デュバルを出立した後、アルガナはリラたちに連れられ、魔導森林に入った。元々魔導森林はアルガナの領地である。だが、行く先の見当はつかなかった。近くに街もなければ彼女の把握する限り魔術師の工房もないためだ。
尋ねたとしてもリラは嗜虐的な笑みを向けてくるだけだろう。暗澹とした気分でアルガナはリラに従う。此度のリラの護衛は騎士ヴァスカに盗賊のジリ、カサンドラの娘であるヴェレディアの三名だ。
治安は剣姫庭園より魔導森林の方が悪い。リラを守るためにはその程度の人員は必要だろう。
やがてたどり着いたのは洞窟だ。嗅ぎ慣れた雄臭が奥から漂ってくる。間違いない亜人の巣だ。
「ふっふふふ。そうかそうか。ブタ、最下層の貧民に続いて次はチビか」
アルガナは笑うしかなかった。首輪が嵌められた状態では、アルガナに逃げる手段はない。また、オークやインキュバス、それに人間とは交わった経験があったが、ゴブリンに体を許したことはなかった。
「はい。たっぷり愉しんでくださいね。それと――ゴブリンのことを皆様が知らないと思うので、アルガナ様のお口からご説明してみてくださいな」
くっ、と呻き、アルガナは小娘たちに向き直った。
「ゴブリンは亜人の一種での。オークをブタと呼ぶように通称はチビと呼ばれておる。人間の児童程度の大きさだが、マラだけは成人と遜色ない。知恵はそれなりに回るが、せいぜいが子供レベルじゃな。単体としての戦闘能力も低く、魔術師型が不意を受けるなどでもなければ、ギフトホルダーの敵ではなかろう」
亜人の知識はギフトホルダーでも、知らないことの方が多い。七女神が争い合う世界において、情報とは秘匿した方が優位であるためだ。特にアルガナの策でバラバラに動いていた魔導森林はそれが顕著だった。
ヴァスカたちはそれぞれ知識の不足があったのか、興味深そうにうなずきながらアルガナの話を聞いている。涼しげに聞き流しているのはリラだけだ。リラはその程度のことくらいは知っているのだろう。
「ただ――リラとやらの機嫌次第で今からの我のような憂き目にも遭うであろうからな。そなたらにも伝えておくと、ゴブリンの凶悪なところは繁殖力にある。オークの精液は特濃で栄養価が高く、インキュバスには催淫効果がある。対しゴブリンは排卵を誘発させる。強制的に着床可能として即座に妊娠させる。また、奴らには群れ全体で一匹の雌を犯す習性がある。小さい体にデカいマラ。それが女体の各所でペニスを扱き、延々と射精し続けるわけじゃ。群れ全体で犯すことで胎児の成長が加速する。なんと一週間ほどで新たなゴブリンを産み落とすことになる」
今から自らが受ける陵辱を、アルガナは小娘たちに説明した。リラをあんまり信じすぎると同じような目に遭うという警告のつもりだ。また、元来であれば秘める情報を、あっけらかんと開陳するのは存外気持ちよかった。
「これがギフトホルダーだと特殊例が起きる。知っておるかは知らんが――ギフトホルダーや眷族が亜人に孕まされた場合、産まれてくるのは同種だ。騎士型なら騎士型のギフトホルダーを産み、サキュバスならサキュバスを産む。何代も由々しく続いている家系は、多くの場合、亜人を一体妊娠用に抑えているということじゃな」
「お母様はインキュバスの種を孕んで、私を産み落としたのですか?」
「それはカサンドラに聞くが良い。教えてもらえるかは知らんがの」
真実と嘘。どちらにヴェレディアが傷つくかアルガナには見当はつかない。アルガナとヴェレディアには面識がほとんどなく、答える必要性を感じなかった。
「この事実とゴブリンの生態をかみ合わせると、ひとつ面白いことができる。一週間おきにギフトホルダーの赤子が増え続けるのじゃ。ゴブリンどもは胎から産まれた娘妹を母乳によって育て上げ、やがて犯し始める。だがの、その状況だと原理的にゴブリンは一生増えぬのじゃ。よっていつの時点かで必ずやギフトホルダーが反逆を起こし、ゴブリンは一掃され、群れになったギフトホルダーが発生する。名高いアマゾネスの里や極東の忍者の里などは、そうした経緯で産まれた里であろうな」
それが何を意味しているか、ヴァスカたちが理解できるかはアルガナには関係がなかった。ゴブリンを利用して短期間で大量のギフトホルダーを用意する。それがフェルターやリラの目的であるのなら、ヴァスカたちはただの苗床であり、無限に子を孕まされ生み続ける羽目になる。
里の場合産まれてくるのは同種の血族による強い同胞意識を持つ群れだ。それを制御する手段は女神にも不可能だ。里は各国に散っており、国の支配下ではない。
だがフェルターには奴隷契約がある。言葉を理解する以前に奴隷宣言をさせてしまえば契約が成立する。十数年もすれば七女神国の総数を超えるギフトホルダーを揃えられるだろう。
「――いいえ。そんな長々と時間をかけるつもりはありませんよ。私たちは数年で七女神を滅ぼします」
思索が顔に出ていたのか、リラがアルガナの考えを否定した。
「さて。チビどもの厄介さをご教示いただいたところで、そろそろアルガナ様にはチビどもに嬲られていただきましょう。安心してください。首輪がついている最中は孕みませんから」
リラが笑顔で指示を授ける。まだ正式に奴隷契約は締結しておらず、逆らうことも可能だ。だが、アルガナは大人しく歩を進めた。そのくらい、彼女はリラ個人に恐れを成していた。
洞穴の深部へアルガナは向かう。しばらく歩くと、ひらけた場所に出た。ゴブリンの巣になっていた。巣と言っても具体的に何かが敷設されているわけではない。哀れな娘が、無数のゴブリンに群がられて犯され続けているのみである。正確な数は数える気にもなれなかったが五十匹に近い。赤子の姿が見えないことから、犯されているのは恐らくギフトホルダーではなく、同時にこれほどの蛮行に耐えている以上イヌだろう。不幸にもゴブリンに遭遇した村娘といったところだと思われる。
ゴブリンによって前から後ろから、そして口や手、果ては脇や腹まで娘は犯されている。その腹部は臨月を迎えている。その腹が震えた。膣を犯していたゴブリンが逸物を引き抜き、己の手で扱いて膣にぶっかけた。白濁液に浸った膣穴から、ゴブリンが頭を出した。
アルガナがゴブリンたちを認識するとほぼ同時、彼らの目が一斉にアルガナへと向けられた。理性の欠片もない、子を成すという本能に裏打ちされた獣欲で染まった視線に、アルガナは冷や汗を浮かべ、尻尾や羽根が萎縮する。
新鮮な肉壺を発見したゴブリンたちは犯し飽きた娘を捨てた。即座にアルガナに群がってくる。見た目は矮躯の児童程度だが、彼らの腕力は成人男性と同等だ。首輪を嵌められたアルガナはろくに抵抗もできずに地面に引き倒された。
その直前、リラたちが娘に向かって動いているのが見えた。どうやら入り口は複数あったようで、アルガナにゴブリンが注目したのを見計らって娘を救出する腹づもりのようだ。
最初にペニスが押し当てられたのがどこだったのか、アルガナには曖昧だった。地面に仰向けになった頃には、既に膝裏と膣穴にペニスが押し当てられていた。それを目で見ることは許されなかった。何故ならアルガナの視界は、口にペニスを突っ込んだゴブリンにより塞がれたためだ。
キィ、キィと甲高い鳴き声をあげながら、アルガナの全身をゴブリンたちが犯し始める。仰向けで尻穴を犯せるくらいに腰を上げられ、垂直に突き穿つかの如く膣を肉竿が蹂躙する。正確に何本の肉竿を咥え込まされているのか、淫魔たるアルガナにさえ判然としなかった。当然のように両手はそれぞれ扱かされており、乳房の谷間には三本以上の肉竿が出し入れされている感覚はあった。
「むぐ……あがっ……」
何かを言おうとしたわけではなく、ただそんな声がアルガナの口から漏れた。インキュバスのような催淫効果をゴブリンは持たないはずだったが、早くもアルガナの頬は紅潮し始めている。
むせ返るような雄臭さが、アルガナの雌としての本能を刺激している。また、オークやスラムでの輪姦によって、アルガナの体は肉奴隷として開発されきっていた。
こうしてペニスで喉を突かれながら、かみ切ろうなどとは思い浮かびもしない。むしろ舌先でカリ裏に溜まった恥垢を舐めとり濃厚な臭いを堪能するほどだ。
ゴブリンたちが腰を振る速度を増した。もはや何本の肉竿を同時に相手しているのかわからない状況で、周囲を囲むゴブリンたちが一斉に射精する様を想像すると、それだけでアルガナはイキそうな気分だった。
激しくペニスを扱く音が頭上から聞こえてきた。口を犯すゴブリンが彼女の顔を覆っているので、視線を上げても何も見えなかった。しかし、我慢ができなくなったのか、アルガナの顔面にペニスが擦りつけられる。二本――いや、三本。それどころか髪が引っ張られているのにアルガナは気がついた。順番待ちをしているゴブリンどもはアルガナの髪を使って、ペニスを自分で扱いているらしい。五十匹全部を、アルガナひとりの体で相手しているわけだ。
一際喉奥を亀頭が穿つ。そしてびゅるびゅるっと音を立てて食道を精液が滑り落ちていく。否、射精したのは口内を犯している一本だけではなかった。まるで示し合わせたように顔にペニスを擦りつけていたものたちが、同時にアルガナの顔を穢した。
遅れて膣と尻穴に、そして乳房を犯していたゴブリンが同時に埒を空け、内外問わず白濁の汁がアルガナを包んだ。その瞬間、絶頂とは異なる多幸感が全身を駆け巡る。
「あっ……孕む! 孕んでしまうっ!」
その声は確信に満ちていた。アルガナはゴブリンどもの精を受け、排卵が促されたと同時に、着床を確信させられた。そして妊娠と出産を予感し、母になる歓喜が全身を襲ったのだ。
キィキィというゴブリンの声が激しさを増した。新たな母胎を得て、ゴブリンどもは地に満ちるという本能的欲求を満たすためにさらにアルガナの体を犯し始めた。
「むふっ……お……ご……い……いふぅ」
既に口も交代したペニスで塞がれながら、アルガナは焦点の合わない目をして、痙攣をしながら絶頂を宣言する。
もはや眷族としての尊厳などアルガナには残っていない。体は完全に拘束されており、自由意志で動かせているのはペニスを扱く手と、咥え込む口だけだ。自分から求めることは叶わないが、ゴブリンたちは敏感になった彼女の密壺と尻穴に絶え間なく抽送を続け、そして射精する。
またも口内が雄汁で満たされる。ペニスが引き抜かれ、次のペニスが入ってくる間に。
「孕む……孕む……もっとぉ孕ませてぇ」
と誰に聞かせるわけでもなく、彼女は自分の願望を口にする。
アルガナの体も、彼女を犯すゴブリンたちもアルガナの懐胎を確信している。だが、いつまでも彼女が子を孕むことはなかった。首輪によってアルガナは妊娠できないのだ。
三日が経った。
「あがちゃん……はらめたぁ」
舌を出して次のペニスを迎えながら、アルガナは自分の膨らんだ腹へ嬉しそうな視線を向けた。
当然、その腹に宿っているのは子などではなく、ゴブリンどもの精液である。
リラがフェルターを伴い、アルガナを迎えに来たのはさらに三日後。もう少しで精液によって腹が破れる直前のことだった。
「我は汝の……肉奴隷ですぅ……」
恍惚の表情でアルガナは奴隷宣言をした。サキュバスとしての誇りなど微塵もない。今の彼女はただひたすらにちんぽだけを求める肉便器だった。
「ではアルガナ様? チビどもを支配していただけますか?」
首輪を外されたアルガナは、リラの命令に沿ってゴブリンどもを支配下に置く。淫魔であるアルガナには亜人を誘惑し支配下に置く異能が備わっている。これは自らが亜人化したインキュバス以外にも有効だ。
「これでいつでもチビどもで調教ができますね」
リラはアルガナだけでなく、帯同していた他の奴隷たちにも聞こえるように言った。
パラメータで分かる! 現在の状況
遠征中
アウレリア→ガロッゾ城塞
カサンドラ→廃霊城(魔導森林領主)
地底唾王城総戦力
フェルター 戦術76→96(アルガナ) 諜報30
※フェルターの戦術レベルは奴隷の半分が加算される
※ただし、地底唾王城以外では相手の戦術レベルに合わせてレベル制限される
特殊オプション:
毒合成レベル6
魔術工房レベル74(65)
※魔術工房レベルは戦術レベルと同等まで上げられる
※現在戦術レベル不足で工房レベル上限中
調教道具:
オーク2匹
奴隷傭兵50人
娼館(セラニアが娼館主。領地誓約発動可能)
保護中:
村娘9人、イヌ1人→給仕隊として活動中
イヌ1人→ゴブリン巣穴から治療中
調教中:
修道女ルクレティア
設備:
地下牢
作戦会議室
魔術工房×4(セラニア、ロザリンド、ヴェレディア、アルガナ分)
機動教会(ルクレティア)
鉱山
農地
領海→マリーナ。漁師20。新鮮な魚をお届け。売れる。ご飯レベルアップ。
山林
現在指揮者(鉱夫、農夫、木樵不在で資源活用不可)
保有奴隷
傭兵リヴィス 戦術10
騎士アウレリア 戦術20
剣士レビア 戦術10 諜報2
魔術師ロザリンド 戦術9 諜報5 工房20
暗殺者リドベダ 戦術8 諜報8 特技:特殊毒
槍騎士ヴァスカ 戦術11
誓約士セラニア 戦術11 工房20 特技:領地誓約
街盗賊ジリ 戦術7 諜報15 特技:ピッキング
魔導妃カサンドラ 戦術20 工房20
魔導姫ヴェレディア 戦術18 工房20
淫魔アルガナ 戦術40 工房20 特技:亜人魅了
漁師マリーナ 戦術6 漁師20
修道女ルクレティア(調教中) 戦術15 特技:機動教会、暴力結界
山賊カリスタ 戦術10
※戦術レベルは単純な戦闘力ではなく、完全な指揮でベストの戦果を発揮したらそうなるという塩梅
大目標
完・魔導森林領主 戦術40 諜報30→条件クリア
完・魔導森林真の領主サキュバス 戦術45 諜報30+カサンドラ奴隷化
剣姫庭園領主 戦術50 諜報40