シルビアに再びステラのことを任せた翌日、その昼前の出来事だった。
北防城――謁見の間。
レオナは普段通り城主として、部下の報告を受けるために城主の座につき、配下の訪れを待っている。護衛も相談役もいない。一対一での対面こそが配下への礼節だと彼女は考えているためだ。なんなら城主としてふんぞり返るよりは、立ち話の方がいいとさえ思う。――もっとも、ブタやオニに匹敵する巨躯は、相手をむしろ畏怖させると自嘲している。
正面の扉あたりの魔力が僅かに乱れたかと思うと、横長の長方形が虚空に浮かび上がった。
魔力による映像通信だ。
神馬騎士団からの新手の嫌がらせかと思いながらも、通信を阻害しようとレオナはしなかった。魔術は現象を引き起こすもの。奇跡ではなく、現象である限り現象で妨害できる。仮に内容がいらだたしいものであれば、そのときに殴ればいいのだ。
長方形に映った大小色彩ともに様々なブロックが、やがて像を成した。
「……シルビア」
寝台に寝かされた、裸体のシルビアの姿を見て、レオナは呻いた。
「悪いけど、そちらの声は届かないわ」
艶然とした声音が響く。術者だろうが、その姿は映像にはなかった。
「平和的――そして理性的な交渉を望むわ。要件は会ってから伝える。日没まで単独でいらっしゃい。場所は――」
術者が言ったのは、レオナの知る宿酒場だった。一族所有の酒場のうち、ステラの所有になっている。シルビアの報告にあった、ステラと別れた宿より北防城に近い宿だ。
シルビアの性格を踏まえると途中で休むというのは考えづらい。不測の事態があったのだろう。
「来なかったらもちろん、この哀れな新米ちゃんはうちの奴隷傭兵のおもちゃよ。徹底的に男の味を覚えさせて、奴隷商に売ってあげるわ」
そう一方的に告げると、長方形は何事もなかったかのように消失し、いつも通りの光景と静寂だけが残った。
レオナは思案した。此度の通信の真意が、本当に交渉か、レオナを誘き寄せるための罠かを。
一方的な通信であれば魔術師であれば大半が可能だ。双方向は相応に難しく、魔術師型ギフトホルダー以外では専門的に学ばなければ不可能である。
通信は基本的に距離で難易度が上がる。聞いた宿と北防城の距離だと、双方向通信ができなくとも、術者が強力な可能性は十分にある。ただし、指定された宿からシルビアは日没までに移されるだろう。否、可能性から踏まえれば今の通信がその宿からのものだったのかさえ疑わしい。
シルビアの捕縛がその宿だったのかは確かだ。シルビアは一族所有の宿しか使わず、魔術師が交渉用の酒場としてたまたま引き当てる可能性は薄い。
現時点で、術者の力量で交渉と罠のどちらかを計るのは無理だ。
「姉上であれば――無視して殲滅戦を仕掛けるだろうな」
レオナは自嘲気味に笑う。待ち受ける魔術師に気配を隠すのは不可能だ。よって、ギフトホルダーが二名以上いれば、即座に報復としてシルビアは汚されるだろう。監禁場所を聞き出せれば御の字。しかし、首謀者は殺せる。泥棒に追銭をやらない、シビアな思考だ。
領主としては正しく、そしてそんな姉をレオナは敬愛している。だからこそ、その血に連なる者としてレオナは単騎で事態の収束を誓った。
姉に必要なのは、矮小化した姉ではなく、別の思考と目線を持つ他者だ。
思考しながらレオナは武装を確認し、出立の準備を進めていた。
常日頃から纏う紅き鎧は剣姫庭園の鍛冶師団が打ったレオナ専用の鎧である。紅は鋼に転じて鋼壁鎧と謳われる。常在、使用者の魔力を吸い取り溜め込む。それを全開放したレオナは東部の兵器である装甲戦車や、最強の亜人ハーキュリーさえ馬力で勝る。
背負った愛剣の刃は
厩舎につくと、完全武装の城主に馬係が出迎えた。
「狩りに出てくる」
訓練と治安維持を兼ねて、普段からそうしていることが功を奏した。
常人を遥か凌駕するレオナ当人の重量さえ誤差とする重量を支える愛馬は、やはりこちらも常軌を逸していた。
神馬騎士団が誇る魔獣馬種のどの特徴とも一致しない。
毛色は芦毛。羽はなく、角もなく、四つ足である。
しかし――その異様さは誰が見てもわかる。
単純に大きいのだ。体高はレオナより頭ひとつ分高い。四本の柱を思わせる隆々の足は、それでいてしなやかさを伴っている。
大陸最強の魔獣種、竜の名を冠されるのも頷ける。
「いくぞ。芦竜号」
跨がったレオナが頭を撫でると愛馬は嬉しげに小さく嘶いた。
ゆっくりと城を出て、周囲から誰もいなくなると、芦竜号はレオナの意に沿って駆けだす。
蹄は戦鼓のような音を鳴り響かせて、草原を疾駆する。
大質量が高速で駆け抜けるのだ。こんなものを街道が走っていいわけがない。しかし、それはなんの問題にもならなかった。
水辺以外のあらゆる箇所を踏破可能な芦竜号は、ただひたすらに目的地へむけて突き進む。
草原を抜け、森に入る。剣姫庭園と英霊楽土の境を越えてひたすらに続く魔の森である。人の住めぬ魔境には、当然亜人や魔獣が住み着いている。
芦竜号の嘶きが、森に響いた。葉が振動で吹き飛ばされる様は、恐怖に戦くかのようだった。
進む先にはオークの群れがいた。遠目に見て、数は十。獲物を探している最中で幸いにも被害者はいない――と判断したときには、既に間合いに入っている。
「はっ!」
裂帛の気合いとともに巨剣を薙いだ。芦竜号は前肢を踏ん張り、一瞬だけ制動をかけながら頭部を下げる。瞬間、万物が破砕した。
十のオークと二本の大樹は一瞬にして微塵となって混じり合い、他の巨木の糧となった。
人馬一体による環境への蹂躙である。
魔獣や亜人を肉塊に変えながら、レオナは目的地へと進む。
当然、たどり着いたのは日没より遥かに早く、日が天頂を越えてすぐだった。
相手に苦悩を強要する際の刻限は、考える時間を与えないようにすべきである。物理的に不可能な時間帯にすれば、交渉以前になる。加え、期限が完璧だと相手に自分の情報が握られているという恐怖を抱かせられる。
つまり――交渉相手はレオナの本当の恐ろしさを知らない。油断はできず、余裕も持たないが、安堵はできた。
扉の前に立ち、ノックをしようとしたところで内側から声が響いた。
「いいわよ、入りなさいな」
映像と同じ声だった。
扉を開け中に入る。酒場の一角で、赤いとがった帽子をかぶった、魔術師然とした女が手酌で酒を呑んでいた。
「レオナ・ルビエラだ」
「知ってるわ。カサンドラ・ダスクヴェールよ。魔導森林の領主代行の魔術師ね」
「領主――代行?」
「そ。魔導森林は領主が変わってね。私はそのまま代行を引き継いでるってわけ」
「領主が?」
「ええ。その領主は現領主の手駒になったわ」
「その挨拶にしては――随分と無礼だな」
「それは本当にそうね。とはいえ、わかってるんでしょう? ここにあの娘はいないってことくらい。それでも領主代行を殺せるともなれば、あなたが襲いかかってくる可能性はあるのだけれど」
ぼんやりとした眼差しでレオナを眺めてから、彼女は酒杯を呷る。
「素面であなたの前に出てこれるほど度胸ないのよ、私。いつでも殺せる間合いでしょう? っていうか、あなたの愛馬、あれ、何? 本当に馬? 隠れて肉食べてないか調べた方がいいわよ」
カサンドラの言うように、レオナはいつでも彼女を殺せる。一足の距離では、魔術師型はただの人間と大差ない。
「それで、交渉の内容は?」
「ん。ああ。私は使いぱしりよ。交渉はもちろん領主がするわ」
レオナは眉をひそめた。領主と領主代行が帯同する意味が全くない。
「なら何故姿を見せた?」
「もちろん領主の指示よ。私がここにいるって証明できないと安心できないでしょって。とはいえ、ふたりで同時にってなるとそっちも警戒するじゃない? 魔術師型を視界から消すのが嫌であれば、部屋に同行するって提案も受けるわよ。……っと、忘れてた。私が魔術を使えなくなるか、私からの連絡でシルビアさんの沙汰は決まる」
「――逆に言えば、領主を殺してもシルビアは無事ということか?」
「そうなるわね。ただ、こう見えても領主への忠誠心はある――というか、賛同はしているの」
暗に示した裏切りの提案は一蹴された。
「承知した」
これ以上の問答は不要と判断し、レオナは上階を目指した。部屋を問うまでもない。気配を隠すつもりもないようで、レオナには居場所がすぐにわかった。
二階に上がり、視線を落とす。カサンドラはゆるりと酒を呑み続けている。真っ向から信用するわけではないが、突如として攻撃を仕掛けてくるのは考えづらい。それに酔いは魔術への集中を乱す。恐怖を麻痺させるだけでなく、武力解除の意味合いもあっただろう。
「入るぞ」
無礼を恥じる意味はない。室内には間違いなく、此度の首謀者だけがいる。
相手を見て、レオナは凝固するくらいには驚いた。
寝台に腰掛けていたのは、安手の鎧に身を包んだ男だった。
「男――だと?」
魔導森林の領主が男であるわけがない。だが、男から感じ取れる威圧感はギフトホルダーに匹敵する。
「よく来たな。俺はフェルター、唾王フェルターだ」
「――唾王? 魔導森林の領主と聞いたが?」
「ああ。領主でもある。領主を倒したのは俺だからな。今は厳密にはカサンドラが領主だ。そして、俺は降魔呪国ではなく、別の国を持ち――その王だ」
信じがたい内容だった。とはいえ、問い詰める意味はない。シルビアの身の安全を確保する前提では、レオナの方が立場は悪い。
「それで? 姉上を裏切れ――というのであれば流石に聞けないな」
「わかってるさ。聞いてる限りじゃ剣姫にゃくだらん策は通じない。俺は単純にお前が欲しいんだ。肉奴隷としてな」
――冗談にしても失礼な奴だ。
半眼になって無言の抗議をレオナは送る。フェルターという男も体格はいいが、レオナはそれより頭ひとつ分大きい。年かさは行っていたが、レオナと比較すれば先のカサンドラの方が何倍も魅力的だろう。
「肉奴隷になれって言われて素直に「はい」とは言えんだろうさ。交渉としては「やらせろ」って話だ。それもハチャメチャにな。本来シルビアが請け負う分だった陵辱をお前が受け入れろ。そうすりゃ部下どもも溜飲は下がる」
どうやら冗談のつもりではないらしい。実演とは無縁だったが、レオナとて性行為の知識はある。快楽落ち――というか、自己防衛の本能で相手に従順になるのだとか。オークやゴブリンあたりから運良く救出された女性を見たこともある。
だが。
「困ったことに女性的な魅力はなくてな。シルビアの代わりになるとは思えん。というわけでお前を信じることはできん」
「はっ、こいつは面白い。ちょっと待ってろ」
言うと、フェルターはその場で鎧を外し始め、瞬く間に全裸になった。その股間の怒張は天を穿たんとばかりに屹立している。
「お前を抱けるかもしれないってだけでこんなになってるぜ」
――こんなに大きなものなのか?
知らず逸物を凝視していたことに気付いて、頬に熱を感じながらレオナは目を背けた。
「それで――シルビアの身の安全をどうやって保証する?」
「カサンドラ」
特に声を張るでもなく、フェルターは階下の部下に呼びかけた。
部屋の一角に今朝方見た映像通信が表示された。裸体のままであったが寝台に眠り、安らかな呼吸をしたままである。今朝方は画角が固定されていたが、今は違った。術者が遠距離に分体を飛ばし、その視覚が映されているのだろう。寝台から離れ、扉を開ける。ここと同じ二階に宿が、一階には酒場のあるよくある宿酒場だ。酒場では百人近い奴隷傭兵が酒に興じている。
「これで満足か?」
返答には応じず、レオナは思案した。自分の純潔になど大した価値はない――レオナはそう思っていた。ギフトホルダーにも性に奔放な者はあるが、レオナは違う。ただそれだけだ。もし仮に性欲が強ければ、レオナからすれば男など犯し放題である。
剣姫は血筋による襲名制で、よって彼女たちの母もギフトホルダーだった。確実にギフトを遺伝させる以上、一族において子を成すということはつまり、剣姫城地下の亜人から種を選ぶことを意味している。
「わかったよ。肉奴隷にでもなんでもなってやる」
「はっ。言葉が軽いな。もっと心底からの懇願じゃなきゃ、俺には信じることはできん」
フェルターは言って、視線を落とした。釣られて見ると、逸物の先端から先走り汁が漏れ、シーツを汚していた。
「……わかった」
まだシルビアの安全を確保する手段は見つかっていない。だから今は好機を待つ。
愛用の武具を脱ぎ捨て、肌着や下着も脱いで、裸体を晒す。
髪色や瞳以外で剣姫に似ているのは、乳房くらいのものだ。普通の女性の頭部くらいはありそうな、馬鹿げた質量の脂肪の塊である。一方で四肢は脂肪より筋肉が目立ち、腹筋にいたっては筋肉の隆起がはっきりと見えている。
「最高じゃねえか。何を卑下してんのかわからねえ」
賞賛するとフェルターは跪き、レオナの股間に顔を近づけてきた。羞恥を堪え、目を閉じて耐える。フェルターの両手が大腿に触れ、外側へ向けた力を込めてきた。仕方なく少し股を開く。
性器に風を感じ、身を強張らせた。
「いい感じに蒸れた雌の匂いをさせてるじゃねえか」
「か……嗅ぐなっ!」
拒絶は声だけでしかできなかった。彼女の膂力は常軌を逸してる。まかり間違ってフェルターを突き飛ばせば怪我どころか、そのまま肉塊になりかねない。
軟体が秘部に触れた、。ぴちゃり、と音が遅れて聞こえた。陰核から沿って、そのまま膣口を舐め回してくる。
「味も絶品だ。もったいねえ。ま、おかげで処女にありつけるんだが」
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を響かせて、男は久々の水辺にありつけた犬のように、ただひたすらにレオナの秘部を刺激してくる。
舌が離れた。それを無意識にレオナは残念がった。まだ快感の麓だ。本能的に頂まで期待していた。
フェルターは寝台に上がって、足を伸ばしたままで上体を起こした。
「見事な騎馬だった。あの馬――馬か、あれ? ――まあいい。あいつほど揺らしちゃやれねえが、代わりに穴を埋めてやるぜ」
レオナは寝台に膝を乗せる。ミシミシと木材が悲鳴を上げる。一般的な宿酒場の寝台なら壊れていたに違いない。
膝立ちになり、フェルターの腰の上に自分の股間を合わせる。
「潰れるなよ?」
それでフェルターが死に、シルビアの安全が失われれば笑い話にもならない。
「心配するな。それで? ちゃんと自分の手で俺のマラを握らねえと、おまんこにしっかり入らねえぜ」
未経験のレオナをフェルターは揶揄し、下卑た助言を飛ばしてくる。
言われるがままに片手で陰茎を掴む。焼けた鉄のような熱を帯びていた。その先端を自分の膣口に押し当てて、ゆったりと亀頭を呑み込ませていく。
途中、鈍痛を感じた。破瓜の痛みだ。口を閉じ、瞼に力がこもってしまう。そんなレオナをフェルターは下から仰ぎ見ながら太ももや尻を撫で回してくる。
さらに腰を落とす。驚いたことに肌と肌が合わさる直前に、フェルターの陰茎は普通の女より遥かに深いであろう膣を埋めた。よって体重をこれ以上かけられず、中途半端な高さでこらえるしかない。
そのときだった。フェルターが彼女の両太ももを外側へ弾いた。体を支えられず、全体重が膣にかかる。当人も知らなかった膣の空白が満たされ、レオナの体重がフェルターにかかった。
「ずっぽし咥えこんだな。いい締まり具合だ」
片手に尻を揉みしだかれ、もう一方の手に陰核を弄り倒される。電流のような快楽がレオナの巨体を巡った。
「さあて、動かせてもらうぜ。慣れたらお前も合わせて腰触れよ?」
「まっ」
レオナは制止の声を上げようとして、膣壁と肉竿の潤滑による刺激に、歯を食いしばらざるを得なかった。
引き抜かれただけでその有様で、次に奥まで満たされたときには、自身の表情に気遣う余裕もなく、ただ堪えることだけに集中した。
尻肉が掴まれ、体を持ち上げられる。同時に男は寝台の弾力を利用して腰を引く。膣の入り口付近にカリが触れたところで、今度は抱えていた力が抜かれ、下から突き上げられる。
二度、三度と繰り返される度に、むず痒さと痺れが混じった感覚が広がっていく。
無意識にレオナは目を閉じて、その感覚と向き合い耐えようとしていた。
「あっ……」
声を上げ、目を開いたのは乳房が下から持ち上げられ、揉みしだかれたからだった。
「こんなのが目の前で揺れてたら触りたくもなるだろうが」
言いながらも男は下から彼女を突き上げてくる。レオナの方もフェルターの腰の動きに連動して、体を浮かせては落としピストンを味わってしまってた。
「柔らけえな。こいつは色々楽しめそうだ」
フェルターが乳房の持ち方を変えた。親指で硬くなった彼女の乳首を押し込み、外側から内側へ絞るように揉む。乳房――特に乳首から、膣から感じているのと似たような感覚が滲み出る。
「どうだ? 少しは気持ちよくなってきたか?」
フェルターが下からレオナに尋ねてくる。当然否定してやりたかったが、口を開けば変な声が出そうで、沈黙を強いられる。それは雄弁な答えだった。
フェルターの手が乳房から離れ、再び尻肉を掴んだ。彼女の重量を軽々と抱え上げ、それどころかレオナの体はフェルターの上で跳ねるように動いて、膣襞と肉竿が擦れる距離を稼いだ。
――ぬ……濡れている……。
性器が擦れ合う音は淫らに湿った音を立てていた。フェルターの先走り汁だけでなく、自身の愛液が手伝い、激しさを増していく。愛液の分泌は感じ始めた証拠のように思われた。どの程度濡れているのか、自分の目で確かめたかったが、大きすぎる乳房のせいで見えるはずもなかった。
「びしょびしょだぜ。俺の腹まで垂れてきやがる。そんなにいいかっ、レオナっ」
懸念を見透かしたように、フェルターがそう実況した。
ああ――とレオナは観念する。自分が感じているこの痒みと痺れを混ぜたような感覚は、性感だと。
痛みや息苦しさなどとは違う。それらは肉体が脳に問題を訴えるための感覚だ。耐えがたく増大することはあっても果てはある。だが、性感には限度がないように思われた。肉棒に貫かれ、擦れられる度に膨れ上がっていく。膣襞はレオナの意思とは無関係に、悦びを貪らんと収縮を繰り返し、肉竿を締め付ける。そして肉竿は締め付けに応じながらも、予測を上回る太さで膣襞をこじ開ける。
レオナとフェルター、交わる男女の関係とは裏腹に、ふたりの性器は性楽を最大限に高めようと綿密な共同作業を繰り広げていた。
絡みついた肉襞が、びくびくとした脈動を感じ取る。射精の前兆に腰を浮かせてレオナは逃げようとするが、フェルターがいち早くそれを察して、体を抱き留めた。乳房の谷間に顔を埋められ、レオナは性感もあって上手く抵抗ができなかった。彼を引き剥がそうとして力加減を間違えれば、乳酪のように引き裂きかねない。
どくどくっ、と体を通して音が聞こえる。精の奔流がレオナの子宮を襲う。先ほどから体中に広がり続けていた感覚が、不意に爆ぜた。膣や乳房などの性感帯から体を巡っていたものが、一気に子宮に集まり――視界が真っ白になった。
気付けば天井が見えていた。体を弓なりに反ってしまったらしい。
「……んっ」
それだけで堪えられたのは、ほとんど奇跡だった。達したばかりの敏感な乳首を、フェルターが吸いつきながら舌で愛撫し始めたのだ。一方の乳首にも別種の刺激が奔る。ぎゅっと強くつままれて、痛みに似ながらも紛れもない快感がレオナを襲った。
「イケたか?」
「……まさか。私はそこまで破廉恥ではない」
頬を朱に染め、肩を上下しながらも、レオナは平静を装って返した。
「まったく強情な女だな。じゃ、次は――ほら」
フェルターがレオナの体からペニスを引き抜き、そのまま体を後退させると、些かも萎えていない肉棒を見せつけてきた。
「口でやってみな」
レオナはフェルターを睨み付けたが、フェルターはどこ吹く風だ。シルビアの身の安全を確保しない限り、レオナからは手を出せない。
フェルターが伸ばした両足の間に跪き、ペニスに顔を近づけていく。独特の青臭さだけではなかった。先ほどまでレオナの膣襞と絡み合っていた陰茎は、レオナ自身の匂いも発している。
唇を少し空け、ペニスを咥え込もうとした。太さとの目測を誤り、亀頭に口づけするような形になって、フェルターの笑い声が頭上から聞こえた。気を取り直してもう少し口を開け、剛直を口に含む。
舌が触れる。エグ味を感じたが、それにはレオナの膣と愛液も混じっているはずだった。唇に膣の真似事をさせる。膣壁は無意識に肉竿を求めて窄んでいたが、口は意識的にしか動かない。まるで自分から求めているような気分になって、レオナは気恥ずかしさで顔が熱くなった。
さらには、こうして唇で感じていると自分に挿入っていた陰茎の長さと太さを改めて実感してしまう。体格のいい自分だから耐えられたものの、シルビアなら壊れてしまったに違いなかった。
落ちてきたレオナの前髪を、フェルターが掻き上げた。
「ったく、下手くそだな。下を使ってカリ裏を舐めるんだよ」
無理矢理にやらされている舌技に不満を言われ、レオナは上目遣いに睨んで抗議の眼差しを送る。だが、フェルターがレオナの迫力に気圧されることはなく、むしろ嗜虐的に笑った。
「おら、手本見せてやるよ。噛むんじゃねえぞ」
そう言うとフェルターにレオナは後頭部を両手で掴まれた。フェルターが膝立ちになって、レオナは頭を力任せに動かされた。口を犯すというよりは、喉を犯すような振る舞いだった。
「ぐ……う……が」
口内を滅茶苦茶に蹂躙され、抵抗のために唾液が分泌される。しかし、犯されているレオナからしてみれば、まるで愛液代わりに唾液が分泌されたような気分になった。
「いいツラすんじゃねえか」
口を犯されながら、自らの反応を恥じながらも、レオナは屈服からはほど遠い眼差しで彼を見上げていた。
「……っと。じゃあ、お次は胸でやりな」
きゅぽっ、と音を立ててペニスが口から引き抜かれた。フェルターはまた寝台に座り込むと、レオナを引き寄せて胸の谷間に陰茎を挟み込ませた。レオナの手を掴んで、レオナ自身の胸を揉まされた。乳房に外側から力を込めつつ、上下に動かすことで陰茎に刺激を与えろということらしい。
「……覚えていろ……ゲスめ……」
恨み言を言いながらも、レオナは言われるがままに豊かな乳房で陰茎を扱いた。
表情と言葉、それと不一致な従順な行動は、むしろフェルターを喜ばせるに過ぎなかったがレオナは言わずにはいられなかった。
「すげえな。俺のデカマラが埋まってやがる」
フェルターはそんな感想を告げ、無抵抗に胸で愛撫を加えるレオナをせせら笑った。
乳房の内側で、陰茎が脈を打ち始めた。慌てて顔を背けようとしたが、頭部がフェルターによって固定されてまう。仕方なく目を閉じると、顔に青臭くて温かな汁がかかった。
「……貴様……っ」
手で顔を擦って、精液を拭う。その様をフェルターは嘲けりながら、寝台から降り立った。
「ほら、そこのテーブルに手をつきな」
言われるがままにテーブルに手を載せたレオナの背後に、フェルターが回り込んだ。
何かが尻穴に触れ、驚いて後ろをみやる。フェルターが彼女の肛門に指を当てているようだった。
「何を……」
「ケツ穴もキツそうだからな。丹念にほぐしてやらねえと。裂けちまうだろ?」
あっけらかんとそんなことを宣う。直後、二本の指が括約をこじ開け、直腸に向かい侵入してきた。指先が肛門を前後し、レオナはその悍ましい感覚に寒気を抱いた。指で丁寧に直腸を擦られ、異物が挿入される不快感と、引き抜かれる気持ちよさが交互に繰り返され、やがて指が肛門から抜け出た。
「ケツ穴に嫉妬しておまんこが涎垂らしてるな」
「なっ」
レオナはあらぬ言いがかりに反論しようとしたが、指先で股に触れてみると確かに愛液は異常なほどに滴り、膣内に射精された白濁とともに太ももを滑り落ちている。
意識が膣に向くと同時、わずかに前傾したところで、肛門に何かが押し当てられた。熱を帯び濡れたものは、先ほど口に含んだ逸物だろうことは疑いはなかった。
めりっと肉が裂けるような音が聞こえた気がした。当たり前だ。指二本分ほぐされたところで、フェルターの陰茎とは直径が違いすぎた。だが、フェルターはそんなレオナの肛門があげた悲鳴など無視して、ただ掘削を進めてきた。
成長に任せて形作られてきた肛門と直腸は、生涯初めて迎え入れる異物に、変形を余儀なくされた。
「やっぱりキツキツだなっ。鍛えているだけのことはあるぜ」
突き込まれると拡張し、引き抜かれると収縮する。蹂躙と解放のカタルシスは速度を高めていき、加速は尻肉に腰が当たる乾いた音が知らせた。
気を抜けば声が出てしまいそうだった。もはや異物挿入の不快感ですら性感の前菜でしかなくなっていた。
一度フェルターが腰を深くまで突き入れ、そこで動きを止めた。また射精するつもりかと、彼女の腸壁は脈動に備えたがその気配はなかった。すると、突然太ももが掴まれ、股関節の可動限界まで片足を高々と抱え上げられた。
「こりゃ食い千切られちまいそうだっ! いいケツだぜっ! レオナっ!」
「この……くぅ……っ」
まるで自分の女であるかのような扱いをされて、反論をしようとしたが、微かな喘ぎ以上の言葉は紡げそうにはなかった。彼女の肛門からすればフェルターの陰茎は焼けた鉄杭を思わせた。食い千切るどころではなく、締まった肛門や直腸の方が負担を受けていた。
フェルターの腰を打つ速度は際限なく速まっていき、尻肉を腰が叩く音が室内に谺する。
声を必死になって堪える代わりに、彼女の膣からは洪水のように愛液が漏れ出して、床に水たまりを作り始めた。だがレオナはそんなことに気付く余裕もなく、ただ自分を留めるので精一杯だった。
腸壁が蠕動を関知した。腸内に射精される覚悟を決めたそのとき、フェルターが腰を引いて陰茎が肛門から引き抜かれた。
呆然とするレオナの体をフェルターが抱え、テーブルに腰掛けさせられる。もう一方の足も高々とあげられ、フェルターの目の前ではしたなく愛液を垂らす膣が晒される。
ほとんど抵抗もなく、レオナの膣はフェルターの剛直を咥え込んだ。奥の奥まで突かれ、レオナ当人の意思とは無関係に、膣襞は奉仕するように陰茎にまとわりつく。その結果生まれる摩擦は、肛門とは別種の満たされるような性感を促す。
両太ももを掴んだフェルターが、腰を深々と突き込んでくる。敏感になった膣壁が明瞭に射精の蠕動を感じ取る。
減じないどころか一度射精を止めたがためか、これまでよりさらに多い精液が子宮に注ぎ込まれる。感覚器官がないはずの子宮が、孕まされたと確信できるような量の精液に、主の脳幹に絶頂を伝えた。閃光にも似た快感が奔り、またもレオナの視界は真っ白になった。
「今度こそイケたろ?」
余韻を楽しむように、ゆっくりと腰を振りながら、フェルターが尋ねてくる。
「イッてなど……いるものかっ」
反論はしたものの、絶頂の直後で敏感な膣襞は、肉棒に絡みついた精液を舐めとりたいのか入念に絡みつく。だから遅々としたストロークの中で、電流が走るような快感が断続的に続いた。
「イッてねえってんなら仕方ねえな」
テーブルから降ろされると、今度は腰を掴まれて前傾の姿勢を強要される。
「股広げろよ。これじゃ届かねえ。自分よりデケえ女抱いてるっての、今更に実感できるな。よぉし、そうだ」
言われるがままに彼女は両足を広げた。両手でテーブルを掴み、不安定な姿勢をどうにか制御する。
「う……くっ」
まだ敏感な膣を陰茎で埋められて色を帯びた声が、ついにレオナの喉から漏れた。
「こっちばっかぶちまけてイカせてやれてねえのは申し訳ねえな」
「ば……バカものめ……。何をされたところでイッたりなどせん……」
反応をかみ殺せば絶頂に達したのが相手に伝わらないのだとレオナは誤認し、強がりを放った。
「ならイキよがるまで後ろから貫いてやるとしようかぁっ!」
フェルターが宣言通り、ただひたすらに後背位でレオナを犯し続ける。
次第にレオナの体は彼女自身の意識を無視して、小刻みな痙攣を始めた。特に膝が耐えきれなくなって、やがて彼女は床に座り込み、尻だけを高く掲げて背後から突かれていた。。
差し込む日差しが赤く染まった頃には、両腕をつくこともできなくなり、床に頭を擦りつけながら、無様に舌をまろび出していた。
「どうだっ? そろそろイケたか?」
「やぁらぁ……イッてなんて……なぁぃ……」
レオナは決して認めはしなかったが、彼女の醜態を見れば誰だってイキよがっているとわかっただろう。
快感に呑まれ、焦点はさえ合っていなかったが、それでもレオナはイッたことを認めないことで、理性をつなぎ止めていた。
覆い被さったフェルターによって、胸を弄ばれながら幾度目かになる膣内射精をされ、大きく体を痙攣させたところで、扉を叩く音がした。
「いいぜ、入れよ」
呆けた顔でレオナが扉の方へと視線を向けると、そこには下卑た笑みを浮かべる奴隷傭兵たちの姿があった。
「旦那ぁ、まだ落ちきってないじゃないすか。珍しいっすね」
「まったく強情でな。イカせてもやれなかったぜ」
奴隷傭兵に、フェルターがそう答えた。
「ひひ、じゃあかのレオナ様を俺たちのおちんぽでイカせてやるとしましょうか」
フェルターに陰茎を引きぬかれ、支えを失ったレオナは床に崩れ落ちた。そして、静かに呼吸を整える。
――ようやく……好機が来た。
散々にフェルターに犯され、レオナが肉欲の虜になったのだと彼らは誤認している。見る限り、奴隷傭兵の数は部屋の中に二十名ほど入ってきて、外では順番待ちのつもりかそれ以上の数がいた。
先の映像通信で見た、酒場にいた奴隷傭兵の大半がこちらに姿を見せたということだ。
床に伏したレオナを奴隷傭兵たちが取り囲んだ。無数の手が彼女の豊かな胸や尻肉に手を伸ばす。
「ひゅぅ、でっけえおっぱい。並の肉棒じゃ呑み込まれんな」
「流石に鍛えてるけど、ケツとかはやらかそうじゃねえの」
などと口々に言いながら、彼らは肉竿を取り出し、無抵抗に見えたのだろうレオナに振れようとして――。
バッと立ち上がったレオナが、手近にいたふたりの頭を、左右の手でそれぞれ掴んだ。いやらしい笑みを浮かべていた奴隷傭兵たちの顔が、一瞬で蒼白に染まり、恐怖に歪んだ。
「バカどもが……。これでシルビアの身は安全だな? 貴様ら全員縊り殺してやる」
頭蓋を握力で砕かんと力を込める。――が、力が入らない。
「魔力抜きじゃそれは無理だぜ、レオナ」
レオナの不意の反撃に対し、ただひとり悠然と寝台に腰掛けていたフェルターが声をかけてくる。
「ギフトホルダーは魔力で身体強化をしている。だが、魔力が枯渇寸前になると強化より生存力を優先するんだ。騎士型は特に燃費が悪い上に、自分の魔力量を正確に測れないから枯渇に気付きづらい。俺が犯しまくったから、もうレオナ、お前に魔力は残ってねえよ。体がデカい分それでも腕力は並外れているだろうがな」
顔色を青くするのはレオナの番だった。奴隷傭兵たちは余裕を取り戻し、にたにたと笑いながらレオナの乳房や尻肉を揉みしだく。
慌てて彼らを引き剥がそうとしたが、奴隷傭兵たちは連携の取れた動きで、四肢の一本に対し二人がかりで拘束してきて、レオナは大の字になって床に寝転ばされた。
「旦那のちんぽの後じゃあ物足りねえかもしんねえけどよぉ。その分俺らは数で楽しませてやるぜ」
そう言いながらひとりの奴隷傭兵が開かれた彼女の股の間に入り、腰を落とす。
「……いや……いやだっ! やめろっ!」
そこでレオナは身に降りかかった厄災を改めて認識し、悲鳴混じりで抵抗の声を上げた。囲む男たちはその声にこそ興奮したようで、我慢ができないのか自分たちで陰茎を扱き始めた。
自由になるのは頭くらいで、必死にかぶりを振るがそれはろくな抵抗にもならない。そして、重力に潰されているとはいえ、彼女の大きな乳房は彼女の視線を塞いでいて、膣を犯そうとしている男の体勢がはっきりとは見えなかった。
「あがっ」
だから突然の挿入に、彼女は不意打たれて声を上げざるを得なかった。
「おっ、こりゃいい。こんだけデケえ上に旦那に仕込まれたんだ。ガバガバになってるかと思いきや極上の名器だぜ」
膣壁を陰茎で擦りながら、男はレオナを拘束する他の男たちへ期待を煽ろうと、彼女の膣への感想をまくし立てる。
「まだしゃぶらせんのは怖えな……。っつうわけで」
横から男が言うと、腰を下ろして胸の下にペニスを突っ込んだ。
「お、すげえ。片乳だけで呑まれたわ」
「じゃあ逆側も使ってみるか。くっそたまんねえ。ゴブリンになった気分だな」
と左右から男たちが彼女の胸を犯し始める。
「ああ、クソっ。我慢できねえ」
「旦那ぁ、人が悪いぜ。マジで殺されるかと思ったんだからなっ」
「あんな風に凄んだ奴がこのザマとか笑えてくるな」
好き勝手宣いながら、三人の男たちが陰茎を扱きながら彼女の顔に近寄ってきた。
何をするつもりなのか予測ができず、レオナは目を丸くして頭上の三本の肉竿を見やる。
「戦場じゃあ怪物にしか思えなかったけどよぉ。こうしてみると相当な美人だなっ。そのツラにぶっかけてやるよっ」
ひとりが言って白濁の汁をぶちまけると、遅れて残りのふたりも彼女の顔目がけて射精した。
咄嗟に首をひねろうにも、三方向からでは避けようもなかった。目や口を閉じ、体に入ることを避けるのが、許された抵抗だった。
だが、男のうちひとりが彼女にかかった精液を手で集め、口に寄せてくる。
「ほぅら、ゴックンしましょうねえ」
必死に頭を動かし、口を結んで耐えていたが、やがて他の男たちが強力をし始め、頭は固定され、口を無理矢理に開かされた。
「レオナ。ケツ穴や口で俺の精液を飲んでりゃ、もう少し魔力は残ったろうよ。逆に――だ。テメェら。子宮じゃなくて直腸に精液注いでやれよ? まだ元気だろうが、生命維持できる魔力もなくなりゃ死んじまうからな」
レオナはその言葉に絶望した。ギフトホルダーが頑丈なのは自分事だからこそよくわかっている。だが、男の精液に一定の栄養価があり、それを摂取するだけで生き延びてしまうことを彼女は知らなかった。
ちょうどそのとき、膣を犯す男が腰の速度を増した。びくん、とフェルターの時よりは浅いが、確かな快楽にレオナは背を逸らした。
――やがて。
彼女は一階の酒場へと場所を移され、五十人に及ぶ男たちに犯されていた。
男に跨がり、下から突き上げられながら、背後から尻穴を犯されこの無様な命を長引かせるための精液を注がれる。
もはや彼女に抵抗するほどの気力は残っておらず、両手に肉竿を握りしごき、顔の前にペニスを差し出されれば咥え込む塩梅だった。
二本差しで犯されながらも、しかし、彼女は満足はしていなかった。前後の穴を埋める逸物は太さも、何より長さが足らず、レオナにとって一番の刺激を与えてくれる膣の奥は常に空白だったからだ。性感はあるものの――否、あるからこそ、むず痒くもどかしくて、レオナは狂いそうになっていた。
奴隷傭兵たちに犯されながら、レオナの目は無意識にフェルターを追う。その股間でそそり立つ逸物こそが、彼女が今求める唯一の救いだった。
「カサンドラ」
フェルターが配下の魔術師に呼びかける。彼女は意を察したのか、虚空に映像通信を投影した。
「……え」
口に注がれた精液を呑み込んだ直後、レオナは映像を見て、そんな情けない声を漏らした。
映像の中では、無数の奴隷傭兵たちにシルビアが輪姦されている。
前後の穴を犯されているままで、レオナは放心状態で画面を見続けた。そんな彼女の元へ、フェルターがやってきた。
「レオナ。最初っからもうシルビアは俺の肉奴隷になってたってわけだ。今、ここにいる連中はシルビアのいた酒場にいた奴らじゃなくて、最初からここにカサンドラの魔術で潜ませていた奴隷傭兵だからな」
「悪いわね。眠っていたシルビアさんは、私が過去の映像よ。魔術師型でも使えるのは稀だから、知らなくて当然だけど」
フェルターが開陳した情報を、カサンドラが補足する。
レオナが守りたかったシルビアは、とっくに相手の手に落ちていて、レオナはただ相手の言葉を鵜呑みにして犯されただけだった。
思考を放棄したくなったレオナは、目の前でそそり立つフェルターの肉竿を蕩けた目で凝視した。
「おら、肉奴隷になるってんなら、俺の逸物をくれてやるぜ? 満足できてねえんだろ?」
だが、それでもレオナは即応はしなかった。
逡巡は一度。レオナ自身には既に打開の策はない。――だから。
「わかり……ましたぁ。肉奴隷になるので、あなたの剛直を、ぶちこんでぇ」
羞恥を堪え、はしたない言葉で、自らの奴隷落ちを宣言した。
膣を犯していた男とフェルターが代わり、求めていた奥の奥を亀頭で小突かれる。
溜まりに溜まっていたフラストレーションが解放され、彼女はアクメ顔をさらして絶頂の声を盛大に上げる。
――姉上、どうか。
レオナは自分が肉奴隷になり、相手の本拠地に連れて行かれることで、状況の打開を姉――剣姫に託した。
「おらっ、いいか? 流石にイッただろ?」
「いいのぉっ! いいっ! もっとイカせてぇぇぇっ!」
突き上げられるだけでなく、自らも腰を振り前後を埋めるペニスを刺激しながら、レオナは声を上げた。
たっぷりと膣内にフェルターの液を注がれた後、正真正銘の肉奴隷と化した彼女は、奴隷傭兵たちの精を貪り続けた。
「うお、こりゃ……搾り取られる……」
押し潰すように腰を上下し、レオナは奴隷傭兵の物足りないペニスを少しでも奥に届かせようとしながら、両手や口、さらには乳房で、幾本もの肉竿を同時に相手していた。
「――でだ、旦那。あの誓約士のおかげでな。月光団内部の粛清は終わった。ダメな奴らはあの誓約士に預けるって形でいいんだな?」
「ああ。そいつらはこっちで使い捨てる。そっちこそいいのか? 顔なじみもいただろう?」
「奴隷傭兵って言っても様々だけどよ。にしても仁義というかラインってのがあるだろ。娼館行く金ケチって村娘とか襲う奴はダメでさぁ。俺ら新生月光団はギフトホルダーしか犯さねえ」
朦朧とした意識の中で、レオナはフェルターたちの会話を耳にした。
レオナさんキングダムみたいな破壊描写だけどアウレリアさんと同等。
パラメータで分かる! 現在の状況
【遠征中】
アウレリア→ガロッゾ城塞
カサンドラ→廃霊城(魔導森林領主)
フリーダ→鍛冶場(冒険者組合所属)
【地底唾王城総戦力】
フェルター 戦術118→128(レオナ)
※フェルターの戦術レベルは奴隷の半分が加算される
※ただし、地底唾王城以外では相手の戦術レベルに合わせてレベル制限される
特殊オプション:
毒合成レベル6
魔術工房レベル74(65)
※魔術工房レベルは戦術レベルと同等まで上げられる
※現在戦術レベル不足で工房レベル上限中
調教道具:
オーク2匹
奴隷傭兵50人
娼館(セラニアが娼館主。領地誓約発動可能)
自動張型
保護中:
村娘9人→給仕隊
ティナ→給仕隊
イヌ1人→ゴブリン巣穴から救出・治療中
調教中:
修道女ルクレティア
設備:
地下牢
作戦会議室
魔術工房×4(セラニア、ロザリンド、ヴェレディア、アルガナ分)
機動教会(ルクレティア)
鉱山→カーラ。鉱婦20。必要な金属・宝石類の獲得
農地
領海→マリーナ。漁師20。新鮮な魚をお届け。売れる。ご飯レベルアップ。
山林
現在指揮者(農夫、木樵不在で資源活用不可)
【保有奴隷】
傭兵リヴィス 戦術10
騎士アウレリア 戦術20
剣士レビア 戦術10 諜報2
魔術師ロザリンド 戦術9 諜報5 工房20
暗殺者リドベダ 戦術8 諜報8 特技:特殊毒
槍騎士ヴァスカ 戦術11
誓約士セラニア 戦術11 工房20 特技:領地誓約
街盗賊ジリ 戦術7 諜報15 特技:ピッキング
魔導妃カサンドラ 戦術20 工房20
魔導姫ヴェレディア 戦術18 工房20
淫魔アルガナ 戦術40 工房20 特技:亜人魅了
漁師マリーナ 戦術6 漁師20
修道女ルクレティア(調教中) 戦術15 特技:機動教会、暴力結界
山賊カリスタ 戦術10
鉱婦カーラ 戦術5 鉱婦20
鍛冶師フリーダ 戦術18 鍛冶40 特技:武具鋳造、武具修理、張型開発
軽騎士ステラ 戦術16
新米騎士シルビア 戦術6
重騎士レオナ 戦術20 芦竜号 鋼壁鎧
※戦術レベルは単純な戦闘力ではなく、完全な指揮でベストの戦果を発揮したらそうなるという塩梅
【大目標】
剣姫庭園領主 戦術50 諜報40
武具制作 →鍛冶師ゲット
剣姫三姉妹編開始→末妹・次妹攻略完了