アウレリアは扉を開いた。赤い絨毯が敷き詰められ、奥には玉座に座るフェルターの姿が見えた。燭台の明かりに照らされた部屋の中、煌々と赤く、フェルターの両眼が光っている。
屹立したペニスは今にも迸らんほどに脈打っていた。昨晩も先ほどの口淫のときも、彼女の少ない経験では既に精液を噴射していてるはずの状態だ。だが、何か見えないものに射精口が塞がれているように、陰茎は震えるだけだった。
うなり声が聞こえてきたかと思うと、フェルターは一直線に彼女に向かってきた。背後にいるはずのリラを手で制したがために、アウレリアは簡単に絨毯の餓えに組み伏せられる。
リラの助言を思い出し、一瞬の逡巡を挟んでから、アウレリアは指先で陰茎に刺激を与えようと伸ばす。――が、全てが遅かった。
ローブを脱がせる手間も惜しかったのか、フェルターは亀頭を彼女の膣口に触れ、直後彼女の体は打ち上げられた魚のように、びくんと大きく跳ねた。
尋常ではない落雷を受けたかと思わせる衝撃に、アウレリアは目を剥いて大口を開けた無様な表情を晒す。意識が飛んだのか、気づいたときには彼女を包んでいたローブは剥ぎ取られ、薄暗い明かりが裸体を照らしていた。
処女を散らされたときを上回る、激しい痛みが断続的に続く。まるで胎を抉られているようだ。
「お、お、お」
間抜けな声が、自分の喉から漏れているものだと、アウレリアは遅れて理解した。剛直による圧力が彼女の全身を通し、肺さえ押し潰して呼吸が喉から漏れているのかと錯覚するような声だ。
彼女の腹の中で、何かが爆ぜた。引き抜かれたペニスが彼女の白い腹の上に置かれ、夥しい量の精液がまき散らされ顔にまでかかった。
「ま、待って……」
その続きの音を彼女の脳が編むより早く、再びペニスが彼女の膣に沈んだ。
「あ……ハアッ!」
一際大きく息が喉を通る。尻が高く挙げられる。ペニスが、さも彼女の体を地面に打ち付けるように振り下ろされる。敏感な部分がそれで刺激されたのか、この激しさで打ち込まれればどこでも似たようになるのか――もしくは裏側から衝撃が陰核に届いたのか。
一度のストロークごとに彼女の喉からは言葉にならず、喘ぎとも悲鳴ともつかない音が吐き出される。もはや上半身は痙攣しているに等しく、表情を取り繕うどころか、意識の輪郭を捉えることさえ難しい。
気づけばアウレリアは自分の手で両足を広げていたし、愛液の分泌に合わせたように口からは多量の唾液を溢れさせていた。そして、刺激に合わせ形の良い乳房は男を惑わすように激しく揺れる。だがそれらは防衛本能に注力されていて、蜜肉に勝る性的誘惑を喚起させるにはあまりにも弱かった。
フェルターの射精は以前より明確に、間隔は狭まり放出量は増大していた。同じく――否、それ以上にアウレリアの反応の違いは明白だった。亀頭が子宮口を叩くたびに、そして、カリが膣口に刺激を与えるたびに彼女は絶頂に達していた。
このイキやすさは防衛本能というよりギフトホルダーの適応能力だ。リラが自分をイヌと蔑む原因のひとつでもある。痛みに対する麻酔と意識のブラックアウトへの気付け代わりという効力がエクスタシーの奔流にはあった。
さらに――。
びくん、と彼女の腰が大きく揺れた。射精のたびに彼女の膣内が激しい快楽を発し、イってしまう。アウレリアに分析する余裕などなかったが、それはフェルターの射精が膣の奥ではなく、入り口付近で行われるようになっていたためだ。脈打つ蠕動が陰核に刺激を与え、苛烈さを増した濁流が膣壁の敏感な箇所に押し当たり、結果、アウレリアは射精毎に達してしまう。
絶え間ない絶頂による麻酔効果で、彼女は既に一切の痛みを感じていない。一方でまだ不慣れな彼女は継続的でいてリズムの異なる肉悦によって逆にブラックアウトを引き起こしそうな有様だ。
まだ一時間も経っていないと、アウレリアが知っているはずもない。
アウレリアの視界が不意に逆さまになった。つながったまま体が横にひっくり返されたのだ。太ももに添えていた手を離し、犬のような四つん這いになった。
後背位になっても激しさを衰えるどころか増したように思われた。肉槍に貫かれるたび、彼女の体はびくんと大きく震える。
後背位では抽送の余波を、イキながらアウレリアの両腕が受け流す必要があった。幾度かは耐えられたが、絶頂で腕の力が抜け、彼女は赤い絨毯に倒れ伏した。尻だけを上げた扇情的な体位で、アウレリアの名器は当人の意に沿わぬままフェルターの逸物を搾り取る。
その最中、理性を失い獣欲に支配されたフェルターが、本日未踏の秘所を視界に収めた。柔らかさを確かめるためにか、ほぐすためにか。どちらにせよそれぞれの手で左右の尻肉をもみしだき、窄んだアナルを押し広げると同時に二本の親指が滑り込む。
「だめ……そこは……」
久しぶりに意味のある言葉を吐いたが、条件反射以上の意味を持たない。だが、奇しくも拒絶の意思は正しかった。
力尽くで尻穴を押し広げられ、理性のない赤い瞳が肛門を射貫いたとき、アウレリアは本日最高の――つまり生涯最高のイキよがりっぷりをみせ果てた。
じゅぽっと卑猥な音を立てて怒張が膣から抜けると、せき止められていた大量の精液が膣口から止めどなく溢れる。
即座に今度は肛門を肉槍が貫く。高音の獣じみた嬌声が謁見の間に響きわたる。直腸が無理矢理に拡げられ、アウレリアの腹が床に押し付けられる。行き場を失った白濁液は、ここにきて大量に分泌された愛液に押し流され、氾濫するかのごとく潮吹いた。それも一度ではなく、直腸に対してのストロークのたびにだ。
今度こそアウレリアの意識は眠りに落ちるようにブラックアウトする。自分のアナルを肉槍が貫く音を聞きながら、失望するような深い嘆息を耳にしたような気がした。
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むせ返るような精臭でアウレリアは目覚めた。高い天井を見ても、記憶がつながらない。悪い夢を見ていたような、そんな思いがあって――それから、急速に己が置かれていた状況を思い出した。
慌ててアウレリアはリラを見た。探す必要はなかった。起きたときから視界には、秘所を剛直が責め立てる音が聞こえていたからだ。
「……っ」
息を呑んだ。騎乗位の体勢で、リラは揺らされていた。目からは正気の光が失せている。涎を垂らし、妊婦にしか見えないほどに精液で腹を膨らませられていた。
洗い呼吸が漏れているのはわかるから生きている。だが、時折体を弓なりにしならせるくらいしか、あの荒々しい突き上げを受け反応を示していない。
アウレリアの覚醒に気づいたのか、フェルターがアウレリアの方に首を向けた。思考は恐怖に染まったが、体は違った。繰り返される刺激と快楽を期待したのか、膣の入り口あたりから新たに潤滑油が分泌されて、残った精液を伴って絨毯を汚した。
多少は小康状態になったのか、フェルターの足取りはゆったりとしたものだった。とはいえ、リラの体調に気遣うだけの理性は残っていないようで、ペニスを引き抜かれた彼女は衣とが切れたように水音を立てて絨毯に倒れ込んだ。
自分がすぐさま気絶してしまったために、リラは十時間程度ひとりでフェルターのほとばしりを受け止めざるを得なかったのだ。
アウレリアは覚悟を決めた。もうかけるだけの恥はかき尽くした。ここから残り数十時間、リラという少女の命をつなぐために、全身を性具にする。
リラの教えを思い出し、両手を伸ばし、フェルターの怒張を包み込んだ。何故、両手か。手コキという名前しか聞いていないので、手で精を搾るくらいにしかイメージがわかなかったためである。
両手を祈るように組み合わせ、自らの局部に寄せてみた。想像より似ていたように思え、彼女はこれが手コキだと確信する。太ももをしっかりと閉じ、局部が視界に入らないようにも注意した。
両手を合わせ迫る暴虐に対し祈るだけしかできない無垢な娘の仕草をした騎士は、精一杯の誘うポーズとして秘部に見立てた両手の小指を、ひくつかせるように動かしていた。
フェルターがつなぐ両手を引き裂こうと突きつけられる。力加減がわからなかったアウレリアは、少しずつ拡げてフェルターの亀頭を両手で包み込む。こうして見てみると普段より明らかにペニスは太さを増していた。よくこんなものを陰部も肛門も飲み込めたものである。
彼女の手汗と残留していた精液では潤滑が不足しているように思えたので、彼女は口に溜まった唾液を舌を伸ばして垂れ流し、両手を貫いたばかりの亀頭にかけてやる。するとペニスが脈を打った。そのまま舌を降ろし、亀頭に触れる。味覚のどの部分が反応しているのか、似た味に心あたりはなかったが、幾たびも貫かれたからか、体の芯――子宮が疼くのを自覚した。
青臭さに加え、恥垢の独特の香りがある亀頭から顔を離し、両手をスライドさせてみる。だが刺激が足りないようで、射精を促すには至らなかった。自分の両手のスライドと、フェルターの突き込みの共同作業でも、何かが不足しているようだ。
そのとき、アウレリアは陰茎がずっと、彼女の体の一部を示しているのに気がついた。顔、正確には口だ。合わせた両手の親指側に、大きく開けた口をセットした。
すぎに彼女の口をペニスが犯しだした。ペニスは口淫をしたときより肥大化しているが、同時に両手の分だけアウレリアの見立て具も長さを増している。感触が大幅に異なる二種の疑似膣壁の塩梅が良いのか、まるで本物の膣を犯しているかのように剛直は脈打ち始めた。
そこにアウレリアは第三の刺激を与える。舌だ。下手くそな舌使いだが、フェルターの激しさに合わせ、大胆にそして無軌道に彼女は舌を動かした。
剛直が舌を組み敷いて、喉の手前で埒を空ける。唇からこぼれ落ちる前に、アウレリアは躊躇いなく喉を鳴らして青臭い汁を受け入れた。都合三度、ごく、ごく、ごく、と飲み干すと一回の射精が終わる。口の下側に押し付けられた舌を唾液の滑りを利用して動かしてさらなる性感を与えつつ、射精が終わるのを惜しむように、彼女は口を窄め残ったザーメンを吸い上げた。
これら一連の動きは、頭で考えてやったわけではない。ギフトホルダーとしての剣技にも似て、それは娼婦としての天稟を示していた。
魔女の首輪はギフトの力を体内に留める。だが、女の生殖器は主に体内にある。ギフトホルダーに備わった雌の脂質を、魔女の首輪には封じることはできない。
自分のした性技と冷静に向き合うと、羞恥でどうにかなってしまいそうだ。アウレリアはそう思い純粋に行為に没頭することにした。二度、三度と同じように両手と口、そして舌の三重奏で刺激を与え、精液を飲み干す。どちらかと言えば健啖な彼女だったが、精液だけで満腹になってしまった。ただ、これで体力や栄養価的には十分なはずだ。自分を犯した相手の精液であろうと、今はそれを飲まねば死ぬ。死ぬのはまだいい。たとえイキ狂った果ての死だとしても、屈辱と汚辱に塗れて生きるよりは楽だろう。
今、目を剥いて倒れているリラを守れるのはアウレリアしかいなかった。
四度、五度と口内に精液がぶちまけられる。もちろん飲みきれず、口から唾液を含んだは白濁液がこぼれ落ちた。
自らの目で乳房に撒かれた精液を見る。彼女の目には実に淫蕩な様に見えた。上目遣いにして見上げた。赤い瞳と目が合ったような気がする。
彼女は自分の乳房を撓ませて、誘うようにフェルターに微笑みかけた。
向けられた肉棒の先端に軽く、口づけた。リラよりアウレリアの乳房は小さくて、フェルターの陰茎は太さを増している。だから収まるはずはなかったがそれは問題なかった。
リラがそうしていたように、はみ出た部分は先ほどまで同様に口で受ければいい。
自分で乳房を揉みしだき、ペニスを挟み込みながら上下させる。ときに同時に、ときには左右の動きをずらして刺激に変化をもたらせた。迸った精液が顔にかかる。
胸を犯されているのに、彼女の内ももからは涎のように愛液が溢れる。自分の思考が肉奴隷そのものになってしまったのかと一瞬自己嫌悪が巡ったが、状況を理解して彼女は自分が変わっていないと確信する。
安心して口と舌で亀頭を刺激してやり、幾たびとなる射精を口で受け、そのほとんどを乳房の滑りをよくするための滑りにしつつも、残ったザーメンだけは吸い込んで飲み干す。
最初の陵辱。秘部を舐められ、処女を散らされ、膣内に射精され、尻穴まで穢される。騎士の誇りを嘲笑うように騎乗する様を犯され、孕んだかと思うほどに精液を溜めさせられた。
あのときほどの羞恥がないのは、単純にこれが肉体を犯されているだけだからだ。フェルターという男は無限に近い精力だけでなく、相手の心を暴くような舌鋒と、的確に急所をなぶる技術があった。あのときは心の奥底まで穢されているような実感があり、イカされる度に尊厳に汚穢が塗りたくられるような気分になった。
今、この場で正気を保っているのはアウレリアだけだ。フェルターは理性を、リラは意識そのものが失せている。
どのような憂き目にあったとしても、私は奴隷などにはならない。乳房の間で肉棒の熱を感じ取り、写し取るように熱を帯びた陰茎を、膣内に幻視して愛液を分泌する有様で、彼女はそんなことを考えていた。
自分でもアウレリア編がなげえ
ここを前後で分けるつもりはなかったです
アウレリア編終わったらキャラ増やしつつ猿空間に適時送り
エロ書きたくなったら呼び戻すように切り替えていきます
あと予定に対して初めて落としました