いったいどこで何を間違えた?
どこが分岐点だった?
俺は、ただ勝ちたかっただけだ。
人生で初めての完膚なきまでの敗北。その悔しさを糧にいつか越えたいと思って、挑み続けてきただけだ。
俺は、ただ興味があっただけだ。
あの満月の夜に出会った転入生。一見ただ清楚な文学少女が、いったいどんな英雄なのか。
友達の頼みを聞いてあげただけだ。
一度関わり、のめり込んだら止まらない。中途半端で終わらせたくない、そんな自分の性分の行き着く先が、これだとでも言うのか。
項羽が倒れたかと思えば、次はこいつが……。
抑え込む存在がいなくなった途端、気で精製された手錠が四肢の自由を奪う。……こんな時にまでチート発揮すんなよッ。
心の中で祈るように、赤子のように泣き喚き助けを求めていた。
総代ッ、師範代ッ、一子ッ、直江ッ、風間ッ、義経ッ、マープルさんッ……。だれでもいい。このイカれた女達を止めてくれ!
奇跡を、一粒でもいい奇跡を。
この願いを込めて、地平線の空へと訴えかける。
しかし、ここは絶海の孤島。さらに百代は周辺に結界を張りやがった。たとえどれだけ大声を出したとしても、外界に届くことは絶対にない。
それを分かっていながらも、祈らずにはいられない。百を超える挑戦と挫折を味わっても折れることのなかった、水城ユウの精神は完全に追い詰められていた。
そのような情けない姿でさえ、百代と項羽は愛おしい者を見る目で見つめていた。
お前の全てを愛そう、汚れも、醜さも、と。
ふざけんなこのクソ女共ッ……こんなことが許されると思ってんのか……!
もはや俺の中で、川神百代は憧憬ではなく、項羽は清楚とは異なる存在となっていた。今日までの思い出の中で形成された尊敬と信頼を裏切られたことによって、それらは粉々に砕け散った。
今の俺の目には、川神百代と項羽は人間とは違う悍ましいナニカにしか見えていない。
唇を尖らせて、火照った顔が迫る。
その瞬間、あらゆる百代と清楚の二人との記憶と後悔が頭の中を回った。
もし、武道なんて始めなければ。
もし、百代と出会わなければ。
もし、あいつと出会わなければ。
もし、ボディーガードなんて請け負わなければ。
もし、正体探しなんてしなければ。
もし、もし、もし……
誰か助けてくれ、誰でもいい……。
この想いを———
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
川神百代は、水城ユウのことを愛している。
自分じゃ無理とぶつかってこない男達。
吹けば飛ぶようなつまらない挑戦者。
最強という称号と活躍に、まるで自分のことのように持ち上げる有象無象。
そんな周囲の中で一際目立つ、異彩を放つ色。
溶け込む気など一切なく、いつだってそれは私の前に立ちはだかる。鋭く、鋭利な鉄の色。
曲がろうが折れようが、その色はいつだって己を叩き直して真っ直ぐに。幾度も振るわれ、空を切るだけしなかった刃が初めて私に触れた時、この心も見事に切り裂かれたのだ。
初めての感情だった。戦いへの興奮とは別の、熱さの中に混じる甘みの正体を理解してからというもの、独占欲という感情が生まれた。
それからだ。追う側のあいつを、追いかけるようになった。交際というゴールに向けて突き進んできた。
そんな青春での出来事が、これだ。自分の男が他の女に食われるという屈辱的な光景を見せつけられた時、理性という鎖は千切れた。
もう遠慮はいらないと。もう我慢する必要はないと。そして何より、求め続けた男を好きにできるチャンスだと。そう認識した瞬間、躊躇なんて握り潰した。
……少々望みと異なるが、この展開は私の本望。
水城ユウを我がものにできる千載一遇のチャンス。またとない好機が目の前に転がっている。
ここで飛びつかずに、いつ飛びつく。そこで倒れている項羽に見せつけるように、私は初恋の男の唇を奪った。
「んっ……ちゅっ、ちゅるっ」
初めて味わう男の唇。その味は想像していたよりも甘く、脳にピリリと走る電流が心地良い。
若干鉄の味が混じっているのは、耐え忍ぶために何度も自分の口内を噛んでいたからだろう。自由のないこいつには、それぐらいしかできることがなかっただろうし。
ユウの身体に巡る熱い血潮……。なんて美味。その血を私に循環させるべく、熱を持った唾液を流し込む。
私の一部でこの男を満たすように。抵抗も出来ない初恋の口を、思う存分犯すように……。
「ン゛……ゥゥ゛ッ……!」
当然、ユウは抵抗する動きを見せた。
無遠慮に差し込まれた異物の侵攻を、自分の舌で押し返そうとしている。舌先に感じる抵抗は、侵入を決して許してなるものかと伝わってくる。
ふふふ、そうだ。大人しくされるがままなんて、そんなのお前らしくない。
ぶつけてぶつけ返される、それが私達の関係。
だから私も、暴れる舌に自分の舌を絡ませることで縺れさせる。二つの糸が絡まって、解くのも嫌だと思えるように。
もっと味わいたい……。舌を奥へねじ込む。
歯列をなぞり、舌と舌を絡め、唾液を吸い取る。その全てを夢中で酔いしれた。
「んぐっ……んふぅ、ヂュルちゅ……❤️」
「んぁっ、はぁ……ちゅっ」
……ゆっくりと唇を離す。名残惜しそうに透明な橋が引き結ばれ、プツリと途切れる。
そんな光景すら愛おしく思える。
「私のファーストキスだ❤️もっと早くにやっとけばよかったんだがなぁ」
これも全て、様子見と出遅れたのが原因。
もっと速くお前に攻め込んでいれば私は……。まあ、過ぎたことを気にしても仕方がない。それは過去ではなく未来への足掛かりだ。
出遅れてしまったからこの結果を生み出してしまったのならば、その遅れを取り戻すだけだ。
「さぁて、いよいよ本番だぞユウ。ずっとお前のために温めておいた純潔を、今捧げよう」
処女を送る相手は、恋を自覚した瞬間から決めているし、覚悟はとっくの昔に済ませてきた。
そしてこの身も心も、全てお前のものにしよう。指で秘所を押し開くと、粘り気のある雫が重力に従って溢れる。
膣は完璧に濡れ濡れだ。蠢くピンク色の内部が露わになり、外気が冷たく触れてくる。
今か今かと冀求する割れ口に拳大サイズの先端が触れた時、女としての幸せを確信した。
「ももょ……やめ……っ」
「愛してるぞ、ユウ❤️」
愛を囁き、腰を下ろす。
ああ……この日を、どれだけ待ち望んだことか。巡る記憶と同時に、女陰に沈められる異物が、生々しい水音を立てていく。
じっくりゆっくりと挿入なんて、私の性分じゃない。一気に……。ズブズブッ!と。
「ンほぉ❤️」
押し込んだ。
痛みよりも先に、初めてを捧げた喪失よりも先に、口から愉悦の嬌声が漏れた。
こんな声が私の口から出るなんて、思いもよらなかった。処女膜が破れ、喪失の証が赤い雫となって流れ落ちる。
想像以上のデカさだ。腰を下ろして飲み込んでいるのは此方側なのに、異物の存在感に気を失いかける。心臓のような怒張をまんこで感じる感触は……まさに天にも昇る心地良さ。
痛みなんて無いに等しい、悦びと快楽が上回る。痙攣する肉壁を押し広げながら進む肉棒に、女としての幸せを感じる。
そのたった一突きで、最奥に辿り着いた。
まるで内臓が押し上げられ、口から飛び出てしまうのではとさえ思える。先端が押し当てられた子宮口が、ちんぽの形と熱をより強く感じ取させる。
分かってはいたが、でかい。
身を捩るだけでもミチミチとマン肉が押し広げられて、悲鳴を上げている。
鍛えた身体も技も精神力も、特大おちんぽの前ではなんの意味も成さなかった。
「はぁ……はぁ……んぉ❤️オォォん!しゅごっ、すごいぞ!これがせっくしゅ❤️ユウのチンポが、わたしのはじめてをぉぉ!」
口から吐き出される言葉は全て理性を無視して、本能のままに喉から溢れる。これまでに感じたことのない未知の体験は、これが快楽なのだと思い知らされていく。
膣道は肉棒の形に合わせて変わり果てて、もう元には戻らないだろう。この形と大きさを覚えてしまったから……。
隙間なくハマったペニスとまんこ。密着することでパズルのピースのようにハマり、肉欲を滾らせる。このおちんぽに擦られたい。子宮口をノックされたい。
これがセックス……。既に心は快楽の虜に囚われ、もうそれしか考えられない。
愛しい男の上で腰を動かす。
「んほ❤️お゛ッ!お゛ッ!お゛ッ!お゛ほっ❤️」
「よせ!ぁッ……も、ょ……あっ!」
一心不乱に上下に腰を振る。ゆっくりから徐々に速く、加速するつれて砂浜のベッドがバサバサと音を立てる。
パンッ!パンッ!肉体がぶつかり合う……脳内を犯すような官能的な音だ。
膣壁を抉るおちんぽの感触たるや。
子宮をノックする亀頭が、その硬さと大きさに女としての幸せを感じさせる。もっと突いて欲しい、そう望まずにはいられない。
想いを込めてのピストン運動は、最高潮を迎えつつある。互いの汗で胸が蒸れ、ユウが顔を持ち上げながら声を上げる。
「ダメだッ……来るな!よッせ……ぁぁああ!」
限界が近い。
真下で悶えるユウの顔と、絞り出すような叫び、そして私の中で迫り上がるものが、その前兆を知らせる。
必死に抗おうとするが、許さない。ユウの顔を抱き寄せて唇を奪うと、絶頂へとスパートをかけた。
「ぢゅるるるる❤️ちゅ、出せ❤️出せ、ユウ❤️ヂュプ!レロっ、んむぅらせぇ、だせだせ❤️射精せぇ!」
舌を絡ませる。
唾液が混ざり合う。
同時にちんぽをシゴき回す。
抵抗の意思をこじ開けるように、上と下……両方から淫靡な曲を奏でて身体を溶かす。
そして……ついにその時が訪れた。子宮をノックする亀頭が膨れ上がり、膣内の圧迫感が増していく。
同時に私も達した。膣壁が収縮し、肉襞がペニスに絡みつく。無意識による圧迫に呼応して、
「お゛ぉおおぉ❤️あっ、あづいのきたっ!射精ッ、だしゃれてるぅうううっ!」
「あ゛あ゛っ、ぁ!ぁ……ぉ……」
熱い精液を子宮に注ぎ込まれる。濁流の灼熱は膣壁を通じて子宮まで届き、我が女体を内側から焼き焦がす。
絶頂で痙攣するまんこはペニスから子種を搾り取るように動き、最後の一滴まで逃さないと絡みつく。
熱、愛、欲……。煮えたぎった奔流が子宮を満たし、幸福と多幸感で満たし尽くす。
この感覚は、もう……病みつきになる。
そして射精を終えたおちんぽを引き抜くと、入り切らなかった精液がドロリと垂れる。それは愛液と混ざり合い、いやらしく糸を引いていた。
「ああ……こんな幸せがあるんだな」
戦いよりも勝利よりも、こんなにも心を満たすものがあるなんて……。初めてを捧げてよかった❤️
「百代、貴様ッ……家来の分際でェ……!」
そんな余韻を引き裂くように、横から重低音が割り込んだ。
声にハッと振り向く。横たわったままの醜態、その怒りと憎しみに燃えた目と視線が合った。
……ああ、そういえばまだこいつが居たな。
強烈なアクメに腰砕けに陥って、私とユウのセックスを静観していた覇王が騒ぎ立てる。
快感も引いて来たらしい。
内股で立ち上がり、その様は正に怒髪天。怒りを燃やす項羽は、拳を振り上げて私を睨む。
「お、もう復活したのか?流石に頑丈だな」
「言い訳もなしか……どうやら本気で消されたいらしいと見えるなッ。今度は地平線ではなく、宇宙に打ち上げてやる‼︎」
「まぁそう怒るな。いいこと思いついたんだ、一対一じゃ、絶対にできない快感を味わえるぞ?」
迫る拳が、ぴたりと止まる。
そして……。瞳に満ち満ちた怒りに、期待の色が混じるのを私は見逃さなかった。
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ーーー
———助けて。
微かな糸程度の希望に縋る懇願は、陰茎を包む四つの豊満によって無に帰した。
視界に広がるのは、自慢の乳房を掴み一本のカリ高ペニスを両側からシゴく美女の淫靡な顔。
男も女も、等しく見惚れる魅力的な笑顔は、ユウの目には悪魔のように恐ろしく見える。もはや喘ぎ声すらも満足に上げられない。人の声を忘れるほどに、至高の愉悦に沈んでいく。
「ん❤️はぁ、でっかいなぁ。私達の胸でも完全に包みきれないぞ?全く、いつもこんなものをぶら下げで戦っていたなんて❤️」
「ふっ、我が夫に相応しい魔羅だ。熱くて胸が溶けそうだぞ」
膣で、手で、唇で……。ありとあらゆる性感帯を刺激され、もはや何度目の絶頂かも分からない。
もう出ないと泣き叫んでも、彼女達の責めは止まらない。寧ろ、その反応が楽しいのかより激しく責め立てる始末。
この地獄のような天国は一体いつまで続くのだろう? 永遠に続くような至福に身も心も蝕まれながら、彼はまた己が肉棒を勃ち上がらせる。
「ほらほらどうだぁ?爆乳ダブルパイズリだぞぉ?気持ちいいだろぉ〜?」
男と女の体液に濡れた二つの双丘が、四方向から
同時にちんぽを挟み込む。乳肉同士が重なり合い、グネグネと形を変えていく。たおやかな動きの中に宿る四つの塊がコリコリとこすれ、隠し味のようなコントラストを奏でている。
それによって生じた刺激は、谷間の中心に聳え立つ巨峰が受け止める形となっていた。
「ァッ……!ぅ……〜〜〜や、ッ……⁉︎」
もはや言葉も紡げない。掠れた鳴き声を上げて苦しみ悶えるその健気な姿に、美女達はより強く胸を押しつけた。
「な?言ったろ?これぞ巨乳の特権だな♪」
「発想は褒めてやる、が……。釈然としないぞ」
己の発想を自慢げに語る百代。
それを面白く無さそうに項羽が目を細める。
巨乳同士のライバル心は根深いものがあるのか、言葉にならない不満を言いたげだ。
彼女の胸も十分に豊かといえるが、百代のそれは更に上回る爆乳。胸位の格差は物理的に現れる。
項羽の胸を押し除け、ペニスに触れる面積は百代の方が圧倒的に広かった。
「ふふん。自分の長所を活かすのは基本だ……ぞ!」
「負けるか!ならば俺は手数だ!」
百代が胸を左右交互に擦るように動かし、項羽は大きさで敵わないのであるならばと、プラスアルファを加えた。
四つのたわわに同時責めされていながらも、余りある巨根。谷間の中心で怒張する亀頭に舌を這わせる。
もはや射精と見紛うほどの我慢汁を吹き出し続けている鈴口を舐めしゃぶり、パイズリと同時進行で刺激を与えていく。
胸に負けぬ肉厚な唇による濃厚バキュームフェラに、ユウのモノはまたムクムクと大きくなっていく。
それを目ざとく見つけた女はニヤリと笑い、すかさずそこへ接吻を落とす。
「れろっ……❤ちゅるっ……❤んふっ……れろぉ……ちゅるるる、んちゅ❤️」
「あ、ずるいぞ!私も!」
「お前は俺の家臣だろうが!」
「この案を思いついたの私だぞ⁉︎」
自分の功績を主張するように、百代はより強く胸を押し潰す。
負けじと亀頭を頬張り、独り占めする項羽。
一本の棒を巡ったキャットファイトが繰り広げられる。それを咎める余裕などもはやない。
そこには主人と家臣という形は無く、どちらが男を気持ち良くさせるかという女の意地の張り合いに発展していた。
俺の方が、私の方が。対抗心を剥き出しにして、より強く奉仕しようと躍起になっている。
二人して同時に舌を伸ばし、亀頭を舐め合う。
項羽が鈴口を中心に円を描き、百代がカリ首と裏スジに舌を這わせる。互いに譲れないという意思の表れの元、パイズリフェラは止まらない。
ただ気持ちいい、それだけが繰り返されるというだけの地獄として、ユウの全身を駆け巡る。
この美人二人からの拘束からどう逃れよう、という思惑は当に消え去り、今はただ目の前の快楽に縋るしかない。
それは決して断念という訳ではなく、自然と身体がそうしてしまうのだ。絶えず加速し続ける至高のおっぱいご奉仕に、抗える男などいるはずもなく。
荒波に飲まれるかの如く、脳を揺さぶられ、ただ無我夢中で喘ぐ他ない。そんな哀れな男を見て、二人の美女の微笑みは深みを増す。
獲物をいたぶる捕食者のそれだった。
「「ヂュボボボボボボボッブブブブブ❤️❤️❤️」」
トドメとばかりに二人は口を窄め、一気に根元から先端までに吸引を施す。
決壊は、容易く訪れる。
鈴口が痙攣し、溢れんばかりの白濁が噴火する。爆発的な射精量と勢いで吹き出す精液が、ずしりと重みを孕んで女達の上から降りかかる。
陽光が反射し、キラキラと輝く遺伝子のシャワーを、大きく開いた二つの口が嬉々として受け止めた。
美しい顔が穢れることも悦として。一滴も逃さんとばかりに吸い付き、喉を鳴らして飲み下していく様は、下品と官能を併せ持つ。
「あぁ……ぁッ〜……でる、まだ射精てるぅ〜❤️」
「これで何十発目だ?軽く三十は超えているはずなのに……。全く萎える気配がないな!」
「寧ろ量も勢いも更に増してるじゃないか、凄すぎだろ、お前のおちんぽ……!」
「くっさぁ❤️」
「にっがぁ❤️」
「でっかぁ❤️」
「「このおちんぽやっばぁ❤️」」
極悪な快楽と、愉悦に笑う女達の言葉に、腰を震わせる事しか返事を返せないユウ。ただただ与えられる絶頂を受け入れる他なかった。
三者とも恍惚の表情を浮かべ、陶酔しきった顔で吐精後の余韻に浸る。
肉欲の熱は収まるどころか増すばかり。
もはやその瞳に理性など宿らず、ただ目の前の雄を貪り尽くすという本能が彼女達を突き動かす。
「どうした項羽ちゃん、へばったか?」
「そのまま返すぞ百代、目の焦点が合っていないじゃないか」
「ふっ、そうだな。もうユウの魅力でメロメロにされちゃってなぁ。頭がちんぽしか考えられなくなって」
「俺もだ……。もうこの衝動は止められんぞ……」
二人は同時に肉棒から口を離し、立ち上がる。
長い乳圧と口淫から解放されたちんぽは、天に昇る勢いで反り返っている。
亀頭のエラなど一回りも大きく育ち、最早巨根どころではない。亀頭だけで子宮口まで届いてしまうほどの極太グロカリが力強く勃起していた。
二人分の膣内と口内で何発もの精を放出したにも関わらず、その威容は健在だ。むしろ更に増してさえいた。
そんな雄棒に頬擦りし、愛おしげに撫で回す。
「まだまだ全然イけるだろぉ?ユウ。なんせこんなにビンビンなんだからなぁ」
「覇王として妻として……。お前の全てを受け止めてくれるわ!」
ぐぱぁ……❤️擬音を立てて下の口を開き、迫ってくる絶世の美女。その蠱惑的な進軍に、ユウは抗う術を持っていない。
まさに四面楚歌に置かれた一人の侍は、もはやただ彼女達の愛を受け入れることのみを強いられる。
せめて、せめてもの抵抗を演じる。
まだ心は折れていないという証明として瞼を閉じ、視覚を閉ざし、意識と無意識の中間の世界に閉じこもる。そうすれば、少しでもこの快感を軽減できると思ったからだ。
現実から逃避するにしては、あまりにも心許ない。それは無駄な行為だったと知るのに、そう時間は掛からなかった。
されど快楽は巡る。
ぬるついた感覚、鼻腔を満たす濃厚な雌の匂い、強引に奪われる唇。音は聞こえる、体温は伝わる、感触は嫌というほど感じてしまう。それらの情報を知覚した瞬間、水城ユウは悟るしかなかった。もう、逃げられはしないのだと。
……そうして、その後もユウと覇王、武神の三人による饗宴は続いた。
底無しの萎え知らず性豪ちんぽは、極めて異様で異常な乱交プレイに休みなく邁進させられることとなる。
誰もいない、誰も助けに来ない。
無人の孤島、沈みゆく太陽が雄と雌の獣が混じり合う影を色濃く落とし、やがて夜が訪れた。
その影は、日が沈み世界を闇に落とそうとも、決して離れることはなく……。限界ギリギリまで続くこととなる。
全てが終わったのは、晴天が完全に黒く染まった時刻……。すっかり夜になり、青い空と白い雲は、星空の夜空へと染まっていた。
満点の星々の下で大の字になり、川の字で天を仰ぎ見る三人の人影。
上下の口から精子を垂らしながら、全身にも体液を塗りたくり、荒い息を繰り返す。
周囲には飛び散った白濁液が散乱している。
磯の香りは、雄と雌の香りに上書きされてこの世のものとは思えない異臭を放っていた。
「すき……好きぃ❤️」
「好きだぁ、ユウ❤️」
愛する男を中心に起き、挟むように女達は両方から腕を掴み、豊かな美肉を密着させる。
互いに胸を潰し合いながら、決して逃がさないように力強く。そんなことをしなくても、彼にはもう身を捩る力すら残っていないというのに。
永遠に消えない愛の炎は、色褪せることはなくいつまでも燃え上がっていた。
波の音に混じって、絶え間なくこだまするのは肉感的なリップ音。肌をすり合わせ、両方向からユウの頬への熱烈なキスを落とし続ける。
キス、キス、キス、キス、キス……。狂気じみた、熱に浮かされたキスの嵐。
時に唇にも口付けし、自分の所有物だとマーキングするように身体の至るところを舐め合い、唾液に濡れさせていく。
受け続ける顔全体には女達の唾液パックに覆われて、赤いキスマークが無数に刻まれていた。
全身で相手を堪能する光景はまさに淫獄というべきか、堕落した女の成れの果てがそこにある。
それに抗う動きは、まるでない。もはや指一本も動かす力もありはせず、ユウは虚ろな意識のまま夜空をぼんやりと見つめていた。
一体あとどれだけ搾り取られるのか。そんな疑念すら一瞬脳裏をよぎったが、今はもうどうでもいい。
あれだけ暴れ狂っていたちんぽですら、全てを出し切って項垂れているのだから。
そんな時、ユウの鼻先を舐めている百代の舌が、その動きをピタリと止めた。
「お、人の気配だ。流石に九鬼がここを突き止めたみたいだな」
「お前のセンサーはスイスイ号以上だな……。よし、そろそろ俺も戻るとするか」
名残惜しいが、やりたい事はおおかたやり尽くした。そう言って、ゆっくりと項羽は立ち上がる。
股の間からは粘ついた白濁の雫が溢れ出し、地面に垂れ落ちていく。それに釣られるようにして、百代もまた上半身を起き上がらせた。
「お?意外だな、てっきり徹底抗戦だと思ってた」
「まぁ、俺とお前とでなら可能だろうよ。……お前にその気があれば、の話だが」
「九鬼と全面対決か〜……。大いにそそられるけど、この格好じゃあな……」
我ながら酷いな……。周囲を見渡した百代は、さっきまでの己の過ちを反省せざるおえない。
これは流石にやり過ぎた。水城ユウが雄としてあまりに魅力的だとはいえ、限界ギリギリまで搾り出してこのザマだ。
一糸纏わぬ姿で男を挟み込み、全身に雄汁を塗りたくった女。そんな女を川神の皆んなが見たら……想像に難くない。
畜生にも劣る存在を見る軽蔑の目を自分に向けてきたら?……想像しただけでゾクゾクと背筋に未知の興奮が走る。しかし、同時に蘇った常識も強く覚えた。
これ以上は無理だな、流石に無理。主人の命令で戦うにしても、快感の余韻に砕けた腰のせいで本領は発揮されることはない。
それは項羽も理解していた。だからこそ、今は大人しく投降する選択を取る。
世界征服という、この先の大きなる野望を果たすために。まずはやるべきことがあった。
「まずは挙兵だ。天下統一の第一歩として、川神学園を統べる。あそこを掌握できずに、天下などとても伺えん」
「へぇ〜、意外と建設的だな項羽ちゃん」
「お前もうナチュラルにちゃん付けだな」
砂浜の上であぐらをかき、頬杖を付いて適当に耳を傾けている全裸の家臣一号。
形ばかりの上下関係で忠誠心の欠片もない姿勢に、まあいい……と諦めたように一息ついて話を戻す。
「なにより、お前のおかげで新たな目的も生まれたしな。優先順位が変わったのだ……」
新たな目的?……百代は首を傾げた。
訝しむ家臣を見下ろし、覇王はこらからの方針を高らかに宣言するのだった。
「酒池肉林……そう、ハーレムを作るぞ!」
……耳を疑う、というのはまさにこの瞬間のことを言うのだろう。
あまりにも理解し難い言葉を耳にし、点となった目の見える世界は白黒と化す。
いったい何を言い出すのかと、身を乗り出して耳にした川神百代の全身の機能が停止する。
それはユウも同じだった。
心は折れても、聴覚だけはしっかりと機能を正常に働かせていた。そこに入り込んできた聞き捨てならない項羽の言葉に、ピクリと指が反応を示す。
そんな二人を他所に、覇王は続ける。
「これほどのちんぽを俺一人で独占するのは勿体ない!当然正妻は俺だが、覇王国子孫繁栄プロジェクトを実行するッ」
それは、満天の星空の下で高らかに宣言された。
聞く者によってはまるで夢のような。がしかし、当事者にとっては死刑宣告に等しい。夜空に浮かんだ三日月が、嘲笑うかのように彼を照らしていた。
「川神中の見目麗しい、そして強い女によって構成されたハーレムだッ!最高の遺伝子を中心とした、一大国家を作り上げるのだぁー!はーっはっはっは!」
そんな、馬鹿な……。数センチ開いたユウの口から、か細い声が吐きでる。こんな馬鹿げたことが、現実にあっていいのか……?
だが、項羽は本気だ。本気でそれを実現させる気でいる。野望の炎を瞳に滾らせながら、呆然とする家臣一号に向かって振り返る。
「曲がりなりにも同じ男を愛し、取り合った仲だ。夜伽を、覇王と共にすることを許可しよう第二婦人」
「………………………………」
……あれ?これ、私のせいか?
決闘で負けたとはいえ、目の前で好きな男が別の女に蹂躙されるのを見ていられなかった。
軽い気持ちで割り込んでしまったその選択が、もしかしたら間違いだったのではと……。今更ながらに、犯した過ちの大きさに焦燥が込み上げてくる。
「嫌とは言わせんぞ百代。形だけとはいえ、お前はもう俺の部下。これからはハーレムメンバーを集めるために、お前の知識も参考にさせててもらうとしよう」
あ〜…………。ヤバい、項羽ちゃん本気だ。
冗談とか言うキャラじゃないし、一言一句全てが本心から放たれた言葉なのだと、現実を受け入れる。
悪ノリが過ぎた、なんて言い訳は通用しない。
ここから始まる地獄を、川神百代は予見した。
いったいどこで何を間違えた?
どこが分岐点だった?
私はただユウが欲しかっただけだ。
繰り返される格下とのつまらない勝利と、周囲には挑むこともしない軟弱な男共。
そんな中で現れた、どれだけ打ちのめされようとも喰らい付いてくる真の漢。いつしかそいつに恋慕を抱き、女として欲したいと思っただけだ。
一度この思いを自覚したら、もう止まらない。
それなりにアピールして、実力行使でモノにするチャンスはいくらでもあったんだがな……。
余裕こいて、後回しにしてきた自分の選択の行き着く先が、これだとでも言うのか。
乾いた笑い声が、口から溢れていく。ヤバい、とんでもないきっかけを作ってしまった。
「あ〜、もういいや。ヤケクソだ。負けた私が悪い。こうなったらトコトン付き合うさ」
「殊勝な心がけだな。だが、そのギラついた目さえなければもっと褒めてやるのだが?」
「当たり前だろ?私が第二婦人で満足するタマだとでも?今は下についてやるが、略奪愛肯定派なのは依然変わりないんだからな」
このエロエロナイスバディを使って、水城ユウの心を手中に収める。未だに独占欲強めの熱烈な愛は健全だった。
百代の瞳に、再び炎が灯る。
その炎に呼応するかのように、項羽も不敵な笑みを返す。
二人の視線が絡み合い、火花が散る。
それは、女同士の譲れない戦いであると同時に、最強の女同士が手を組んだ瞬間でもあった。
恐怖の進撃を止めらるものは、この世界に誰一人としていない。
「ハッ、下剋上か!いいだろう!下々の挑戦を受けて立つのも、王の勤めだッ!」
「クックック……ふふふふははははは」
「ンハッ、はっはっはっはっ!」
『あーっはっはっはっはっはっはっはっは!!!』
「たすけて……」
雫とともに溢れ落ちた哀願は、覇王と武神の高笑いによってかき消されるのであった。
百代「すまん。この作品にハーレムタグが付けられた原因……多分私だ」
ユウ「多分じゃねぇ、ガッツリお前のせいだわ」