王我が別館に向かう途中の道端で一夏と箒が立ち止まっていた。
「何やってんだ?」
「いや…なあ、これって…」
「知らん。私に聞くな」
王我に聞かれた2人。
道端には白いウサミミが生えていて『引っ張ってください』と張り紙がしてある。
どうやら2人は心当たりがあるようだ。
「え~と…抜くぞ」
「好きにしろ。私には関係ない」
箒は先を歩いていってしまった。
王我はポケットに手を突っ込んで少し遠くから見ている。
一夏がウサミミを思いっきり引っ張る。
スポッ。
「のわっ!?」
一夏は盛大に転んだ。
「いてて…」
「ふわぁ…」
無様な一夏を見てあくびをする王我。
その時。
キィィィィィン…
何か高速で向かってくる音が聞こえた。
ドカァァァン!
謎の飛行物体が地面に突き刺さった。
「に、にんじん?」
それは人間1人分くらい入りそうなにんじんだった。
「アッハッハッ!引っ掛かったね、いっくん!」
パカッと真っ二つに割れたにんじんの中から現れたのは不思議の国のアリスのような青と白のワンピースを着た篠ノ之束だった。
一夏の手からウサミミを受け取って着ける。
「や~前はほら、ミサイルで飛んでいたら危うくどこかの偵察機に撃墜されそうになったからね。私は学習する生き物なんだよ。ブイブイ」
「お、お久しぶりです。束さん」
箒と幼馴染みの一夏は束と知り合いのようだ。
「うんうん。おひさだね。本当に久しいね~。ところでいっくん、箒ちゃんはどこかな?さっきまで一緒だったよね?トイレ?」
「え~と…」
束の質問にどう答えたものかと考える一夏。
そこで束の視線が王我で止まった。
その時、様子が変わった。
頬が赤くなり瞳がまるで恋する乙女のように潤んだ。
「ま、まあ!この私が開発した箒ちゃん探知機ですぐ見つかるよ。じゃあいっくん、またあとでね~!」
王我から目を逸らした束はその場を走り去ってしまった。
「あほくさ」
飽きた王我は別館へ歩いた。
男子は別館の更衣室の一番奥を使用することになっているので、女子の更衣室前を横切ることになっている。
「わ、ミカってば胸おっき~!また育ったんじゃないの~?」
「きゃあっ!も、揉まないでよ!」
「ティナってば水着だいた~ん。すっごいね~」
「そう?アメリカでは普通だと思うけど」
乙女達の話し声に王我の後ろを歩く一夏はどぎまぎしていた。
いかにも童貞の反応である。
「ふむ…やっぱりブーメランの方がよかったか」
更衣室で着替えた王我が独り言を呟く。
本当はブーメラン水着を持ってきたはずだが、いつの間にかバッグの中の水着が普通の黒い海パンにすり替えられていたのだ。
「あ、織斑君だ!」
「う、うそっ!わ、私の水着変じゃないよね!?大丈夫だよね!?」
「わ、わ~体かっこい~鍛えてるね~」
「織斑く~ん、あとでビーチバレーしようね~」
「お~時間があればいいぜ」
先に更衣室を出た一夏が隣の更衣室から出てきた女子達と鉢合わせた。
「俺も出るか」
更衣室から浜辺に出ると既に何人かいた。
一夏は鈴音に乗られて肩車状態になっていた。
水着はスポーティーなタンキニタイプでオレンジと白のストライプのへそ出しのもの。
「お、王我様!?」
「なんという美しいお身体!」
「眩しい!」
「神のようですわ!」
「王我様…ブ―!」
王我の鍛えられた肉体に頬を赤らめたり興奮する女子達。
1人は興奮し過ぎて鼻血を出しながら錐揉み回転して吹っ飛んだ。
「1名、重傷!」
「すぐに医務室へ!」
「そっち持って!運びましょう!」
2組の迅速な対応に鼻血女子は浜辺から運び出されていた。
「兄さん」
王我の背後から愛莉の声が聞こえた。
振り返ると白いパーカーを投げつけれられた。
「さっさとそれ着てください。他の女子には刺激が強すぎます」
「本当はブーメランにしようかと思ったんだが…」
そう言いながらパーカーを着る王我。
「死人を出す気ですか!」
「…」
ツッコミを入れる愛莉。
そんな愛莉を王我は見つめる。
愛莉の水着は純白のフリルがついたワンピース水着。
「な、なんですか?去年と同じですよ。悪かったですね。成長がないちんちくりんで」
頬を赤らめながらジト目を王我に向けて、自分の身体を抱き締める愛莉。
「バカを言うな。お前の身体は世界一至高で美しい」
「にゃ、にゃにを言ってるんですか!この愚兄!」
テンパって噛んでしまう愛莉。
「相変わらずお熱いですね」
愛莉の後ろから現れたのは緑のビキニを着たノクト。
愛莉より僅かに成長した胸の膨らみと谷間に愛莉の視線が向けられる。
「(また大きくなってる…)」
愛莉の気持ちは複雑だった。
「お前かノクト、俺の水着をすり替えたのは」
「愛莉の指示です」
「やはりか」
水着すり替えの犯人を特定した王我。
「お、王我さん…」
現れたのはセシリア。
手にはビーチパラソルとシートとサンオイルを持っている。
水着は鮮やかなブルーのビキニ、腰に巻かれたパレオが優雅でカッコよさを引き出している。
水着に強調された胸の膨らみは扇情的である。
「あの…サンオイルを塗っていただけますか?」
「それはやめておいた方が…」
「いいぞ」
セシリアのお願いに愛莉が止めようとするが先に王我が答えた。
「そ、それでは…お願いしますわね」
パレオを脱いだセシリアは首の後ろで結んでいたブラの紐を解いて、水着の上から胸を押さえてシートに寝そべる。
「さ、さあ…どうぞ」
無防備な背中を晒すセシリア。
身体に潰されてムニュリと形を歪めた乳房は脇の下から見えていることもあってかなりセクシーだ。
しっかりと発育したお尻が主張していて、すらりと伸びた脚線美は普通の男なら襲いかかっているだろう。
「…」
一夏は顔を赤くして呆然としている。
「見るな!」
一夏から降りていた鈴音がハイキックをお見舞いする。
王我以外に見せているセシリアだが、一夏など眼中にない。
「なんでサンオイルなんだ?日焼け止めの方がいいだろう」
サンオイルを手で馴染ませる王我。
「そ、それは…わたくしもたまには小麦色の肌に興味がありますというか…」
「お前はそのまま白い肌でもいいと思うがな」
「王我さん…ひゃうっ!」
王我がサンオイルを塗り始めるとセシリアから驚いた声が漏れた。
王我の手つきはまるで一流エステティシャンのように滑らかで何本も手があると錯覚させるくらいだった。
「はぁ…だからやめて方がいいと…」
ため息を吐く愛莉。
「んっ…あっ…」
甘い声を漏らすセシリア。
「(こんな…ただサンオイルを塗っているだけで…なんてテクニシャン…)」
王我のテクニックはただのマッサージが愛撫に達してしまう。
周囲の女子達もまるで自分達がされているかのように顔を赤らめている。
「お、王我さん!?こういうのは…」
セシリアはあまりにもびっくりして立ち上がり振り向いてしまった。
長い髪で乳首は見えないものの柔らかな乳房がブルンッと揺れた。
「…あっ」
それを見てしまった一夏が鼻血を垂らす。
「だから見るな!」
再び鈴音のハイキックが炸裂。
顔を蹴られた一夏は海へザパーンと音を立てて飛ばされた。
「うぅ…うわあぁぁぁぁ!」
さすがに恥ずかしさが頂点に達したセシリアは胸を押さえてその場を逃げ出した。
「ほら、兄さんいってきてください」
「…しょうがねぇな」
愛莉に促された王我はセシリアを追いかけた。
別館の物陰でセシリアはうつむいていた。
「うぅ…やはり2人きりの時にすべきでしたわ…あんな大勢の前であんな…あれでは痴女ですわ…」
体育座りで落ち込むセシリア。
「セシリア」
王我が近づいた。
「王我さん…み、見ないでください!こんなわたくしは王我さんに見せられません!」
王我から逃げようとするセシリア。
そのセシリアの腕を王我は掴んで引き寄せた。
「離してくださんむっ!」
王我に唇を塞がれたセシリア。
最初は胸を叩いて抵抗していたセシリアだったが徐々に力が弱まり王我の背中に腕を回して受け入れた。
「チュッ…チュパッ…んっ…プハッ…強引ですわ…王我さん」
「落ち着いたようだな」
「いいえ、むしろ胸の鼓動が収まりませんわ」
王我に胸を押しつけるセシリア。
それに対して王我はセシリアのお尻を揉んだ。
「あんっ…もう…」
「いい尻だ」
「いいですわよ…もっと触ってください。わたくしの身体は全てあなたのものなのですから」
「じゃあ遠慮なく」
王我はキスしながらお尻を揉む。
「はぁ…はぁ…王我さん…わたくし、もう我慢できませんわ。王我さんのオチンチン、挿れてください」
セシリアは下の水着を脱いで壁に手をつくと安産型の大きなお尻をフリフリと振って誘う。
「あんまり時間はかけられないからな。1回だけだ」
「はい…///」
王我が海パンを下ろしてペニスを出す。
既に勃起していてセシリアの膣をロックオンしている。
「ここは更衣室と近いからな。声を出すとバレるぞ」
「っ!///」
王我がセシリアの耳元で囁く。
ここはちょうど浜辺から死角となっていて、さらに更衣室の真裏でもある。
もし、誰かに聞かれたら大問題である。
王我がペニスをセシリアの膣内に挿入すると、セシリアは必死に声を我慢した。
王我はセシリアの腰を掴んでピストン運動を開始した。
「んっ…あっ…」
セシリアは立ちバックで犯されて喘ぎ声を漏らす。
「その口、塞がないとな」
「んむっ…んっ…」
キスで口を塞がれた状態で膣奥にペニスをガンガン突っ込まれて感じるセシリア。
パンパンとセシリアのお尻の肉を打つ音が響く。
「もしかしたら聞かれてるかもな…更衣室の誰かに」
王我にそう囁かれるとセシリアの膣内の締め付けが強くなった。
「王我さん、わたくし…そろそろ限界で…」
「分かった。俺も射精すぞ」
「ええ…きてください…」
「射精る!」
ドピュッ!ビュルルルル!ピチャッ!
王我のペニスから精液が放たれて、セシリアの膣内から愛液が漏れた。
「はぁ…はぁ…」
荒い息を吐くセシリア。
王我がペニスを抜く。
「んっ…」
セシリアから声が漏れる。
「綺麗にしますわ」
精液がついたペニスをセシリアはお掃除フェラで綺麗にしてあげた。
「ありがとう」
王我はセシリアの頭を撫でてあげた。
「フフッ…これくらい当然ですわ」
セシリアは下の水着を履き直した。
精液と愛液が混ざり合ってグチュといやらしい音を立てている。
「わたくしはもう大丈夫ですわ。シャワーを浴びてから戻ります。王我さんは皆さんのところへ戻ってください」
「ああ、じゃあ…またな」
「ええ、また」
王我は海パンを履き直した。
セシリアは手を振って王我を見送ったのだった。