※この作品はR-18です。

【俺の女は】ハイスクールハックアンドスラッシュの世界に転生したけど、なんか質問ある?【俺のもの】   作:笛吹き用

4 / 39
第三話 オタクの俺がおっぱいの大きい金髪黒ギャルに勝てるわけがないってラノベのタイトルみたいだな

 入学三週目にして早々に授業をサボった俺と、サボらさせられたあやか。

 

 原因はクラスチェンジによってセックスの耐久力も跳ね上がっていたはずの彼女を、クズ人間の俺が自分自身のクラスチェンジのせいで興奮し過ぎて完全にセックス猿になり、跳ね上がっていた体力と精力にまかせてダウンするまで抱き潰してしまったからだ。さすがに自分のせいでぶっ倒れた女の子を置いてどこかに行くほど外道にもなれず、昨日俺がさんざん汚したあやかの体を貰ってきたタオルとお湯で綺麗にしたり、俺自身も女子寮で許可なくシャワー借りるのは申し訳なかったので同じタオルで体を拭かせてもらったり、それが終わったら部屋の換気と掃除をしたり、予備のシーツと布団を借りてきてぐったりと寝ている彼女を一旦隣のギャルのベッドに移動させて新しいシーツと布団に交換したり、昨日グチャグチャのぬちょぬちょにしたシーツを洗濯機に入れて洗った後外に干したり布団の陰干しをしたりした後、それでも俺のせいでいまだに起きてくれないお姫様のご尊顔を間近で拝見したり、手を握ったり、こっそりキスしたり。そうしてお昼を少し過ぎた頃、ようやくあやかは目を覚ました。

 

「あれ……、もう朝……? 私……、えっ、今何時……? あっ、なんでこんな声、掠れてるの……、腰も、痛い? 動けない? なんで? それより達郎さま、どこ……」

 

「あやかさん……、どうもすんませんでした……」

 

「えっ? 達郎さま!? どこ? どこですか?」

 

 ので、お目覚めになったベッドの上におわしますお姫様にちゃんと床から土下座で謝っておきました。

 

 

○ーーーーーーーーーー○

 

 

 目を覚ましたあやかから無事お許しがいただけたので俺はダッシュで学食と購買まで走り、飲み物とか食べ物とか他にも色々買い込んだものを大量に抱えてまたダッシュでもう一度【海燕寮】の彼女の部屋に戻ると、部屋の中から何やら話し声が。何やつ? と思いながらドアをノックすると中から「達郎(たつろう)ち〜、入っていいよ〜」という明らかにあやかの声とは違う女の声がした。

 

「おかえりなさいませ」

 

「ハロハロー」

 

 ドアを開くと中にはベッドに寝たままでいいのになんとか起きあがろうとするあやかと、対となるベッドに座る巨乳金髪黒ギャルの姿があった。彼女こそあやかのルームメイトであり俺たちのクラスメイトであり、この二日間俺が金を握らせて外泊を頼んでいた相手であり、そしてあやかとこうなるまで唯一俺がクラスメイトの女子で話したり、冗談言いあったり、クラスメイトをエレベーター代わりにしてダンジョンでの階層移動をした際、役得でダンジョンセックスさせてもらったりしたギャル、絵梨花(えりか)さんである。

 

 そんな絵梨花(えりか)さんが俺の顔を見るなりにへらと笑う。そうすると大きな瞳の彼女の目の中はほとんど彼女の潤んだ黒い瞳でいっぱいになる。それに合わせて絶妙に分厚くてセクシーな唇がニッコリ三日月のようなカーブを描くのがマジでエロくて可愛く上に、天然もののクッソ柔らかい美巨乳とムチムチボディだけでもやばいのに、この男への天性のバグった距離感と、テンションの高さと程よく焼けた肌をいい感じに露出してる隙の多さが醸し出す適度なビッチさ。それらが渾然一体となってもたらす「ワンチャン頼めばヤラしてくれんじゃね?」がマジでやばい。

 

 現実にはいないはずの『頼めばいっぱつやらしてくれそうなギャル』の理想系そのまんまであり、実際入学三週間、通常ダンジョンダイブ開始からまだ二週間と二日しか経ってない現段階でさえ(俺自身も含めて)クラスの男子の半分以上とセックス済みとさえ言われている。実際多分ヤってる。だから学園基準はともかく一般基準なら間違いなく美少女しかいないうちのクラスの女子の中でもダントツの男子人気NO.1を誇るエロモンスターであるそんな彼女がベッドの上でその長い脚を組んでムッチムチの太ももとその先に見えそうで見えなさそうでチラチラ見えてるような気もする(多分ピンクの)パンティを見せつけている。

 

「にひひー、おっかえりー。達郎ち。パシリご苦労さま〜。うお、いっぱい買ってきたね。ねぇ、ウチもなんか食べたり飲んだりしてもいい?」

 

「ありがとうございます、達郎さま。ごめんなさい、私がこんなことになっちゃってるせいでご迷惑かけちゃって……」

 

「パシリって言わない。で、あやか。さっきも言ったけど今回の件は完全に俺が悪いから。というか体起こすなら手伝うからちょっと待ってて! で、改めて絵梨花さん、二日間部屋借りてごめん、ありがとう。助かったわ……ってそれは俺が昼飯用に食おうと思って買ってきたジャンボカツサンド!」

 

「何これヤバっ! カツぶ厚っ! ソースウマ過ぎ、最高じゃん! マジうまいんですけど、これ? あ、ごめんごめん、全部食べちった」

 

 そう謝ってんのかないのかわかんないような感じで目の前で手を合わせて言葉ではごめんと言う絵梨花さんは、次の瞬間絶対俺に見せつけるためにその絶妙に分厚くて最高にセクシーな唇をゆっくりとペロリひと舐めした。エッロっ! そのあまりの直接的なセックスアピールに思わず一瞬見惚れてその後ちょっと目を逸らす俺。ヤベェ、ペース握られてる。にしてもホントエロいな、こいつ。絶対全部わざとやってるだろ。だって今のだけでちんこ勃ったもん。カツサンド許したわ。

 

 腕の中からボソリと声が聞こえる。

 

「……達郎さま。絵梨花ちゃんと随分仲良いんですね」

 

 この時俺は抱き抱えるような姿勢であやかを起こしていたから、当然彼女は俺の腕の中にいるわけで。怖、声がキンキンに冷えてる! 一昨日からの付き合いしかないけど、それでもこんな声出すイメージないよ?

 

 これって俺もしかして嫉妬されてる? これが彼女に浮気が見つかった時の彼氏の感覚ってやつか! やば、怖いけど今まで経験なかったし逆にちょい嬉しいかもしれない。変なテンションになった俺が勢いのままあやかの耳元に「もしかしてヤキモチ焼いてくれたの?」って囁くと、グイッと胸板を押されて彼女の顔が見えた。お手本のような満面の笑顔だったけど全く目だけ笑っていなくて、そのまま強引に両手を首に回されて唇を奪われた。

 

 そのまま俺を押し倒しそうな勢いでグイグイくるあやかを振り解くわけにもいかずかなり長い時間ディープなキスを続ける俺たちだったが、俺の片目はその光景を死ぬほどニヤニヤしながら見ている絵梨花さんに、瀕死のネズミを見るヤベェ猫の幻影を見た。なんなら『いい加減にしとけよ、このバカップルがよ。いい加減ウチもキレるぞ?』ってテレパシーが飛んできてた。

 

 正直この後どうなるかが怖くて考えたくもなかったが、逃れられるわけもなく縋り付くようにディープなキスを続けるあやかの背中をポンポンと叩くことで合図をして離れてもらった。離れた俺と彩花の唇の間をツ〜と伝うお互いの唾液の橋。

 

 そこまで見届けた獲物を狙う猫がついに哀れなネズミに襲いかかってきた。

 

「うわ、唾液の橋とかウチでも初めて見たわ。マジエロいんですけど。動画撮っときゃよかった。それにしてもあやち(あやか)超積極的。意外、可愛ちぃ! ふ〜〜ん、でも超ラブラブじゃん。んで、達郎ちも買い物行ったりあやち助けたりしてるし、これならまぁガチ無理矢理ヤったってわけじゃなさそうだけどさ〜。でもよ? クラスで普通に真面目ちゃん寄りの男子だった達郎ちが、別に接点なかったはずのあやちのこといきなり『あやか』って呼び捨てなのも意味分かんないし、何よりあやちのその自然すぎる『達郎さま』呼びとかマジ意味不明なんだけど? てわけでお前ら、この二日の間に何したわけ? 何があった? どーなってそーなった? ウチ、全部吐くまでぜってぇ逃さねーから❤︎」

 

 付け加えるように、「あと達郎ちは床で正座な?」って言われた時はダンジョン内でポカやった時より死を身近に感じました。

 

 

○ーーーーーーーーーー○

 

 

 ことの経緯に関しては、ところどころ都合の悪いところをぼかすためにこんなサイドストーリーをでっち上げて説明した。まず出会いの場面ではフェラのことを無かったことにし小芝居が上手くいったことにした。で、その後カフェテリアでの説明を聞いたあやかが奇跡的に俺のようなモテない男のパートナーになることを申し出てくれたから、この二日間は頑張って二人でダンジョンで頑張ってたってことにした。

 

 さすがに「達郎さま」呼びの理由であるあやかの【隷属】の件に関しては、【隷属】したことそのものは絶対誤魔化せないと判断し、他言無用といった上で本当のことを話した。実は元々俺結構ダンジョンダイブ頑張ってて、最初の週でもうクラスチェンジしてて、それが【職人(クラフター)】系第二弾階職(セカンドクラス)である【戦闘鍛治師(バトルスミス)】にスキップ転職しちゃったんだよねと正直にゲロった。嘘はついてない。ただ、もう第三段階職だとは言ってないだけで。

 

 そして最後に普段から肌身離さずこれだけは持ってる自作の脇差を見せて俺の言葉の証明とした。

 

 実はクラスメイトで一年の絵梨花さんに別にこんな嘘つく必要なあんまりなかったりする。正直、もう出る杭にしても一年どころか大概の二年にもこの時の俺の実力は打つことができない高みに到達してたしそういう意味では別にどうでもいいんだけれど、俺がもう第三段階職なのが、さらに職人系でもかなりレアな【刀匠(ブレイドマイスター)】だとバレるとダンジョン探索集団である倶楽部(クラブ)の勧誘が120%来るため、もうしばらくはできればバレたくはないのだ。メリットも多いけど、デメリットも多いから。

 

 倶楽部って何? ってわからないなら簡単にいえば部活を思い浮かべてほしい。ダンジョンに潜る部活である。で、その中でも格付けがあって上なほどその部には金がいっぱいもらえんの。だから学園生は基本できるだけ上の倶楽部に入りたがる。もうちょい細かくいうと一番上のSが四クラブあって、わかりやすくこれが野球部、サッカー部、バスケ部、軽音部ぐらいのスクールカーストの部活。A〜Bは陸上部とか水泳部とか吹奏楽部とかの上の四つほどじゃないけどメジャーな部活と思ってくれたらいい。で、Cが美術部とか書道部とかの文化系の部活で、それ以下のFランクは顧問のいない同好会と思ってくれたら七割あってる。

 

 んで上位のランクの倶楽部は、上位であればこそ常に強いメンバーを求めている。そしてその辺りの奴らになるとバックアップメンバーとなる【職人】や【文官】の重要性もはっきり認識しているのだ。そこに入学ひと月もたたず第三段階に至った新入生、しかも【刀匠(ブレイドマイスター)】なんていう当たりのクラス持ちの存在がバレたら大騒ぎになる。

 

 マジで俺のGW前に第三段階職でしかもそのクラスが【刀匠】なんて高いニーズがあるレア職なんて話は、全12球団のドラフト一位指名が俺一人になるくらいのインパクトはあるのだ。

 

 そんな詳しいことは言わなかったが、あんまりクラスで目立ちたくないから秘密にしておいてとお願いし、最後に昨日ダンジョンであやかにいいところを見せようと頑張った結果、俺の精力が高まりすぎて夜にあやかが潰れるくらいにセックスしてたらいつの間にかあやかが【隷属】してたと結んで説明を終わったんだけど……。

 

「ふ〜〜〜〜ん、なるほどねぇ……」

 

 ものっすごい不満そうな顔で俺の脇差を手の中で弄んでいる絵梨花さんにちんこがキュッと小さくなる。え? なんか嘘っぽいとこあった? 俺、今から切られる? 

 

 そうしてしばらく絵梨花さんは考えてたけど、俺の脇差をベッドの上に置いてから、にへらと笑ういつものあの笑顔を浮かべて正座してる俺と同じ高さにしゃがみ込んで俺の目を見てこう言ったのだ。

 

「ねぇ、達郎ち。お願いがあるんだけど、今度ウチの事もダンジョンに連れてってくんない? もちろんあやちと一緒でいーし、前みたくダンジョンでエッチするなら喜んでサービスするからさ、ね❤︎ あ、そーだ、ちょうどいいや、何なら今からウチのベッドで前払いしてもいいよ❤︎」

 

 そう言い終わると絵梨花さんは笑顔のまま自分の両手で俺の右手を取って自慢のオッパイへと押し付けてきた。「ちょっと絵梨花ちゃん!」とベッドの上から何とか降りようとするあやかに「あやか! 動くな! いいからじっとにしてろ!」と制して動きを制する。

 

 別におっぱいに目が眩んだわけじゃない。いや、マシュマロ級の柔らかさのビッグおっぱいの感触に理性がおかしくなりそうになってたがそれはそれ、流石に耐えた。当然こんなうまい話に裏がないわけがない。瞬時に頭のモードが切り替わりゆっくりと彼女に怪我をさせないようにしながらも力づくで彼女の胸から手を離した。その後でた俺の声は随分と温度のないものだったと思う。

 

「……なんで?」

 

「わぉ、急に変わったじゃん。ビックリした。でもこっちがホントの達郎ちっぽいか〜? 普段は割とノリがいいけどいざとなると疑い深いんかー? んで、なんか裏でもあるんじゃないかって思ったんでしょ? でも裏なんてなんもないよ? お願いした理由はめっちゃ簡単でウチが知ってる人間で達郎ちが一番強いからだよ」

 

 それから改めて俺は目と鼻の先にあった絵梨花さんの顔を見た。いつもの魅力的な笑顔は表面上本当にそのままなのにその顔に今浮かんでいるのは悲しみと悔しさ、そして諦めの感情だった。そのまま彼女はなぜ俺にお願いしてきたか、自分の考えを語り出した。

 

「達郎ちが頑張ってたこの二週間ちょいさ、ウチも別に何もしてなかったわけじゃなくてさ。クラスのみんなと何とかどうにかならないもんかって情報集めたり、とにかくダンジョン行ってみるきゃねーでしょ! ってダンジョン行ってみたりしてたんだ。で、ウチね、ダンジョン今まで六回、入ったの。初めのやつはノーカンらしいし、それ外したらこの二週間で五回になんのかな? そんな感じ。最初の一回目は失敗して、死に戻っちゃったみたいで何も覚えてないの。で、怖くなってしばらく次に入れなかったんだけど二週目の月曜だったけ? いつもは授業終わったらソッコーいなくなる達郎ちが初めて何人か誘ってダンジョン入ったじゃん。ウチもその時いたんだけどさすがに覚えてるよね?」

 

 はい、もちろんです。その日は前日にとあるコネを使って第拾階層である【密林竜園(ドラゴンガーデン)】に連れて行ってもらったんだけど、さすがの俺もそこでソロで狩りをする力はまだまだなかったので、いったん仕切り直してダンジョンの第一階層から再スタートするためにクラスメイトのみんなをエレベーター代わりに使わせてもらおうと思い、私も勇気を出して男女3対3になるように誘わせていただきましたし、その折りにあなたにはダンジョンセックスのお相手をしていただいて大変お世話になりました。おっぱいもフェラもおまんこも最高でした……。

 

 という内心は全て心にしまってうなづく事で話を先へと促した。流石の俺でも今話の腰をおるほど空気が読めない人間じゃないわ。

 

「よかったー、ヤられるだけヤられて忘れられてたらどうしようかと思った。そんなんマジぴえんするわ。んで、そんときの達郎ち、すんごいカッコよかったじゃん。普段の教室の中の達郎ちと違ってドンドンああしよう、こうしようって言ってくれたし、あの、緑のキッモいゴブリン? と歩いてるチワワみたいな、コボルト? だっけ、あれも見つけ次第一番に倒していくしさ、普通に倒すだけでもすごいのにある程度やっつけてみんなにとどめ刺させたりさ。あ、これヤバいな! って時にもすぐに気づいて何でもなかったようにしちゃったし、とにかくすごかったじゃん!」

 

 あぁ、あの時は確かに初心者ばっかりのパーティで気を張ってたの覚えてるわ。普通の生徒が二回目以降にダンジョンダイブした時に入る第一階層のスタート地点からスタートしたんだけど、実はあのあたりは逆に危ない。なぜならあのあたりは上級生のダンジョンエンジョイ勢の中でもタチの悪いPK部隊の狩場だからだ。新しい女を調達しようとしてるならまだマシで、単純に自分の自尊心を満たすために弱いものイジメがしたくてあのあたりにたむろしてるバカどもがこの時期の学園には大量に湧く。だから速攻で中心部を離れてドンドン奥へと行ったし、比較的安全圏まで来たらもう俺自身のレベルは【40】とかだったし、第一階層のレベル【1】の雑魚ゴブリンやコボルトなんて経験値の足しにもならんかったから、みんなにトドメ譲ったりしてたわ。

 

「でさ、初めてダンジョンの中でエッチしてさ、達郎ち覚えてる? 達郎ちだけ寝袋持ってきててさ、チャック開いてマットみたいにしてブワーと広げてその上でエッチしてくれたじゃん。あれ、ウチ嬉しかったんだよねぇ。んでいざエッチになったら達郎ちウブっぽくてめっちゃ可愛いの。女子かって思ってマジでウケた。ウチ嬉しくなって色々やってあげたら思ってた以上に達郎ちのちんちんデッカくて! それがめっちゃ硬くなって! でもそれなのにあんまりエッチに慣れてなさそう可愛かったから、まかせろ! って思ってウチがまたがって入れたらさ、それがすんごい気持ちいいの! 多分人生で一番気持ちいいおちんちんだった! で夢中で腰ふってたらすんごい気持ちよさそうな顔で達郎ちがイった瞬間に、ザーメンがウチの中でものすごいドバドバってきて、ウチも今まで出したことない声出してイっちゃったし。そんなんウチら相性抜群ってことじゃん? ん? どうしたん? 何でそんな顔赤くして下向いてんの?」

 

 うりうり〜と言いながら俺の頬にドリルする絵梨花さん。恥ずかしいんです、そんなに赤裸々に話されると。しかもあやかもいるのに! 

 

「んでんでその後初めて生きてダンジョンから帰ってきてウチ感動したんよ。レベル上がるってマジテンション上がるじゃん? それも達郎ちのおかげじゃん? でムラムラすんじゃん? だからお礼しようと思ってたら達郎ちお金の精算終わったらさっさといなくなったし! あん時、ウチマジで落ち込んだんだからな?」

 

 あー、確かにその日はその後すぐ帰ったわ。自分でダンジョンダイブに誘っておいてなんだけど、どうにもあの陽キャ軍団の中に一人オタク系がい続けるのは違和感がやばかったから金の精算だけしてすぐ部屋に帰ったわ。

 

「でさ、達郎ちその日以来また授業終わったらソッコー消えたし、もうダンジョン誘えんかったでしょ? でしゃーなしでその後別の奴らと一回入ってダメで、で後二回はそん時のパーティのみんなとダンジョン行ったんだけどそん時の二回は生きて帰ってきたんよ。で京介ち、うちが達郎ちと一緒にダンジョン行ったときに一緒だった京介ち、わかるよね? 京介ちが達郎ちの代わりに仕切ってたんだけどそん時もなんかあるたび、「達郎くんのいたダンジョンダイブの時にこういう場合にはこう言ってた」とか「達郎くんがいたダンジョンダイブの時にはああしてた」とか言ってたんよ。んで毎回うまくいった。だったらそんなんすごいのは達郎ちじゃん。だから助けてもらおうと思って今週入ってから毎日ウチ、昼ごはん食べたらすぐにダンジョンの前で来ないかな〜って待ってたんだけど全然来ねーし。しゃーねぇから帰って自分の部屋にいたらいきなりあやちと一緒に帰ってきて金握らせて出てけいうしマジなんなん! って思ってたけどいきなりカップルなってるし! しかも今日教室で問い詰めようと思ってたらがっこーサボってるし!」

 

「あー、ごめん」

 

「昨日も帰ってくるかなって思ってウチ待ってたのに、帰ってきた時話しかけようとしても二人して血走った目で無理矢理金掴ませて部屋出てけいうし、ホントキレそうになった! 今謝るくらいならあん時話聞けし!」

 

「……ほんとごめん」

 

 面目次第もございません。性欲に支配されてて周り見てる余裕がなかったもんで……。

 

「しゃーないから許す! ……でさ、最近クラスでもちょっとレベルが高くなってきた男子がちらほらいてウチに『俺の女になれよ』とか言ってくるようになってさ……。別にウチ、エッチは嫌いじゃないよ? むしろ好き。気持ちいいのも、ウチがすることで気持ち良くなってくれんのも、どっちも大好き。でも何だろ、アイツらに好き勝手にされるのは嫌なんだよね。でも、ウチ一人でダンジョンに入るのは流石に無理。だから、このままいけばウチはあいつらにいいようにされちゃうって思ったの。さっきも言ったけどエッチなことされんのはいいんよ、このがっこーに来る前にもウチ散々エンコーとかやってたから今さら綺麗事言うつもりはないんだけどさ、それでもアイツらに好き勝手にされんのはなんか嫌、ううん絶対嫌なんだよね。だって何だっけ? 【隷属】? ひなちゃん先生が言ってたヤバいぐらい男にハマるやつ。今、あやちが達郎ちに【隷属】してるってことでおk?」

 

「……うん、おk」

 

「うん、そうだよ。絵梨花ちゃん。私、達郎さまに【隷属】しちゃったの」

 

 うん、今まで黙って聞いててくれてありがと、あやかさん。でもそのうっとりとした声でのキラーパス今は欲しくなかったなぁ……。

 

 それを聞いた絵梨花さんは文字通り目の色変えて自分の胸の中に俺の右手を抱きしめるようにしてちゃんと俺の目を見て言った。

 

「やっぱり。完全にたった二日であやち、達郎ちにガチでLOVEになってるじゃん。それって大事にされてる証拠じゃん? ならこのガッコーにいる限りどうせ絶対一回はそうなるなら最初はウチは達郎ちがいい。アイツらには嫌。だってアイツらキモいしそんな奴らを今のあやちが達郎ちを好きになってるみたいに好きになりたくない。それだけじゃないよ、達郎ち、絶対クラスで一番強いし、なのにクラスの調子こいてるやつと違って脳みそ性欲だけで女をオナホとしか思ってなさそうな目をしていろんな女に声かけたりもしてないし、ちんちんも最高に気持ちいいし。あとやさしーじゃん? 実際、あやちに一晩中馬鹿みたいにエッチなことしてダメにしちゃったのは良くないけど、その後自分も休んでお世話しようとしてたのも花マルじゃん? そんなん好感度爆アゲじゃん?」

 

 ーーだからウチのこともあなたの女にしてください。

 

 そんな情熱的に告白されたらもう、最後にそう言われて俺には断る選択肢なんてなかったわ……。覚悟を決めたギャルってすげえわ……。




達郎  レベル60(第三段階職)  SR【戦闘鍛治師】/サブクラスSR 【刀匠】
あやか レベル10(第一段階職)  N【文官】
絵梨花 レベル4 (転職未到達)  N【初心者】

※ 達郎と絵梨花が一緒にダンジョンダイブした日は四月第三週の4/11となります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。