暴力沙汰はよくないと思います....え?やられたらやり返すけど? 作:古明地こいしさん
バスに揺らされながらも本を読む。カバーをかけているので他からはタイトルは見られないだろうが別にエロいの読んでる訳じゃないからと読みつつも心の中で言い訳をする
誰に言い訳してるんだよ
「あの」
「...」
ふむ、考えられるのは...なるほど、そういう考察ができるのか。いや面白い
っと考えてると右頬に何かが当たる感触がする
「...なに?」
「あ、いえ、話しかけても反応がなかったので、本。お好きなんですか?」
「好きというか暇な時に読む程度にはってとこだな。その制服、同じ高度育成高等学校にか」
はいと返ってきた。バスは停まって降りる人は降りている。俺と隣にいた少女も降りる
見上げると普通の学校より大きい、と言ったのが感想か
門をくぐると先の少女も着いてきていた
「あの、お名前を聞いても?私は椎名ひよりです」
「武島優里だ」
「私も本が大好きで...良ければ先程読んでいた本のタイトルを聞いても?」
シャーロック・ホームズシリーズと伝えるとニコニコ笑顔になっている
ミステリーが好きなのだろうか
椎名はパッと見可愛い方だ。性格は知らんが
優しい方とは思う
「Cクラスか」
「私もCクラスでした。一緒に行きませんか?」
別段断る理由もなく頷いて教室へと向かった。教室につくとどうやら座るところは決まってるようだ
どこか探していると見つけ座ろうとすると隣りに椎名が座っている
「お隣ですね。よろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
それにしても先に来ている奴らだが明らかにThe不良って奴が多いな。このクラスはそういうのが集まってるのか?俺もやられたらやり返す奴だったけどさ
あの黒人は不良じゃないだろうが、あの強面のやつなんか不良だな、あとあのロン毛は不良感丸出しだな
本を読んでいると先生が入ってくる。気づいたら既に全員集まってたようだ
「新入生の皆の者、入学おめでとう。Cクラスの担任坂上数馬だ。この学校ではクラス替えがないのでそこを頭に入れておくように」
ざわめく、そんな中ロン毛は気にしてないようだった
「この学校のルールを説明する。プリントを配るから後ろに回すように」
配られていくプリントを後ろに回して見る。Sシステム?なんの略称かは知らんが何かしらの重大ルールなのは確定だろうな
「次は学生証カード、携帯端末を渡す。これは暮らしていく中で重要なものになるので紛失しないように」
失くすバカはいないだろうが失くした場合どうなるのだろうか
「予め10万ポイントが配られているはずだ。これは毎月1日にポイントが入る仕組みとなっている」
ん?なんで今毎月10万って言わなかったんだ?いや毎月支払われるって意味じゃ変わらないんだろうが
「敷地内で買えないものはない。カラオケだろうが飲食店で食事だろうが好きにするといい」
まるで使えと言わんばかりの言葉だな
というか10万ってバカげてる金額だぞ?
高校生だとバイトできるけどそれでも月に貰える額としては"多すぎる"
難しい顔をしていると視線を感じた。その先を見るとロン毛野郎が見てやがった。ニヤニヤしてやがるし
気持ち悪いわ
「10万という数字に驚いたかね?この学校では実力で生徒を測る。これは君たち入学を果たしたという正当な額だ。もちろん他クラスも同じ額だ。そこは心配しなくてもいい。ポイント譲渡は可能だが強奪などはダメだ」
そりゃそうだ。どの学校だろうとイジメは罰則だろう
「さて、質問はあるかね?」
んー、ここは聞いとくか...ってロン毛野郎も手を挙げてやがる
「ではまず龍園くんから」
「10万って額を貰ったが毎月の支給額はいくらだ?」
坂上先生は口角が上がり、その後言葉を発した。何かあるんだな、質問変更だな
「先程も言った通り実力で評価する。つまりはその通りだ」
ほーん、実力で変化するかもと?
だからロン毛野郎こっち見るな!!
「次は武島くん」
「クラスに意味はあるんですか?」
またもや坂上先生は口角を上げた
「それにはまだ答えられない。5月に答えよう」
なるほど、A.B.C.Dになにかしら意味があるのは確定したな。そもそもクラス替えがない時点でおかしいんだよ。いやそういう高校もあるけど
「他にはないみたいだな。では私はもう行くが1時間後の入学式に遅れないように」
退室した先生を横目にしまっていた本を取り出そうとした矢先にロン毛...龍園だったか。が来た
「ツラ貸せ」
舌打ちしながら立ち上がり廊下には出ず、後ろの方へ移動する
「お前はSシステムについてどう思う?」
「考えられるのは坂上先生が言っていた生徒を実力で測るってのがキーだろうな。つまり、テストかなんかで俺達を見るんだろ、あとはこのクラスの不良度を見ると半分は終わってんだろ。授業態度も見るんじゃないか?この学校に入って異様な数の監視カメラが証拠だ」
ハッと鼻で笑う龍園、なに?聞きたいんじゃなかったのか?
「なるほどなぁ、お前は他のバカと違って考えてるようだな」
「そりゃ、毎月10万とか全校生徒で約5億だぞ?それが設立からずっととかバカげてる」
本を読みながら答える
すると左から拳がきたためしゃがんで避ける
「危ないだろ」
「なるほど、テメェは暴力で屈するような人間じゃねぇな?」
「やられたらやり返すけどな」
「気に入った。俺の下につけ」
「断る。俺は平穏に過ごしたい。あぁ、お前...龍園がいる時点で無理か。好きにしろ、無理無茶じゃなけりゃ報酬次第でやってやる。だが」
龍園を睨む、すると
「ああ、分かってるよ。テメェの隣に座っている女に手を出すな...って所か?クク、入学初日に女を作るなんてお前も「黙れ」おっと」
左手で裏拳をすると避けられる。チッ、当たればよかったものを
「俺の連絡先だ」
「...はぁ」
登録し、そのまま席に戻る
「龍園くんと何を話していたのですか?」
「この学校の話、椎名も節約しとけ。痛い目見るぞ」
「やはり何かあるのですね...あの」
ん?と、聞き返すと
「食事は共に摂りませんか?」
....はぁ?
書き続けるか(どうしよ?)
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続けよう
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続けなくていい
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続けて欲しい