※この作品はR-18です。

レズ・オブ・クイーン   作:ボルボロックス

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遅くなりました。

次回は時間が進みます。

オリキャラのイラスト作りました

【挿絵表示】



第二話 魔王軍との出会い

クレスSide

 

 

 クザハさんに着いていって、北の地へと向かっていた私は旅の中で魔物や山賊相手に実戦をしていき、少しずつだけど体力や持久力を付けていった。

 

 

 と言っても、山での狩りや散策のおかげで持久力は大体あった方なのだけど、人を相手に剣を振った事はない。

 

 

 何より初めて人を切った後は、気持ち悪くなって吐いたし、何回か殺されそうにもなったけど、それでも母との訓練中で学んだ剣技で生き延びていた。

 

 

 そんな中、私達は魔王軍が治めている北の地に辿り着き、街の中を散策していると街の中は意外と活気に包まれており、魔族にダークエルフ、人間が普通に暮らしている。

 

 

「……クザハさん。この国は多種族が暮らしているんですね。」

 

 

「この国の王である魔王が基本的に差別や偏見をせず、来る者は拒まずです。その為、多くの商売人も受け入れており、民たちも穏やかに暮らせています。」

 

 

「魔王……。」

 

 

 現魔王の事は詳しくは知らないけど、それでもこんなに国が賑やかで豊かなのは魔王の人柄なのだろう。

 

 

 私は魔王がどんな人なのか会ってみたくなったけど、その前に装備などを整える必要があった。

 

 

「あ……クザハさん。私、お金とか持ってないんだけど……。」

 

 

「私が必要分の金は持っております。武具を整える分には問題ありません。それに、この国には腕のいい鍛冶師も商いをしています。そこへ行きましょう。」

 

 

「は、はい!」

 

 

 クザハさんと共に街の鍛冶屋に向かうと、そこで私にあった剣を一から造ってもらう事にし、鍛冶屋に立ち寄った。

 

 

「いらっしゃい。」

 

 

「すみません、剣を一振作って欲しいんです。」

 

 

「ほう、で?どんな剣だ?種類は山のようにあるが?」

 

 

「形は問いません。硬度があり、切れ味の鋭い剣をお願いします。」

 

 

 店主の問いに私は真っ直ぐ目を見て注文すると、店主は店の奥に入り、群青の鉱石を持って出てきました。

 

 

「これは?」

 

 

「“グルブライト鉱石”、こいつは加工が難しいが上手く行けば業物が出来る。こいつを使うか?」

 

 

「は、はい!」

 

 

「あいよ。出来を見てもらうから2人とも工場に来な。」

 

 

 私とクザハさんは店長さんに連れられて、奥の工場に向かうとそこには剣を造るのに必要な窯や道具がずらりと並んでおり、店長さんはすぐに剣を造る準備を始めた。

 

 

 高温の窯でグルブライト鉱石を溶かしつつ、鉄などの必要な素材を型に流し込んだり、冷やし固めたり、熱を加えながら打っていく工程なども見せてもらっている。

 

 

 それから剣に必要な工程を重ねていき、数刻後には注文した剣が出来上がった。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「これが、私の剣……。」

 

 

「おう、出来は良い方にしてあるだろ。切れ味と硬度はお望みのものだぞ。」

 

 

 出来上がった剣はショートソードなのだけど、出来はとても良く剣の重さも程よい軽さで驚いている。

 

 

「ありがとうございます!あの、これを!」

 

 

「おう……うん、確かに。あぁ、お嬢さん。」

 

 

「はい?」

 

 

「まぁ大変だろうが、頑張れよ。」

 

 

「っ!はい!失礼します。」

 

 

 私は店長さんに頭を下げると、クザハさんと共に魔王の住む城へと向かい、城門を守る兵士さんに許可を取り中へ入っていくと、そこには1人の鎧姿の女性がいた。

 

 

「貴様がクレスか?」

 

 

「は、はい。失礼ですけど、あなたは?」

 

 

「一応礼儀は弁えているようだな。私はベルドナ=モーデルハイド。この国の将軍だ……陛下は今公務中だが、今からお目通りを許されている。お前も今日からこの国の将となるのだ、無礼のないようにしろ。」

 

 

「は、はい。」

 

 

 私はベルドナさんに連れられて、魔王がいる玉座に向かっていき、魔王のいる部屋の扉が開かれると……。

 

 

「ゴキュ!ゴキュッ!……ぷはぁ、お酒が美味しい〜♡ん?あ〜、ベルドナお帰り〜。」

 

 

「「……。」」

 

 

「はぁ、陛下……。」

 

 

 大きな瓶を片手に横になりながら酒を楽しんでいる魔王、デルキゼル=オ=ガグルマとの出会いだった……。

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