※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編   作:CHACOとJAGUAR

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 王国時代のトリシア大学の併設学問所、つまりはトリシア大学付属初等学校は、毎年おおよそ80人から120人までの入校生を受け入れていた。
 その内女子はおよそ40名ほど。その多くは近隣の商人や豪農の娘である。
 彼女たちは自発的にトリシアの学問所の門を叩いたわけではなかった。彼女たちの父親が自分たちの生業を保護する方策をとってくれる文官や役人になってもらう為、娘たちに学問所の門をくぐらせたのだ。
 この頃の男児の立身出世は専ら、剣をとるか魔道士となるかのどちらかが多く、文官を目指すのはせいぜいが一握りの秀才ばかりであった。
 彼女たちの多くは勉強家だった。
 親の期待に応えられそうな、頭の良い娘たちばかりだった。
 だが、彼女たちの大多数は学問所の中等部を卒業する時点で40人から10人前後まで減ることが多かった。
 その理由の多くが、望まない妊娠(及び出産)によるものである。
 相手の多くは貴族層の男子のクラスメイト、あるいは上級生男子である。
 傷害や恐喝、あるいは命のやり取りをする決闘までもが日常茶飯事だった彼らは、彼女たちを力と身分の差で脅迫し、屈服させて自身の学生生活における性欲を満たすための道具とした。
 自分は性の道具であることを思い知らせる為、既に存在していた避妊魔法や薬や器具を彼らは使わせ無かった。
 堕胎もまた、血をつなぐことに強い意義がある貴族に対する反逆だということで禁じられた。
 そうして彼女たちは初潮の歳で妊娠し、休学して子を産んだ。
 大抵はそこで学業を諦めるが、意思が強い女生徒は貴族の子弟の慰めものとなり、休学を繰り返して次々と子を産みながらも大学生になることを目指した。
 そうして残った40人のうち10人だが、大学生となった歳までに、3人や4人の子を産んでいたものが多かった。
 そうして大学を卒業した彼女たちは、王国や大領主の文官となり、活躍したのだが、子供たちを抱えたまま、あるいは実家に預けたままであり、その養育と費用とで心労がたたり、50を手前にして亡くなる者ばかりであった。
 のちの連合王国時代、歴史の空白の10年を大分過ぎて世が落ち着いた頃、トリシア大学の女子生徒に対する失敗を鑑みて、女性官僚を養成するナントブルグ女子学園が設立された。
 我らが大学の前身である。
 その発起人はもちろんご存じだろう。
 マイヤ=カツランダルクの曽孫、アーノンレンシ=カツランダルクである。
 
 
『ナントブルグ大学創立100周年記念冊子より、一部抜粋』


第二十八回

 貴族の男子生徒による、平民出身ばかりの生意気な女子生徒への苛烈な虐待の場を目撃してしまったアーノンレンシ姫は、家に帰宅するとイズヴァルトとオットーにこのことを話した。

 

「やはり、本当の話でござったか……」

 

 婦女への乱暴狼藉は、力も胤も強き男の証である。特に戦士や騎士の間では、位の低い女や戦場で略奪した女を精液便所にしたり孕ませることは、良いことだと言われていた。

 

 とはいえそれは軍法で禁じられていたし、清廉の士でもあるイズヴァルトの倫理に反することである。何より、この世にはすけべえが服を着ている様な存在であるサキュバスや、苛酷な性収奪を繰り返す女エルフといった存在がいるではないか。

 

「おじいちゃま、決して納得してはならぬぞ! このような暴虐を許してはならんぞ! ここはおじいちゃまの威光をもって、トリシア大学にはびこる悪をただすのじゃ! おしりぺんぺんじゃ!」

「うむ……そう致そう」

 

 そうなればまず、大学の事情に詳しいはずのザーチャとディークと相談である。イズヴァルトは大学で全生徒を集めた講演会を開き、貴族の子弟たちに「わるいことはいけません!」と諭す機会を設けたいと説明した。

 

「ちんちんは色街のサキュバスどのらがかまってくれるでござる! なんなら、拙者のコネを使ってエルフどのらやドワーフどのらを呼んでこよう! あの方々のまんこのほうがよっぽど上質でござるし!」

 

 ザーチャが腕を組み唸った。ディークは大きくため息をついて口を開いた。

 

「いやあ……無理だと思うよ?」

「なぜでござる?」

「なぜって、イズヴァルトさんならご存じだろうけど、大学で問題を起こしているのは領主や騎士の倅たちだよ。あいつらがマイヤちゃんが語ってた『かまくら武者』みたいな苛烈な考えの持ち主だからね」

「鬼に会えば鬼を張り倒し、女神様に会えば押し倒して孕ませろ、でござるか?」

「うん。それだよ」

 

 ホーデンエーネンの武者や武闘派の領主は皆、戦場で活躍することを最も重んじる者ばかりであった。戦場の乱暴狼藉はなんのその、平時での悪行もまた力を誇示する大事なことだと言われていた。

 

 相次ぐ内乱や北部でのその総仕上げだったオーミゲニア戦役では、ホーデンエーネンの騎士や武将たちは行く先々の平民の数多くの首を切り、その妻や娘たちを散々慰み者にした。

 

 そうした悪狼の様な者の子弟を矯めることは、きわめて至難の技だ。イズヴァルトがヨコヤマヴァールで示した災厄の様な力で自信を削いでも、ホーデンエーネンの武者たちは変わらなかった。

 

「拙者がローラとともにけちょんけちょんにしたというのに……」

「イズヴァルトさんには絶対に勝てないけど、よわっちいやつなら自分でもなんとかできるって思うのがニンゲンってもんだよ」

「ううむ……ザーチャどのはそこまでお考えなさっていたのか。深慮の士でござるな?」

「いやいや、僕じゃないよ。ルッソお父さんがそんなこと言ってたんだよ」

「で、ござるか。しかしダメだとわかってても拙者は試したい。機会をいただきたい」

 

 イズヴァルトは何度も頭をさげた。流石のザーチャやディークも協力するしか他に取る道は無いと考えた。

 

 かくしてイズヴァルトは学長に向け、手紙をしたためた。かの男は達筆である。しかし、文章が苦手であった。美しい文字での、やや要領を得にくい文がしたためられ、ザーチャ自らの手によって、トリシア大学の学長に送り届けられた。

 

 学長からの返事は3日後に届いた。ご丁寧にも文書でだ。しかし紙一枚で、これだけしか書かれていなかった。

 

「お受けできません。ナントブルグからの命令でそのようなことを許してはならない、とお達しが来ております。」

 

 それを読んだイズヴァルトは決意した。出陣をである。今度はナントブルグにトリシア大学での講義の許しを無理やりに得るつもりだった。それをザーチャとディークが慌てて押しとどめた。

 

「イズヴァルトさん、なんでも武力で訴えちゃだめですよ!」

「それこそ学校の中で、腕っぷしでぶいぶいと言わせている悪ガキとおんなじですよっ!」

 

 イズヴァルトは説得された。ザーチャとディークに任せる事にした。二人は大公として大学側に、生徒の乱暴狼藉を改める為の要望書を学長側に送った。

 

 だが、送った翌日に届いた返書はこう書かれていた。

 

「却下させていただきます。もうすでに何度もお伝えいたしましたが、トリシア大学及びその生徒はすべて、ナントブルグにおわせられる国王陛下により護られております。異議申し立てについてはまず、病に伏せられている国王陛下の取次役の、王妃陛下にお伝えください。」

 

 トリシア大学とその下にある学問所は国立が建て、運営しているものであった。初代ヨーシデン公のマイヤが国庫を持ち出して創設したのだから、その裁量は公にはなかった。

 

【ギルバート=カツランダルク注:トリシア大学の建設費と設立してから10年ほどの資金だが、実際にはマイヤが大きくした『マイア=テクニカ』からの援助が8割を占めていた。】

 

「ううむ……やはり姫様には目をつぶってもらわねばならぬでござるか……」

 

 イズヴァルトは目をつむって嘆いた。大金持ちで国王の縁者なってから性格が豹変し、傲慢かつ性悪になったマイヤが建てた大学である。マイア=テクニカからいくらか資金を注いだと聞いたが、鉄砲などの死の道具で儲けた金だ。

 

 所詮、そんな女が建てた学問所であるから致し方が無いと諦めた。ザーチャとディークは大学の外側で、見張りの兵を増やすことで学外での生徒の乱暴を抑えるように改めて護衛騎士団に命じた。

 

 そうすることで生徒や学生たちの、大学の外での悪事は収まった。但し、空き地で女子生徒に乱暴をしたり、決闘を行うようなことが収まっただけである。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 ヨーシデンから遠いところが出身の貴族衆の子弟は大抵、ヨーシデン郊外に家を持っていた。ヨーシデン公の兵の治安巡回が始まってから、学校の外での悪事は家で行うようになった。

 

 アーノンレンシ姫のクラスメイト2人を輪姦した生徒とその兄が住む家でもまた、そうした行為が行われていた。

 

 その日連れ込まれたのは3人。どの娘も初等部の2年生である。彼女たちはおどおどした目でここに連れ込んだ悪童どもに目を向けた。

 

 おおよそ15人。全員が姫のクラスメイトの兄の友人たちだ。兄はうち1人のすねを蹴った。

 

「もうちょっと媚びろよ! もう俺たちの身体無しじゃ生きられない雌になったんだろ?」

 

 脅された少女たちはスカートをめくりあげ、後ろを向いて生尻を見せたり、股を広げて割れ目の奥を見せびらかしだした。

 

「おうおう。そうだよそうだよ。平民風情が逆らってんじゃねえぞ。運が良ければ妾にして産んだ子供を認知してやるからな。ありがたく思えよ?」

 

 少年の兄は股間を握りしめて待っていた友達から、この少女たちを抱かせた。床の上に押し倒された彼女らは、満足もいかぬ前戯で濡らされた後に伸し掛かられて演技を始めた。

 

「おっ、いい声だしてやがんな!」

「たっぷりと種付けしてやるからありがたく思えよ!」

 

 許されているのは4発。全部膣内射精だ。彼らのちんぽは女陰に慣れきっているから、最低でも30分はかかる見込みだ。その間、ほかの子らは別室に行き教科書を開いて出された宿題をし始めた。

 

 兄に寄り添って宿題のわからないことを聞いていた姫のクラスメイトは、隣の声から聞こえる女の子たちの喘ぎ声を聞いて気になって尋ねた。

 

「にいちゃん。あれ、本当に気持ちよくなってんの?」

「なわきゃねえだろ。ニンゲンの娘だぜ。亜人やサキュバスの女の子たちとは違う。鈍感すぎるんだよ」

 

 姫のクラスメイトはこの街に来た時、兄に連れられて色町のサキュバスを紹介された。その肉の味を味わった。

 

「そういえばこの世のおしまいみたいな喘ぎ方してたよね、あのサキュバスのおねえちゃん」

「そうだよ。あれこそが本当の『女』だよ。亜人の姉さんたちもだ」

 

 隣の部屋から聞こえる女の子たちの声が、一層やかましくなった。少年たちは薄ら笑いを浮かべながら、演技がへたくそだとあざけった。兄は不愉快そうに顔をしかめる弟に笑みを向けた。

 

「本当のおちんぽ、気持ちがええんじゃという声はああいうのではない」

「なんとなくだけどわかるよ。サキュバスのおねえちゃんの声はなんというか、ものすっごく気持ちがいい肩の揉まれ方をしているような声だったよ」

「そう。そういう声が本物だ。心の底から繋がっていることと、中で暴れていることを嬉しがっている声は、あうん、ふうん、なんて喘ぎ声なわけないじゃないか。そういう声はね、俺らをはやし立ててとっととイカせようとする、冷感症女が出す声だよ」

 

 このことは、二年次に始まる保健の授業で教わるはずだと兄は言った。ニンゲンの女は器官が鈍感にできている。まんこそのものには快楽神経は殆ど無い。

 

「どうしてなんだい? おまんこがもっと気持ちよかったら人生がとっても楽しくなるんじゃないのかな?」

「どうやら産み過ぎないためにそうなっているらしいんだ。進化論によると原始時代のニンゲンの女は、サキュバスのねえさんたちぐらい感じやすかったらしいんだ。けど……」

 

 性交があまりにも気持ちが良すぎる為、赤ん坊をばんばん産んで困窮し、全滅する部族が後を絶たなかったらしい。

 

「ふうん。そうだったんだね?」

「あくまで学説というやつだよ。でも、ちんぽは決して気持ちよくないわけじゃないんだぜ」

 

 でかいちんぽならばニンゲンの女でも感じさせる。そいつでぐいぐいとやられると、器官の周囲の神経を刺激するのだ。だから女はでっかいちんちんを好むものだと兄は言った。

 

「そうなんだね。だからデカいちんちんが好まれるんだね?」

「まあな。だから俺たちの地元の女の子はみんな、同年代の恋人よりもちんちんがすっかり育ち切ったずっと年上のおっさんとか、ちんこがでかいことが知られている奴とおまんこをよくやるもんだ。お前も聞いたことがあるだろ?」

「わかるよ。だってマルティナねえちゃんがそうだったじゃん?」

「そうだったな……」

 

 彼等は姉のことを語り合った。10歳で馬のちんぽの模型で自慰を始めてから、でかちんの下男をセフレにして13の時に私生児を産んだ。

 

 その翌年に嫁入りしたが婿のちんこが貧相で、嫁ぎ先でもデカマラに定評があるチンゼー人傭兵らと浮気を繰り返し、肌の黒い赤ん坊を産んで嫁ぎ先から送り返されたのだ。

 

「そういうわけだ。僕らがあのガキどもをわからせられるのは、せいぜいが身分の差と、ちいちゃく頼りない細いちんちんで妊娠させる恐怖を植え付けるぐらいのことだ。それを肝に銘じて平民のアマどもを掻き穴扱いするんだよ。わかったか?」

「うん! でもにいちゃんのちんちんより僕のほうがおっきいけどね!」

「こいつぅ!」

 

 兄にコツン、と叩かれて弟はてへと笑った。この兄弟愛に周囲の少年たちはほっこりとした気分になってくすくすと笑う。

 

 隣の部屋では中に出さないでと懇願していた女の子たちが、しくしくと泣き出していた。

 

 上に乗っていた相手の気持ちよさそうなため息を聞いたからだ。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 2人の女の子たちの強姦現場を止めてから、2週間が経った。

 

 ザーチャとディークからトリシア大学側の対応が思わしくないと聞いてから、アーノンレンシ姫は苛立ちを覚えるようになった。

 

「うううむ……」

 

 悪童どもをシバくだけでよいのに、なぜ大人たちは取り決めや命令なんぞで、その手を振り下ろせないのか。

 

 不甲斐なし。ただその一言に尽きた。

 

 姫はクラスメイトの女子たちに、常におびえて過ごす学校生活でよいのかと尋ねた。

 

「いや、ああなったのはあの子たちの口が過ぎたからでしょ?」

「わたしたちはいいこにしているもん! あいつらみてーなヘマはやらねーし!」

 

 いい子にしてたら悪童たちの毒牙にかからず済むものだろうか。姫は入校式で隣にいた少年に訊いてみた。

 

「よい子にしていたら目を付けられずに済むものじゃろうか?」

「……そりゃないと思うよ?」

「どうしてそう言えるのじゃ?」

「中等部にいる姉上から聞いたんだ。紹介しようか? いろいろと話してくれると思うよ」

 

 姫は少年の好意に甘えることにした。彼が親切だったのは姫に恋をしていたからである。毎日の帰り道で、可愛いお尻の穴を丸出しにして、射精中枢にくる甘いにおいを放つものをぶりぶりとひねるところ見せてくれたからである。

 

 姫はローザマイヤを連れ、中等部の校舎に入った。入り口近くの休憩所では、テーブルに灰皿を置いて葉巻をすぱすぱと吸いながら『げーむうぉっち』に興じる生徒たちや、怪しげな白い粉を水に溶かして注射器に入れ、それを自分の腕に打つ者の姿があった。

 

「ショリィちゃん。あれはなにをやっているんだにゃん?」

「タバコと麻薬じゃ。おこさまのくせに感心せぬな?」

 

 はっきりと聞こえる声で姫が言うと、「あァん?」と言ってくる声が聞こえた。タバコをやっていた女子生徒であった。

 

 彼女たちは立ち止った姫たちのところに、蟹股でやって来た。スカートの下からぽたぽたと真珠色の液体が落ちていたのは、ついさっき異性交遊を楽しんでいた名残であった。

 

「おいこら。初等部のガキがなんでこっちに来てんだよ?」

「勉学に集中する為にもヤニが必要なんだよ。文句あっか?」

「まあしかしなかなかみると可愛いわね。見逃してやっからまんこ吸わせろ。おねえちゃんは可愛い女の子を喰っちゃう不良なんだぜ?」

 

 女の子たちはローザマイヤにも絡みだした。彼女もまた姫に負けず劣らずの『かわいこちゃん』だったからである。

 

 おケツを頬ずりさせろとか靴下を脱いで生足の指をしゃぶらせろなどと彼女たちが凄むと、姫は心底馬鹿にしきった面持ちで彼女たちを睨みつけた。

 

「……ほう。『おしゃぶり姫』の曽孫たるこの妾に、そういう口を聞くのかえ?」

 

 女子生徒たちは急に改まった。スカートの裾をつまんで広げ、貴族の娘風のお辞儀をしだした。

 

「あの伝説的ヤリマン姫のご子孫でしたか。どうりでお可愛いとおもってましたの! おほほほ!」

「もうしわけございませんでした! イズヴァルトさんには言わないでください!」

 

 その中に裾をめくり過ぎて、手入れをしていない陰毛を見せてしまった女子生徒もいたが、姫は気にせず、ヤニくさい彼女たちのスカートの中から漂う、きわめて新鮮なザーメン臭を指摘した。

 

「中等部は子づくりの授業があるんじゃろうか? それとも、そなたたちはサキュバスの血を引いていて、先祖返りの為に吸精に励んでおるのか?」

「いやいやいやいや……てへへ。私たちは勉学のストレスを発散する為におちんぽ漁りをしておりますの!」

 

 彼女たちは皆、貴族の娘たちである。幼い頃から『花嫁修業』としておまんこを開発し、すっかり中イキできるようになっている。

 

「閨房が楽しくないと子孫を増やすのもおっくうになりますからね。ところでおしゃぶり姫さまの曽孫姫ちゃま、どうして中等部をご訪問なされたんですの?」

「トリシア大学にどれほどの悪徳と貴族どもの横暴がはびこっているかを確かめにじゃ。で、さっそくそなたたちを見てわかった。不良ばかりの底辺校そのものじゃ」

 

 手はじめに中等部の悪童どもをシバき倒し、よいこばかりの学校にしたい。姫が考えを述べると、女子生徒たちは途端に難しい顔をしだした。

 

「たぶんそれ無理っすよ。悪徳とやらは自分たちもしみついておりますし、この年頃の大抵の貴族の子女は皆、やんちゃをしたい盛りでございますから」

「そうかの。ではここはおいとまとする。タバコと麻薬以外にどんな悪徳があるか、この者のおねえちゃんに聞くことに致すつもりじゃ」

 

 そうして姫は休憩所の前から去った。少年の姉は校舎の3階にある教室で本を読んでいた。縦ロールの髪型で大きなリボンを頭につけた、随分と見目麗しい女子生徒だった。しかしどこかで見たことがあると姫は思った。

 

「おーほっほっ! あなたがあの噂の『うんちぶりぶりおしゃぶり姫』のご曽孫ちゃまですのね!」

「……そなた、妾が空き地でおケツからぶりぶりひねっていたところを、この者と一緒になって見ていたであろう?」

「む。気づかれておりましたのね?」

 

 その縦ロールの令嬢は、モスマ=タカツキストンといった。ちなみに、弟のほうはモネである。南天騎士団に所属する、南西のそこそこ大き目な領主・タカツキストン家の姉弟であった。

 

 姉が美麗であれば弟も秀麗。その姉が読んでいる本の表紙を姫はちらと見た。サイゴーク語で書かれた小説だが、メスガキの踊り子が言い寄って来る男たちを手玉にとるという好色文学だった。

 

「うーむ。おじょうさまなら『暗黒卿のサーガ』や『マハラ教導師列伝』を読むかと思うておったが……」

「それは大学生が読む類のものですわ。ところで、姫様はこの学校のことを良く知りたいそうですけど、本当によろしいのかしら?」

「うむ。糺す為にはまず知らなければ、ということじゃ! この中等部を、遠慮なく案内致すがよい!」

 

 そう言って姫はモスマに案内を促すが、この令嬢は見返りが欲しいと求めて来た。

 

「その見返りとはなんじゃ?」

「それほどお高いものではございませんわ。姫様ならばこの私めに、容易にお譲りできるものでしてよ」

「ふむ。それはどのようなものじゃろう?」

 

 姫が問うとモスマはそっと耳元でささやいた。それなら大事無いと姫はうなずいた。

 

 かくして学友の姉に姫は容易に与えられるものを譲ることとなるが、果たしてそれは何だったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。




ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

セクシーな挿絵をどうぞ。

【挿絵表示】


以下はリンクです。(別サイト)


削除したエピソードはこちらでご確認ください。
題名はSEО対策です。

本編
『聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜』です。
現在ハーメルン版と同じく聖王編まで掲載。
主人公イズヴァルトがちんちんをぶんまわしながら世界を渡り歩き、マイヤやスケベな女達に搾取されるお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837

外伝1 マイヤとトーリが主軸のお話です。
 『前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆』
トーリとマイヤとそのご先祖について、そのご先祖の家来筋のイーガ魔法王国の王子の物語と、覚醒したトーリがホーデンエーネン王国の実権を握り支配し、凋落するまでのお話となります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

外伝2 本作の重要人物、魔法戦士ヘラのお話です。
『転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


以下は旧版のイズヴァルト。題名はSEО対策です。
(内容は大体一緒ですが、細部がいろいろと違います。)

『エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。
』
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/


以下のは、副産物となります。

爆焔のダークエルフ
https://h.syosetu.org/novel/378655/

サキュバスレストランへようこそ! Hルート
※別サイト。エロをマシマシにした改稿版です。
https://novel18.syosetu.com/n1061iv/
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