ソフィーヤは罠を警戒しながら通路を通り抜け――やがて彼女は、ドーム型の広間にたどり着いていた。
すると、そこには――
『『『『モオオオオオオォォォォッッ!!』』』』
合わせて四体の、牛頭人身のモンスター――ミノタウロスが、待ち構えている…かのような光景だった。しかし、それをそう表現するのは正確ではなかった。
ミノタウロス達は確かに進路を防ぐようにして並んでいる。だが、その四体ともが両手両足を大の字に広げられて宙に浮いていた。
その手足には細い黒色の触手の様なものが絡み付いており、それが四体のミノタウロスを宙に繋ぎ止めているのだ。
ミノタウロス達は体をくねらせては、触手の拘束から逃れようと藻掻いているが蔓はビクともしない。
このミノタウロス四体はここのボスモンスターであるのだが、彼等の筋力ですら引き千切れないとは…。触手はよほどの強靭さを備えているのだろう。
ソフィーヤは触手の出元を目で追ってみるが、よく見えない。影か霧のような物がユラユラと漂っており、そこから触手が伸びている様だった。
よくわからないが四体のミノタウロスが捕まっているというのはソフィーヤにとって好都合だった。さっさと黒い扉から出口を目指せばいいのであって、四体のミノタウロスを相手にする必要はない。
だが、扉を塞ぐように黒い影が蠢いているのでそれが消えるまで待つしか無さそうだった。
「あれは一体なんなのかしら…、ミノタウロス達を捕まえているという事は、悪いモンスターではないのかもしれないけど」
ソフィーヤは軽く首を傾げた。だが、触手の正体がなんであれ、ここから出る障害である事には変わりはない。
「ま、考えても仕方ないか…」
そう言いかけた時、ミノタウロス達が騒がしくなった。
『『『『ギュモォッ!?ギュモモモォッ!』』』』
なにやらミノタウロス達が、慌てた様子で手足をバタつかせている。
新たな触手が彼等の粗末な腰布に伸びていた。そして、その腰布を一気に剥ぎ取ってしまう。
ソフィーヤの目の前でぶるんと音を立てて露わになる四本の逞しい肉棒。
まるでミノタウロスのストリップショーのようである。大の字に拘束された彼等は、剥き出しにされたペニスを隠すことすら出来ない。
四体のミノタウロス達は揃って、『モ゛ーッ! モ゛ーッ!』と雄叫びを上げた。
本来ならソフィーヤの膣にぶち込まれていたかも知れない四本の巨根は、今は恐怖に縮こまって虚しく揺れているだけである。
だが、それも長くは続かなかった。
触手が四本の肉棒に絡み付き、根元から扱き上げ始めたからだ。
『『『『モォオオオォォォーッ!? モ゛ーッ! モモ゛オオォォォォォーーッ!!』』』』
ミノタウロス達はその巨躯に相応しい野太い声で叫び、反射的に腰を突き上げてしまう。
触手が巧みな力加減で上下にしごいていくと、彼等の肉棒はみるみる内に硬さを増して肥大化していった。
天を突くように勃起した肉棒は、血管を浮き上がらせてビクビクと震えている。
その頃になるとミノタウロス四体はすっかり発情してしまっており、亀頭を真っ赤に充血させていた。
その大きな金玉の中で精子がギュルギュルと激しく生産されているのがソフィーヤには見て取れた。
得体の知れない触手に扱かれて、しかも勃起までさせられたという異常事態にミノタウロス達の顔は恐怖に引き攣っている。
だが、そのペニスは触手に刺激されたことで天を向いてそそり立ったままだ。『『『『モォッ! モ゛ッ! モ゛ーッ!』』』』
ミノタウロス達は苦しげな呻き声を上げながら、まるで命乞いをするかのように首を横に振る。
だが、触手は彼等の懇願など聞き入れることなく、容赦なく責め立てていった。
『モ゛ッ! モ゛ッ! モォーッ!』
ミノタウロス達の巨根はビクビクと痙攣し、鈴口から先走り汁が垂れ落ちる。
そして、遂に限界が訪れたのか。四体のミノタウロス達の体が大きく仰け反った瞬間――。
意外な事が起こった。彼等の巨根に絡みついていた触手があっさりと離れたのだ。
ミノタウロス達は『なぜだ?』とでも言いたげな表情で、自分のペニスを見下ろす。
射精寸前で止められた巨根は、まるで別の生き物の様にヒクヒクと脈打っている。それに大量の先走り汁が太い幹を伝って根元へと流れ落ちており、床にドロドロの水溜まりを作っていた。
寸止めを食らったミノタウロス達は、切なげな表情で『モォ…、モォ…』と悶えている。
すると彼等の巨体が移動をし始めた。大の字の姿勢を維持したまま滑らかにスライドしていく。
やがて四体のミノタウロスは向かい合う様にして、一箇所に集まった。彼等はちょうどドーム型広間の中心に位置している。
触手は彼等で何をする気だろうとソフィーヤは見上げる。
四体の巨体が中心部へと少しずつ近づいていき、そしてついに突き出されている四つの亀頭がグチュリと粘ついた音を立てて合わさってしまう。
この触手は強制的な兜合わせをやらせたのだ。擦れあったソコから四体分の先走り汁が壊れた噴水の様に放たれる。
『モ゛ォッ! モモ゛オォォォーーッッ!!』
四体のミノタウロス達は、雄叫びのような悲鳴を上げた。
彼等の巨根は触手によって寸止めされた状態なのだ。そんな敏感な状態のモノを無理矢理擦り合わされてしまえばひとたまりもない。
同族の雄との強制兜合わせ。それはミノタウロス達にとって想像すらした事の無い行為だった。
しかし、亀頭が合わさった刺激によって四体の肉体は否応なく反応してしまう。
いつしか彼等は『モ゛ーッ! モ゛ォッ!』と切羽詰まった声を上げながら、腰をヘコヘコ動かし始めてしまった。
寸止めされていた巨根は、またしてもあっという間に上り詰めてしまう。
ミノタウロス達は『モ゛ーッ!』と一際大きな鳴き声を上げる、絶頂を迎えつつあるのだ。
そんな時だった。太い触手が無防備なアナルを一気に貫く。
『『『『ブモ゛ォッ!? モ゛オオォォォーッ!!』』』』
ミノタウロス達は突然の衝撃に目を見開き、ガクガクと痙攣した。彼等のアナルは触手によってメリメリと無理矢理に押し広げられており、四体の全身に汗がぶわっと溢れ出る。
ミノタウロス達は苦しげな呻き声を上げながら、全身を強ばらせて仰け反らせた。それと同時に…。
『モ゛オォォッッ!!』
合わさった四体の巨根から大量の白濁液が放たれた。
勢いよく放たれたそれは四体のミノタウロスの逞しい胸板や腹筋に降り注ぐ。白い筋を描きながら褐色の肌を汚すその様子は実に淫猥であった。
ミノタウロス達のアナルに突き刺さった触手は、ウネウネと動きながら奥深くへと侵入していく。大量射精によって弛緩した肉体は、その異物の侵入を容易く許してしまっていた。
彼等は引き締まった褐色の尻をグッチョングッチョンと妖しげなダンスのようにくねらせ、触手の挿入によって与えられる快楽を享受していく。
パンパンに張った亀頭からは断続的に精液が吹き上がり、鋼のような肉体美を伝って床にボトボトと滴り落ちる。
ミノタウロス達は、もはや快楽に蕩けきった表情を浮かべており汗だくの肉体を艶めかしくくねらせて喘いでいた。その中心部で四本の肉棒が乱舞する。
雄と雄の力のぶつかり合いによって生み出される快楽は、彼等の脳髄を激しく揺さぶった。
その刺激的な感覚はミノタウロス達の精神を蝕み、肉体をも作り替えていく。
やがて…ミノタウロス達の肉体に変化が訪れた。単なるクリーム色でしかなかった彼等の角が、徐々に赤く染まっていきまるでルビーのような輝きを放ち始める。
彼等の屈強な肉体がミシミシと軋みを上げながら更に鍛え上げられていく。
外見には角以外の変化は見られない。だが、彼等の肉体はより強靭なものとなっていた。
ミノタウロス達は、野太く力強い咆哮を上げる。それは彼等の肉体が新たなステージへと到達した事を告げるものだった。
しっかりと合わさった彼等の亀頭からは、勢いを増した精液がビュルビュルと迸った。
本来はソフィーヤを犯すボスモンスターとして配置されたミノタウロス。だが、彼等の肉体は触手によって強制的に覚醒させられてしまったのである。
ミノタウロス達は『モ゛ウゥ……!』と低く唸るように鳴いた。そして、彼等のアナルを犯していた触手がズポンッと音を立てて引き抜かれる。
ミノタウロス達のアナルは触手の形にぽっかりと広がっており、ヒクヒクと痙攣していた。まるで、もっと太くて長いモノを求めているかのように見える。
ミノタウロス達のアナル責めを終えた触手は用は済んだとでも言わんばかりにシュルシュルと消えていく。
そして、それと同時にそれに塞がれていた扉も開いていく…。
「やっと開いたわね…」
ソフィーヤは扉の先に現れた螺旋階段を進み始めた。
そんな彼女の姿をミノタウロス達は一度も見ることもないままに互いのペニスを握りしめあったのだが、それはまた別のお話である…。