領の魔術師型を奴隷傭兵に犯させ魔力を溜めようとしたこともあったのだが、効率はよろしくなかった。むしろ流れ者を捕らえ苗床とするようにした方がいい。
また、その魔力の使用権は漏出された地域の主にある。剣姫庭園に工房で魔力を得ても、剣姫とその上にいる女神にも使われてしまう。だからこそ、やるのなら自らの領地で生み出すしかない。
そのため、敗戦を目前にし領土を蹂躙された領地にも逆転の目がある。領土に属する全ギフトホルダーが敗辱の憂き目に遭えば、爆発的な魔力が領主に奉納される。
だから結果として、戦火は広がれど決着は起きづらく、攻めるにも搦手が必要で戦いを難儀なものとしていた。
人の身で眷族に無駄な抵抗をした剣姫を、必ずや亜人どもの苗床にし、その子らを自分の軍勢に加えると誓う。
便宜上淫魔城と名付けた居城、その天守にあたる玉座の間で、アルガナは領土中から流れてくる魔力量を精査した。
「む……何かがあったか?」
独りごち、彼女は魔力量を確かめた。間違いない。魔導森林の魔力量が増大している。この変化は微細ではない。ギフトホルダーにすれば――十人近くが同時に魔力の漏出を行っているようだった。
魔力の増大は喜ぶべきことだ。だが、いくらなんでも急過ぎる。どこかの工房が大量のギフトホルダー確保に成功したと考えるのが自然だが、配下の魔術師型が想定外の事態で奴隷傭兵や亜人に犯されている可能性もある。ギフトホルダーはそれなりに多く、その大半は領主アルガナにさえ捕捉はできていない。
何せ、自然に発生するのだ。誰がギフトホルダーかを遠隔で判別する手段は眷族どころか女神にもない。ただ必然的に散らばることになるので、大量の野良ギフトホルダーが同時に魔力漏出を始める可能性は低い。それこそ、戦火の中圧倒的な大敗を喫したりでもしなければ。
「今、よろしいでしょうか?」
耽っていた思索を邪魔され、アルガナは機嫌を損ねた。表情からもそれが読み解けたのか、声の主は強気そうな吊り目に怯えを覗かせた。
魔導妃カサンドラ。魔導森林の領主代行を任せているギフトホルダーだ。カサンドラが代行だと知っているのも、アルガナが真の領主だと知っているのもお互いのみである。この淫魔城の存在を知る者も同様で、このように遠隔通信を確立しているのもカサンドラだけだ。
「よいよい。もしやそなたの報告が我の悩みを解消してくれるかもしれぬしな?」
言外にあり得ないと伝え、もしできなければ過酷な懲罰を与えるというアルガナの宣言だった。
「……申し訳ございません。ただ、廃霊城に、その、冒険者でしょうか――の侵入がありました。当然排除は完了したのですが、その、七名全員がギフトホルダーだったようで――」
「ほう?」
カサンドラが考案した工房のシステムは確かに驚異的だ。七人ものギフトホルダーだろうと苦もなく捕らえ苗床にできるだろう。そのための肉竿も十分に用意されている。日がなこの美しき魔導妃を犯す五十匹のインキュバスだ。
「流石に数が多く、可能であれば奴隷商への対応をご相談させていただきたく」
「なるほどな。急ぐほどではなかろうよ。その間汝への責め苦は減ずるが――褒美だ。母娘で幾ばくかの平穏を味わえ」
アルガナとしては寛大な措置だった。努めて感情を隠そうとしてるカサンドラだったが、僅かに喜びに色が窺える。
「ありがとうございます。ところで、そのギフトホルダーたちの荷物持ちで奴隷傭兵が一匹おりまして、それが申し分ない肉竿でしたのでインキュバスの素体にしてみてはどうかと」
「ほほう? 汝の熟れた密壺がそう評価するのなら、立派なものじゃな。面白い。ゲートを開いておく。その荷物持ちとやらを汝直々に連れて参れ」
「承知いたしました」
最低限の報告のみを終えるとカサンドラは魔力通信を途絶した。
眷族には戦闘能力の他に亜人化という異能が備わっている。女神は眷族、ギフトホルダー、そして亜人を生み出せるが、眷族も一部の亜人に変化させることが可能だ。サキュバスであるアルガナは人間の男をインキュバスに変質させられる。繁殖という力を持つ女性がゆえに、同族の雄を生み出し女王として君臨できるのだ。
廃霊城と淫魔城はゲートでつながっている。カサンドラが絶品だと評する肉竿がどの程度のものか、考えるだけで彼女の密壺からは愛液が染み始めた。
騎士型――特に剣姫配下の者たちは純潔性を重要視する節がある。サキュバスである彼女には無縁の思考だ。男など自分が跨がり、一方的に快楽を接種するための道具以外にはなんの役にも立ちはしないのだ。
しばしの時を経て、玉座の間にカサンドラが姿を見せた。目隠しと猿ぐつわをされ、後ろ手で拘束された全裸の男を伴っている。
「ほう……」
知らず、恍惚の声がアルガナから漏れた。男は確かに立派な逸物をしていた。インキュバスどころかオークにもこれほどのデカマラは見た試しがなかった。
「素晴らしい。これはギフトホルダーどもが竿奴隷として傅かせるのもわかると言うもの。カサンドラよ、褒めて使わす。この者をインキュバスにした暁にはそなたの秘所は二度と乾くことはあるまい」
嗜虐的な笑みを意図的に浮かべ、アルガナはカサンドラを見た。カサンドラは無言でアルガナの言葉を甘受していた。こうなる可能性を見越しながらも、立派な肉竿をただ殺すのはもったいないと思ったに違いない。
アルガナは男を寝そべらせて上から腰を沈めていく。体感したことのない巨大な逸物を、彼女の秘所は容易く受け入れ、しかし決して緩みはなく、膣襞が陰茎を入念に絡み取った。
「……これはっ、たまらんのぉ。しかして、カサンドラ、この男の名は聞いておるのか?」
蹲踞の姿勢で杭打つようにアルガナはペニスを犯しながら尋ねた。
「フェルター、と」
「くくっ。古めかしいが良い名じゃな。まったく、淫魔たる我にこれほどの性感を与えるなど、歴史に残る竿やもしれぬ。インキュバスになり次第、汝は元の仲間たちをせいぜいイカせてやるのじゃなあ」
言いながらアルガナは腰を振る速度を速めていく。湧き上がるような絶頂の兆しが下腹から吹き上がってくる。
「おっおおっ!」
弓なりに背を逸らしてアクメを決めた。一方で、フェルターの肉竿はまだ達してはいなかった。アルガナの愛液には強力な催淫効果がある。そして彼女の密壺は極上の名器だ。この合わせ技でアルガナが先に絶頂させられることなど初めてのことだった。
なんとしてもこの男をインキュバスにしたい。アルガナは強くそう思った。亜人化は眷族それぞれで作法がある。サキュバスの亜人化はひたすらに犯し抜くことである。絶え間ない性楽で理性を融解させ、ただの竿奴隷にする。その果てに彼らはインキュバスとなり、マラから彼女の愛液と同質の催淫剤を射精するようになるのだ。
――そのとき、首に何かが回された。
アクメを決めた放心状態の中でさえ、激しい違和を覚えた。体外での魔力操作が正常に稼働していない。それだけではなかった。眷族やギフトホルダーは通常時でも、僅かに魔力を漏出している。その魔力が外へと出て行かない。
「魔女の首輪――という魔道具らしいわ。眷族もギフトホルダーも無力化可能な逸品。あなたもフェルター様の肉奴隷に落ちるといい」
「フェルター様……?」
半眼でアルガナはカサンドラを睨んだ。カサンドラはそんなアルガナを嘲笑して眺めていた。
「汝――我に逆らってどうなるかわかっておるのか?」
「ふん、今のあなたなんて怖くないわ」
カサンドラを一笑に付すと、フェルターの拘束を解こうと腰をかがめた。だが、フェルターが自分で腕の拘束を引きちぎり、猿ぐつわと目隠しも外した。
アルガナの秘所を貫いたままでフェルターが彼女の体を無理矢理に反転させる。極太なペニスが敷き詰められた状態だったため、膣襞に激しい痛みが奔った。
「さあて、存分に領主のおまんこを堪能させてもらうとするか……なっ!」
膝裏に腕を回され、両足を開かれて、全体重が腰にかかる。その上で下から剛直で突き上げられてアルガナは内臓が潰れるような衝撃を受けて呻いた。
「か……はっ! くぅ……! 汝……、眷族たる我に――」
「眷族? はっは、ちんぽ突き上げられてよがる眷族様がいるかよ! いやあ本当に名器だぜ、壊れる心配もないしな。ほら――種をくれてやるっ!」
言うとフェルターはアルガナの密壺の中で埒を空けた。アルガナは嫌悪で顔を歪ませる。精液とは搾り取るものであって無理矢理に注がれるものではない。
上下に体が揺らされ、豊満な乳房が跳ねる。淫靡な様に興奮したかフェルターのペニスは萎える気配さえ見せない。パンパンとリズミカルな音に混じって、媚薬効果を有する愛液と精液が湿った音を立てる。
淫魔であるが故に快楽は好物だ。だが、その快楽を雄の人間如きに為すがままに引き出されていることが、アルガナの精神を責め立てる。
「あが……っ! 汝……許さぬぞ。我にこのような……がっ!」
「色気のねえイキ声だな! 淫魔ともあろうものがよ! もっと艶やかな声出せねえのか?」
絶頂を繰り返すアルガナに、フェルターは言葉責めをしながらさらに腰の速度を速めた。両足も両腕も完全にロックされていて身動きが取れず、魔力も使えない。今の彼女は愛液で乱れ狂うだけの村娘のようなものでしかなかった。
「おほっ! イク! また来るっ! 駄目じゃ! 子宮にこれ以上注がれれば孕んで……ああああああっ!」
一切の自由が利かないながらも、アルガナの膣襞だけはただひたすらに突き込まれたペニスを味わい続け、彼女の理性を融解させていく。
フェルターが彼女を降ろしたのは、都合十度の射精を終えた後だった。
「お次はお口で綺麗にしてもらおうか」
あれだけ射精しておきながら硬度も角度も変わっていないデカマラがアルガナの鼻先に突き出された。むせ返るほどの雄臭が鼻をつくが、自らの愛液が発する催淫効果が悪臭さえ絶頂を手伝うだけだった。
眷族としての意地が、アルガナに抵抗を選ばせた。
「汝の粗末なちんぽなど咥えてやるものか。無理に咥えさせれば噛みちぎってやるからのう」
「おおいいぜ。ってことは噛みちぎれなきゃこりゃあ合意の上ってことだ。思う存分、相手してくれるってわけだな」
言うが早いか、フェルターが彼女の口にペニスを突き込んだ。喉元まで届き、その太さはしゃぶりや咥えるなどという表現ではなく頬張るが適切かと思われるほどだった。征服欲を満たし満足そうに見降ろしているフェルターをにらみ据え、アルガナは歯を立てた。そして力任せに噛みちぎろうとしたが――。
「おっといい刺激だな。なんだ、歯を使ってそんな風に楽しませてくれるのか?」
――なっ。
と内心でアルガナは焦りを含んだ声を挙げた。
「俺は相手の戦力と同等まで力が出せる。これは首輪が嵌められている相手でも同様でな? で、だ。俺は騎士型に近い特性を持つ。だから、今、目の前にいる俺様は領主クラスの魔力を持った騎士型だってことだ。意味はわかるよな?」
耳を疑う事実だったが、それが確かなら意味は当然わかる。アルガナはただの娘にまで落ちて、一方でフェルターは大陸全土でも有数の力を持つことになる。抵抗など何もできるはずがない。
アルガナの表情に仄暗い絶望の影が差したのか、フェルターは一層笑みを深めると彼女の喉を犯し始めた。強引なストロークに、潤滑油のようにアルガナは唾液を漏らす。唾液と先走り汁が混じった液が口元からあふれ出し、同時に食道にも落ちていった。
呼吸さえタイミングを考えないと無理だった。喉奥に突き込まれた際には鼻が潰され呼吸はできない。必死に先端を頬張っているときに空気を吸うが、その空気は喉奥を突かれた衝撃で鼻からあふれ出てしまう。
並の女性なら数分もしないうちに気絶する苦しみだったが、あいにくアルガナは眷族であり、頑丈だった。呼吸も満足にできない喉レイプの中で、しかし彼女の意識は明瞭にその屈辱に甘んじている。
口内でペニスが爆ぜた。青臭い汁が口に充満し、意図せずに喉が嚥下する。だが、責め苦は終わらなかった。突き込む速度は更に増し、ろくに息ができないアルガナの口は便器として上質なのか、フェルターがストロークの速度を速めていく。
「むご……むごごご……」
許しを乞うたが、その声さえ口からは出せなかった。喉を封鎖されたままで、彼女は五回も射精された。後半はもはや精液を飲み干すこともできず、唾液に混じって赤いカーペットを汚すだけだった。
「ほおれ、まだまだ萎えちゃいないぜ? 淫魔がこれくらいでそんなツラしてどうすんだ?」
既に抵抗を示すような気力もアルガナは失っていた。そんな彼女の腰をフェルターが浮かせ、上からアナルを杭打つように犯し始めた。
「……おっ、まさか尻穴は処女だとはな!」
未踏の穴を穿たれてアルガナは眼球が上を向いた。淫魔である彼女にとって尻穴を使うような行為は無用で、当然経験がなかった。膣とは違う快楽にたまらず舌が転び出て、無様な顔をフェルターに晒した。
「いいツラになってきたなあ。奴隷になりたくなったら言えよ! ちょっとくらいは加減してやるかもなあ!」
剛直を打ち抜きながらフェルターがアルガナに慈悲をかける。だが、アルガナは最後の理性を固めて必死にそれを固辞した。尻穴を突かれ、そのたびに秘所から愛液を噴出し、唾液と白濁液塗れになり、焦点を合わせられない目を晒しながらも、彼女は眷族としての誇りで責め苦に耐えた。
雄の奴隷になどなってたまるものか。
その思いが蕩けた思考の中で、唯一すがれるものだった。
必死にアルガナは女神ヘラについて思いを這わした。美しく純粋で、最悪に残酷なアルガナの主、降魔呪国ナウプリアの女神だ。
フェルターという巨根の男と恨み骨髄のカサンドラ。彼らと比べてもアルガナは遙かにヘラの方が恐ろしかった。男の奴隷になどなったと知られれば、眷族になるまでに蓄えた功績は全て帳消しになり、死後にまで続く汚辱が待つ。
「尻穴……もういやあ」
がつがつと力任せに犯され、ただ咽頭が本能的に寛恕を望んで悲鳴を上げた。しかしその時には既にフェルターはアナルからペニスを引き抜き、アルガナの豊かな胸にペニスを挟んで扱いていた。
今、アルガナの四肢は一切拘束されていない。だが、乳房を弄び、ペニスを谷間に挟み込んだフェルターに抵抗する素振りはなかった。
「……ふうん。結構強情なのね」
「そんだけ女神が怖いんだろうさ」
女神の恐ろしさを知らぬだろうふたりが、アルガナの頭上で語り合った。
とろとろの思考になりつつも、アルガナはフェルターに抱え上げられ、駅弁の姿勢で子宮を貫かれたことを理解する。フェルターはこの姿勢のままで淫魔城から出ようとした。
「あ……待って……。そんなのいやあ」
「あん? 淫魔が性交恥じてどうすんだ? もっと見てくださいってお願いするところだろうが」
言うとフェルターが腰を激しく振って、アルガナをイカせ、膣内にまた白濁液を出した。
淫魔城の城門を抜け、ゲートをくぐり、さらに見知らぬゲートを通って、アルガナは知らない城に連れてこられた。
「ようこそ、ここが俺の居城――地底唾王城だ」
「フェルター様は八番目の女神、マリマノートに使える唾王城の主よ。無数にいる眷族などと違って、世界に八人しかいない王のひとり」
カサンドラが補足した。
王。
それは全ての眷族が求める、最上の位だ。女神には決してなれないことを彼女たちはよく理解している。だからこそ、その直下にある王の座を求めるのだ。
「ばはにゃ……。雄が王になるなど……あああっ! イグ! イッてしまう!」
絶頂を迎えながらアルガナはなんとか問いを搾り出した。
城の中をフェルターは歩いて行く。もちろん、彼女を極太で貫いたままでだ。出迎えた給仕服の娘が、汚物でも見るようにアルガナを見た。
「ああ、そうね。そろそろインキュバスにヤられているフェルター様の奴隷たちを回収しないと」
「できるのか? まだこの淫魔は落ちちゃいないが」
「ええ。首輪で魔力が制限されているから。支配権は奪取できると思う――できたわ」
カサンドラが告げた。
「では皆様の回収を。その後のお世話は私たち給仕隊にお任せくださいな」
給仕の娘が告げると、彼女の背後に多数の給仕が姿を見せた。ギフトホルダーではない。リーダーらしき娘の他に、もうひとりだけギフトホルダー紛いが混ざっているが、それだけだ。
「リラ。お前にはこの淫魔の調教を頼みたい。いいか?」
「もちろん。フェルター様はお優しいので、私の出番が来るのを待っておりました」
給仕の娘――リラは穏やかな表情から冷徹な眼差しに一変させ、アルガナを見やった。視線だけでアルガナが怖じるような圧力を感じた。
ペニスが引き抜かれ、膣から精液と愛液が混じったものを噴出させながら、アルガナは床に降り立った。ふらつきながらも立ち上がろうとすると、その尻に衝撃が奔った。
「あら。肉便器が二足歩行なんて身の程も弁えていないのね」
いつの間にか取り出した馬の尻を叩くような短鞭でリラがアルガナの尻を複数回叩いた。
「汝……我が何者かわかっておるのか……!」
「ちんぽ突っ込まれてよがるだけの雌豚でしょう? 豚には豚らしい居場所を用意してあげますわ」
リラがアルガナの股を広げる。魔力を封じられ疲れ果てたアルガナは、非力なリラにさえあらがえなかった。嗜虐的な笑みを浮かべ、リラが短鞭を掲げる。
――まさか。
アルガナの予測は現実のものとなった。リラはあろうことか短鞭でアルガナの秘所を打ったのだった。それも一度や二度ではない。
「あひっ! あがっ! ひい!」
叩かれる度に彼女は絶頂にも似た嬌声を上げた。ただ無作為に叩いているわけではなく、時に陰核を嬲るなど巧妙な手管によるものだった。
「さあ。雌豚はどこで精液便所になるのが幸せなのかな?」
リラがそう微笑みかける。雌豚でもなければ精液便所でもないと反論をしたかったが、リラの手に握られた短鞭がそれを許さない。
髪を引っ張られながら、四つん這いでアルガナは階段を降りていく。向かっているのは地下牢のようだった。
ぶひーという音が聞こえた。まさか、とアルガナは青ざめる。
「そう。豚にはブタ。私も今夜は忙しいので、真面目な調教は明日からです。まずはブタさん同士で仲良くしてくださいね」
「あ……いやぁ! ブタは駄目じゃ! あれらは我々に恨みを持っておる!」
「恨まれるようなことをしたからでしょう?」
「違う! 我は奴らに何もしておらんっ!」
そんな反論に短鞭が飛んだ。尻やヴァギナを幾度も叩かれ、アルガナは涙声になりながらリラの許しを待つしかなかった。
「大丈夫です。同じブタさんですもの。誠心誠意話せばわかってくれますよ」
リラが汚れを知らぬ娘のような顔でそう宣った。だが、アルガナには見えた。リラという娘の裏に潜む仄暗い憎しみの炎を。そして、アルガナは悟った。フェルターという男より遙かに、このリラという娘は恐ろしいと。
四つん這いの姿勢に戻り、できるだけオークを刺激しないようにアルガナは牢に入った。しかし、彼女のメス穴から漏れ出す愛液がオークたちのマラを瞬時にいきり立たせた。
二匹のオークは言葉も交わさずに結託すると、アルガナの口と膣を犯し始めた。
叫ぶようなイキ声が地下牢に響きわたったが、ブタ以外にそれを聞く者はなかった。
【言い訳】
七女神は各神話からひとりずつ使うつもりでした。
ただ、元々設定していたのが降魔呪国はフレイヤだったんです。
でも何故か前回、降魔呪国ナウプリアと宣ったじょりほーがいたのです。
ナウプリアはヘラが若返る泉なのでヘラにしました。
つまりギリシャ出展女神がもうひとりいます。
誰も気にしない可能性が高いです。
パラメータで分かる! 現在の状況
遠征中
アウレリア→ガロッゾ城塞
カサンドラ→廃霊城(魔導森林領主)
地底唾王城総戦力
フェルター 戦術56→65 諜報30
※フェルターの戦術レベルは奴隷の半分が加算される
※ただし、地底唾王城以外では相手の戦術レベルに合わせてレベル制限される
特殊オプション:
毒合成レベル6
魔術工房レベル74(65)
※魔術工房レベルは戦術レベルと同等まで上げられる
※現在戦術レベル不足で工房レベル上限中
調教道具:
オーク2匹
奴隷傭兵50人
娼館(セラニアが娼館主。領地誓約発動可能)
保護中:
村娘9人、イヌ1人
調教中:
淫魔アルガナ
設備:
地下牢
作戦会議室
魔術工房×3(セラニア、ロザリンド、ヴェレディア分)
鉱山
農地
領海
山林
現在指揮者(鉱夫、農夫、漁師、木樵不在で資源活用不可)
保有奴隷
傭兵リヴィス 戦術10
騎士アウレリア 戦術20
剣士レビア 戦術10 諜報2
魔術師ロザリンド 戦術9 諜報5 工房20
暗殺者リドベダ 戦術8 諜報8 特技:特殊毒
槍騎士ヴァスカ 戦術11
誓約士セラニア 戦術11 工房20 特技:領地誓約
街盗賊ジリ 戦術7 諜報15 特技:ピッキング
魔導妃カサンドラ 戦術20 工房20
→魔導姫ヴェレディア 戦術18 工房20
※戦術レベルは単純な戦闘力ではなく、完全な指揮でベストの戦果を発揮したらそうなるという塩梅
大目標
完・魔導森林領主 戦術40 諜報30→条件クリア
完・魔導森林真の領主サキュバス 戦術45 諜報30+カサンドラ奴隷化
剣姫庭園領主 戦術50 諜報40