人どころか亜人さえ足を踏み入れない険しい渓谷地帯。谷底は闇に覆われ深さを測る術はない。
高い場所なら蒼穹は近く見えるかと思いきや、天が遥かにあると冷厳に示される。
遠くから重低音が不規則に響く。続いて強風が吹き荒れた。
巨岩が重さを忘れたように動き出し滑落する。破砕の音は渓谷の上にまでは戻ってこれない。深淵は口臭だけを立ち上らせ、やがて朽ちて落ち行くものを待ちわびる。
岩場を影が覆った。ひとつの街なら飲み込めるほどの巨影である。見上げれば鋼鉄より頑強な鱗を纏い、一対の翼で巨体を浮かばせる竜の姿があった。
人や亜人のおらぬ地である。竜の獲物は魔獣に限られた。村ひとつを滅ぼせる魔獣が最底辺の生物となる魔境こそ、大陸北部だった。
竜は獲物を見つけて急降下を始める。暴風が周囲の若木をなぎ倒し、過たず三つ首の犬を顎で挟み込む。三つ首犬はせめてもの抵抗か、全ての口から業火を放つ。人ならば即時炭化させられる高温である。竜鱗の融点には届かず、皮脂を溶かしただけで火は失せた。
この極限環境において生命は大別して二種。竜を含めた魔獣。そして――眷族である。
糸縛渓谷ラーニェア。
雅典戦国北部に位置する領土だ。
「うるさいわね」
渓谷に数多ある、洞穴からそんな声が漏れた。竜が発する音に比べれば、囁きと言ってもいいだろう。だが、巨大な竜が翼を折りたたみ、咀嚼を止めた。
声の方角から延びた白い糸が、瞬時に竜の首を絡め取る。混乱するも竜は不服ととられる咆哮を耐えた。
この地における食物連鎖の頂点には、竜でさえも逆らいはしない。
「良い子ね。……どこかで好きに続けなさいな」
艶然とした声が渓谷に広がる。声の主は六つある腕の一本で、自らの臀部から伸びた糸を掴むと、軽々と高く放り上げる。腕は間違いなく女の細腕だった。体内の魔力炉心から錬成される魔力がその常軌を逸した膂力を可能にする。
三つ首の魔獣を咥えたまま、竜の体が跳ね飛ばされる。糸が離れて、竜の巨体はまるで凧のようにいくつもの渓谷の果てに消えた。
深い紺をした髪は耳にかかるほどの長さだ。毛先は不揃いであるが自然に見える。瞳はエメラルドに似た緑で染まり、六本の腕が生えた肢体は一枚の薄手の布を羽織るだけ。
絡新婦アルケニー。
この糸縛渓谷の領主であり、雅典戦国における上位眷族の一角だ。
総排泄口から再び糸を吐き出す。糸は彼女が現れた洞穴に向かう。この蜘蛛の糸はアルケニーの一部であり、伸縮や精密操作が可能だった。
糸を縮ませると彼女の体は高速で洞穴に跳ぶ。両足で、岩壁に着地をし、張り巡らされた蜘蛛の巣を掴む。眼下で行われている陵辱の鑑賞を再開する。
洞穴の床では、ひとりの女が無数の男に穴という穴を犯されていた。既に捕らえてから三日三晩は経っている。犯す男どもは彼女が中部以南で集めた人と亜人だ。屈強な奴隷傭兵や村人、オークやゴブリン――種を問わずしてアルケニーは集める。
捕らえた男は洞穴の至る所にぶら下がる繭玉に閉じ込められる。この洞穴の中だけでも百はくだらない。全てが彼女の収拾品だ。
彼女の糸からは強酸性と治癒性を持つ粘液が発生する。内部で男は苦痛と恍惚を死ぬまで味わう。およそ百日をかけて理性は融解し、一年で本能さえ喪失する。三年もすると寿命が尽きる。
この間、男たちは死ぬことも許されない。死に際には繭玉を突き破って、陰茎が飛び出る。その陰茎に糸を巻き付かせ、扱く。最後に発露した生殖本能を無意味に絞り尽くされ、男が絶命するのを見るのがアルケニーの暇つぶしであった。
彼らは弄ぶだけでなく、闖入者の拷問にも使えた。絶命までに解放された男たちを、アルケニーは棒奴隷と呼ぶ。棒奴隷はアルケニーへの恨みが骨髄どころか海綿体にまで広がり、アルケニーの気配がするものを徹底的に嬲ろうとする。
しかし、彼らの鼻は大して利かない。このようにアルケニーの糸で四肢を拘束された贄を見つけると、棒奴隷はただひたすらにその女を犯し抜くのだ。
「――それで? 誰の命令で嗅ぎ回っていたのかしら?」
「――もう、全部、話したっ……。あっ、あっ、あっ」
両手でペニスを扱きながら、口でも頬張り、前後の穴を埋め立てられながら、女は下から突き上げられている。
「上忍――ナギサだったかしら。名前と――その眼帯。魔眼による忍法くらいしか聞けていないわ。忍の里の構造なんてどうでもいいの。私が聞きたいのは、依頼者」
「だ……だから。我々忍は……依頼者のことを知らな……ひぐぅっ!」
舌をだらしなく口外に出して、体を弓なりにしてナギサは絶頂を表現する。浅ましい雌に落ちたナギサに、アルケニーは嘲笑を投げかける。
陵辱が始まったばかりのナギサは無言を貫けていた。処女のままで、ブタの中でも一際デカい逸物二本に前後から貫かれても、まだアルケニーに敵意の目を向けるくらいの気概があった。
三日前の勇ましいナギサの顔と、雌になったナギサを見比べ、口端から一筋の涎が垂れた。
「知らないならいいじゃない。秘密を守れる。一年ものの繭玉を十個も使わせたんだから。それが終わるまでは私を楽しませなさいな」
アルケニーが言うと、ナギサの目に絶望がより色濃く広がった。アルケニーの下半身から糸がナギサに伸びる。伸びた糸は全身を犯されるナギサの回りを幾度か巡ると、不意に縛り上げた。
ただでさえ豊かなナギサ胸や尻肉を食い込んだ糸が強調した。糸から染み出る粘液は、ギフトホルダーの肌を焼くほどではなく、むしろ性感を高める。
ナギサの顔には怯えだけでなく性楽に溺れる歓びが見え始めた。
「あ、あ、あ――イくっ! また――達しちゃうっ!」
びくん、と激しく背を逸らし、忍の里が誇る上忍が派手にイキよがった。
それからしばし、アルケニーがナギサの痴態を眺めていると、洞穴に気配が近付いてくるのを知覚した。中部を支配する戦乙女ヘルミーナが貢ぎ物を捧げたい、そう連絡を受けていた。
「――久しいわね」
糸上からアルケニーが声をかけると、ヘルミーナは足を止めた。ひとりではなかった。闇色の全身甲冑に加え、剣姫ヴァレンティーナの姿もある。
「お楽しみのところ、失礼いたしました。拝謁の機会をいただき、感謝いたします」
ヘルミーナが片膝を立て、しゃがみ込み言った。ヴァレンティーナもそれに続く。甲冑は微動だにしなかった。
「いいわ。――それで。それがわたしへの貢ぎ物?」
アルケニーは黒い甲冑に目をやった。すると、鎧の前面が剥がれ気絶していると思わしき男が姿を見せた。リビングメイルを拘束と運搬に使ったようだ。
惚れ惚れするほどに見事な陰茎だった。繭玉の中で熟成し、末期の射精の際にはどれほどの汁を出すのか。
アルケニーは総排泄口を男に向ける。糸が放たれ、彼の体に巻き付いていく。やがてそれが球体になると、糸の排出を止めた。糸はひとりでに天井へと向かい、収縮する。
新たな繭玉が洞穴にひとつ増えた。
「熟すのが楽しみだ」
言うとアルケニーはふたりの領主を睥睨した。
「それで? ご褒美に何が欲しい?」
アルケニーの口端が酷薄に歪んだ。内心を見透かされたヘルミーナが顔を上げる。驚嘆の色はない。凜然とした眼差しで、雅典戦国三強の一角であるアルケニーを見上げた。
「その首を」
そうとだけ告げると、ヘルミーナは立ち上がり、ヴァレンティーナも続く。ともに抜いたのは魔槍に魔剣だ。
――面白い。
アルケニーは久々に心が躍動した。戦場を闊歩し、幾多の敵を屠った昔を思い返す。いつしか彼女が酔いしれるような相手は消え失せ、女神アテナから糸縛渓谷を任された。北部への下剋など何百年ぶりだろうか。
「くくっ。まさか犬猿の仲さえ嘘だったなんてね?」
上腕を顎に当て、中腕は胸で組み、下腕は腰に添えて、アルケニーは感嘆した。油断ではない。ただの余裕である。
ヴァレンティーナが離れた間合いから剣を振るった。合わせてアルケニーは糸を放った。敵に対してではない。不可視の斬撃は跳躍で避けた。ヘルミーナがそんな彼女に飛びかかった。
雷速の刺突を首を傾げただけで避けた。ちょうど糸が戻ってきて、アルケニーの上右腕に無骨な剣が握られた。
無銘の剣でアルケニーは魔槍を弾く。身をかがめヴァレンティーナが飛ばした斬撃を避ける。
「連携もよくできてる。気を抜いちゃダメよ。――二本目が届くから」
言った直後、上左腕にも剣が握られた。彼女の総排泄口からではなく、吊るされた糸が伸張し剣を届けた。
剣の造形に統一性はない。彼女が刃に求めるのは切れ味だけだった。
二刀になったアルケニーはヘルミーナを果敢に攻め立てる。左右の剣を交差させた一撃を、ヘルミーナは柄で受けた。空中で踏ん張りは聞かず、戦乙女はそのまま弾き飛ばされる。
糸を足場にしなかったヘルミーナの判断は正しい。自切した糸はアルケニーから離れても操れる。それは剣を届けさせた際に見せてやった。それだけではない。糸はアルケニーの神経の一部でもあり、体重を預ければ次の動きをアルケニーに教えるだけだ。
「これほどの……ものかっ」
ヴァレンティーナが吐き捨てる。だが、その瞳に諦観の気配はない。当たり前だ――とアルケニーは舌で唇を舐める。両者は未だ全力を出していない。
「焦らすわね。――これならどうかしら?」
総排泄口から糸が伸びた。同時にアルケニーは跳ぶ。
糸が二本の剣を巻き付けて戻る。空中でさらに中腕の両手に剣を掴むと、四刀による連撃をヘルミーナに繰り出した。三撃まではヘルミーナ自身が見事に防いだが、四撃目の突きは横合いからヴァレンティーナが弾き上げた。
無手の下腕で、ヴァレンティーナの尻を撫でてやる。短躯の割に良い肉付きに、アルケニーは笑みを浮かべた。
柳眉を逆立てヴァレンティーナがアルケニーのその手に剣を振るった。手を引くと同時に上二刀でヴァレンティーナの胴を狙うが、即時反応したヴァレンティーナが二撃を防ぐ。
ヴァレンティーナと打ち合う間に、ヘルミーナが魔力を鳴動させる。
英雄変性。
人、亜人を問わずに傀儡に仕立てあげるワルキューレの異能である。
赤い光弾が繭玉に向かい、内側に眠るアルケニーの蒐集品たちをハーキュリーに変性させた。全てではない。ハーキュリーになるのは人間の雄だけだ。亜人が入った繭玉は光弾がすり抜け、別の繭玉へと向かった。
最強の亜人ハーキュリー。その称号は確かに相応しい。彼らは命を弄ばれた怒りに激し、洞穴を咆哮で震わせる。
「けひっ。わたしの玩具を壊しちゃって」
言葉とは裏腹に、アルケニーの顔には喜色が乗った。丹精に育てた繭玉を破壊された怒りは無論ある。怒りとは留めるだけでは意味がない。吐き出せば無聊の慰めとしては絶品となる。ただ領土の探査をしていた忍者とは違う。目の前の戦乙女と剣姫は、絡新婦の宝に手を出した。
戦うのは好きだ。だが、何より勝利こそをアルケニーは求める。
純潔の戦乙女と剣姫が、どのような顔で泣きわめき、哀訴をするのか。
だからこそ、アルケニーは期待する。もっと自分を怒らせろ――と。
「あら?」
そんな彼女の周囲を、いつの間にかハーキュリーが取り囲んでいる。数は十。油断なくアルケニーは確認していた。光弾はふたりが貢いだ男には向かわなかった。意外ではあった。彼をハーキュリーにすることが策だと思っていたからだ。
命を極限まで圧縮されたハーキュリーたちをアルケニーは優雅に見渡した。
殺到するハーキュリーの群れにアルケニーは空中へと跳躍――否、出した糸で自分を釣り上げた。ヴァレンティーナの飛ぶ斬撃がそこを襲うが目線もくれずに彼女は払う。
逆さのまま洞穴の上に張り付いて、彼女はさらに糸を出した。最後の二本が揃う。
大陸最強の剣士が完成する。腕が多いというのは剣士として優位である。何より六刀を相手にする経験など詰めるはずがない。
加え。
糸を自切すると彼女は天地を入れ替えた。再び糸が射出され、地面につく。糸は収縮し、彼女の体が加速する。
接地すると同時、彼女の六刀が一匹のハーキュリーをなます斬りにした。四肢と首を断ち、トドメとばかりに胴を薙ぐ。一瞬六斬。六本腕にしか不可能な技だ。
さらには総排泄口から伸びる糸だ。空中での方向転換や加速により彼女は立体的な軌道を可能とする。
「ははは――はははっ!」
大笑しながら絡新婦は縦横無尽に駆け巡る。斬撃を放つ暴風にすら似たそれの前では、最強の亜人さえただの肉塊に過ぎない。
糸で洞穴の上に張り付く。絶対的な戦力差を思わせる高低差で、彼女は自分に挑んだふたりを妖しい笑みで見据えた。
「出し物は終わりかしら?」
ヘルミーナもヴァレンティーナも、アルケニーに驚愕はしているが、恐懼には遠い。何かまだ策はあるのだろうが――予測すらできなかった。
「何もないのなら――ちッ!」
洞穴の入り口から高速で飛来した一撃をアルケニーは剣で弾く。矢だ。弓兵を控えさせていたらしい。剣姫庭園にも英霊楽土にも名の知れた弓兵はいない。
「へえ……」
地面に転がった矢を眺める。それは大陸東部の意匠だった。わざわざ狙撃で援護させるため、羅刹境国から弓兵を連れてきたようだ。
なおも狙撃は続く。単純に重い一撃だけでなく、弧を描き背面に回るような器用な真似も混ざっていた。それだけではない。
「はっ!」
裂帛の気を吐いて、ヴァレンティーナが斬撃を飛ばしてくる。ヘルミーナの方も魔槍を投擲した。
なるほど、とアルケニーは敵の意図を読んだ。
接近しての戦いでは絶対に勝てない。そう判断した上で、射程の長い人員を揃えたというわけだ。飛ぶ斬撃は言うに及ばず、ヘルミーナの魔槍も防げぐだけで破壊は困難だ。
いい手ではある。だが――。
「……まあ」
当人を殺せばいいだけね。そう告げて地面に糸を伸ばしたときだった。
ずっと不動を保っていた黒いリビングメイルが動き出す。操っているのはどちらかを知る術はない。甲冑は部位ごとに分割すると飛翔して何処かへと向かう。
遅れて気付く。その先にはヘルミーナが献上した男の繭玉がある。何が起きるのか見てみたくて、アルケニーは糸を自切し、天井に張り付いたままで迎撃に専念した。
鎧は繭玉に張り付くと、如何なる効果か繭玉を引き裂き、人型を取った。直後発光をし始める。光が収まるとそこには魔術師型が出現していた。
――変化?
アルケニーはそう推測した。男に擬態して伏兵をしのばせたのだと。
魔術師型は年若く、アルケニーを前にして高慢な笑みをたたえていた。三角に尖った帽子を被り、金髪で豊満な胸をした娘である。その唇が何事かを紡ぐ。
直後、光が放たれ即時熱による刃がアルケニーに迫った。エフェクトから発動までのラグがほとんどない。一小節で放たれる熱衝撃刃。重さこそヴァレンティーナの斬撃に比べれば軽いが、威力としては申し分ない。アルケニーの腕を断つくらいは可能だろう。
「あらあら。魔術師型に弓兵。雅典戦国が誇る二大領土の領主が節操のないことね」
視線をヘルミーナたちにやると同時、アルケニーは糸を伸ばした。自らの死角。つまり後方に位置する黒鎧と魔術師型に向けてだ。
糸の伸縮で飛び出したアルケニーだったが、鎧は先ほどまでとは比較にならない速度でヘルミーナたちの元へ移動する。どうやら移動速度も隠していたようだ。
またも天井に張り付こうと糸を伸ばしたとき、その糸をヴァレンティーナの斬撃が断ち切った。
「ヴェレディア。無事か?」
ヴァレンティーナが魔術師――ヴェレディアに声をかける。鎧の繰り手はヘルミーナたちのどちらでもなく、このヴェレディアだったらしい。
糸への対策もできている。槍や矢では咄嗟に切断するのは困難だろうが、ヴァレンティーナの斬撃とヴェレディアの熱衝撃刃なら容易く切れる。短距離ならともかく、長距離を糸で移動は不可能となった。
戦乙女に剣姫が前に出て、その背後に魔術師型を庇う。三名の前にはリビングメイルが立ち塞がる。
だが、依然問題なし。アルケニーは口角を持ち上げた。
立体的な軌道は完全には封されていない。リビングメイルは破壊は困難だが所詮魔術師型が操る木偶だ。避けて背後の三人を斬ればいい。
幸いギフトホルダーや眷族は頑丈だ。腹を割いても即死はしない。彼女の糸でつなげてやればやがて治る。自分を殺しに来た彼女たちに、アルケニーは歓びを抱いた。今も奥で犯されているナギサに加え、四名の陵辱を想像すると涎が溢れそうだった。
黒鎧が駆ける。先ほどよりさらに速い。いつの間にか一本の剣を握っている。技量を試そうか――六刀を構え、黒鎧の接近をアルケニーは待つ。
突如、甲高い音が響き、大量の出血が視界を埋めた。血。つまり、鎧の内部には何かがいる。ならあの魔術師はどうやって出現した。などと彼女の脳は勝手に類推を始めるが、血を突き破って迫り来る不可視の斬撃や魔槍、矢に熱衝撃刃は四刀が無心で捌いた。
だが、足は止まる。前傾になり糸を頭上へ伸ばしたが、それはヴァレンティーナによって断たれた。黒鎧が迫る。
さらに鎧を突き破り、夥しい出血とともに四種の攻撃がアルケニーを襲う。ほぼ同時に彼女に届くそれらを防ぐには、アルケニーであっても四刀振るう必要がある。
黒鎧が剣を振り下ろす。まだアルケニーには二刀が残る。一方の剣で頭上から振り下ろされる一撃を受け止めた。
――重いッ!
魔術師型が動かした一撃とは考えづらい。そもそもこの内側にいる人間は何なのか。英雄変性の光弾はこれがいた繭玉には向かわなかったし、ハーキュリーを遥かに凌駕する一撃だ。
だが、止めた。残る一刀がアルケニーには残っている。首を刎ねれば――。
「がはっ!」
不意にアルケニーの体に痛みが奔る。見れば受けた剣を通じて紫電が彼女の手に届いていた。電流を発生させる魔剣だ。
痺れも痛みもすぐに薄れたが、その手は剣を取り落とした。糸で掴む。黒鎧の背後から鎧を貫通して届く攻撃に備え、四刀は守勢に専念させる。功を奏した。黒鎧の腕を断ち、ヴァレンティーナの斬撃がアルケニーに迫る。それを弾いたときだった。
視界から、剣が――違う――断たれた腕が消えている。気付いたときには遅かった。
背中に冷たいものが振れたかと思うと、彼女の全身を電流が襲った。剣の柄を通してではなく、肌に直接触れた紫電は、アルケニーの全身を一瞬麻痺させた。
黒鎧はその一瞬を逃さず、アルケニーの腕を掴むと、体を反転させて地面に押し倒した。
頭を掴まれ、仰け反らされた。その顔を、下卑た笑みで覗き込む男がいた。
「とんでもねえな。これまでで最強だったぜ、あんた」
鎧の中にいた男だろう。最初にヘルミーナから見せられた男と同一人物なのは確かだった。
「あ……ありえない。再生能力に加えて、この――力っ」
痺れは既に消えている。それなのに、男の手を振りほどけない。彼女の力は竜種を空の彼方まで投げられるほどなのに。
「唾王フェルターだ。八番目の女神に仕えている。アテナを潰すにはお前ら三人から少しでも情報を得ないとならなくてな」
八番目の女神などあるはずがない。そして、あのアテナに刃向かうという非現実な宣いに、アルケニーはしばし絶句した。
男の手がアルケニーの服を剥いた。乳房に触れ、荒々しく揉みしだき始める。その立場を弁えない行為にアルケニーは怒りで声を上げた。
「わたしを――誰だとっ」
「大陸最強の剣士アルケニーさまだろ? 六本の腕に糸による立体機動。見事なもんだったぜ」
耳元で囁くと、舌で耳の中を舐めてきた。その不気味な感覚に、背筋に悪寒が走る。尻に堅いものが触れた。
「――ぁ」
か細い声が漏れ出た。あの、剛直だ。彼女が知る中でも一際立派だった逸物が今、彼女の尻肉に押し当てられている。
「はっ、アルケニー様の穴はひとつか。総排泄口って奴だな。クソ穴と蜜壺。どっちに近いんだ?」
フェルターがアルケニーの糸穴に顔を近づけた。その好機に彼女は糸を排出する。顔に当たったのを感じとる。粘液は彼の顔を焼いたはずだ。
「無駄な抵抗はやめろって。お前ほどの奴ならここから助かる手段はないとわかるだろうが」
総排泄口に硬いものが押し当てられた。恐怖から彼女は糸の分泌を続ける。粘膜を直接焼かれる痛みを浴び、犯すのを諦める可能性にかけるしかなかった。
「なんだぁ? ちろちろと俺の尿道刺激しやがって。ほら、お望み通りにくれてやる……よっと」
一息に剛直がアルケニーを貫いた。
「い……ぎぃっ!」
前戯もなく乾いたままの挿入は、強い摩擦を生み出した。アルケニーの糸穴は構造上は膣に近い。奥には子宮がある。糸は子宮の中で形成されるのだ。
「おっ、ちゃんと濡れてきたじゃねえか。一個しかねえんだ。精々気張れよな?」
フェルターが言うと抽送の速度を速めてきた。地面に押し付けられ、彼女の豊かな胸が撓む。背後から獣のように犯される。洞穴に彼女の愛液による湿った音が、続いて尻肉と腰がぶつかり合う爆ぜたような音が反響した。
「流石は最強の剣士様だ。締まりも一流だなぁ!」
腰を掴まれ、激しく穿たれる。犯されていると実感できる音と感覚に加え、このように男から下卑た物言いを受けるのは初めてだ。悔しさに歯噛みしながら、彼女は耐えることしかできなかった。
六本の手で地面を支え、彼女はひたすらに揺らされる。耐えようと集中した結果、彼女の神経は膣壁の感覚を鋭くさせた。
カリどころか剛直を走る血管さえ感じ取れるほどだった。愛液とカウパーの混じった汁を通して、肉棒が蠕動を始めたのに気がついた。
「い……いやっ。やめなさいっ! 膣内は――だ……だめぇっ」
一際激しい乾いた音が響き、奥の奥に亀頭が届く。子宮口と尿道が触れ合い、そのままどくどくと温かい液体が彼女の胎に流れ込む。
「――くぅ……はぁっ!」
体を撓らせて、彼女は快楽の声をあげた。
「ったくどうした? 一発目からそんな声あげてよお。淫乱にもほどがあるぜ?」
「ち……ちがっ」
否定しようとするが、理由は言えなかった。それは絡新婦の生態に起因する。子宮内には彼女が移動や拘束に使う糸がある。糸は彼女に神経に通じており、結果としてそこに精液を流し込まれると、彼女は全身を白濁汁に包まれたような錯覚を覚えるのだ。
「そもそもなあ。穴が一個じゃあここを酷使するしかねえだろ?」
フェルターが彼女の上腕を掴み、再び腰を振り始めた。膣襞が感じとる肉棒の堅さには些かの変化もない。
「まあけどよお。この体位だけでも掴む腕を変えるだけで変化があるな。これがギフトホルダーと同じ犯され方ってわけだ」
腰を掴まれ犯されるのと、腕を掴まれるのでは彼女の側からしても確かに違った。地面に押し付けられるのではなく、背が弓なりに反らされ乳房が揺れる。音は変わらず反響し、鼓膜まで犯されているかのようだった。じんわりと地下水が洞穴に染み出るように、アルケニーの全身を性感の萌芽が襲い始める。
「はっ……はっ……はっ」
色を帯びたアルケニーの吐息に、フェルターが抽送を加速させた。再び膣内で亀頭が爆ぜる。子宮口にぶちまけられた精液が、彼女の胎内にある糸に精子を届かせる。通常、子宮に神経は通っていない。アルケニーは糸を通じて子宮内の感覚を受け取ってしまう。蟻走感にも似た痺れるような性楽を覚えた。膣壁から感じる性感と相乗し合い、彼女の口から唾液が溢れた。
フェルターが上腕を解放し、中腕を握った。抽送が再開される。掴まれる腕が変わると、性器の擦れ方にも変化が生じる。より膣壁の前面を抉るような腰使いに、彼女はもう自分の口を閉じることさえできなくなった。
散々、アルケニーはフェルターに背後から貫かれ、下腹部に十発以上の射精を浴びる。
陵辱は終わりどころか途切れさえもしない。
下右腕と上左腕を掴まれ、角度をつけてのピストンが射精に向けてさらなる加速をしたとき。
「あっ、ひぃっ……く……くるっ!」
快楽が爆ぜる前兆を感じて、アルケニーは淫らな声を上げた。
「イッて敏感になったところに、たっぷり濃いの注いでやるからな」
その彼女の耳に、フェルターが囁く。いやいや、とアルケニーは頭を振る。犯されることでも膣内射精でもなく、絶頂とその先にある未知こそがアルケニーを怯えさせた。
子宮の奥で何かが弾けた。そう思ったときには彼女の背筋は限界まで伸びていた。遅れて口が開く
「あっ……はぁぁぁぁぁぁ!」
視界は白く染まり、絡新婦の肉体は自らが雌であった事実を思い出す。
フェルターの通告は事実だった。彼女の膣壁はより一層敏感になり、抽送の摩擦で激しい悦楽を感じ始める。子宮の糸も同様だった。度重なる射精で糸は精液に浸かっている。精子は卵子を求めて蠢く。その僅かな振動でさえ、剥き出しの神経と同義になった彼女の糸は感じとる。
乾いた音の感覚が狭まる。フェルターが射精しようと腰使いを速めたのだ。
「あっだめぇ……今は……まだ……狂う……狂って……ひぁぁぁあああ!」
嘆願が受け入れられるはずもなく、宣言通りの濃い精液が彼女の子宮内に降り注いだ。泥濘にも似た特濃の精液が、神経となった糸に刺激を加える。
アルケニーは力なく地面に倒れ込む。そんな彼女の腰を掴み、フェルターが強く両側から力を込める。狭くなった膣壁に陰茎を擦りつけ、尿道に残っていた精子を絞り出すと、フェルターはようやく肉棒を引き抜いた。
「随分と感じやすい女だなあ。膣穴とケツ穴がひとつの分、倍やらしいってわけか?」
そんな嘲笑を浴びつつも、アルケニーは沈黙を貫いた。糸に神経が通っていると知られれば、どのような屈辱を受けるか想像できなかったからだ。
「さあて。次は……と」
フェルターが彼女の身を起こす。彼女の乳房を楽しげに弄ぶと、その谷間に肉槍を突き立てた。二度、三度とゆっくり、フェルターは腰を動かして乳房の感触を愉しんだ。
「こうすんだよ、わかったか? できねえってんなら、また下の口で楽しませてもらうぜ?」
フェルターが腰を突き出し、乳房の谷間から亀頭が飛び出た。剛直は些かも萎えてはおらず、雄臭を醸していた。悪臭に鼻が曲がりそうで、彼女は半眼でフェルターをにらみ据える。
歯を立てて噛み千切ってやろうとした。歯が陰茎の弾力に跳ね返される。犯されぬいた体は魔力を失ってしまった。恐る恐る見上げるが、彼女のそんな健気な抵抗も折り込み済みだったようで、フェルターは下卑た笑みを浮かべるだけだった。
フェルターの手が頭に乗せられた。無理矢理に喉を犯せるという意図に気付く。仕方なく中腕で自分の胸を寄せながら陰茎を扱き始める。亀頭を咥え込むと、精臭が鼻に逆流した。先走り汁が舌にあふれ出す。唇を窄め、舌先でカリ裏に刺激を加える。上腕はフェルターの腰に当て、下腕は地面に垂れ下がり、怒りを握りしめていた。
「ぬぷ……ちゅぷ……れろ……」
静かな洞穴にそんな音が鳴り響く。
拙い彼女の舌技でも、フェルターは十分に催したらしい。乳房を通して蠕動が伝わる。頭に乗せられていた手が、髪を掴んで引っ張られた。
「……あっ」
口から達する直前のペニスが零れ落ち、尿道から夥しい白濁汁が迸る。顔中に熱を帯びた汁がかかる。白く染め抜かれた自分をフェルターが見下ろす。フェルターの無骨な手が、精液を肌や髪に塗り込むように撫で回し。
「むぐっ……がっ!」
今度は喉の奥に陰茎が突き立てられる。鼻先が陰毛地帯に潰された。視界が前後する。長く太い陰茎が、見えては消える。そのたびに喉を突かれて嘔吐きそうになる。
アルケニーの頭とフェルターの腰が前後に揺れる。口内で唾液と先走り汁が混ざり合う。唇も舌も喉さえも、男にとっては形状の異なる膣襞でしかない。
それは知っていたはずだった。繭玉の棒奴隷を使い、ナギサのような哀れな雌をアルケニー犯させていたのだから。
自分が陥るはずのない苦境に立たされ、はじめて男の怖さを彼女は理解した。
「ほら、全部飲めよ」
深々と突き込まれ、喉奥で亀頭から汁が迸った。精液が口内に溜まる。鼻の外からも中からも雄特有の悪臭が迫る。舌に逆流した精液が苦味を与える。屈辱を感じながらも、仕方なく彼女は汚水を嚥下した。
口内に精液が残存していないか確かめるように、フェルターが陰茎で口の中を探るように動かした。
「まだ俺の尿道に残ってるだろうが。吸い出して飲めよ」
言われた通りに吸うと、残滓と言うには多すぎる白濁汁が零れ落ちた。凝縮されているためか、味が一際濃い。それも飲み下すと、ようやくフェルターは口から肉竿を引き抜いた。
「よおし。いい心がけだ。俺の肉奴隷になる気になれたか?」
フェルターが精液塗れになった彼女の頭を撫でて言った。力なくへたり込んだままで、アルケニーは睨み付ける。
「……なるほどね。ヘルミーナたちをそうして部下にしたわけ」
話す度に喉奥から精臭が蘇る。屈辱を怒りに変えて、アルケニーは抵抗の意思に灯を点す。
「そうさ。なっちまえば悪くない。すぐにメドゥーサもエキドナもお仲間に加えてやる。そして――それが済んだらアテナもな」
フェルターがどのような気持ちで言ったのか。アルケニーには定かではなかった。憎悪があるように感じられたが、女神を憎むなど意味がない。
女神とは大陸の摂理そのものだ。
世界を呪っても仕方がない。
荒唐無稽な繰り言は、現状の苦境を踏まえてもアルケニーを笑わせるだけだった。
「ははっ。はははははっ。女神に逆らう? バカねえ……。色々頭を悩ませて、ようやく私なんかを倒せただけじゃない」
笑いは彼女に活力を与えた。大陸最強の剣士を打ち倒し、八番目の女神などという妄言を語り、自らを徹底的に犯した男が、愚かな子どもようにさえ思えてくる。
手のひとつで目の前の陰茎を握り、アルケニーは上下に振り始めた。
「おちんぽをこんな風にそびえさせても、お空に届かないでしょう? ほら、射精してみてご覧なさい。どうせ天にまでは届かず、精々私の顔を汚すだけよ」
女神に逆らう。それが何を意味しているのかフェルターという男はわかっていない。ヘルミーナやヴァレンティーナも同様だ。
女神アテナには誰も勝てない。アテナに匹敵する他の女神も同様だろう。
女神に叛意など抱けば、それが、もしあの高潔で頑迷で、何より冷酷なアテナに知られようものならば。
今生どころか、来世以降も、呪法によって永劫に魂を弄ばれる。
「アテナ様に逆らうくらいなら、あなたのおちんぽで楽しむ方が遥かにマシよ?」
そう言って、アルケニーは舌をいやらしく伸ばして、艶のある眼差しでフェルターを見上げる。舌先で尿道を舐め回し玩弄した。
「はっ。俺だけで済むと思ってるのか。俺にそんな独占欲があるように見えたか?」
フェルターが力任せにアルケニーの頭を引き剥がすと、お返しのように肉竿で彼女の頬を軽く打った。
その時、突如として彼女の子宮に悦楽が生じ始めた。いや、違う。子宮ではなく、それに神経がつながる糸だ。今もなお、子宮に溜まった精液が彼女の糸を浸しているが、それとは別だ。
「あ……まさかっ……繭玉を……ひんっ」
フェルターが不思議そうに見下ろしているのも気付かず、アルケニーは地面に倒れ込んだ。周囲を見渡せば、気付けば彼女の繭玉は全て地面に落ちている。中に捕らえられていた人や亜人はすでに理性を失っているが、そんな中でもアルケニーへの恨み怒りは失せず、彼女の匂いが強いものを犯し始めていた。
繭玉に陰茎を突っ込んで、一斉に腰を振り始めた。その感覚がアルケニーを襲い、身悶えさせているのだった。
「フェルター。どうやらこの淫売蜘蛛は糸に神経が通っているようだぞ? そして貴卿が囚われていたあの繭の中にいた雄どもはどうもこの女に恨み骨髄らしい。調教に使えそうだがどうかな?」
ヘルミーナが余計な情報をフェルターに伝えた。かつての部下を睨み上げるが、ヘルミーナは愉悦の笑みで一瞥しただけだった。
「奴隷傭兵どもでもブタ部屋でも良かったんだが。折角アルケニー様がこしらえた恨みつらみがあるんなら、それを使うのが一番だな」
アルケニーの脳裏に、ナギサの陵辱姿が過る。
そのナギサは糸を解放され、ヴァレンティーナとヴェレディアによってフェルターの前へ連れてこられていた。湧き水で体を現れたのか、まさしく一糸まとわぬ裸体には陵辱の痕跡は残されていなかった。
「上忍の……ナギサ……ですぅ」
「上忍か。北部となれば当然か。依頼を流したのも俺だ。上物を捕まえてくれておいて助かるぜ、アルケニー様」
ナギサの豊かな胸を揉みながら、フェルターは言った。
片足を抱えられたナギサは、立ったままでフェルターの剛直に貫かれる。そして、ヘルミーナをはじめとした彼の肉奴隷たちは、鎧や服を脱ぎ捨てた。
「ナギサ。俺の肉奴隷になるか?」
「なりますぅ……。助けて……くださり……感謝しますぅ」
既にアルケニーによって理性を融解させていたナギサは、フェルターの誘いにすぐに乗った。ナギサを立ったまま犯すフェルターを、三人の肉奴隷は抱きついて体中を舐め回し始めた。
陰惨な笑みが、ヘルミーナやヴァレンティーナからアルケニーに向けられる。アルケニーが気付いたときには、彼女謹製の棒奴隷たちが肉棒をそそり立たせて彼女を取り囲んでいた。
背後から腰を掴まれ、自我を失っている人間の雄が背後から彼女の蜜壺を埋める。
「あ……いやっ」
こんな弱々しい声が自分から出るのだと、アルケニーは長い生涯ではじめて知った。肉竿が前後し、湿った音と肌を打つ音が響く。取り囲む男たちも黙って眺めているわけではなかった。彼女の乳房や口を目がけ、陰茎を突き出してくる。
「やめて……っ。そんな……っ。むぐ……ん、んんんっ!」
六本までは手でなんとか掴めた。だが、彼女に向けられた男根はそれ以上で、一本は口を塞ぎ、もう一本が乳房の谷間を犯し始める。声を上げる自由を奪われた。六刀を握りハーキュリーを鏖殺した彼女の指先は、今は男どもへの奉仕に用いられている。その屈辱で臓腑が焼き付くような怒りを感じたが、身動きひとつとることができなかった。
「やめ……な……あがっ……この……っ!」
それは幾度も聞いてきた、女の悲鳴だった。ナギサを、そして順当であればヘルミーナやヴァレンティーナたちが遭う筈だった憂き目を、アルケニーは自ら演じている。
頭を掴まれ喉を犯される。目を瞑ると視覚以外の感覚が研ぎ澄まされる。
そこら中で、糸に硬いものを擦りつけられているのがわかった。
順番待ちをしている連中は、繭玉から糸を引きちぎって肉竿に巻き付け、それで自分で扱いているようだった。哀れな男どもに長い苦痛を味わわせるための糸は、痛覚に喘ぐような知性も失った彼らにとって、簡易的なアルケニーの秘部と同義だった。
腕六本と口と舌。そして総排泄口。一度に九人に犯されているだけではない。絡新婦は巣穴ごと、百近い雄どもに嬲られている。
口を掴んでいたものが果てる。男の精液に微量の魔力が籠もっているとアルケニーは知っていたが、繭で長らく拷問され続けた彼らの汁にはそれは薄く、いくら飲んだとしても力を取り戻すにはいたらない。
溜まらず吐き出そとするが、そんな合間はなく、手で扱かされていた一本が口に迫り、入れ違いに咥え込まされた。二本目もすぐに埒を開け、三本目が口内に突き込まれた。
「むぐ……うぅ……ごく……ん」
苦しみから逃げるために喉を鳴らして、二回分の精液を飲み干した。すぐに次の陰茎も爆ぜ、粘性の高い汁が口内にこびり付く。当然、すぐに空いた口には次の陰茎が突っ込まれる。
「ふご……っん!」
度重なる口内射精を浴びる間に、彼女の蜜壺へも熱いものが解き放たれた。口内に集中していた影響か、無防備だった彼女はもろに悦楽を浴び、忌々しくも反応した体を抑えることはできなかった。
もちろん、手が空くような暇は一瞬たりともなかった。空いた手はすぐに他の陰茎が握らされる。彼女に精液を飲ました連中は、ひとまず満足し、蜜壺を犯すために彼女の背後へと回る。
「ちゅぷ……れろ……むがっ」
ふたたび背が伸びた。酩酊しそうなほどに濃い精臭が彼女の肌も内臓をも汚していった。そのたびに絶頂に達する感覚が狭まっていく。
ひとつしかない蜜壺に人の雄は並び、眼前には亜人の群れが勢揃いした。乳房にはゴブリンが捕まり、乳房と乳頭を激しく揉みしだき歯を立て、谷間に怒張を突き立てる。頭を掴んだのはオークだ。アルケニーへの配慮など欠片もなく、喉奥を殴打する。
飲めども飲めども、眼前には無数の肉槍が突き立てられ、減る予兆は見えない。終わらない陵辱の宴の中、アルケニーの思考は薄れていくが、なまじ頑丈であるがために意識だけは明瞭だった。
いつしか彼女は自分から頭を動かし、手を動かして、腰を振り、取り囲む雄が少しでも早く射精するよう導いている。数を計算してはおらず、それは口内や肌、蜜壺に注がれる精液の量を増やすだけだった。
「おっごぉぉっ!」
一本の槍で串刺しにされたような衝撃に、彼女は悲鳴をあげようとした。奥まで突き立てられたブタの逸物は呼吸を逃すことさえ許さない。人の雄より太く長い剛直で、喉と子宮を穿たれたらしかった。
上下ひとつずつの穴を貫かれながらも、彼女からは自分を支える権利さえ奪われている。二匹のブタによって体は高く浮かされ、地面には手が届かない。虚空を泳ぐようにした手は、囲む者たちの陰茎を掴まされ、背中をより白く染め抜いた。
まだ、これが絶望の底ではないとアルケニーは知っていた。稀少な亜人がいる。何せ、繭玉に捕まえていたのは彼女なのだから当然だ。
人。ゴブリン。オーク。――そして。
オークに頭を突かれ、暴力的に喉を犯されながら、彼女の鼻はオークの怒張から放たれる悪臭よりも濃い獣臭に顔をしかめた。
長く分厚い舌が、白濁液に染まった彼女の首を舐める。口と蜜壺を貫いていた二匹のオークが合わせて埒を開けた。そこで彼らは彼女から手を離し、アルケニーは地面に倒れ込む。
自我がないはずの雄たちが、これからアルケニーが遭う悲惨な運命を嗤っているように思われた。
反射的に口内に溜まった精液を呑み込む。僅かとはいえ解放を安堵することはできない。
「ひぃ……」
巨大な牛と目が合い、アルケニーの口からは弱々しい声が漏れる。
亜人と魔獣の端境。ミノタウロスだ。
六つの手で地面に触れ、虫のような姿勢で彼女はその牛頭の魔人から逃げようとした。
そんな彼女の腹を、ミノタウロスが軽々と掴んで持ち上げる。力の抜けた両足は瞬く間に押し広げられ、散々に嬲られた総排泄口が露出する。
「ぎゃっ!」
乳房が潰されたような痛みに彼女は思わず声を上げた。アルケニーの両足を開かせるために下側から通された二本の豪腕が、彼女の乳房を握ったのである。弾力を楽しむわけでもなく、女体の性感を促すわけでもない。アルケニーの乳房を引きちぎらんとするような、そんな力加減だ。
硬いものが糸穴に押しあてられる。フェルターやブタによって開発されきった彼女の蜜壺は、ミノタウロスの剛直を受け入れた。
が――。
「ああっ! あがっ! ごわ……っ! ごわれるっ!」
ミノタウロスは通常、人間眷族を問わず人型の雌には発情しない。よって、今ミノタウロスがアルケニーを犯すのは、ただの制裁だ。膣壁の感触を喜ぶような気持ちはこの牛頭には微塵もなかった。だからこそ、フェルターの剛直にも耐えた彼女は自分が破壊される恐怖に襲われる。
突かれるたびに体がぐらつく。背後から抱え、アルケニーを犯しておきながら、ミノタウロスは彼女の乳房を揉み込むだけで、支えようとしない。だから、アルケニーは六本の手でミノタウロスの体を掴み、安定性を得るしかなかった。
「はがっ! やだっ! おごっ! おっ!」
下から破城槌を思わせる衝撃を繰り返され、満足に言葉も紡げない。朦朧とする視界が上下に揺れる。
膣内に特濃の汁が放たれた。その際にもミノタウロスは腰を止めさえしない。
かつて、ナギサ同様捕まえたギフトホルダーを、ミノタウロスに犯させたことが一度だけあった。そのギフトホルダーを壊すのにミノタウロスは半時間も必要とはしなかった。
当然、並のギフトホルダーとアルケニーでは体のつくりが違う。それは、僥倖とは言えない。刑期が延びるだけだからだ。繭玉から解放された連中は期間や種の寿命の違いはあれど、十日前後は生き延びる。
下腹から電流が脳髄に駆け上がった。乱暴極まるミノタウロスの蛮行さえ、アルケニーの体は性感を貪ることを決めたらしい。しかし、激しい突き上げによる痛みは消えない。痛みと快楽は互いを高め合う。絶頂に向かって駆け上がり、鋭敏になった彼女の膣襞が苦痛も敏感に伝えてくる。
「おっほぉ……いぎぃぃっ」
無理な姿勢で抱えられているため、アルケニーは絶頂の刺激を受け流すことができなかった。ただ茫洋とした瞳で大口を開け、舌を大きく出す。一時的に弛緩した彼女の体は、一切衰えることのないミノタウロスの肉棒によって突かれ、抜かれを繰り返す。
「らめぇ……ああ……」
そんな力ない声をあげてもミノタウロスの抽送は緩みはしない。わかっていても、ただ許しを求めるしかアルケニーには手段がなかった。
どれほどの憂き目に遭っても、女神に反旗を翻すよりはマシだ。
――本当に、そうだろうか?
苦痛と快楽が交互に彼女の肌を走る中、ぼんやりと思考にも似たものが脳裏を過る。
そして――。
気がつくと、アルケニーは丹念な接吻を交わしていた。相手はフェルターだった。
フェルターに跨がり、下から貫かれていた。そのまま前傾に倒れ、自分から口づけを求めていたのだとアルケニーは状況を悟る。
「よお、正気になったか? アルケニー様」
両手で乳房を弄び、フェルターが彼女を見上げて言った。フェルターの陰茎はミノタウロスと同等かそれ以上であるものの、暴力性が薄く苦痛は少ない。
気絶している合間にも、彼女は犯されていたらしい。身を起こす。溺れそうになるほどの性楽ではあるが、苦痛が混じったミノタウロスの突き上げよりは余裕がある。特に今はフェルターも腰を動かしておらず――と思ったところで、彼女は自分から腰を動かしていたことに気づき、それを止めた。
「お? 止めちまうのか?」
フェルターが揶揄するように言って、乳首を摘まんだ。それだけで軽く彼女は達した。それどころかフェルターの極太を埋め込んでいるだけで、突き上げられているかのような快感があった。
意識が醒めるほどに、体の火照りに気付く。
ミノタウロスによる激しい陵辱は乗り越えたらしい。とまで考えて、彼女は周囲を、それ以前に自分の姿勢を改めて理解した。
ナギサにそうしたように、彼女の体は彼女自身が出した糸で縛り上げられている。上腕は頭上で吊るされており、尻の割れ目や――フェルターの陰茎に巻き付いていた。
「相当なよがりっぷりには関心したんだがな。もう一度責めてやらなきゃ駄目か?」
乳房から彼女の肌に手を滑らせ、今度は尻肉を弄ぶ。尻の割れ目に張られた糸が、それで刺激を得てしまい、反応した彼女はフェルターの頭上で乳房を揺らした。
意識が飛んだにしても奇妙だった。辺りを見ると、ヘルミーナたち肉奴隷たちも全裸で倒れている。アルケニーが亜人たちに犯されている間は、フェルターは自分の奴隷で楽しんでいたようだ。ナギサを加えた四名がぐったりと地面に倒れ込んでいる。
彼女を輪姦していた亜人たちはさらに遠くでひたすらに手で陰茎を扱いている。感覚でわかった。全員の陰茎にも彼女の糸が巻いてある。糸を介して全員に同時に犯されているに等しい。
「あひゅ……」
神経が連なった糸に向くと、彼女は口から唾液を漏らした。フェルターの胸を汚したそれを、彼女は無意識に舐めとろうとして、止めた。北部領主としての意地だ。
「糸でどの程度感じるのかわからんがな。つながってるほうがどうやら敏感みてえだしな。俺のデカマラにも巻き付け、自分を縛り付けさせ、連中全員のちんぽにも巻いてやった。自分を巻くのも大層気持ちいいんだろう?」
それは事実だった。概ね、糸は乳房と同程度の性感帯である。見透かされた事実に恐れながら、改めて自分の状況を理解する。自分を獲物ととして捕らえたままで、百本の陰茎で乳房を嬲られたまま、糸が巻き付いた剛直に貫かれている。
「ぁ……」
彼女は下から悠然と見上げるフェルターに目を合わせ、自由な下腕で彼の腹を押さえた。今、腰を突き上げられたらどうなるか見当もつかない。
何せ意識を失っている間は、唇を合わせて舌を絡め、娼婦のように腰を振っていたのだ。
「や……」
言葉を発しきる前に彼女の体が持ち上げられ、膣壁が擦られた。
「めほっ!」
それだけで容易く彼女の体は絶頂に達した。当然、引き抜かれるよりも――
「おあああああああっ!」
突き上げられたときの方が激しい。口からは止めどなく涎が漏れた。なんとか逃れようとして暴れる体は、自分の糸にしっかりと捕らえられていて、獲物の抵抗は彼女に返り更なる快楽として襲ってくる。
フェルターが突き上げを加速させる。自分の嬌声に掻き消され、肌を打つ音など耳朶には届かない。フェルターの陰茎を締め付ける糸が、膣壁より詳細に、尿道から精液が上がってくるのを感じとる。
突かれる度に視野が白く染まる。洞穴を震わせるは雌そのものの咆哮だ。舌はだらしなく口から飛び出て、口角からはひたすらに泡混じりの唾液を溢れさせる。
尻肉が強く腰に押しあてられる。子宮に白濁汁が流し込まれた。どれほど射精を繰り返してもフェルターの精液は果てがないらしかった。どくどくと注がれる精液に合わせ、彼女は体を痙攣させる。
射精を終えると、再びフェルターは彼女の膣を埋めるに止めた。絶頂が収まり、アルケニーは身を休める猶予を得る。
「このまま、またあの連中に犯させることもできるんだが。どうだ? アルケニー様は俺に奉仕するよりそっちの方がお好きか?」
恐怖にアルケニーはおののいた。そんなことをされれば気が狂ってしまう。答えることもなく、彼女は無言で腰を動かし始めた。
少し腰を浮かせるだけで、電流が走ってイッた。感じやすくさせられたからだけではなかった。自分から腰を振って男に奉仕している事実が、彼女により被虐的な性楽を与えている。
「エキドナの謝肉祭にはまだ、猶予があるみたいだしな。ほら、黙って腰振れよ」
言われた通りに彼女は動く。腰を浮かせ、沈める。ただそれだけで彼女は絶頂を迎えた。
そのとき、ようやく彼女は不自然な点がいくつもあることに気がついた。
エキドナの謝肉祭。エキドナはアルケニーの同胞である。謝肉祭にはアルケニーも呼ばれるが、趣味ではないので行くつもりはなかった。
そもそも、だ。彼女の糸は彼女の意思がなければ動かせない。意識が落ちているときにこれほどの複雑な巻き方をするのは不可能だ。
そして、不審に気付きながら、何故彼女は、フェルターに跨がって腰を振り続けているのか。
「あ……嘘……」
両目を見開き、彼女は光のない瞳でフェルターを見下ろすしかできなかった。もはや彼女の意思では止められず、視界の端で乳房が弾んでいた。
「ああそうだ。ミノタウロスにやられているとこで音を上げてな。情報もあらかた聞き出したし、五十回奴隷宣言するまでは、奴隷宣言したことを忘れろって命令を出してある」
呆然とする彼女にフェルターは告げると、下から突き上げ始めた。
意識が飛んだのではなく、記憶を消されていたらしい。
今は何回目かも知らされず、彼女はまた奴隷宣言をさせられるための恥辱の中へと送り込まれた。
やがて。
熱いものが顔にかかる。
「わたしぃ……フェルター様だけじゃなくぅ……みんなのおちんぽ奴隷ぇ」
甘えねだるような声でが聞こえる中で、彼女は五十回目の奴隷宣言を終えた。
仰向けになって股を開き、その膣をミノタウロスが激しく突いている。六本の手はそれぞれで陰茎を扱き続け、射精の蠕動を感じとると顔を近づける。鼻で臭いを堪能する。むせ返るほどの雄臭が心地よい。肉竿の具合から、顔を汚したいのか飲ませたいのか判断できるようにまでなっていた。
一本に口内に射精させ、臭いを鼻腔側に抜けさせる。同時に一本が彼女の顔と髪を白く染めた。尿道に残っていた分も吸いつつも、全ては飲み干さず、唾液と混ぜて糸引きながら、艶然と最後に舌で亀頭を舐めてやる。
ミノタウロスの剛直も、今では彼女に快感しか与えない。熱を帯びた彼女の下腹は、突かれるたびに甘美な悦楽を全身に巡らせる。
「んん……ちゅぷ……むぅう」
イッた感覚さえも口淫に活かして、彼女は射精を促し続ける。
五十回目の宣言を終えると同時、彼女はこれまでの宣言の記憶が舞い戻る。
そんな記憶とまともに向き合えるはずもない。彼女は自分を取り囲む肉槍を全身で堪能に、肉欲に溺れるしかなかった。
こうして、絡新婦は唾王フェルターの手に落ちたのだった。
ネクストターゲット
【挿絵表示】
パラメータで分かる! 現在の状況
【遠征中】
アウレリア→ガロッゾ城塞
カサンドラ→廃霊城(魔導森林領主)
フリーダ→鍛冶場(冒険者組合所属)
ヴァレンティーナ→剣姫城(剣姫庭園領主)
レオナ→北防城
カスミ→忍者の里
ナギサ→忍者の里
【地底唾王城総戦力】
フェルター 戦術231→277(ナギサ&アルケニー)
E唾王槌
E唾王鎧
E麻痺剣
※フェルターの戦術レベルは奴隷の半分が加算される
※ただし、地底唾王城以外では相手の戦術レベルに合わせてレベル制限される
特殊オプション:
毒合成レベル6
魔術工房レベル120
※魔術工房レベルは戦術レベルと同等まで上げられる
調教道具:
オーク5匹
奴隷傭兵50人
娼館(セラニアが娼館主。領地誓約発動可能)
自動張型(フリーダが供給)
インキュバスの館(各地に点在。拘束宙吊りが可能)
保護中:
村娘9人→給仕隊
村娘ティナ→給仕隊
未亡人ヨダ→給仕隊
治療中(カスミ編でインキュバスが買った分)
調教中:
修道女ルクレティア
設備:
地下牢
作戦会議室
→図書室(多分最初からあった)
→調理場(多分最初からあった)
魔術工房×4(セラニア、ロザリンド、ヴェレディア、アルガナ分)
機動教会(ルクレティア)
鉱山→カーラ。鉱婦20。必要な金属・宝石類の獲得
農地
領海→マリーナ。漁師20。新鮮な魚をお届け。売れる。ご飯レベルアップ。
山林
現在指揮者(農夫、木樵不在で資源活用不可)
【保有奴隷】
傭兵リヴィス 戦術10
騎士アウレリア 戦術20
剣士レビア 戦術10 諜報2
魔術師ロザリンド 戦術9 諜報5 工房20
暗殺者リドベダ 戦術8 諜報8 特技:特殊毒
槍騎士ヴァスカ 戦術11
誓約士セラニア 戦術11 工房20 特技:領地誓約
街盗賊ジリ 戦術7 諜報15 特技:ピッキング
魔導妃カサンドラ 戦術20 工房20
魔導姫ヴェレディア 戦術18 工房20
淫魔アルガナ 戦術40 工房20 特技:亜人魅了
漁師マリーナ 戦術6 漁師20
修道女ルクレティア(調教中) 戦術15 特技:機動教会、暴力結界
山賊カリスタ 戦術10
鉱婦カーラ 戦術5 鉱婦20
鍛冶師フリーダ 戦術18 鍛冶40 特技:武具鋳造、武具修理、張型開発
軽騎士ステラ 戦術16
新米騎士シルビア 戦術6
重騎士レオナ 戦術20 芦竜号 鋼壁鎧
剣姫ヴァレンティーナ戦術50 魔剣グラムフェムト
下忍カスミ 戦術8 諜報20 忍法嫁水
亡領将トモエ 戦術18
戦乙女ヘルミーナ 戦術60 魔槍 英雄変性
召獣師アレグラ 戦術16 王狼 ハゲワシ 魔獣調教
弓将ヨイチ 戦術18
刀武人トオシ 戦術8
槍武人タダヨ 戦術8
追剥ゼヌゼ 戦術6 諜報10
修道騎士オリヴィア 戦術14 独裁領域
上忍ナギサ 戦術12 諜報30 魔眼
絡新婦アルケニー 戦術80
※戦術レベルは単純な戦闘力ではなく、完全な指揮でベストの戦果を発揮したらそうなるという塩梅
【領土】
魔導森林グラヴィカ
剣姫庭園ゴロッザ
英霊楽土ヴァリアーザ
糸縛渓谷ラーニェア
【目的】
雅典戦国アテナイ→三傑討伐(アルケニー討伐済み)→アテナ討伐
降魔呪国ナウプリア→ヘラ討伐
他国→橋頭堡確保目標
忍者の里→下忍カスミ上忍ナギサを奴隷化