※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編   作:CHACOとJAGUAR

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第二十回

 一方、イズヴァルトはその頃もまだ、ガモーコヴィッツの城に滞在していた。領内の武芸者が稽古をつけて欲しいと求めたからである。娘のエレナからもだ。

 

 城の訓練場でイズヴァルトは一人一人にアドバイスをして、それから皆に実戦形式の乱取り稽古を取らせる。全員が敵という想定での取り組みだ。

 

 エレナ以下、集まった者たちの木剣が鳴り響く。イズヴァルトはそれを耳にして楽しんでいた。武芸者や戦士にとっては良い響きだからだ。

 

 しばらくしてイズヴァルトは皆に呼びかけた。拙者の稽古にも手を貸していただきたい。

 

「もちろん、貴殿ら全員が拙者に打ちかかってくるのでござる。敵は拙者一人。殴り放題でスカっとするものでござるよ?」

「とーちゃん。それ、ぜったいうちらが勝てないやり方だろ?」

 

 稽古は行われたが誰もイズヴァルトを倒せなかった。いや、身体に一撃浴びさせることもままならなかった。

 

 巨体のくせに異様に身体強化術式を使っているかのように素早く、しかも恐ろしい膂力であった。誰もが木剣を弾き飛ばされて皆が「参った」と言うのに15分もかからなかった。

 

 イズヴァルトはとにかく強い。あほかと思うぐらいにでたらめに強かった。剣を弾き飛ばされた男たちは立ち上がったりせず、「もうお腹いっぱい」と叫んでこれ以上の挑戦はしなかった。

 

 しかしエレナだけは違った。木剣を弾き飛ばされると壁にかけていた槍を持ち出し、こっちならどうだと父に挑んだ。

 

「あたしが得意なのはおかあちゃんと槍だからね。おとうちゃんもこいつに変えてくれよ?」

「よろしい。ならば貴殿にたっぷりと槍術を馳走いたすでござる」

 

 親子は練習用の槍を構えて打ち始めた。エレナが言う通り、槍を持った彼女は剣の時と比べて一筋縄でいかなかった。

 

 娘はイーガ流とエルフ流の槍術を会得し、そのさばき方や父の槍先をかわしたりいなしたりする身のこなしは、戦場で多くの首をあげてきた猛者にも匹敵する技量だった。

 

 そうして1日の仕事を終えると、イズヴァルトはエレナと共に、アーノンレンシ姫とローザマイヤの魔法の修行を見ることに。

 

 姫たちは城の中庭で飛翔魔法の鍛錬を行っていた。中庭の池を飛んで渡るというのを繰り返していた。高度はたかだか1メートル程度だが、2人は昼飯後からずっとそれを続けていた。

 

 姫はまだ覚えたばかりでスピードは至ってのろい。歩いたほうが速いぐらいである。ローザマイヤはもう少し速いが、それでも時速5キロいくかいかないかぐらいであった。

 

「随分と頑張られておられる。これで何往復目でござるか?」

「妾は100往復目。ローザマイヤちゃんはもうすぐで200往復じゃ!」

 

 姫よりも前を飛んでいるローザマイヤが、振り向いて手を振った。姫も負けじといきりながら宙を飛ぶ。

 

「……しかし、2人ともスカートをまくっておけつ丸出しというのは、どういうことでござる?」

 

 イズヴァルトが言う通り、姫もローザもスカートをあげてベルトに挟んでいた。かわいいお尻が丸見えで、肛門が水面を向いていた。

 

「それはじゃな、こういうことじゃ! ふぬぬぬ!」

 

 姫はりきむと、ぶぶぶっと屁を放って肛門から茶色いものを垂らしだした。ローザマイヤもしっぽをあげ、ぶりゅ、ぶりゅと大便を池に落としだした。

 

「……うーむ。2人とも魔法を使うとお通じがよくなってしまうでござるか?」

「丸出しにするのはこういうことをする為でもあるのじゃ!」

 

 姫とローザが高度を下げる。2人は尻を池につけて尻穴のよごれを流すとまたあがった。

 

 それを見たエレナが笑った。

 

「よく考えてやってるねえ! そーいやあたしも魔法を使いすぎると大のほうを漏らしちゃうんだよなあ!」

「貴殿は辛い物を食べ過ぎなだけでござるよ。程々にするがよろしかろう」

 

 かくして姫たちの訓練が終われば夕食である。その席で隣にいたガモーコヴィッツ公が、変な噂を仕入れたとイズヴァルトにささやいた。

 

「どういう噂でござるか?」

「オルガスムナ家が滅ぼされたという噂だよ」

 

 オルガスムナ家は大貴族。それが滅ぼされたことは一大事とイズヴァルトは驚いた。

 

 ガモーコヴィッツ公もホーデンエーネンの事を良く存じていたので、あの国は何やらきな臭くなってきたとつぶやいた。

 

「オルガスムナは何かと邪魔だということは儂も存じておる。あの家を消せば、ソーロー家とスカルファッカー家の天下がゆるぎないものになる。ゆえに犯人はケノービかと睨んでおるが……」

 

 しかし実際のところ誰が犯人なのかがわからない。セイン王の戦死からホーデンエーネンはいよいよ、乱世となるやもしれぬと恐れながらガモーコヴィッツ領での数日を過ごし、いつものように武者たちの腕前を磨いてやっていた時にである。

 

 訓練場に突如、ガモーコヴィッツ公と子息らが駆け込んで来た。とんでもない来客がイズヴァルトの教えを乞いたいと言って来たというのだ。

 

「婿殿! 礼を失してはならぬやんごとなきお方じゃぞ!」

「なんですと! いかなるお家のおかたでござるか!」

 

 そして姿を見せたのはパラッツォ教国の教帝とその侍女ら、そして枢機卿達である。いきなりの来訪にイズヴァルトは驚いた。教帝はイズヴァルトに、実父に向けるものとはとても言えない冷ややかな目をしていた。

 

「オーミゲニアの大君が、イーガにいると聞いて寄ってみたのだよ」

 

 そう言ったあと、エレナに目を向けると急に頬をほころばせた。女にはどうにも甘くて情が細やかな本性が見えた。

 

「エレナちゃん、久しぶりだね! おにいちゃんはとっても会いたかったよ!」

 

 両腕を広げて抱き着こうとすると、エレナはするりと抜けてあっかんべーをした。異母妹の態度のせいか、教帝のまぶたに涙がにじみだした。

 

「酷いよ。僕はお前のことを毎日心配していたのに……」

 

 教帝は妹たちにあてた手紙やプレゼントのお化粧道具などを、年に何度もナーガハーマにいるイズヴァルトの代官に送っていた。近年、趣味ではじめた絵画もだ。

 

 彼の絵の講師は、サガミニアから来たエルフの絵師だった。やや戯画化して、『もえもえ』した画調の教師から学んだ画風は、自然と『もえぶた』と呼ばれる絵画愛好家達が好みそうだった。

 

【ギルバート=カツランダルク注:教帝は生涯に画集を何冊も出せるぐらいの絵を描いた。乳房が大きな若い娘や美人の年増がモデルの、叙情的というか『リリカル』というか、砂糖菓子の国の住人の一風景、といった様な絵を好んで描いた。】

 

「僕が描いた絵はみてくれているよね? 政務とおまんこの合間に一生懸命描いたんだよ?」

「あの、きっしょく悪い絵か。あたしが仰々しいドレスや宝石を身に着けてピアノを弾いたりお庭で『あふたぬーんてぃー』

をいただくやつだったっけ?」

 

 ちなみにルチア達には、彼女たちが白いワンピース姿で素足で花畑を駆けるという構図の絵を贈っていた。うまく描けていたが

 

「きれいになった君の毎日を想像して描いたんだ。感想はまだ聞いていなかったね?」

「女たらしが描く絵に見えた。にーちゃんはどすけべだと知られているんだから、胸を盛られたあたしが全裸でまんこをくぱあとさせる絵でも描いてりゃいいんだよ?」

 

 ちなみにエレナも絵が達者であった。写実も戯画も兄より上手く、エルフたちがつくる『げーむうおっち』の絵画担当でアルバイトをすることもあった。

 

 但し、好んで描くものは『おまんこくぱあ』や『オホ声イキ挿入』の絵ばかり。教帝が好む『リリカル』な情景なんぞは、女がおまんこを致す為の前戯のようなものと喝破するエルフたちと同じ哲学を持っていた。

 

「あたしの裸を描きにきたのか? それともかわいいショリィちゃんのうんちぶりぶりを拝みにかい?」

「イズヴァルトと一緒にしないでくれ。こどものうんちぶりぶりなんて好んで見るものじゃないよ。僕はこいつにちょっと用事があってここに来た」

 

 オルランドゥは練習用の槍を手に取った。

 

「僕と侍女たちに稽古をつけてほしい。親だと言い張るのなら当然つきあってくれるだろう?」

 

 イズヴァルトは何も言わずに槍を手に取った。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 ヨコヤマヴァールの戦いの頃より、教帝はだいぶ腕をあげていた。

 

 オルフレッドはこの年35歳。そろそろ体力の伸びや身のこなしぶりに衰えが出る頃だというのに、その肉体は若々しくまるでまだこれからという様子の少年のようだった。

 

 ニンゲンが為すにはなかなかに難しい、オーガの戦士との一騎打ちで何度も勝った武勇は健在だった。教帝の武は豹や隼のように素早く、熊や虎の様に力強かった。

 

 しかし実力はイズヴァルトのほうがはるかに上。何度も打ち合っているうちに教帝は槍を弾き飛ばされて後ろに倒れ、喉元に突きつけられた。

 

 降参、と叫んで立ち上がると、オルランドゥは見守っていた女官の中から一番年若そうな顔の金髪の娘に呼びかけた。

 

「ヴィクトリア。君も稽古をつけてもらいなよ?」

 

 イズヴァルトとエレナが目を向けあった。

 

「はい、陛下」

 

 一番年若そうな娘は椅子から立った。経典の巫女が着ているような薄めの衣で、かすかに身体のラインが透けて見えた。

 

 幼い顔立ちではあるが、背丈はそこそこ高くて180センチ近くあった。胸と尻は重そうに揺れるぐらいに肉をつけていた。

 

 しかし腰は引き締まっていて、身体のラインは美しいと言うより均整がとれていた。幼いころのイズヴァルトが師と仰いだ、同じ名前の女傭兵の様な体つきだった。

 

「まさか、そなたは……?」

 

 娘はどっしりと腰を落とし、槍を持ち上げて構えた。鍛錬に鍛錬を積み重ねている構え方だった。戦場に出れば多くの首を挙げられそうな猛者の雰囲気があり、イズヴァルトはつばを飲み込んだ。

 

「その構え、オハラ=タカシ枢機卿どのに学んだでござるな?」

 

 オハラ=タカシは『枢機卿』の中でも一番の武芸達者として名が知られていた。イズヴァルトも何度か試合を頼んだことがあった。恐るべき膂力と技量の持ち主で、負けることが幾度もあった。

 

「しかし、でござる。お腹は出っ張っているようでござるな。もしや、ややこがおるのでござらぬか?」

 

 ヴィクトリアの腹は大きく膨らんでいた。おおよそ7か月といったところだろう。

 

 妊婦が戦場に出ることはイズヴァルトの時代、よく見られるものであった。ニンゲンの女戦士はさすがに臨月まで剣を取ることは無いが、城に籠る場合は、腹の赤子のことに構っていられなかった。

 

 女エルフやドワーフは、勿論である。出産間近まで武器を手に取るものなのだ。

 

「おなかにいる赤ちゃんは、誰の子でござるか?」

「陛下の子」

 

 幼い顔立ちにしては、やや低く太い声だった。

 

 イズヴァルトは何か言いたげに教帝をちらと見た後、相手の槍先に集中した。

 

「初めてのお子でござるか?」

「いいや、すでに1人。それも陛下の子よ。姫様。だから何?」

「教帝どのと貴殿は、ただの知り合いではなかろうに……」

 

 ヴィクトリアが動いた。身重だが、お腹の子に手加減をしない動きだった。

 

 最初のひと突きをしのぐがこれはフェイントだ。彼女は身体を引いて横脇腹を狙った一撃を繰り出す。それを柄で弾いた。

 

 イズヴァルトは相手の腹に気を遣いながら反撃を繰り出した。ヴィクトリアは大胆に上体を曲げてかわす。妊娠していなければ本当に強いだろうと思わせる回避だった。

 

 刃を丸められた2つの穂先が舞うのが、3分ほど続いた。勝負を決めたのはイズヴァルトだった。槍を持っていた腕を叩いて落としたのだ。その娘は素直に負けたと告げた。

 

 イズヴァルトは妊婦の腹をもう一度見た。抱きしめようとすると拒まれてしまった。

 

「ヴィクトリア。なにゆえ拒むでござるか? 貴殿は拙者の娘でござろうに?」

 

 この娘もまた、イズヴァルトの子であった。エレクトラと第二子である。エレナと違い、司祭騎士団長として各地を転戦して留守が多かったゆえ、ヴィクトリアには構ってやれなかった。ゆえに彼女も、父に対する情愛が薄かったのである。

 

 ヴィクトリアはオルランドゥのところに戻ると、彼に頭を撫でられ、大きな腹をさすられた。イズヴァルトの娘ははにかみ、身を預けた。異母兄に甘い少女の笑みを向けていた。

 

【ギルバート=カツランダルク注:ヴィクトリア=ガモーコヴィッツは兄の側近の護衛でもあり、側室であった。兄との間には15の歳から20の歳まで、合計で3人の子を為したそうである。その子らは教帝が最晩年の頃に側室にした、ユノという少女に付いた女官になったそうである。】

 

 他の女官たちとの手合わせの後、オルランドゥ帝は彼女たちの健闘を称えた。その場で乳を揉んだりキスをしたりと、女たらしの面目躍如といった様子で、イズヴァルトはつい眉をしかめてしまった。

 

「何か言いたげだな、イズヴァルト?」

「人前でべたべたするのはもうちょっと控えるでござるよ? さもなくば貴殿が一番嫌う男によく似ているなどと、人々に後ろ指をさされるでござる」

「忠告は無用だ。お前の言う通りにしていたらまともな男になれないよ」

 

 それから教帝はイズヴァルトに、アーノンレンシ姫を呼んで来いと命じた。随分とかわいらしい童女だと聞いていたが、まだ一度も顔をあわせたことが無く、どの様な娘かとこの目でみてみたかったのだ。

 

「それからアーノンレンシ姫とお前に、あることを教えてやる」

「どのような秘密でござるか? 是非にも聞かせていただきたい」

「それはアーノンレンシ姫と顔を合わせてからだ」

 

 そうして教帝は意味ありげに笑って見せるが、さて、この男が語りたい秘密とはいったい何だったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。




ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

セクシーな挿絵をどうぞ。

【挿絵表示】


以下はリンクです。(別サイト)


削除したエピソードはこちらでご確認ください。
題名はSEО対策です。

本編
『聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜』です。
現在ハーメルン版と同じく聖王編まで掲載。
主人公イズヴァルトがちんちんをぶんまわしながら世界を渡り歩き、マイヤやスケベな女達に搾取されるお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837

外伝1 マイヤとトーリが主軸のお話です。
 『前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆』
トーリとマイヤとそのご先祖について、そのご先祖の家来筋のイーガ魔法王国の王子の物語と、覚醒したトーリがホーデンエーネン王国の実権を握り支配し、凋落するまでのお話となります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

外伝2 本作の重要人物、魔法戦士ヘラのお話です。
『転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


以下は旧版のイズヴァルト。題名はSEО対策です。
(内容は大体一緒ですが、細部がいろいろと違います。)

『エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。
』
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/


以下のは、副産物となります。

爆焔のダークエルフ
https://h.syosetu.org/novel/378655/

サキュバスレストランへようこそ! Hルート
※別サイト。エロをマシマシにした改稿版です。
https://novel18.syosetu.com/n1061iv/
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