※この作品はR-18です。

【俺の女は】ハイスクールハックアンドスラッシュの世界に転生したけど、なんか質問ある?【俺のもの】   作:笛吹き用

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後書きに時系列整理のための考察があります。


第四話 購買でギャルと二人で帰れま●●

「えっと、絵梨花さん」

 

「もー、達郎ち、さっきウチのことパートナーにしてくれるって言ったじゃん。パートナーってカレピみたいなもんでしょ? なら絵梨花“さん”とかタニンギョーザ? なことやめろー。だからエリカって呼んで、ほら、エ❤︎リ❤︎カ。言ってみ言ってみ?」

 

「え、えっと……じゃあエリカ」

 

「キャー、なになに達郎ち! うわヤバ! ウチめっちゃテンション上がってきた! やっぱ今からエッチしちゃう? ダイジョブダイジョブ、あやちが寝んのに邪魔ならウチ青姦でもいけっし! 何なら今から外行っちゃう?」

 

「絵梨花ちゃん! いい加減に離れて! 達郎さま困ってる!」

 

「あやかはお願いだから寝ててください! そんなベッド這いずるようにこっちに移動しないで! 落ちちゃうから! エリカもお願いだから一旦離れて!」

 

 あやか。お願いだから今日だけじっと安静にしてて。あなたが動くたびに罪悪感半端ないの。多分明日には動けるようになるはずだから。

 

 そしてエリカ、お願いだから俺の体にコアラみたいに巨乳押し付けて抱きつきながら耳元でテンションアゲアゲでささやくのはやめてください。俺の理性とちんちんがもたんとです。

 

 その後も一悶着あったが何とか椅子に座らせてもらうことに成功し、なんとか今後の話ができる状態になったので、俺からざっくりとした話を切り出した。

 

「とりあえず! ダンジョンダイブは基本明後日の金曜日にします! それなら多分あやかも動けるようになってるはずなので。無理な場合はまた考えます。次に今日のこれからの予定ですが、まずあやかはそのまま今日は安静にして寝ていてください。今日はこの後エリカとパートナー登録に出かけるけどもうエロいこととしないって約束するから大人しくしてて。あとトイレとか着替えとかはできるだけ今言ってほしい。正直に。恥ずかしいとか無し」

 

「あっ、はい。じゃあ、両方ともお話終わったらお願いします」

 

「えー、エッチなことなしー? なえるー。まぁ、しゃーないか。おけまる!」

 

「よし、じゃあ話終わったら待ってるからトイレはお姫様抱っこで運んでいくし、着替えはエリカが手伝ってあげてね」

 

「え? 流石にそれは恥ずかしいというか……」

「え? お姫様抱っことかウチもされたい! あ、着替えはまかせろー」

 

「異論は認めません! 次にこの後はさっきも言ったけどパートナー登録に行きます。帰りに晩御飯とか必要そうなものも全部買ってくるのでこれも遠慮なく言うこと」

 

「はい」

「おk!」

 

 よし、何とかここまで来た。女の子相手にこういうふうに話するとか慣れてないから俺緊張してんだよ。何とかこのまま進行させてくれ。

 

「はい、では今のところなんか質問ありますか?」

 

「私は大丈夫です」

「あるある、ウチはあるよー」

 

「はい、じゃあエリカ。エロい話なら聞かないので注意してください」

 

「ぶー、エロい話じゃねーし。あのさ、達郎ち、ウチね、ダンジョン行ったら戦いたいんよ。ウチも達郎ちみたいに戦えるようになりたい」

 

「え?」

 

 なんか意外なこと言ってきたな。少なくても学園女子のスタンダードな考え方じゃない。これはもうちょい深掘りしないといけないやつだわ。

 

「エリカ。どうしてそう思ったのか教えて? 嫌な言い方すると別に最初くらいは俺に『寄生』したっていいんだよ? この二日間、あやかだってトドメしかさせてないし」

 

「人のことはいーの。あやちはあやちじゃん。でもウチは自分も戦えるようになりたい。てか、多分ウチこのまま達郎ちに助けてもらって? 全部トドメ刺すやり方でクラスチェンジ? したらさ、絶対【遊び人(ニート)】になると思うのね? だって、その先に何だっけ? その次のエロいクラスあるんでしょ? ウチの場合それに一直線だと思うんだよね」

 

「【遊び人】第二段階職の【娼婦(ニンフ)】だね。基本エロスキル特化のクラス。でも俺は別に【娼婦】の評価悪くないよ? やり方次第で全然戦えるクラスだと思ってるし。さらに【娼婦】からならちょっと大変だけど【盗賊系】第三段階職の【くのいち】になる特殊ルートもあるから、それならバリバリ戦えるしね。あとこれはあやかにも言ったけど二人に関しては何の職でも俺はいいと思ってる。気楽にやればいいんだよ」

 

「うん、ありあと。達郎ちのそういう優しいとこちょー好き。でもワガママかも知んないけどウチ、なんていうかさ、達郎ちに助けてほしいけど、全部全部丸投げにしたくないんだよね。達郎ちにさっき受け入れてもらっといてこんなん言いたくないけど、ウチは今まで色々ありすぎて多分男の人を本心から信じれないと思うんよ。達郎ちのこと好きなのはマジだよ? でもそういうのとは別になんていうか、捨てられちゃったらもう生きていけないみたいな感じになりたくないの」

 

「ちょっと、絵梨花ちゃん! そんな言い方はダメだよ!」

 

「ごめん、あやち。……達郎ちもごめん」

 

「あやか、いいよ。ありがとう。エリカも正直に希望を言ってくれてありがとう」

 

 そこまで言って俺も少し考えた。

 

 ふむ、まぁ、わからなくはない。正直もうだいぶ情が湧いてるからこの先エリカと関係をちゃんと持っちゃった後、俺が彼女を手放す未来があんまり見えないんだが、人間なんてちょっとしたことで変わるし、それは俺も例外じゃない。俺がこの学園の流儀に飲まれて今以上のクズになったら

あやかのこともエリカのことも奴隷みたいに扱う未来も、そしてゴミみたいに彼女たちを捨てる未来も十分あり得るんだから。だから、本質的に男って生き物を信用できないエリカは捨てられた時に立ち上がれる何かを持っていたいのかもしれない。

 

 えらいじゃん。俺好みの考えだぜ。ちょっと考えてたチャートがまたガバるけどこれは変更する価値があるやつだわ。おっと、二人が俺のことを不安そうな顔して見てる。安心させてやらねーと。

 

「えっと、エリカ。俺はそういうの大歓迎だから安心して。正直に教えてくれてありがとう。よし、じゃあ今日のお出かけに一個予定を追加するわ」

 

「え? いいの? マジ? 達郎ち、もしかしてスパダリか?」

 

「マジ、でもスパダリではない。で、続きの話するね? で、この寮にエリカを送って帰ってくるからそうしたらエリカは今日と明日あやかを助けてやってほしい。俺は今日はここには泊まらないから」

 

「え? 達郎ち、今日泊まらんの? なんで?」

「え? どうして? 達郎さま、ごめんなさい! 私が何かしたなら言ってください! 直しますから! お願い、嫌いにならないで!」

「ちょ、ちょっとあやか!」

 

 俺が今夜この部屋に泊まらないって言っただけであやかが錯乱し始めたから急いでベッドの彼女に駆け寄り抱きしめた。そうしたら俺の体をかなり強い力で抱きしめて離そうとしない。そうか、これが【隷属】か。正直なめてたわ。そりゃ感情のある人間がただただ従順になるわけがないわな。あくまで【隷属】した相手に対して逆らうことができなくなるだけで、人間らしい感情が死ぬわけじゃない。多分、自惚れていいならあやかは俺のことを好きになってくれたんだろう。だからそういう感情が当然こっちが意図しない時に意図しない形で爆発することもありうるわけだ。特にあやかは学園の常識に染まりきる前にこうなったから俺への依存度が高いのかもしれない。こりゃ要注意だな。あやかの背中をポンポンと優しく叩いてやりながら説明を続ける。

 

「大丈夫、嫌いになんてならないから。えっとな、今日はエリカのことが全部終わった後、俺はやらないといけないことがあるから今日は泊まらないってだけだから。だってさあやか、思い出してみ? 昨日何のためにダンジョン行ったっけ?」

 

「あっ、達郎さまの新しい武器を作るため……」

 

「そうそう、早くても夕方から始めるから最低でも終わるの明日の朝とか昼だし。だから多分明日も学校休む。エリカ、明日教室行ったらひなちゃん先生に俺が休むって伝えといて。あと、あやかが明日行けそうなら一緒に、無理に登校しようとしたら止めてくれ」

 

「おけまる!」

 

「あやか、全部終わったら明日の夜には泊まりに来るから、それまで良い子にできるか?」

 

 泣きながら「……はい」と俺の胸の中で返事を返すあやかのこの可愛さを俺はもう手放せないだろうなぁとその時何となく思った。

 

 

○ーーーーーーーーーー○

 

 

 安心したあやかを部屋に残して俺とエリカはそのまままずパートナー手続きを行った後、その足で購買へ向かった。エリカとも相談して必要そうなものをどんどん買っていく。既に五千銭は超えてるけどこのくらいはどうとでもなる。

 

「達郎ち、マジ? どんだけ()持ってんの?」

 

「ん? いっぱい? 少なくてもこのくらいの買い物は楽勝かな」

 

「マジか、ウチらが一日頑張ってダンジョンでみんなで稼ぐ額を楽勝とか達郎ちマジやばいわ。そりゃ一晩部屋貸すだけで一万とか三万とかウチに渡してくるわけだわ」

 

 まぁ、そりゃねぇ。今できる範囲とはいえ机上の空論レベルのガチ最高効率でダンジョンに稼ぎに行ってる俺と第一階層や第二階層で死に戻り前提の人たちそりゃとは違うよ。

 

 あと、俺は一つチートアイテムを持ってるんだけどそれの効果がでかい。【幸運のお守り】っていう身も蓋もない名前のことアイテムは、【身につけている人間にパッシブスキル【幸運】を付与する】っていう神アイテムでこの効果により俺はみんな死んじゃうダンジョンのファーストダイブを生き延びている。さらに【幸運】の効果はそれだけではなく、アイテムドロップや攻撃のクリティカル判定などありとあらゆるところで効果を発揮する神スキルなのでこれを持たせてくれた父と祖父には感謝しかない。なお、こんな地獄に俺を叩き込んだことに関しては卒業して実家に戻ったら落とし前をつけてやる。

 

 ともかく【幸運】の効果がマジででかい。その効果でおおよそモンスターのアイテムドロップ率が二倍以上に跳ね上がるからのはもはや無法。さらに俺は【職人(クラフター)】でもあるから装備は基本自作するし、そうなると日常品や飯代、あとはなんか作る時の【工房(ファクトリー)】の使用量と銭を払って借りられる月極の貸しコンテナ倉庫みたいなロッカーのレンタル費用くらいしか今のところ使い所がないから銭は溜まる一方なんだよな。

 

 欲しいものはあるんだけど、そこまでいくと逆に今程度の小銭じゃ足りないのよね。

 

 そうしておよそ必要なものは買えたので。それではエリカにさっきあやかがいるところではできなかったもう少し突っ込んだことを聞くか。

 

「なぁ、エリカ」

 

「なに? 達郎ち、おっぱい揉みたくなった? 別にウチに許可なくもめばいいのに。ほれほれ、これが今日から達郎ち専用のおっぱいだぞー❤︎」

 

 そう言ってエリカが突き出した胸元のスカーフには俺のネクタイに増えたパートナーバッジと対となるバッジが輝いている。これをさっき初めてつけた時のエリカのテンションはヤバいぐらいで担当の職員さんの目の前なのに俺に何度も熱烈なキスをしてきたもんだから俺は嬉しかったけど結構恥ずかしかった。今も購買には他の客がいてチラチラこっちを見てるからかなり恥ずかしい。

 

「ええい! 今は大丈夫です! また今度ゆっくりお願いします! 今は真面目な話。さっきのエリカの戦いたいってやつさ、あれってつまり【戦士(ファイター)】系とか【盗賊(シーフ)】系、あとは【術士(マギ)】系もか、そういういわゆる戦闘職にクラスチェンジしたいって意味でおk?」

 

「真面目な話ね、おけおけ。うんうん、そうそう達郎ちさすがだね。そんな感じ。武器持ってバコーンと敵をやっつけたいんよ、ウチ。なんていうかわかりやすいじゃん? ウチバカだからさ、そう言うわかりやすいのがいい」

 

「前衛戦闘職の立ち回りが必ずしも単純だったりわかりやすいわけじゃないけどな。了解、じゃあそのつもりで俺も考えるわ」

 

「ヨロシク! あーやばい、達郎ちと話してるとマジドンドン好きになる感ある! なんていうの? ウチのことバカにせずにちゃんと話聞いてくれてちゃんとウチがうまく言葉にできんのをちゃんと言葉にしてくれるこの感じ、マジ助かるしわかってくれてる感がヤバい。まじハマる。ヤバい。もしかしなくてもウチのパートナー、ガチのスパダリじゃん? マジアガる」

 

「そりゃどうも。俺はエリカがバカとは微塵も思わんけどな。むしろ頭いいだろ絶対」

 

「ま? そんなん人生で初めて言われたわ。マジでウケる」

 

 そう言ってケラケラ笑い出すエリカ。頭悪いとかそんなことないと思うけどなぁ。ちゃんと今日の話も全部理詰めで話してたし。よっぽど今まで周りにいたやつがバカ扱いしてたんだろうなぁ。そいつらのがバカだと思うわ。

 

 そんなことを考えながら購買の中を奥へ奥へと移動すると、壁一面と棚にも所狭しと武器が並びさらに別の一角には兜から足防具までこれでもかと言わんばかりに並ぶ一角にたどり着く。ここが次なる目的地、武器防具コーナーである。ここのいいところは買わなくても防具なら試着が、そして武器なら試しぶりができること。

 

 ということで戦闘職やるなら向いてる武器を探さないとね?

 

「ということで、エリカ。正直今の俺にはエリカに向いてる武器がわかりません! だから君に向いてる武器が何なのかを今から見ますのでここにある武器、メジャーなやつから順番に振っていこうか」

 

「おー、なんか本格的なやつきた! おけまる! うおおおお! きたー! やる気MAX! 今のウチは最強! なんでもやったるからなー!」

 

 ()()()()()()()()()()()()

 

「うんうん、じゃあ頑張ってね。とりあえずショートソードからいこうか。ちゃんと最後まで()()見てるから」

 

「え? 全部? 全部って全部か? ん? もしかしてこれヤバいやつか? 達郎ち、ここの武器ってものすんごいいっぱいあるじゃん? 剣でしょ? ナイフでしょ? あとは〜、槍も後とにかくいっぱい」

 

「うん、全部っていっても全種類でいいよ。あるやつを全種類」

 

「え? あるやつ全種類ってま?」

 

「うん? エリカ。さっき言ったウチは最強! なんでもやったるってのは嘘だったかな?」

 

「急に達郎ちが鬼になってる……。ガチピンチでマジぴえんなんだが。……でもまけっかー! うおー! ギャルなめんなぁ! 見てろよー! やったるからなー!」

 

 アハハハ、俺みたいな武器マニア(刃物キチガイ)相手に戦闘職として頑張りたいとか何でもしますなんていうからこういうことになるんだよ。

 

 ということでエリカによる『購買にある武器、全種類試すまで帰れま●●』のスタートです!

 

 

 そして二時間後。

 

 

「殺せー、もうウチを殺せー! てか無理、もう無理、マジで無理。達郎ち、ううん、達郎さま、ウチもう死んじゃうから……。ホント許して、許してクレメンス……」

 

 俺の目の前にはソファーの上に仰向けになってゼーハーいいながら言いながら寝っ転がったエリカの姿があった。もちろんブレザーなんて着てられないから途中で脱いだし、その後もひたすら俺の指示に従って武器を振り続けたもんだからブラウスも汗だくで自慢の巨乳とブラジャー(ピンク)が濡れて張り付いたブラウス越しに透けてエロいことエロいこと。

 

 とはいえ職人モードに入ってる俺はそれはそれとして後でシコる時に使うために脳内映像に記録しておくにとどめて今の結果について考えた。

 

 とりあえずメジャーどころからマイナーどこまで一通り振らせてみた結果、俺が見た中で相性が良さそうだったのが、小剣(ショートソード)(なた)、片手斧、ククリナイフ、そしてなぜだか両手持ちの長柄斧(ポールアックス)だった。本人もこれがいいって言ってたし俺の目にも特に良さそうに見えたのが鉈、次点でククリナイフだったが……、それでもちょっとエリカにはここの鉈は短く感じた。

 

 鉈自体のバランスというより、もう少し長いものの方が良さそうと判断し、武器コーナーを隅から隅まで探してみるとちょうど良さそうなものがあった。さっき振った刃渡り40cmの鉈よりも刃渡りが10cm長い軍用マチェットだ。

 

「エリカ、ラスト。これ振ってみ?」

 

「あー、腕パンパンでもー上がらんのにウチのカレピまじでよーしゃねー。うっしゃ! ラストだしがんばるかー!」

 

 そう言ってプルプルしながら立ち上がり最後の力を振り絞ってマチェットを振るエリカ。その姿は俺から見ても様になっていた。それは本人も自覚できていたようで。

 

「え? 達郎ち、これすごい! すごい使いやすい! ね、ね、ウチこれ欲しいんだけど! お願い、金貸してくれん?」

 

「はいはい、エリカ一旦ステイ。それ俺に一回貸して? で、エリカの右掌を見せて」

 

「うん? なになに? とりあえずほい。で、手のひら? ほい」

 

「ありがと。ちょっと待っててね。手のひら触るよ? ありがとわかった。…………【調整(アジャスト)】(超小声)」

 

 食い気味に抜き身の刃物を持ちながら近づいてくるえりかをなだめて一度マチェットを受け取りそのバランスを記憶した上で、次にエリカの手のひらをゆっくりと確認する。「達郎ち、なになにいきなり。超くすぐったいんだけど」と笑顔で言うエリカの手を離して必要な情報を全て頭に入れた俺は、こっそりこの店売りのマチェットを俺が思う彼女に合うバランスにするために【職人(クラフター)】の【スキル】である【調整(アジャスト)】を使って調整した。

 

 バレたら絶対出禁レベル、『唐揚げテーブルついたら即レモン』級の害悪行為である。

 

 ちなみに普通の学園生はダンジョン外では【スキル】が使えないのだが、ダンジョンで死んだことのない俺は【魂魄結晶(ソルデバイス)】持ちなので問題なく使える。そして見た目には全く変化はないだろうが、持ち手の最適化、全体の重量バランスの変化により実際には先ほどまでとはもはや別物だ。

 

 そんなマチェットを彼女へと返して、手でもう一度と促す。

 

「えー、さっきラストって言ったのにー。これほんとラストだかんなー! ほいってえぇ!?」

 

 う〜ん、明らかに先ほどまでと空気を切る音が違う。惚れ惚れするような鋭さでマチェットを振るエリカはそのあと今までの疲れを忘れたように夢中でしばらく武器を振り続けた。

 

 うん、我ながら完璧。いい仕事したぜ。これでようやく作るものも決まったしこの後の仕事に取り掛かれるわ。

 

「達郎ち、ウチあれ欲しい! だってあれ絶対すごい! お願い買って買って買って! ウチ、何でもするから! お願い!」

 

 感極まったように俺に抱きつき自慢の巨乳をぐいぐい押し付けながら迫ってくるエリカ。あー、さっきまでの運動での汗と香水なのかな? の匂いが混じったなんとも言えないいい匂いと汗ばんだ巨乳の感触にこのまま押し倒したい衝動をなんとか堪えながらエリカの耳元に手を添えて俺は精一杯の低音ボイスで必殺の口説き文句を囁いた。

 

「なぁエリカ、俺が今からそのマチェットよりもっとすげえやつ作ってきてやるから。この後俺がいない今日と明日、いい子にできるな?」

 

「……❤︎! ひゃい……、ウチいい子にしてますぅ……」

 

 こうかはばつぐんだった。ほてった体はさっきまでの運動のせいかそれとも別の理由かはわからないが、その後はあやかの待つ部屋に帰り着くまで顔を真っ赤にしてずっとしおらしく俺に寄り添っているだけになったエリカはそれはそれで可愛かった。ギャップ萌え半端なかったわ。

 

 最後にあやかとエリカ、それぞれと熱いキスをした後、【海燕荘】を後にした俺は自分の寮でシャワーを浴びて身を清め、ロッカーにたち寄り必要そうなものを全部持っていよいよ【工房(ファクトリー)】へとやってきた。

 

 これからがお楽しみの時間だぜ……。

 

 

 なお、マチェットはこっそりもとに戻して置きました。

 




達郎  レベル60(第三段階職)   SR【戦闘鍛治師】/サブクラス SR【刀匠】
あやか レベル10(第一段階職)   N【文官】
エリカ レベル4 (転職未到達)   N【初心者】

独自設定③

【幸運】スキルーー別の拙作内に登場するチートスキル。ありとあらゆる行動に幸運補正がつく他に、ダンジョンのファーストダイブ時に第一階層から第三階層の既知内領域かつ生存可能な場所にダイブすることが可能になる特典がある。

作者による脳内整理と共有のための時系列考察
仮定 入学式を四月一日と仮定する。

4/1(金) 入学式 歓迎会
4/2(土) 初ダンジョンダイブ
4/3(日) ※ 日曜日だが原作描写を見ると授業がある?
4/4(月) ダンジョンダイブ解禁ーー購買へ
4/5(火) 1回目ダンジョン内で喧嘩→和解→打ち上げ
4/6・7(水・木) どちらかで2回目のダンジョンダイブ。
4/9(土) 学食にて沙姫が初初登場。その夜に沙姫隷属。
4/10(日) おそらく3回目かつ沙姫パーティー加入ダンジョンダイブ。
4/11(月) 体育教師と戦闘訓練実習
4/12(火) 4回目のダンジョンダイブ・シャドウシュマグ入手
4/13(水) 雪、初登場。夏海、海春初登場。
4/14(木) 上記の翌朝、夏海、海春パーティー加入。5回目のダンジョンダイブ
4/15(金) 蜜柑初登場。 
4/16(土) 6回目ダンジョンダイブ。夜、夏海、海春クラスチェンジ。
4/17(日) アデプトワーカーズ初登場。
4/18(月) 7回目ダンジョンダイブ、沙姫、第二段階職【剣豪】にクラスチェンジ。
4/19(火) 8回目ダンジョンダイブ。
4/20(水) ファクトリーにてトラブルの結果、凛子ら4人と初セックス。
4/21(木) ダンジョン9回目、第四階層に進む。
4/22(金) 蜜柑にブルーソードを渡し、刀の作成を依頼。
4/23(土) 謎の一日。
4/24(日) 昼からダンジョン10回目のダンジョンダイブ(日付はともかく確定事項)
4/25(月) 11回目のダンジョンダイブ(ローテーションの予定を変更と明示)
4/26(火) アデプトワーカーズ訪問。素材受け渡し。
4/27(水) 12回目のダンジョンダイブ。第五階層突入。水虎王刀初登場。
4/28(木) ダンジョンオフ日、アデプトワーカーズ訪問。
4/29(金) クラスで聖堂へ。その後、13回目のダンジョンダイブ。
4/30(土) トレーニングルームにて礼治と麗華と初遭遇(確定事項)。
5/1(日) フリーマーケットにてメンズーア発生(確定事項)。

以下のことから23日の描写がないことになるので、入学式が一日ずれて4月2日なのか、ダンジョン0回目の日が3日間あるのかのどちらかだと思われる。
つまりダンジョンダイブ解禁日が4日ではなく、5日。

以上の結果、今後はダンジョンダイブ解禁日5日説をもとにスケジュールを原作とあわせていきます。
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