ゆるキャン△ 少女達の秘め事 作:斉藤プロダクション
おじさんがホテルを後にしてから十数分後、あおいはまた別の部屋を訪れていた。当初の予定通り、終わったら感想を聞かせるという事で、別室で待機していた恵那の元へとやってきたのだ。
コンコン
「はーい」
「その、終わったで///」
「おつかれさま〜、入って入って♪」
指定された部屋の前に立ちノックをすれば、もこもことした可愛いパジャマ姿の恵那があおいを迎え入れた。
「あ、そういえば、今日はここでお泊まりだけど連絡は大丈夫?」
「一応友達の家に泊まるって言うてきたから心配ないで」
「それなら安心だね♪」
勢いよくベッドに飛び込んだ恵那に続き、いそいそと上に登る。何気なく乗っているこの大きなベッドの上で、今まで何人もの人がえっちな事をしていたのだろうと想像すると少し顔が熱くなってくる。
「それで、どうだった?♡」
「あぅ……///その、最初はやっぱりめっちゃ恥ずかしかったけど、おじさんが優しく色々と教えてくれて///」
「うんうん♡」
「今まで知らんかったことを一気に頭に詰め込まれて、何だかまだほわほわしとるわ///」
「そっかそっか♪」
初めての体験談を話す姿を見て、少なくとも嫌なことは無かったんだと感じた恵那はにこにこと笑顔を浮かべる。
友達が自分と同じ喜びを共有してくれたことや、自分の目に狂いはなかったということに彼女は喜びを感じていた。
「楽しかったでしょ♡」
「っ///……正直言うとちょっと楽しかったわ///」
「でしょ〜?やっぱりあおいちゃんなら分かってくれると思ったんだよねぇ♪」
ふんふんと自慢げに頭を揺らす恵那。
「それで、次があったら連絡してってさっきおじさんに言われたんよ///」
「お?乗り気だねぇ」
「……っ///」
「まぁあのパパさんなら安心かな。あおいちゃんも早速お得意さん捕まえるなんて、やりますなぁ♡」
「そ、そんなんやあらへんて///」
「いーや、あれは絶対あおいちゃんにハマってるね。こんないやらしいおっぱい持ってる娘なかなか居ないんだから♡♡」
もにゅっ♡
「あっ♡ちょっと恵那ちゃん、いきなり揉まんといてや♡」
恵那の白く細い指が、あおいの巨乳にずっぷりと沈み込む。パジャマ越しでも確かに感じる重量感と柔らかさに、同性ながらも性的な興奮を覚えてしまいそうだ。
「私も小さくは無いんだけど、こんだけ大きいとちょっと羨ましくなっちゃうなぁ♡」
もみもみ♡
「んっ♡そんな嬉しいもんでも無いで?肩は凝るし汗は溜まるし、特に階段とか先が見えんくなるのがちょっと怖いわ」
「それ、すんごい贅沢な悩みってことを理解しとかないといつか変な恨みを買うことになるよ?」
「……肝に銘じます」
「ふぁ……流石に眠なってきたわ」
おじさんに教えてもらったことや、恵那の体験談を聴きながらパジャマパーティをしていると、気付けば時計の針は天辺を回っていた。
「そろそろ寝よっか」
「せやなぁ」
「それじゃ電気切るよ」
パチりと照明のスイッチを落とすと、部屋は静寂に包まれる。クイーンベッドを二人で使っているため、すぐ横からお互いの息遣いが聞こえてきた。
「……あのね、あおいちゃん」
「ん、どうしたん?」
「今日はありがとう」
「なんや改まって」
「私は好きでこのアルバイトを続けてるけどさ、あんまりおおっぴらには言えないじゃん。あおおちゃんやリンがキャンプの話をするのを楽しいと思うように、私にとってはえっちな事がそれなの。だからこうやってえっちな話が出来る友達が出来て、本当に嬉しかったの。だから……ありがと」
「……ふふ、恵那ちゃんは可愛いなぁ♡」
「わぷ///」
ふわりと抱き寄せられると同時に、顔いっぱいに柔らかい感触と良い匂いが広がる。
暗い部屋の中で、あおいの胸に顔を埋めさせられた恵那は、されるがままに頭を撫で続けられる。
「好きなことを好きって言えへんのは辛いよなぁ」
「……うん」
「だから、今度から私が聞いてあげる」
「……それって」
「アルバイト続けるわ」
「っ!」
「なんや、自分から誘っておいてそんな驚くん?」
「……ううん、あおいちゃんなら楽しめるとは思ってたけど、いざそうなるとちょっとびっくりすると言うか」
「また色々おしえてな?♡」
「……うんっ♡」
「あんっ♡ちょっと、お尻触るんやめてや♡♡今ええ話してる空気出てたやん、んんっ...///もう、仕返しや♡♡」
広いベッドの上、抱き合ったままお互いの身体をまさぐりあう。暫くその感触を楽しんでいると、どちらからともなく静かな寝息を立て始めた。
あおいにとって長く濃い1日は、こうして終わりを迎える。
「おぉ、イヌ子!新しいローチェア買ったのか!」
「せやでぇ。バイト代入ったから、ちょっと奮発して欲しかったの買ってもうたわぁ」
「かーっ!私も酒屋のバイト代がそろそろ入るし、次のキャンプに向けて新しいギア買おうかな」
「ええなぁ……あ、ちょっと待ってな」
「おーう!なぁなでしこ、お前もーー」
放課後の部室にて。うなぎの寝床のような細い空間で、いつものように野クルメンバーと会話をしていたあおいは、スマホの画面に映る通知を見てその場から少し離れる。
[来週の日曜日、時間は18時からでらどうかな?]
送り主は先日会ったおじさんだった。
思っていたよりも早く次の約束を決める連絡が来たことであおいの事を心配してくれたおじさんだったが、乗り気な彼女のメッセージ内容を見て安心したのかその後もやり取りは続いている。
[その時間で大丈夫です]
[分かったよ。楽しみにしてるね]
[はい、私もです///]
「ごめん、お待たせ〜」
短い言葉で返信をし、日常へと戻っていく。
「イヌ子、さっきの連絡なんだったんだ?」
「あ〜こないだえっちなことしたおじさんからの連絡やったわ」
「なっ///お、おまえそんなことやってたのか!?///」
「あおいちゃん!?///そ、それってどういう!?///」
「おおお落ち着けなでしこ///」
「あわわわわ///」
「ふふ、ウソやで♡」