※この作品はR-18です。

ベクトル付与で異世界最強~ホロメンハーレムしながら学生性活   作:とも667

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 タイトルの通りです。


☆第七話 エロトラップダンジョン in AZKi

ユウマがダンジョンに向かい、『山の神』と魔王軍を倒した次の日。ユウマはAZKiに電話で呼び出されて、昨日いた場所に来ていた。

 

「待ち合わせ場所は……ここか」

 

「あ、ユウマくん!! こんにちは、昨日はありがとう!!」

 

「こんにちは、こちらこそ。間に合って良かったですよ、もう少しで何をされていたか……」

 

 ユウマは、AZKiがお礼をしてくれると聞いて、結構楽しみにしていた。理想はご飯を奢ってもらうことだが、こんな可愛い子になら何をもらっても嬉しいとも思っている。

 

「うん。ホントに助かったよ……ユウマくん、すごくカッコよかった!!」

 

「そうですか? それほどでもありませんよ」

 

「照れてるの? ふふっ、可愛いところも……あ、今日は君にお礼するんだったね!!」

 

 ハッとしたようにそう言って、AZKiがユウマに向き直る。ユウマはワクワクしながら尋ねた。

 

「それで……今日はどんなことを?」

 

「えへへ、実は私、ダンジョンのアドバイザーをやっててね……昨日は私を助けたから、ダンジョン探索できてないでしょ? だからさ、私と一緒にダンジョン探索しようよ!! どうかな?」

 

「なるほどな……ありがとうございます、それじゃ行きましょうか」

 

「やった!! よーし、気合い入れちゃうぞ!!」

 

 AZKiは張り切っている様子だ。張り切っているAZKiも可愛いなと思いながら、ユウマが少し歩くと……昨日はなかったダンジョンができている。

 

「お、早速ダンジョン発見……行きますか?」

 

「うん、行ってみよう!! 後方でナビゲートするから!!」

 

「……ふむ。大きな洞窟だな」

 

 次の瞬間、AZKiがユウマに警告する。

 

「下に落とし穴!! 気をつけて!!」

 

 ──ガコンッ!!

 

「おっと」

 

「魔物が来るよ!! 前方、数は4体!!」

 

 落とし穴トラップを躱して、続けてAZKiの警告が聞こえた。そして、ユウマがチャクラムを取り出す。

 

「行け、チャクラム!!」

 

 ──ズシュアッ!!

 

「ギヒィィィッ!?」

 

「グォッ!? オォォォォ!!」

 

 緑色の人型、ゴブリンが真っ二つになって地面に倒れる。奥にいた大きな人型、オーガにも命中したが……それでもユウマを殺そうと、ユウマへと向かってくる。しかし、ユウマは冷静だ。懐からペットボトルを取り出した。

 

「まずい、避けて!!」

 

「心配いりませんよ、AZKiさん」

 

「ウォォォォ……オ?」

 

 ──ジャシュッ。

 

 ペットボトルの水から放たれた、薄い水圧の刃。それが、静かにオーガの首を撥ねて……地面に落とした。巨体がユウマの目の前で倒れ込む。

 

 ──ズシィィン。

 

「ふぅ。ナイスオペレーティング、AZKiさん」

 

「すごい……あの数を相手に、全く焦らないなんて。どうして、そんなに冷静なの?」

 

「それはその……まぁ、子供の頃に色々ありまして」

 

 一度死んだからと言うわけにもいかず、ユウマは適当に誤魔化した。AZKiは追求はせずに、ナビゲートに戻る。

 

「まぁいいや、今のところ魔物の反応なし。先に進んでみて」

 

「はーい。さて、何があるかな……」

 

「あ、そこの右の壁!! その先に宝箱があるよ!!」

 

 そう言われて、ユウマがその部分を触ってみる。すると、壁が消えて……部屋が出てきた。

 

「おぉ、不思議だな……こんな感じなのか」

 

「気づかなかったでしょ? このためにナビゲーターを雇う人が多いんだ」

 

「そうなんですね……さて、中身は?」

 

 宝箱が開いて、出てきたものは……一冊の本だ。中には、ユウマには読めない文字がびっしり。

 

「なんだこれ……?」

 

「魔導書だね、読破すれば魔法を覚えられるらしいんだけど……私も読めないんだよね」

 

「俺もです。とりあえず袋にしまっておくか……」

 

 魔導書を袋にしまい込んで、ユウマはどんどん先に進む。AZKiがいるので、ユウマはリラックスしているようだ。

 

「ユウマくん、敵が……」

 

「そらっ!!」

 

「グギャア!?」

 

 敵は襲ってきた瞬間に撃破されるので、脅威ではない。見えないお宝も、AZKiのお陰で回収できる。二人は向かうところ敵なしであった。

 

「あ、そこの床動きそうだよ?」

 

「えっ、そうなの? ホントだ、宝箱入ってた……わっ、綺麗な鉱石だ!!」

 

「高く売れそうだね!!」

 

 ユウマには元々何一つ通用しないのだが、AZKiがいるせいで、一人の時より更に不意打ちが通用しなくなっている。最早、手の付けようがない。

 

「さて、ここの探索は終わりかな」

 

「お宝はもうないみたいだね、次に行こうか」

 

「またナビゲート頼むぜ」

 

 そう言って、次のダンジョンに向かうユウマとAZKi。二人は協力して、お宝をどんどん集めていた。ふと、AZKiがユウマに尋ねる。

 

「かなり集まってきたね、鞄がパンパンになってきてるよ」

 

「そうだな、そろそろ換金しに行くか?」

 

「うん。いいと思うよ……それ、重たくないの?」

 

 当然の疑問だ。なぜならユウマは、パンパンで重たい鞄を片手で持っているのだから。しかし、上へのベクトルで荷物を軽くしているので、ユウマは余裕である。

 

「大丈夫、能力使うと軽くなるんだ」

 

「そうなんだ……便利だね、ユウマくんの力」

 

「でしょ? 俺も便利だと思うよ」

 

 そう言いながら、アイテムを換金しに向かう。そして二人は、ダンジョンのある場所に帰ってきた。

 

「いやー、まさかあんな高値がつくなんてね」

 

「俺もビックリしてるよ。本当にいいの、半分こしなくて?」

 

「これは君へのお礼なんだから、いいんだよ!! ほら、ご飯食べたら行こう?」

 

 そう言ってAZKiは、ユウマにお手製のおにぎりを差し出す。それを見てユウマは、目を輝かせた。

 

「わぁ、作ってきてくれたの!? ありがとう!!」

 

「遠慮しないで食べて?」

 

「……!! 美味い!!」

 

「よかった、どんどん食べてね?」

 

 そう言ってユウマは、目の前に用意されたおにぎりを一瞬で食べ尽くしてしまった。

 

「ふぅ、ごちそうさま……美味しかったよ」

 

「よかった!! 作ってきた甲斐があるよ!!」

 

「よし。じゃあ、次行きますか!!」

 

「おー!!」

 

 そう言って、二人が張り切って向かう次のダンジョン。しかし……そのダンジョンは、普通のダンジョンではなかった。入った瞬間から、二人は違和感に気がつく。

 

「……なんだ? ここ、違和感があるな」

 

「これ、敵の反応……でも、どこにもいないよ? 一体どこに……」

 

「隠れてるのか? それとも、昨日倒したあいつみたいに『見えない』……?」

 

 二人が敵を警戒していた、その時。AZKiの上の天井が、音もなく開き……触手が、AZKiの体を拘束した。

 

「きゃあぁぁっ!?」

 

「なっ、AZKi!?」

 

「わぁぁ!?」

 

 AZKiは為す術なく引きずり込まれてしまった。それを見て、ユウマは自分にベクトルを与えるために手鏡を取り出す。

 

「急がないと……何があるかわからん!!」

 

 そう言ってユウマは急加速し、先に進み始めた。そして、引きずり込まれたAZKiは……ユウマからは遠い場所に移動させられていた。

 

「うぅ……ここはどこ……?」

 

 いきなり引きずり込まれ、移動させられたのでAZKiは困惑している。そこに、さっきの触手達が現れた。

 

「きゃっ、魔物……!? 来ないで、斬るよ!!」

 

 そう言ったが、触手はAZKiの後ろからも迫っていた。混乱によってそれに気づけず、AZKiは腕を拘束される。その上、剣を奪われてしまった。

 

「あ……!!」

 

 AZKiは抵抗手段を奪われて、青ざめた。このままでは殺されてしまう、と。しかし……触手達は剣を捨てて、攻撃しようとはしなかった。

 

「な、なに? なんなのぉ?」

 

 AZKiは混乱と恐怖で、涙目になっている。そこで触手が、AZKiの体に向けて液体を噴射した。粘性のある液体が服に付着し、AZKiが気持ち悪さに身を捩る。

 

「やっ……!! 気持ち悪い!!」

 

 しかし、これは魔物の粘液である以上……それだけでは済まない。なんと、液体はAZKiの服を溶解させ始めたのだ。

 

「ひっ、いやっ……いやぁぁ!!」

 

 自分も溶かされる。そう思って、AZKiが必死に身を捩る。しかし、抜け出すことはできない。液体はどんどん服を溶かし……AZKiの乳房が露わになった。AZKiは、恥ずかしさと恐怖で泣いている。

 

「やだ、やだよぉ……ユウマくん……」

 

 そう言っている間にも、触手はAZKiに近づいていく。そして……口の中に触手が侵入し、AZKiがもがく。

 

「んぶっ、んむぅぅぅっ!?」

 

 ──ビュウゥゥッ!!

 

「むぅぅぅっ!? う゛っ、はぁぁっ……」

 

 触手に液体を喉の奥に噴射され、AZKiはそれを飲んでしまう。AZKiはそれを毒だと思って、死の恐怖に怯えている。

 

「しにたく、ないよぉぉ……っ!?」

 

 次の瞬間……AZKiの体が、とても熱くなった。同時にAZKiの目が蕩け、体がムズムズし始める。

 

「な、なんなの……これ……私、どうなるの……?」

 

 そこでAZKiは、ひとつの情報を思い出す。エロトラップダンジョン……それは女性だけを狙う罠が満載のダンジョン。

 

 ナビゲーターも、敵に攻撃の意思がないため、察知がしづらい上に、男だと何も起こらないので発見も遅れてしまう。しかし、女性であれば……着ていた服を溶かされたり、媚薬を飲まされたりした後、体中を触手に陵辱される。

 

 そこで強烈な快楽を与えられると、それに依存したり、脳が壊れてしまう人すらいる。そして、最後には触手の苗床にされて一生を過ごす……恥ずかしくて詳細は知らなかったのだが、AZKiはそれを現在、身をもって体感していた。

 

「だ、だめ……やだぁ!!」

 

 AZKiは、必死に首を横に振る。しかし、触手は本能に従って動くのみ。AZKiの体に触れて……胸に吸い付いた。暴力的な快楽が体を駆け抜けて、AZKiはそれだけで気絶しそうになる。

 

「ひっ……あぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 ──ジュルジュル……

 

「あひっ、あ゛ぁっうぁぁぁ!!! だめ、えぇ……!! あはぁぁぁぁっ!!!」

 

 触手の攻めによる、強すぎる快楽がAZKiの脳を焼く。しかも、自慰すらもしたことのないAZKiにとっては、これが初めて味わう性的快楽なのだ。AZKiは脳が溶けそうな程の快感を与えられ、今にも快感に身を任せてしまいそうな衝動に駆られている。

 

「あ゛あぁぁぁ、んひぃっい゛ぃぃ……うああ!!!」

 

 触手は無慈悲に、AZKiのパンツを食い破った。そこに触手が入り込んで、腟内を刺激する。元々AZKiの性感帯であるそこを、媚薬塗れの触手が刺激すればどうなるか。触手が腟内を擦ると、AZKiはたまらず潮吹きしてしまった。

 

「あ゛ぁっはぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 ──ジュプジュプッ。

 

「あ゛あっあ゛はぁぁぁっ!! ひぎぃっ、あ゛っあっあ゛ぁぁぁ!!! だ、めぇぇ……!!」

 

 AZKiの視界がブラックアウトして、快楽で引き戻される。AZKiの口から涎が垂れて、地面に落ちた。あるべき恐怖が、どんどん薄れていく。その代わりに、AZKiの頭に浮かんでくる感情……それは、悦びだ。

 

『だめ、気持ちいい、負けちゃったら、気持ちいい、わたし……もう……気持ちいいっ……』

 

「あ゛ぁあひっ、んひぃぃぃぃっ!!! いぎぃっ、あぁあぁぁぁぁぁ!!!」

 

 AZKiがついに限界を迎えた、その時。ユウマがチャクラムを、触手達に投げつけた。触手が切り落とされて、地面でのたうち回る。

 

「うぉぉぉらぁッ!!!」

 

「あ……」

 

「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 ユウマはチャクラムで触手を全て切り落とし、AZKiを解放した。触手から黒い血が溢れ出し……機能を停止する。息切れしながら、AZKiにユウマが駆け寄る。AZKiは快感の余韻でまだ絶頂し続けていた。

 

「大丈夫か、AZKi!? しっかりしろ!!」

 

「ユウマ、くんっ……あぁっ、はぁぁぁ♡」

 

「えっ……なんだ、どうしたんだ!?」

 

 媚薬で敏感になり、触手の快楽責めを受けたAZKiの体は、もう肩を触られただけで快楽を感じてしまっている。ユウマは状況が理解できず、混乱しているようだが……

 

「あ、あぁ……ユウマ、くん……おね、がい……」

 

「どうした!? なにが必要なんだ!?」

 

「きもちよく、なりたいのぉ……」

 

 そう言われて、ユウマが顔を赤くする。そう言われても、ユウマははいそうですかと犯せる人間でもなかった。しかし、AZKiはもう快楽を求めずにはいられない。

 

「なっ、なんで急に……まさか、触手のせいか!?」

 

「がまん、できないよ……ユウマ、くん……」

 

「いや……恋人でもないのに、そんなこと……!!」

 

「ユウマくんに、してほしい……ユウマくんじゃなきゃ、イヤなの……」

 

 AZKiは心の底から、そう思っていた。そういうことをしてもらうなら、せめて想い人にと。ユウマもそれを聞いて、気持ちが揺らぐ。

 

「だ、だけど……」

 

「ユウマくんは、私のこと、嫌い……?」

 

「そんなことは……もう、わかったよ!! 後悔するなよ!?」

 

 ユウマも覚悟を決めて、AZKiに向き直る。それを見て、AZKiも笑顔になった。ユウマは、AZKiとまずキスをする。舌を絡めるディープキスだ。

 

「んぅぅ……んふっ、ん♡」

 

「ちゅぷ、んっ……はぁっ」

 

「はぁ、あ……♡私、もうがまんできない……」

 

 そう言って、ひたすらにユウマを求めるAZKi。それを見たユウマはAZKiの胸に手を伸ばして、先端を刺激する。触手とは違う、好きな人から与えられる甘い快感。それに媚薬が合わさって、AZKiはさっきよりもっと気持ちよかった。

 

「うぁぁぁっ、あはぁっ、あうぅあぁぁぁぁ♡」

 

「気持ちよさそうだな……かわいい」

 

「ひぁぁっ、んぅっあっあんっ♡ひぅぅぅぅ♡」

 

 気持ちよさそうなAZKiを見て、ユウマがAZKiの腟を見る。絶頂で潮を吹き続けているそこに、ユウマが指を挿入する。AZKiの体が大きく跳ねて、強い絶頂を迎えた。

 

「んぁぁぁぁぁぁっ!!♡」

 

 ──くちゃくちゃくちゃ……

 

「どう、AZKi? 痛くないかな?」

 

「あひぃっ、いぃぃっ♡あ゛ぁぁあっ、あっあっあ゛っあ゛ぁぁぁ!!♡」

 

 AZKiは返事をすることもできず、ただ脳を灼く快感と幸福感に身を任せる。AZKiは強すぎる快感に耐えきれず、ユウマに抱きついた。抱きつかれたユウマは、AZKiの体の震えや柔らかさをダイレクトに感じて、理性を削られる。

 

「あ゛ぁぁぁぁあっ、ふぁっあっあぁぁん♡」

 

「かわいいなぁ、もう……!!」

 

 ──ぐちゃぐちゃぐちゃ♡

 

「あはぁぁぁぁぁっ!!♡ ひぁぁぁっ、アッあぅぅあ゛ぁぁぁ!!♡」

 

 可愛いと言われながら、更に指を追加されて、激しく動かされる。AZKiはそれがたまらなく嬉しくて、更に気持ちよくなってしまう。二度と戻れなくなりそうな、快楽と悦びの奔流。それに身を任せていると、突然AZKiは体を持ち上げられた。

 

「あはぁ、あぁ……?」

 

「いくよ、AZKi」

 

 ──ずぷんっ♡

 

「……んひぃぃぃぃぃぃっ!?♡」

 

 太い肉槍に、突然腟内を奥まで貫かれ……AZKiの意識が飛んだ。しかし、すぐに快感によって意識が引き戻される。所謂対面座位、抱きついたままできる体位だ。そのまま、ユウマは抽挿を開始する。ユウマが奥を突き刺す度に、AZKiの目の前が快楽で点滅する。

 

 ──ぱちゅっ、ぱちゅっ♡

 

「うぁぁぁっ、あ゛はぁぁ♡ひぁぁぁぁ、うあっあ゛ぁっう゛♡」

 

「すごい、締め付け……気持ちいい!!」

 

「ひぃぃんっ、う゛あぁぁっあ゛っあっあんっ♡んう゛ぅぅぅっ♡」

 

 AZKiはユウマのことが元々好きだった。そこに媚薬と、セックスの快感が合わさり……気が狂ってしまう程の快感と幸福感を、AZKiに齎している。AZKiは、そんな快楽の中で必死に言葉を紡ぐ。

 

「あ゛ぁぁぁ、ユウマ、くんっ♡うぁぁぁ!!♡」

 

「ッ、なんだ……?」

 

「すきっ、だい、すきぃぃ……あはぁぁぁっ!!♡」

 

 ユウマへの好意。AZKiはそれを、どうしても今伝えたかった。それを聞いて、ユウマは……AZKiが愛おしくてたまらなくなる。抽挿を激しくされて、AZKiが一際大きな声を上げた。

 

「お前……可愛すぎるんだよ!!」

 

 ──ずちゅんっ♡

 

「ひぃぃぃぃぃんっ!?♡」

 

「俺だって、好きに、決まってるだろ!! AZKiみたいな、可愛い子!!」

 

 それを聞いて、AZKiに最高の幸福感がやってくる。それと同時に、今日最高の快感も。自分の頭がおかしくなることを悟り、AZKiが涙を流しながら言う。

 

 ──ずちゅっ、ずちゅっ♡

 

「うあ゛ぁぁぁ、あう゛ぅぅっ!!♡ だ、めぇ、おかしく、なっちゃ……あひっ、い゛ぃぃぃっ!!♡」

 

「そうなったら、俺が、責任取るから!! 安心、しとけ……!!」

 

「あはぁぁっ、うれ、しいぃ……!! いぃっぎっ、あ゛ぁぁうっんぁぁっ!!♡」

 

 もう、ユウマもAZKiも限界だった。AZKiはもう何も考えられない。何もかもを忘れて、二人で快感に染まる。絶頂に向けて、動きがどんどん激しくなっていく。

 

 ──ずちゅずちゅずちゅ♡

 

「ひぃぃっ、あひっい゛っいぃ!!♡あ゛ぁっあっあっあ゛ぁぁあ!!♡いく、あずき、いくぅっ♡」

 

「俺も、もう……!!」

 

「あ゛はぁぁっ、あ゛っあ゛っう゛ぁぁあぁ!!♡んひぃっ、ひあ゛ぁぁぁぁあ……!!♡」

 

 次の瞬間。二人は同時に最大の絶頂を迎えて、体を大きく震わせた。AZKiもユウマも、お互いを抱きしめている。

 

 ──ビュルルルルッ!!

 

「うぐっ、うぅ……!!」

 

「あひぃぃぃぃぃぃっ!!!♡」

 

「はぁ、はぁ……大丈夫? 少しは、楽になった?」

 

 ユウマが腟内から肉棒を抜き、精液の溜まったコンドームを投げ捨てて尋ねる。しかし、AZKiは涙と涎でぐちゃぐちゃの顔で、糸が切れたように眠ってしまっている。その様子を見て、ユウマは頭を搔いた。

 

「とりあえず……ここを出ないとな。裸のままじゃダメだし、とりあえず俺の服を……」

 

「すぅ……すぅ」

 

「……AZKi。大好きだよ」

 

 ユウマがそう言ってキスをすると、AZKiは眠りながらも笑顔になった。好きな人にキスをされたことはわかるようだ。彼シャツ状態のまま、ユウマはAZKiにベクトルを与えて浮かせる。そして、お姫様抱っこでAZKiを抱えた。

 

「とりあえず、急がねぇとな……体に何があるか、わからないし」

 

 そう言ってユウマは、自分にベクトルを与えて高速で飛び始めた。そして……到着した病院にて。診察室の一角で、医者とユウマは話をしていた。

 

「触手陵辱トラップですか……厄介なものにやられましたね」

 

「やっぱり、そうですよね」

 

「完全にやられる前に救出できたのは、不幸中の幸いですね。快楽に一度堕ちてしまうと、治療は難しくなります」

 

 そう聞いて、ユウマはゾッとする。もしも間に合わなかったら……と。最悪の想像を振り払って、現状に安堵する。ユウマは自分の能力に感謝した。

 

「そうなんですね……助かってよかった。今は?」

 

「脱水と疲労があったので、点滴をしていますがそれだけです。脳内に快楽が焼き付いてしまっているようですが……それは仕方ないでしょう」

 

「あいつらの目的って、なんなんですか?」

 

 ユウマが尋ねると、医者は苦しげな表情で答える。

 

「……繁殖ですよ。快感に完全に堕ちた宿主を取り込んで、死ぬまで魔物を産ませ続ける。その激痛すらも快感に変換され、一生を快楽の奴隷として過ごすことになります」

 

「うわぁ……惨たらしいですね」

 

「特定危険生物として、国でも駆除が進められているのですが、根絶は難しいようで……特に、この時期は被害者が絶えませんよ」

 

 医者が重苦しい表情でそう言う。そこでユウマは、ひとつ言わなければならないことを思い出す。

 

「そういえば、先生……救出した後、AZKiとそのままセックスしちゃったんですけど、大丈夫ですかね?」

 

「えっ? してしまったんですか?」

 

「や、やっぱりまずいんですか!? どうしよう……やっぱり止めないとまずかったか!?」

 

 恐ろしいことをしてしまったのではと、ユウマが震える。しかし、医者は焦るユウマを安心させた。

 

「大丈夫ですよ、命に関わることはありません。触手の媚薬による快楽は、薬では中々消えませんしね……患者さんに恋人がいる場合は、そうするのもひとつの手段に数えられています」

 

「そうなんですね、よかった……」

 

「しかし、一度媚薬の快感にやられた状態で性行為をしてしまうと……あまりの気持ちよさに、その相手に依存してしまう人が多いんですよね」

 

 ユウマは安堵した。それなら、全く問題ないからだ。AZKiなら、一日中くっついていてもいい。

 

「そうなんですね。じゃあ、やっぱり面倒見ないとな」

 

「大事な彼女さんなんですね」

 

「もちろん、こんなに可愛い上に僕のことを好きでいてくれるんですから!!」

 

 その時、看護師が来てユウマに言った。

 

「上村さん。AZKiさんがお目覚めです」

 

「あ、わかりました。行きます」

 

「問題はなさそうなので、面会しても大丈夫ですよ」

 

 そう言われて、ユウマは病室へと向かった。AZKiは患者服を着せられて、ベッドに座っている。入ってきたユウマを見て、顔がぱあっと明るくなった。

 

「ユウマくん!!」

 

「AZKi、調子はどうだ?」

 

「ありがとう、おかげでいい感じだよ」

 

 AZKiを見て安堵するユウマ、それを見て微笑むAZKi。お似合いの二人だ。

 

「それで……俺たち、相思相愛……でいいのかな? あの時はお互い、正気じゃなかったけど……」

 

「私はその前から、ユウマくんのこと好きだったよ」

 

「あ、そうなのか……俺もだけど」

 

 というか、可愛くて自分のことを好きなら全員恋愛対象のユウマは、好きと言われた時点で付き合う気満々であった。

 

「えへへ、嬉しいな……AZKiの初めて、もらってもらえたし」

 

「ごめんな、どこか痛いか? やりすぎたよな」

 

「ううん。すっごく気持ちよかった……また、してほしいな♡」

 

 そう言ってAZKiは、顔を赤くして笑った。ユウマはそれを見て、照れながらも笑う。

 

「うん、AZKiなら喜んで……あ、そういえば」

 

「ん、どうしたの?」

 

「俺……付き合ってる人がいるんだよね」

 

 そう言われて、AZKiは少し心配になる。だから付き合えないと言われるのかと。

 

「もしかして……だから私とは、付き合えないってこと?」

 

「そうじゃなくてさ、AZKiはそれでもいいのかなって」

 

「いいよ、一緒にいられない方がやだし!!」

 

「わかった、あとはフブキだな……」

 

 そう言われて、ユウマはAZKiと付き合うことを決める。そしてユウマは、フブキに電話をかけた。

 

「あ、白上さんなんだ……仲良さそうだったもんね」

 

「あぁ……もしもし、フブキか? 話したいことがあるんだ」

 

『ユウマくんどうしたの、こんな時間に? もしかして、白上がいなくて寂しいとかー?』

 

 白上はユウマを揶揄って、そう言ってくる。今は夜の7時、そう言われるのも無理はないだろう。

 

「それもあるけど、伝えたいことがあってな。実は……」

 

 そこから、ユウマは話した。AZKiのこと、ダンジョンのこと……そして、今のことも。

 

『白上の知らない間に、そんなことが……』

 

「だから、いいかな? AZKiとも付き合いたいんだけど……」

 

『まぁ、ユウマくんって優しいから、いつかそうなるかもって思ってました!! 女たらしだとは思うけど……』

 

 ユウマはそう言われて、苦笑する。こんなにも早く二人目ができるとは思いもよらなかった。

 

「仰る通りです、はい……」

 

『ともかく、白上はオッケーなので!! だから、これからも白上に愛をたくさんくださいね?』

 

「もちろん。二人とも幸せにするから、安心しておけ」

 

『えへへ、頼もしいですねぇ……あっ、黒ちゃんが呼んでる。じゃ、また今度!! ユウマくん、愛してるぞ~!!』

 

 それを最後に電話が切れて、ユウマが微笑んだ。後ろからAZKiがユウマに尋ねる。

 

「どうだった?」

 

「OKだって、よかった……」

 

「ほんと!? やったぁ!!」

 

 二人とも、お互いと付き合えることを心の底から喜んでいる。しばらく談笑したあと、ユウマが帰る時間。もう夜の9時、流石に帰らなければまずい。

 

「もう帰っちゃうの、ユウマくん?」

 

「あぁ、病院にていつまでもはいられないからな……明日も来るからな」

 

「わかった。絶対来てね、約束だよ?」

 

 それに頷いて、ユウマは病室から出るために歩いていく。

 

「じゃあ、また明日!!」

 

「うん!! またね!!」

 

「今日は色々あったが……AZKiは可愛かったな。よし、いい一日だった!!」

 

 そうポジディブに考えながら、ユウマは家へと帰っていった。部屋の中でAZKiは、一人で呟く。

 

「……ユウマくんと付き合えて、本当によかった」

 

 思い出すのは、さっきの脳を灼き尽くす快感。そして、ユウマへの好意。ユウマと恋人になれて、AZKiは心の底から嬉しかった。ユウマのことを考えれば考える程、幸福感が湧き上がってくる。

 

「もう、彼がいないと私は生きていけない……」

 

 彼の声が聞きたい。彼の手に触れたい。早く、明日が来て欲しい。明日が来れば、彼に会えるのだから。AZKiは、ユウマに完全に依存しきってしまっていた。もうAZKiの脳内は、ユウマ一色だ。

 

「ユウマくん……好き、好き好き……♡」

 

 ユウマへの好意を呟きながら、AZKiは眠った。愛しいユウマのことを、夢に見ながら……




次回はあくたん回です。お楽しみに。
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