※この作品はR-18です。

【リメイク版】不遇な朝田詩乃に寄り添われた。   作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_

3 / 3
時間軸【if】



「だって私、シノのんの事何も知らないし……」

「……」

「たった2年、一緒にゲームしただけだし……」

「……」

「シノのんの想いは、分かっていたはずなのに……」


if
朝田詩乃と今生の別れ。if


「じゃあ、またな。」

 

「さよなら、2人とも。」

 

「うん、和人くんも明日奈ちゃんもばいばーい!」

 

「またね。キリト、アスナ。」

 

 そんな言葉で、ダブルデートは終了する。

 いやー充実した1日だった!今日は和人・明日奈ちゃんの2人との遊園地ダブルデートだった。特に4人で乗ったジェットコースター!迫力満点で楽しかったなぁ。また行きたいなぁ。

 帰り道、暗い歩道に月明かりと街灯だけが照らされる。スタスタという僕のスニーカーの足音と、コツコツという詩乃ちゃのシークレットブーツの足音だけが木霊する。今日は何故か珍しくブーツだ。しかもシークレットブーツ。

 「そんなの持ってたっけ?」「最近買ったのよ。」なんて何の変哲もない話をしながら帰路に着く。駅から家まで歩いて10分とかからない。便利だ。

 程なくして家に着き、鍵を開け中に先に入る。

 

「ふぁ〜家だ〜」

 

 安心感から、肩の力を抜く。玄関で靴を脱ぎ、リビングへ向かう。

 …………鋭い鈍痛を感じたのは、その数瞬後だった。俺の意識は、闇へと落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目が覚める。まだ首筋の辺りが痛いような気がする。苦虫を噛み潰したような顔をしながら、ゆっくりと目を開ける。

まず目に入ったのは、愛する人だった。

 

「詩乃ちゃん……?」

 

 ゆっくりと、状況を把握する。まず、俺は両手両足縛られている。全裸で。そしてびゅうびゅうという風の音から、高所……何処かのビルの屋上らしい。季節的には夏の初めなので、もう肌寒さは感じない。

 

「おはよう。寝坊助さん……と、言っても、まだ3時間も経ってないくらいだけど。」

 

 ちらりと、スマホで時計を見ながら詩乃ちゃんが答える。いやいや。全然状況把握出来ないって。首いったぁ……

 

「どうゆう……事?」

 

 当然の疑問を詩乃ちゃんにぶつける。

 

「そうね……もうそろそろ、要らないかなと思ってたのよ。」

 

 何事もないような顔で、真顔で、ハイライトの見えない眼で俺を見ながらそういう詩乃ちゃん。要らないって何が……?と思ったが、そう口に出す前に、詩乃ちゃんが服を脱ぎ始めた。

 

「ちょちょちょ、いくら夏で暑いからって屋外は!」

 

「大丈夫よ。誰も来ないよう扉には鍵かかってるから。」

 

 そういう問題じゃない。しかし、愛する人の裸を眼にして、おっ勃てない男がどこにいるだろうか。徐々に俺のイチモツが勃起し始める。状況は分からないまま。

 

「さっ、ほら。最期に愛し合いましょう?」

 

 女神のように微笑みながら、近付いて来てキスをする詩乃ちゃん。舌が咥内を舐り、ぴちゃぴちゃと下品な音を立てる。

 ぐちゅぐちゅという音と共に、詩乃ちゃんも準備を始める。

 詩乃ちゃんの愛撫は長く続き、我慢汁でイチモツが光沢を帯び始める。詩乃ちゃんの秘部も準備万端といった様子で、トロトロにとけている。

 

「入れるわね……」

 

 結局何も状況把握出来ないまま、行為が始まった。

 クパァと開いた秘部に、驚く程スルスルとイチモツが吸い込まれていく。しかし腟内はキツく入れただけでイキそうだ。いつもこうなので、我慢するのが上手くなった自覚がある。

 

「んっ……ふぅ♡」

 

 奥までみっちり入れ、お腹を摩るように撫でる詩乃ちゃんは、ふふっと笑いながらこういった。

 

「私達にも、いつか子供が出来たら良かったね。」

 

 その言葉の真意を聞けぬまま、ピストンが始まる。仰向けに寝かされ両手両足縛られた俺は何も出来ず、ただ我慢するような声が口から漏れる。縦の動きだけではなく、たまに横にズレたり、ぐるぐるとお尻を回して変化させてくる。その度にヒダヒダがくっつき、腟内がうねり、どうしようもなく出したくなってくる。

 

「詩乃ちゃん……ッ……生ッ。」

 

「生でいいのよ……!」

 

 いつもスる時はキッチリ避妊をしていた。たまにエスカレートして生でしてしまうことはあったが、腟内射精(なかだし)だけは極力避けていた。一重に2人の将来を考えての事だった。

 しかし、今は違う。直接肌と肌が重なり合い、いつもの0.1mmの膜はない。それが一層興奮させ、感じさせられる。

 まるで世界に2人だけになったような感覚に陥り、気が抜けてしまった俺は腟内射精を許してしまう。

 

「あっ……たかい……っ♡」

 

「ぐぅ……」

 

 詩乃ちゃんの嬌声と、俺の我慢が途切れた声が耳に届く。チュッチュッといったソフトなキスが唇に来て、次は胸板を舐め回す。

 

「はぁ……やっぱり良いわね……♡」

 

 俺からは見えないが、蕩けきった表情をしているであろう詩乃ちゃんを想像してしまい、未だ抜けていないイチモツが固くなる。

 

「ね、ねぇ……なんっ…で?」

 

 ようやっと状況把握の言葉を再度出せた。

しかし返答は返ってこず、またピストンが始まる。

 

「んッんッんッ……!」

 

 この声は、無理をしている声だ。詩乃ちゃんもイッたばかりで、恥骨の辺りが愛液と精液が混ざりあった液体で濡れる。イッたばかりで辛いだろうに、まるで何かを惜しむように、行為に集中している。

 しかし辛いのは俺も同じだ。

 

「もうイッてるって……!休ませて……!」

 

「だめ……まだ……もう少しィ……!♡」

 

 パンッパンッパンッと、子気味いい音で、詩乃ちゃんに主導権を握られたまま愛撫される。支配する側と支配される側の立場は明白で、俺は何もすることが出来ない。

 やがて2回目の射精感が訪れ、我慢する。これ以上はマジで今後を考えると洒落にならない。

 

「詩乃ちゃん……落ち着いて……!赤ちゃん出来ちゃうよ!」

 

「私はッ至って……冷静よッ!」

 

 パンッパンッパンッパンッパンッパンッと、ストロークが段々と短くなってくる。詩乃ちゃんも2回目が近いのだろう。

 

「イく……ッ!一緒にイこっ……?♡」

 

 そんな詩乃ちゃんの言葉で我慢が決壊し、ビュルビュルと腟内射精する。後ろ手に縛られた両手のロープがギチギチと音を立てる。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「ふぅ……んっ……はぁ♡」

 

 お互いの疲れた声が俺達以外無人の屋上に木霊する。流石に2回連続は体力を消耗する。VR漬けの生活で体力なんて久しく鍛えておらず、余計に疲れた気がする。

 そんな事をもう一度繰り返し、3回目でお互いの体力は限界を迎えた。

 

「詩乃ちゃん……」

 

 無意識に、前世からの愛する人の名前を口に出す。

 

「……なに?」

 

 それに呼応するように、詩乃ちゃんが声を出す。詩乃ちゃんは未だイチモツを抜かずに、体にしなだれかかってくる。

 しかし、やっとこさ俺の質問に答える気になったようだ。

 

「なんで……こんな、事っ、したの?」

 

 息も絶え絶えに、正しながら質問する。数秒間沈黙がお互いを支配する。

 まず、部屋に入って俺を鈍器かなにかで殴り、気絶させたのは間違いなく詩乃ちゃんだろう。何で殴ったかまではわからないが、厚いもので俺を殴り、昏倒させた。そしてロープで後ろ手に両手を縛り、伸ばした足も縛った。そしてその華奢な腕と体からは想像出来ない力で俺を何処かのビルの屋上まで運んだ。冷静に予測するならその辺りが妥当だろう。

 

「……火事場の馬鹿力って奴ね。想像しただけで、貴方をお姫様抱っこ出来るくらい力が出たわ」

 

「質問の答えになってないよ……何を、想像したの?」

 

 また沈黙。しかし、今度はすぐに答えが返ってきた。

 

「貴方との世界……貴方と私だけの世界……誰も何も邪魔しない……そんな、素敵な世界よ。」

 

 顔を上げ、ハイライトのない、しかし、儚げな印象を与える眼が会う。

 

「誰も何も邪魔しない……?」

 

「そうよ。明日奈も、桂子も、里香も、アリスも、私達を縛るしがらみもない……そんな世界。」

 

 アスナちゃん、シリカちゃん、リズちゃん、アリスちゃんの名前がどうしてここで出てくるのだろうか。明日奈ちゃんとはお互い恋人持ちという事で何度か連絡を取っているし、桂子ちゃんや里香ちゃんも和人くん関連でよく相談を受ける。アリスとは、あまり連絡をとっていないが……

 

「……もうそろそろ、かな」

 

 にゅぷん、とイチモツを抜く。詩乃ちゃんの秘部からは愛液と精液が混ざりあった液体が垂れてきており、それに蓋をするように手で抑える。

 数秒そうして、垂れてこないことを確認して、手に着いた液体を舐め回す。

 そんな詩乃ちゃんをぼーっと見つめる。相変わらず世界一美しく、可愛いなぁ。なんて呑気に考えながら。

 

「それじゃ、イきましょうか?」

 

「えっ?」

 

 いやさっき、3回もイかされまくったんだけど?なんて考えてたら、めいっぱい、全身で抱き締められる。

 

「ど、どうしたのさ。らしくないよ?」

 

「良いじゃない。最期くらい。」

 

 最後?と思ったら、詩乃ちゃんが俺に抱きついたまま、少し持ち上げて、俺を運ぶ。俺は後ろにあった小さな支えを乗り越え、さらに向こう側へと落ちる。

 浮遊感。

 

「ちょっ……っ!」

 

 ザァーーーッッ!!という、大きな風切り音が耳に届く。

 落ちている。物理的に。しかも高所から。

次第に頭が下になり、足が空を向く。上を向けば、広い世界。どうやら予想の何倍もの高さのビルのようだ。

 もちろん安全具なんて物は付けてなく、このまま行けば待ち受けるのは……【死】だ。

 前を向けば、愛する人……詩乃ちゃんの顔。それは、信じられないくらいの笑顔で、これから死ぬ人の顔とは思えなかった。

 

「ありがとう……私と出会ってくれて……ここまで連れてきてくれて……愛してくれて……ありがとう。」

 

 風切り音の中でも良く届く透き通った声が耳元でする。

 瞬間、全てを悟った。

 俺達以外誰も居ない世界。

 

 しがらみのない世界。

 

 

 

 そっか。

 

 

 でも、詩乃ちゃんとなら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『昨夜未明、柊詩乃さん(18)と、柊出雲さん(18)の高所からの落下死とみられる遺体が都内某所で発見されました。柊夫婦は衣類を着ていない状態で、抱き合うような形で倒れており、柊夫婦の衣類がビルの屋上で発見されている事から、どちらかの強制心中ではないかと警視庁では推測されています。しかし、警視庁は「自殺の兆候はなかったが、遺体が飛び降りたと思われるビルの屋上は鍵で外側から施錠されており、誰も入れない状態であった。」ことなどを発表しており、自殺か他殺かの捜査が続けられています。

次のニュースです。夏が本格化してきており…………』




「どうしてもっと、知ろうと思わなかったんだろう……」



今回の前&後書きネタ【葬送のフリーレン】

視点どれが好き?♡

  • 柊出雲
  • 朝田詩乃
  • 第三者
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