※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編   作:CHACOとJAGUAR

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今回も『幕間』のお話となります。


幕間・『スカルファッカーの次の一手』

「ヨーシデン入りしたアーノンレンシに刺客を放ったのは多分、フレデリク=サイモンだろう」

 

 兄からその様に聞いたアナキンは、この件は自分が本人に話をすると答えた。フレデリクはスカルファッカー家の家来でもある。指揮系統的に言えば、アナキンの部下と言えるのだ。

 

 フレデリクが独断専行で何かをやる、というのはケノービもアナキンも知っていた。彼は『カツランダルク党』において、一番の王妃の信奉者だったからだ。

 

 レーア王妃には沢山の間男がいた。そのうちの1人が彼である。よほどの事態では無い限り、フレデリクはほぼ毎日、レーアを抱いていた。

 

 フレデリクの『崇拝』は度を越していた。風呂に入らぬ王妃の足の指をしゃぶったり、多くの間男達がうろたえるほど悪臭を放つ、深い恥毛の森に覆われた割れ肉を舐めることを必ず施していた。それどころか、更にひどいにおいを放つ肛門も舌で拡げる真似も厭わなかった。

 

 そして王妃が産んだジュンセイン王子は一時期、彼の実の子だという噂がたった。フレデリクはそれだけ、王妃との密通に熱心だったのだ。

 

(しかしこれは遺伝子検査で否定された。紛れもなくジューンショーン王の子だ。アナキンもレーアの間男の1人である。)

 

 近頃のケノービは、フレデリクの『崇拝』ぶりに恐れを抱いていた。ゲッツからの話を聞いた後、アナキンに疑念を告げた。

 

「フレデリクの奴は、いろいろな連中と密かにつるんでいるからな。アーノンレンシの抹殺も考えるだろう」

「でも何故だい? 僕らがアーノンレンシを殺そうとするのは目的だとしてだよ、彼がそれをやって何を得るんだい?」

「……だからその崇拝の為だよ。このホーデンエーネンに女神は2人も要らない。奴はきっとそう思っているのさ」

 

 そして今、アナキンはケノービの代理としてアルベルトの屋敷に現れた。アルベルトもまた、スカルファッカーの兄弟と通じている。

 

 姫とイズヴァルトが国境へ向かった頃、レーア王妃がフレデリクに頼んだ、アーノンレンシの奪取の依頼の実働部隊を担った、『ターニャ連隊』のアルベルト=ガーファンクルである。

 

 その件は話を聞きつけたケノービにより、奪還から殺害に話がすり替えられた。レーアが書かせた命令書を改ざんしてだ。

 

 アルベルトが任務に失敗して帰ってくると、ケノービは余計に金貨をはずんで黙らせ、この件はこれ以上は関わらないよう、釘を刺しておいた。

 

 だからフレデリクは、アルベルトが誰に命じられてアーノンレンシ殺害を成そうとしたのかまでは知らなかった。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 居間に通されたアナキンが、フレデリクに言った。

 

「君が、アーノンレンシ姫殺害を企ていているという噂が流れているが、本当のことかい?」

「存じませぬ。どなたから聞いた噂でしょうか?」

「ハビキシュッテン公から入ってきたんだよ。あの方はアーノンレンシ姫を密かに護衛する為、ヨーシデンに部下を送っているんだ」

 

 アルベルトがフレデリクに目配せする。下手なことはもうできないぞという警告の為にだ。

 

 そのフレデリクは、麦酒を受け取ったアナキンをじっと見ている。動揺は顔に出ていなかった。

 

 むしろ彼は、ハビキシュッテンがどうしてアーノンレンシに肩入れするのかが気になっていた。

 

(噂になっている『趣味』の材料として狙っているのか?)

 

 近頃のホーデンエーネン貴族の一部に流行っている、美少女あるいは幼女の死体を加工した『芸術品』。

 

 ハビキシュッテン公はその一番の蒐集家(しゅうしゅうか)だという噂が流れている。

 

 ただし、世の人に言われているのはあくまで、海外で売られているものを集めているだけという噂だ。ゲッツ自身が美少女たちを拐かし、領内の秘密の工房で『作製』していることまでは知られていなかった。

 

「しかし、スカルファッカー公殿下。ハビキシュッテン公様がアーノンレンシ姫様の身を守る理由を存じておりません。そうまでしてお守りなされるのは、どうしてでしょう?」

「あの姫の『うんちぶりぶり』を身近で見て、その肌を味わって溺れたからさ。公は何度も姫のところに通い詰めているよ」

「初耳ですね、それ……」

「宮廷では知られていないけど、近衛騎士団の中ではそこそこ知られている話だよ」

 

 ハビキシュッテン公はたった1回の逢瀬で、小さな『姫ちゃま』に魅了された。ホーデンエーネンの入国から、トリシア大学初等部の入学まで、諸々に手を回してやるほどだった。

 

 今じゃ近衛騎士団内でもアーノンレンシを褒めることを言う始末だ。童女(ひよこ)好きの趣味が災いしているのもある。

 

 王族のヨーシヒデクスを除いて最も頼れる人物がこうなってしまったことで、今後の謀略の方向転換を余儀なくされた。容易に姫を害する作戦を立てられなくなった。

 

 もしやってしまったら、ハビキシュッテン公との仲が決裂することになる。下手をすればナントブルグのカツランダルク党とゲッツ率いるアジール流域の諸侯との内戦も起こりうる。

 

 小娘(アーノンレンシ)の命1つでそうなるのはバカバカしいことだが、ハビキシュッテン公ならばやりかねない。

 

「だからアーノンレンシのことは関わるな。もしレーア様が奪ってこい、とか、殺してこい、と命じて来たとしても、真っ当に引き受けるな。口とチンポで誤魔化せ」

「は、はい……」

 

 レーアはわがままでその場では凄い剣幕でものを言うこともあるが、基本的に無力だ。あらゆる命令はケノービとアナキンの兄弟に通され、まるで違うものに変えられるのだ。

 

 だからこそか、時たま聞くアーノンレンシの話と、イズヴァルトに育てられているという身の上に懸念を覚える。『操り人形』のレーアや、ぬぼっとしていまいち将来性を感じられないジュンセイン王子では太刀打ちできない『旗頭』になりうる。

 

 いや、アナキンは姫に強い恐怖を抱いていた。タカイチゲンシュタットの戦いで追い詰めた時、

 

「私の首を斬ればいい! 覚悟はいつもできている!」

 

と啖呵を切られた。骨が見える皮ばかりのつるっぱげの、餓死寸前の子に見えた幼子にそんなことを言われたのだ。

 

 それだけでは無かった。アーノンレンシはたかだか3つの歳で、ケノービとアナキンがどれだけの支配をできていないのかも言い当てた。

 

「カツランダルク党はこの狭いナントブルグ盆地を出られない! あなたたちの天下はそこまでだよ! 王宮は掌握できても領主ちゃんたちはまとめられないあなたたちの天下を、来世から見てゲラゲラと笑ってあげる!」

 

 それが現実だ。宰相だのその弟の大将軍だのと称えられても、結局はあまたいる領主たちの思惑に振り回される。仮初めの天下だ。

 

 ゆえにアナキンは、兄とは少し違う考えだった。目を細め、穏やかな声でフレデリクに言う。

 

「……でもね、フレデリク。正直に言うと僕も君と同じ恐れをアーノンレンシに対して抱いているよ」

「スカルファッカー様も、そう思われておりましたか?」

「この件、僕に任せてほしい。アーノンレンシは殺せないけど、なら、彼女以外はどうだろう?」

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 アーノンレンシは諦めるとしても、その周囲はそうでもないはずだ。イズヴァルトの娘のローザマイヤやあの男の妾となったイーガのサキュバス達ならば、どうだろうか?

 

 フレデリクへの説得から1週間後、アナキンはヨーシデンにいる部下から送られて来た報告書を読みながら考えた。アーノンレンシの周囲にいる者達のリストと人物評だ。

 

(……サキュバスばかりだな。トーリ=カツランダルクの孫娘だからか。)

 

 その中にいるオット=オーズローや、義理の姉とその孫たちはもちろん標的からは除外だ。しかしチュバッカはアーノンレンシに強く期待を抱いているとは。

 

(兄さんも義姉さんから来る手紙に、ひどく怒っていたことがあったな……。)

 

 だがとりあえずは、イズヴァルトの娘とマゼンダとかいうサキュバス3人だ。アーノンレンシが王位継承を望んで挙兵した時、大いに働くことが有りうるかもしれない。

 

(だったら、『魔族殺しの剣』か……。)

 

 アドルフ王子から学んだ術をいよいよ、使うべきか。配下にも何名か、それを使えるように教えてもいる。

 

 いや、そうではないぞとアナキンは思った。ハビキシュッテン公にもイズヴァルトにも勘付かれない為にも工夫が欲しい。

 

(例えば、トリシア大学にいる姫を嫌う生徒に学ばせるのはどうだろう。それと金が欲しい盗賊にもだ。)

 

 だが下級魔族を殺すレベルでも、イーガの上級魔道士程の才能が無いと無理らしい。

 

 けれどもあの術には1つの特性があった。武器にその力を込められるということだ。余裕で1ヶ月は保持したままでいられる。但しミスリルや魔法石、刻印といった魔力を蓄える媒介が必要となるが。

 

(ならば、僕がその力を込めればいいんだ。)

 

 アナキンの新しい謀略が始まった。




ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回からはまた本編となります。

以下はリンクです。(別サイト)


削除したエピソードはこちらでご確認ください。
題名はSEО対策です。

本編
『聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜』です。
現在ハーメルン版と同じく聖王編まで掲載。
主人公イズヴァルトがちんちんをぶんまわしながら世界を渡り歩き、マイヤやスケベな女達に搾取されるお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837

外伝1 マイヤとトーリが主軸のお話です。
 『前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆』
トーリとマイヤとそのご先祖について、そのご先祖の家来筋のイーガ魔法王国の王子の物語と、覚醒したトーリがホーデンエーネン王国の実権を握り支配し、凋落するまでのお話となります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

外伝2 本作の重要人物、魔法戦士ヘラのお話です。
『転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


以下は旧版のイズヴァルト。題名はSEО対策です。
(内容は大体一緒ですが、細部がいろいろと違います。)

『エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。
』
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/


以下のは、副産物となります。

爆焔のダークエルフ
https://h.syosetu.org/novel/378655/

サキュバスレストランへようこそ! Hルート
※別サイト。エロをマシマシにした改稿版です。
https://novel18.syosetu.com/n1061iv/
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