三が日に何してんだ俺!受験生だろうが!
「——ん゛ぅっ♡♡ ふっ、ふぅ゛……っ♡ ——ぅ゛んっ♡♡ ふぅ゛ーーっ♡♡♡」
灰色の髪をした女は、その美しい髪を振り乱している。汗ばんだ艶やかな肢体を振るわせながら、
ヘテロクロミアの目で男を睨む。
「お゛っ、まぇ♡♡加減、をっ♡
――――っ♡♡」
息も絶え絶えに男に文句を言おうとし───
「ちゅぅ゛————っっッ゛?!!♡♡♡♡ んちゅっ♡♡ んむぅ゛〜〜〜〜〜っッ゛♡♡♡」
その瑞々しい唇を、塞がれる。
男と女が、身を寄せ合っていた。
「寒かったらすぐ言えよ。病気が治ったとはいえ、お前が風邪でも引いたら大変だ」
「お前、最近私のことを子供扱いしていないか?」
「それだけお前のことが心配なんだよ。嫌ならもっと元気になれ」
雪が降る夜、男女は抱き合い、温め合っていた。
「アルフィアってさ。髪、綺麗だよな」
男が女に囁く。
「お前は本当に、それしか言えないのか?」
呆れたように女は言う。
「いや、だってマジで綺麗だぞ。手で触れればスルスルって指の間を通るし、灰色に輝いてる絹みたいだ」
きっかけは、なんだっただろうか。
「アルフィアは、結婚とかしないのか?」
「結婚?私が、か?あり得ないだろう」
「そうか?結構若いし、綺麗だからあるかと思ったんだが」
アルフィアは病気が治ってから血色が良くなり、さらに魅力が増した。だから、だろうか。
「そういうお前はどうなんだ。」
「『英雄』としての仕事を終わらせるまで、ベルに告白するつもりはない」
「もしも結婚したらの話だ。上手くいく自信はあるのか?」
「う、うーん。俺もベルも料理はできるし——」
「女の扱いの話だ。お前、経験ないだろう」
「————」
「お前とベルではサイズが違うからな、『夜』は苦労するだろう。誰かしらで練習しておけ。ベルを泣かせたらお前を殺す」
最初は、一夜の過ちだった。
たった一度と、そう決めていた。
「ぢゅるっ♡♡ ぢゅぶぶ……っ♡ じゅりゅ……ちゅぅ゛っ♡♡♡ ちゅぷぷっ♡♡」
抱きしめ合ったまま恋人がするような口付けをする。
触れ合う唇から『熱』を渡し合う。強張った体が弛緩していく。
男が歯茎の一本一本をマッサージするかのように舐め回し、内頬にも舌を這わせて、口内に溜まった唾液も水音を立てて啜る。
ゆっくりと、触れる。壊さないように。傷つけないように。
相手を幸せにするために、触れる。
「じゅるっ♡♡♡ んぶっ♡ じゅるるっ、ちゅぅ……っ♡♡ ちゅぷぷっ♡♡♡ ん゛ぅ゛〜〜っ゛♡ ——ち゛ゅるぅ゛っ♡♡」
服の上から、体に触れる。男のゴツゴツとした指が女の体を揉みほぐす。