聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編 作:CHACOとJAGUAR
時系列では第二十六回の終わりの続きとなります。
「ここの墓の中には『シオリコママ』のこの世界での身体は入っていない。ここに来るまでに、イズヴァルトさんはそう言ってたよね?」
胸に抱くアーノンレンシに聞かれたイズヴァルトは、その通りだと答えた。いわばもぬけの殻だ。この墓は。
「さようでござる。そして拙者はこの墓に、マイヤではなくローラの偽名を刻んだでござるよ」
イズヴァルトが言う通り、墓碑にはローラの名前が刻まれていた。しかしその墓は表面を削ったような痕があった。それをアーノンレンシは目ざとく指摘した。
「つまり、マハーヴァラ様のお取り計らいを知る前は、ここに『ママ』の名前を刻んでいたんだね?」
イズヴァルトと、ザーチャとルイーダがうなずいた。
この詰め城はマイヤが設計したものではない。本当の設計者はイズヴァルトだ。マイヤが死んだかもしれないと思ったのち、彼はザーチャとディークに頼み、この山に砦を築いた。
その理由をアーノンレンシは、ここへ来る前に聞いていた。弔いの為だ。もしマイヤの遺体を見つけたら、誰にも二度と奪われぬように墓の周りを曲輪で包む。いずれはこの詰め城を、石垣と魔法防壁の仕掛けで包んだ、堅固な要塞にするつもりだったのだ。
これが武辺者、イズヴァルト流の弔いだった。そう、マイヤの行方がわからぬまでの話だが。
「だが、マイヤの魂はあちらの世界に戻った。そう聞いたがゆえにこの城の為に置いた石材を市中にまわし、イーガから取り寄せた防壁の装置は各所にある関や砦に置いたでござるよ」
アーノンレンシは涙をこぼした。改めて、イズヴァルト達にありがとうと言った。
「『シオリコママ』もきっと、この世界での人生は幸せだったと思うよ。だって、こんなにもみんなに愛されていたんだから!」
「シオリどの……」
姫と同じくイズヴァルトも涙ぐむと、ザーチャとルイーダはもっと泣いてアーノンレンシを抱きしめた。
彼らの鼻水が顔や首についたのは気になったが、彼女はとてもうれしかった。きっとあちらの世界にいる『母親』も、どこかで聞いてうれしがっているだろう。
「イズヴァルトさん。ところで、この墓の下の何が埋まっているの?」
「おお。そこが気になっていたでござるか。そうそう。シオリどのには是非とも見ていただきたいでござるよ」
イズヴァルトは花壇に入り、墓石をひょいと持ち上げた。やっぱりとんでもない力持ちだなあなどと、ザーチャとルイーダがのんきに感心しているのを聞き、アーノンレンシも確かにそうだ、とうなずいた。
イズヴァルトは蓋をとった墓の下から何かを引きずり出した。中には人形が入っていた。
青にも見える黒い髪の可愛らしい、等身大のオーガの女の子のお人形だ。かわいいといってもおっぱいはでかでかとしていて、お尻もふっくらとして大きかった。
「うーん。なにこれ?」
「『おしりのあないじいじ人形』でござる。ツノが生えているでござるが、マイヤの姿を模したものでござるよ」
製作者はエルフの人形術師・ジョゼフィーヌである。しかしこれを設計した者は違う。
「考えたのはマレーネどのでござるよ」
「ふーん。なんか、腕の関節のところが不自然だね? 取り外しができるみたいだよ?」
「まあ、こういうことでござるよ」
イズヴァルトは右腕を引っ張った。ぽち、と音が立つと、人形から機械音じみた女の子の声が出た。
「ふえええん! ひどいよう! わたしのみぎうでをがえじでー!」
「……イズヴァルトさん、なにこれ?」
「この人形を考えた人の趣味でござる。ところでこの腕を付けなおすと……」
付けなおすと「ひどいよ! もーっ!」。まあしかしかん高くて可愛い声ではある。でっかいおっぱいは可愛げが無かったが。
「話しかけるとこう答えてくれるでござるよ……ごめんねでござる。そなたの腕がとってもかわいかったから、ついついもいでしまったでござるよ?」
「かわいいー? そーう? あははは、そういわれるとうれしいよ!」
しかもその人形にはご丁寧にも、クリトリスと女陰、それから肛門がついていた。まずはおまめをくりくりくり、といじってみる。
「ひゃふー! しょんなにいじりまわさないでー! あたまがばかになっちゃうー!」
『すじ』の中に指を入れ、くにくにくに、と雑な手マンの真似をしてみると、
「ふえええん! そこはだいじなところなのに! おまたくにくにくするときはもっとやさしくしてちょーだいよっ!」
今度は尻穴だ。ちょっぴり縦に割れているそれに指を差し込むと、「ほわーっ!!」と人形は叫んだ。それからゆっくりと、中の布生地をごしごしとしだすと、
「わたし、おちりのあな、すっごくよわいのー! あうっ、あうっ、あうっ! もっとごしごししてー!」
ざっとこんなものでござる、とイズヴァルトが言うと、アーノンレンシは呆れるどころか興味深そうにその人形を見つめていた。
「……イズヴァルトさん」
「なんでござる?」
「『シオリコママ』って、こんな感じだったの?」
「ふーむ……」
イズヴァルトは人形を抱きかかえながらしばらく考え込んだ。「どしたのー?」と間抜けそうな声を人形が発すると、姫に言った。
「お世辞にも大人の女性とは呼べなかったでござるよ。このお人形さんとどっこいどっこいでござる」
アーノンレンシはすぐさま、イズヴァルトの脛に蹴りを入れた。
□ □ □ □ □
とはいえ、アーノンレンシはこの人形をいたく気に入ってしまった。マイア=テクニカ製の最新版が欲しいとねだり、イズヴァルトに通信販売で1体を買ってもらった。
それがヨーシデン公の邸に届くと、イズヴァルトは包装紙でくるまれたそれを姫に手渡した。
「わーい! イズヴァルトさん、ありがとう!」
「シオリどの、曾祖母様によくにたこのお人形さん、大事に扱うでござるよ?」
「うん!」
彼女はさっそくローザマイヤと大公の子供らと別室に入った。そこには工具や裁縫道具が並べられた。
「じゃあさっそく、中を分解して確かめてみよう!」
景気よい声を放つとアーノンレンシは、ローザマイヤに呼びかけた。
「このお人形さんに手をかざして魔力を探って! 見つけたら色鉛筆でしるしをつけてね!」
「はいにゃ! で、何をするんだにゃん?」
「とにかくやってみよう! よろしく!」
釈然としないままローザマイヤは手をかざした。人形の乳房や股のあたりに、手のひらがぴりりとする感覚があった。頭は手をかざさなくても魔力が満ちていた。
「それで、どうするんだにゃん?」
「こうするの」
アーノンレンシは小刀を取った。しるしをつけた人形の右の乳首の周りをくりぬく。人形は泣きもわめきもしなかった。
「なんてことするんだにゃん!」
「でもこの子、泣かないよね?」
確かにそうだ。アーノンレンシの小刀はローザマイヤがしるしをつけたところを避けていた。その乳首で言えば上と真下と右側面にしるしがつけてあった。
「どういうことにゃん?」
「いいから見てて」
くりぬかれた乳首から1本の線のようなものがあった。布の被膜で覆われていた。
「これ、なんなんだにゃん?」
「たぶん、魔力の信号を発声装置に送るためのコードだよ。乳首を押すと、ほら」
「やめてえ! ちくびくすぐったいよう!」
「にゃるほど!」
ローザマイヤは目を輝かせた。つまりはこのぬいぐるみの『神経』か。魔導書だけでなく医療書も読む彼女は、これがまだわからぬ子たちに説明した。
それから大公の子供たちも人形の分解に手を貸した。手足を取り外すスナップボタンや陰部に感覚センサーがあるのを知った。頭部をくり抜くとたくさんのコードが伸びた小さな箱があった。
「なるほどー。こういう仕組みだったにゃん?」
「」このお人形さんが使っているこの箱は、たぶん、声を出す機能と会話を考える為の機能が入っているんだと思う」
「魔蓄はどこにあるんだにゃん?」
魔蓄は魔力をためる、いわば電池のようなものだ。アーノンレンシはその箱が上のほうにもコードが伸びているのを見て考えた。
「たぶんこのツノだよ」
表面はふわふわとしているが、指で押し込むと硬いのを確かめた。右にひねるとはずれ、中から細長い何かが出て来た。イーガ産の魔蓄だ。おもちゃやうねうね動くちんぽの模型に使われているものである。
「『でんち』交換の時はさすがに、静かにさせてくれるみたいだね」
「そういうことだったかにゃん。ショリィちゃんは碩学姫さまみたいにいろいろと物知りなんだにゃん!」
そうでもないよと返してアーノンレンシは笑い、それから箱の蓋についたねじを外した。発生装置と思しき円形の部品とその奥に、会話を考える機械が見えた。
箱の側面に小さなレバーのようなものが見えたのでねじ回しで反対側に向けた。そうなると人形はいくら触っても手足を外してもしゃべらなくなった。
「そういうしくみだったにゃんね。それでこれをどうするにゃん?」
「オットーさんに、大学でこれの中を書き換える方法を知っている人がいないか聞くの!」
「ほーう。要は改造を施すつもりなんだにゃん!」
アーノンレンシはうなずいた。それから1か月して、その人形は姫好みのしゃべり方をするようになった。『たぶれっとぱっど』とつなげれば思考装置に入ったデータにアクセスできるのを知ったからだ。
□ □ □ □ □
ハビキシュッテン公の招待状を見て、ケノービ=ソーローはひどく気分が沈んでいた。弟のアナキンを呼んで、お前だけ行ってくれと頼んだ。
「何を言っているんだい、兄さん。その招待状、僕のところにも届いたよ?」
「そういうことか。公は俺たちを必ず歓迎したいらしい。ヨーシヒデクス様はどうだろう?」
「あの2人、『ひよこ』の愛で方で仲が悪いの知っているだろ?」
「そうだったな。ヨーシヒデクス様に押し付けたかったが……」
ハビキシュッテン公の趣味と思想は、『ひよこ』の成長するのも愛でるヨーシヒデクスとは真向から対立していた。だから2人はウマがあわない。会議の席でも目を合わせなかったり、雑談も一切無い。
兄弟はひどく気分が沈んでいた。しかし自分たちの天下を保つためにも、ハビキシュッテン公とはずっと仲良くしなければならない。かくして2日後、指定されたハビキシュッテン公の秘密の館を訪れた。
「うわあああ……」
玄関をくぐってから声をあげずにいられなかった。壁一面に何かが飛び出ていた。尻だ。太ももから尾てい骨のあたりまでが出ている。歳のころを言えば7歳から13歳までの少女の尻である。
その尻の上には顔が飾られていた。壁穴の趣向で飾られた剥製群を見て、兄弟はめまいを覚えた。
「ぬふふふ! いかがですかな! 吾輩の『壁尻これくしょん』は!」
ケノービもアナキンもあははは、と笑って見せる。心証を悪くしない為だ。アナキンは気色悪いと言いたくもあったがぐっとこらえた。
これらの尻と顔は本物だ。死体。特殊な薬剤で防腐処理と生前の柔らかさを保たせているのだ。
大公は壁に張り付いたそのうちの1つを手に取った。つかむと尻肉が柔らかくしなった。まるで生きているようだ。
ふっくらとした割れ目も指を差し込むことができ、開けば生々しい幼い膣口が露わになった。処女膜が無くなり膣の奥がよく覗けるようになってはいたが、その肉は水分を失って萎んでいなかった。
ハビキシュッテン公はそれに指を入れ、ぐりぐりとこねてみせる。物言わぬ身体と肌が弾む様子を見て、ケノービはめまいを覚えた。
「技術に技術を重ね、このように生前の感触を保てるようになったのでございますぞ!」
「ははは。ハビキシュッテン公殿は技術の研鑽を怠っておらぬのですなあ!」
ケノービの声は半ばやけくそ気味だった。まさかこれを『ずり穴』になど使ってはおるまいな。飾る以外の用途を聞きたくない。しかし同席していた他の客がその余計な質問をしてしまった。
「ふっふっふっ! もちろんその用途に使えますぞ!!」
「な、なんですと!」
「潤滑剤と後のお掃除に手間が必要ですが、これらの『壁尻ちゃん』はこの館を訪れたお客様やお連れの方々に、膣と尻をもっておもてなしを致すのですよ!」
質問した客は今すぐ試したいと所望した。ゲッツ=ハビキシュッテンは満面の笑みを浮かべて下男に潤滑剤の瓶ときれいな手ぬぐいを持って来させた。
「ああ、どの子にしようか……」
客は玄関から右側の3番目に埋まっていた、黒い肌の少女の尻に目を付けた。
「あの子はどこの国から呼び寄せたのですか?」
「サヌキスタンですぞ。しかしお目が高い。あのお嬢さんはソゴプール族とのクォーターエルフでして、それはそれは、素晴らしい腰遣いで私らを楽しませてくれましたぞ」
アナキンの顔が真っ青になった。大公はエルフの孫にまで手を出し始めたのか。そしてサヌキスタンだ。あそこには心の底から愛したピルリアとの子供達が暮らしていた。
下男が褐色の尻に手をつけ、突き上げられて飾られている割れ目の奥に潤滑液を流し込んだ。客はその前に立つとタイツを脱いで己のものを剥きだした。それを生前と変わらぬ柔らかさを保つ死体の穴に押し込むと、喜悦に満ちたため息を漏らしだした。
「おお! 柔らかい! 絡んでくるぞぉ!」
膣肉が、生きている女のそれのようにペニスにまとわりついてくる。続くと陰唇がすぼみだし、中が弛緩するとともにその周囲が締まり、巻き込む粘膜襞の密着度を高めていった。
「なんと不思議な! おお、吸い付いて来る! 吸い付いて来る! おおおおおお!!」
その客は激しい射出に我を失った。呆気にとられるケノービ達に、ハビキシュッテン公が仕組みを語った。
「こういう仕組みでしてな。あのお尻の中のお肉には、挿入を続けていると締まってくる仕掛けを埋め込んでおりましてな。続けているとより深く女の子たちを味わえるようにしてあるのですよ」
その技術はマイア=テクニカが売り出している、オーガの女の子のお人形からいただいたものだ。あの人形だが、股と尻にとりつける専用の『ずり穴』に、その仕組みとセンサーがついていた。
性交を続けていると間抜けな声で「た、たかまってきたー!」と発し、きゅううっと絞り込んでくるのだ。子供向けのおもちゃではあるが同時に、性交の相手がいない男向けのおもちゃでもあるわけだ。
客が陰茎を抜き放ち、館の下男が尻から吐き出されたものを掃除するのを、ハビキシュッテン公は得意気な顔で眺めていた。
「どうです! 素晴らしいと思えませんかな、ソーロー公殿?」
「あははは、ただただ、感心するほかございませんとも。そのような仕組みを取り入れて、ただただ鑑賞するだけでなく、実用にも堪えられるとは!」
「はははは! では、今からこれらのうちのどれかを試してはいかがですかな? あるいは、全部を味わうというのもよろしいですぞ?」
ケノービは答えに窮した。アナキンが間に入り、連れて来た部下たちに楽しませてもらいたいと答えた。顔を青ざめる彼等を無視して、
「むしろ、私と兄は大公殿が手元に置かれている、生きた雛肉を味わいたいと願っております」
「くひひ。やはりそちらがよろしいでしょうな。勿論、お二方のお伽役は、選びに選んでおりますからな」
今宵と明日の晩の相手だ。もちろん幼い少女たちである。奴隷商や献上から得た彼女たちを、ハビキシュッテン公自らが男根で馴染ませ、調教した中で選りすぐりの数名である。期待するに越したことは無かった。
「で、ございまするが、ふひひひ。その前にこの度は、もっとよきものをお二方にお見せしたいと呼んだのでございましてな?」
そういえばと2人は思った。あの招待状には「よいものを見せる」と書いてあったが、それが何かが書いていなかったのだ。
これからそれをご覧に入れるという。彼らは館の地下3階に案内された。
そこにはグリーヴァスの娘たちの『剥製』など、彼が気に入っているものばかりを集めて飾っていた。ここに来るたびアナキンは怖気づいてしまう。散々弄ばれた挙句に殺され、芸術品にされた少女たちの怨念が漂っているように見えたからだ。
そしてその一番奥の部屋。そこにゲッツ=ハビキシュッテンが最も愛している『作品』が置かれていた。常に冷却魔法がかかって室温が一定に保たれ、美しい調度品やクローゼット、鏡台やテーブルが置かれたその部屋は、まるで王家の姫の部屋の様に見えた。
ここまで装飾に労力をかけているのは理由があった。王家の姫の部屋のよう、ではなく、まさしく王女の部屋であったからだ。
果たしてその部屋のつきあたりに置かれた、大きなベッドの上にそれはあった。
背丈と顔が良く似た2人だ。どちらも背中まで長い髪を伸ばしていた。青にも見える美しい黒髪だ。ただ、上に乗るほうは乳房と尻が二回りも大きかった。
2人は互いに肌を密接に重ね合わせていた。下に寝ていたほうが脚をあげ、相手の背に絡ませていた。上にいたもう1人は無毛のふんわりとした陰丘を、相手の肉裂と重ねていた。
ベッドの上で貝合わせをしながら抱き合う恰好の2人は微笑んでいた。少女同士の秘密の時間を愉しんでいる様子である。
しかしこの部屋に通されたケノービとアナキンは口から声が出なかった。呆れていたのではなかった。行方を探し続けていた何かを、ようやくここで見つけたという驚きと、恐怖だ。
「これは……ハビキシュッテン公殿……!!」
「ぬふふ。そういうことでございまするよ」
一体どこで保護した。ケノービが問うとハビキシュッテン公は言った。ゲースティア北部の山の中だ。1年半前にだ。下半身が旺盛な山賊たちと暮らして楽しい日々を送っていたようだ。
「ただ、惜しむべくは、もう少し早くに保護致せばよかったですな。子も1人産んでいたようです」
「そのお子はどうなされたのでしょう?」
「生まれてすぐに亡くなられたそうです。男の子だったのが良くなかったようですな。このお二方のご家系は、男児となると運がよろしくないですからな」
ハビキシュッテン公は歩き出し、上に乗った娘の尻をさすった。屍だというのに柔らかく揺れるどころか、何かを感じてびくっとのけぞった。
すると上に載っていた娘の身体が動き出した。相手と女裂と陰核をこすり合わせ、ベッドをきしませ出した。
まさかこんな仕掛けまで作り出していたとは。青ざめたままで何も言えぬアナキンの代わりに勇気を奮ったケノービは、驚嘆の声を作って公に呼びかけた。
「それもまた、その身体に取り付けた仕掛けですか!」
「いえいえ。これはエルフの医者から教わった術によるものですよ。人の魂を輪廻の理に向かう前に、容れ物の中に定着させ、朽ち果てるまで居座り続けさせるのです」
ケノービは脳髄にしびれを覚えた。その術は聞いたことがある。しかし、殺す前に魂を封じるというのは?
「もうすでに、半魔族となっていたからできることですよ。このお方の魂は魔族のもの、つまりは、思念体と呼ばれるものに進化していたそうですぞ」
もはや生き物とは言えぬ身体の中にそれを封じた。特殊な術式を用いて思考をさせず、ただただ快楽を貪る本能のみを外に出すように仕向けてあるという。
「つまりは、肉体は死しても魂は生きておられる、ということですか?」
「ぬふふ。左様でございまするぞ。そしてもう1つの魂を、この下で伏せておられるお方にも入れました……こちらは、ひっ捕らえた淫魔の思念体でございまするが」
ハビキシュッテン公の指が、下の娘の尻穴に手を伸びた。死後数年も経っているが生前の柔らかさを保ったままの皴穴は、彼の指の腹でなぞられるとぐっと引っ込み、それから腰を揺らし始めた。
肉芽と襞肉のこすり合わせの動きが生々しくなった。上下運動ではなく、腰をまわしながらだ。柔らかい肉と肉とを密着させ、ゆっくりとなすり合う。
動くたびに剥き出していた肛門が動いた。欲情が感じられた。男の胤棒を注ぎ込んで欲しいと見えた。
「このことはもちろん、レーア様とその取り巻きには、ご内密にですぞ?」
ケノービはうなずいた。勿論レーアに語る気は無い。その2人のことがばれたら逆鱗に触れる。果たしてどんな挙に出るか、わかったものじゃない。
「約束いたしますよ。ハビキシュッテン公殿は我らのよき、そして最も頼りになる盟友でございますからな。」
「ぬふふふ。ヒラジマッシモ殿よりも頼りになる、というところをこれからもお見せいたしましょうぞ? それからですな……」
この2体だけでは終わらない。大公は確かにそう言った。
「この作品はもう1人がいて完成となるのです」
大公とケノービが思い浮かべるのは、ヨーシデン。そしてゲッツ=ハビキシュッテンは、何度も抱いたあの『雛姫』の食らいつく姿と悶える姿を思い出し、股間を熱くさせながらこう言った。
「その為にトリシア大学に来ていただいたのです。私めが裏で手を回し、ご入学を進めてまいりましたのも、その為でございますよ」
「いや……それは……」
「イズヴァルト卿のことがご心配ですか? 懸念には及びません。あれこれと策をたてておりますからな。ただ、まだ若いゆえ……『食べ頃』になってから成就させましょう。」
にたりと笑うゲッツが想像したのは、4年ほど後の『彼女』の姿だ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
セクシーな挿絵をどうぞ。
【挿絵表示】
以下はリンクです。(別サイト)
削除したエピソードはこちらでご確認ください。
題名はSEО対策です。
本編
『聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜』です。
現在ハーメルン版と同じく聖王編まで掲載。
主人公イズヴァルトがちんちんをぶんまわしながら世界を渡り歩き、マイヤやスケベな女達に搾取されるお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837
外伝1 マイヤとトーリが主軸のお話です。
『前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆』
トーリとマイヤとそのご先祖について、そのご先祖の家来筋のイーガ魔法王国の王子の物語と、覚醒したトーリがホーデンエーネン王国の実権を握り支配し、凋落するまでのお話となります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728
外伝2 本作の重要人物、魔法戦士ヘラのお話です。
『転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604
以下は旧版のイズヴァルト。題名はSEО対策です。
(内容は大体一緒ですが、細部がいろいろと違います。)
『エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。
』
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/
以下のは、副産物となります。
爆焔のダークエルフ
https://h.syosetu.org/novel/378655/
サキュバスレストランへようこそ! Hルート
※別サイト。エロをマシマシにした改稿版です。
https://novel18.syosetu.com/n1061iv/