※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・忠烈編   作:CHACOとJAGUAR

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第三十九回

 開いた扉の向こうにあったものに、アーノンレンシ姫とジャン=ギャバンの2人は信じられないという様子だった。

 

 大講堂の中は至る所、隅々まで何かの蔓でびっしり覆われていた。壁面はおろか、天井や床、備え付けの机や椅子までもだ。

 

「なんじゃ……何が起こったんじゃ?」

「わからねえよ。でもほら、あれを見てみろ」

 

 ジャンが指で姫に示した。床や通路の至る所で、男達が蔓に全身を絡められて身悶えしていた。しかもその植物はミミズのように身体をくねらせている。

 

 その中から這い出ようとする者がいると、新たな蔓がその身体を締め込み、身動きさせなくしていた。がんじがらめにして逃さない魂胆のようだった。

 

「なにを……しているのじゃ?」

 

 姫は彼等を穿ち見る。皆一様に、下半身になにも履いていなかった。そして蔓のうち1本の先には袋状の実のようなものをつけていた。

 

「チンゼーのハエトリカズラみたいじゃが……なぜちんちんを咥え込んでおる?」

「なんだって?」

 

 聞いたジャンが腰にさしたナイフを抜いた。幅広で、並の旅芸人の稼ぎでは持てぬミスリル製だ。

 

「どうする気じゃ?」

「こうするつもりさ」

 

 大講堂に入っていった。蔓で足をとられないようまたいで歩き、一番近くに倒れていた男の陰茎に食らいついていたそれの根元を手に持っていたナイフで切った。陰茎から引っこ抜いた。その口を見て姫に呼びかけた。

 

「よく見てみろ! ただのハエトリカズラの花と違うようだ!」

 

 投げて寄越されたものを姫はキャッチし、倒れていた男のちんぽにくいついていた口を見てみる。精液まみれのそれは、ハエトリカズラの口ではなかった。

 

「まるで……ちいちゃいおんなのこの割れ目の奥みたいじゃな?」

 

 びらんびらんがまだ少ない、つるりとした童女の女陰に似ている。

 

 大陰唇と小陰唇を形作ったその入口だが、切り離されてからも青臭い精液と甘いにおいのする別の液体をにじませながら、ぐにゅぐにゅと動き続けていた。

 

 戻ってきたジャンが、姫に護身用の小剣を渡した。あの蔓に絡め取られて男根を貪られていた男が差したものだった。

 

「なぜこんなものを寄越すのじゃ?」

「もしもの時の為さ。ちょっとその気持ち悪いもんを寄越せ」

 

 ジャンは受け取ると、ハエトリカズラみたいな花のようなその筒にナイフを突き刺した。すっと縦に割れれるとうねうねと蠢くのを止めた。断面を見て姫は呟いた。

 

「まるで……女の子の膣のようじゃのう?」

「断面図か? 姫ちゃんは解剖医学書を読んだことがあるのか?」

「それもあるが、エルフちゃんが描くすけべ絵巻にもまんこを縦に割ったものが描かれておったぞ」

 

 その歳でどちらも読んだことがあるのは凄いもんだとジャンは褒めた。が、すぐに振り返ってナイフを構えた。

 

「今すぐ走って助けを呼んでくれ」

「……!」

「どうも怒ったようだ。植物のくせに意志をもってやがった」

 

 ちらと見れば無数の蔓が、こちらに向かって伸びて来た。いつの間にか目と鼻の先である。ジャンが聞き慣れぬ言葉をつぶやいて指で印を切った。同時にそれらは一斉に、彼に襲いかかった。

 

 だが、印を切り終わった彼が空をひと薙ぎすると、それらの蔓は彼を捕らえること無くバラバラになった。その時、空気がふわっと動く気配を姫は頬で感じた。

 

「風斬りの刃かっ!」

 

 新手が来る予感。それと気配。アーノンレンシは背後や左右にぞくっと来るものを感じた。無意識のうちに小さな身体から魔力が漏れる。魔法術式の展開だった。

 

 姫の身体が急に後ろに飛び、その足が廊下の壁にひっついた。重力の術式である。姫はジャンにさがっていろと告げた。

 

「だから姫ちゃんは逃げろって!!」

「そうも言ってられんのじゃ! 入口から離れよ!」

 

 ジャンは左後ろに飛んだ。彼がいたところの前から左右から、沢山の蔓の先が伸びていた。

 

 そこに剣を構えたアーノンレンシが飛び込んだ。あっという間に蔓が粉砕される。すさまじい魔力をジャンは感じた。

 

「……姫ちゃん、まさか魔法戦士だったのかよ?」

 

 大講堂の中に勢いよく飛び込んだ姫は一直線に飛びながらその向こう側の壁側に手と足をついた。甘いにおいと精液のにおいが充満している講堂の中をぐるりと見る。

 

 大講堂の中ではジャンが見つけた男の様に、たくさんの男子学生が蔓に身体を縛り付けられ、ハエトリカズラのようなものでちんぽを貪られていた。

 

 どうやら、淫魔の魔法の気がする。姫はそう目算すると蔓の先がこちらに向かって伸びてくるのに気がついた。

 

「姫ちゃん!」

 

 大講堂に再び飛び込んできたジャンが叫んだ。早くここから出ろ。しかし姫は聞かなかった。一番奥にある教壇のあたりで、蔓が一層集まって濃くなっていたのを感じたからだ。

 

「あっちに、2つのとても強い魔力を感じるぞ!」

「なんだって!!」

 

 その魔力を持つのは多分、ムーランとマリィの母子だろう。果たして助けられるか。姫は壁にへばりきながらさらに印を切った。姫の全身に火炎の膜が生まれ、握っていた剣に炎が起こった。

 

「妾に、アレがやれるか!」

 

 姫は飛んだ。最高速の飛翔魔法だ。炎で身に包み剣を突きつけて飛び込めば、あの蔓の防御を突破できると思った。その見立ては甘かった。

 

「……なにっ!!」

 

 あと数センチのところで、最高速で突っ込んでいたはずの身体が上下左右から伸びてきた蔓に絡め取られたのだ。抑えつけられるとたちまち力が出なくなってしまった。

 

「うぬ! うぬぬぬ!!」

 

 姫はもがくが切り離せられない。ジャンがナイフで蔓を裂きながら助けに向かったが、彼も縛り上げられてしまった。

 

「おのれえッ!!」

 

 泣くのは性に合わぬ姫が歯ぎしりをするが、蔓のうち1本がもがいて丸出しになった尻の穴に入り込むと、姫はたちまち大人しくなった。

 

 蔓はその中で螺旋を描くと、ずちゅ、ずちゅ、と姫の肛肉をこすりにかかった。

 

「ふにゅうううっ……♡ おちりが♡ おちりが♡」

 

 他の蔓の先っちょも姫の肛門に入り込んだ。するとそれらは淡い光を帯び始め、太くなり始める。それを目にしたジャンは危惧した。

 

「まさか。姫ちゃんの魔力を吸って大きくなるっていうのか!」

 

 びっしりと覆う蔓もまた太くなりだした。廊下にまで伸びていた蔓が、もっと広がろうとしていたその時だった。

 

 ガラスがぶち割れる音が何度も鳴り響くとともに、1つの大きな影と5つの小さな陰が大講堂の中空に飛び込んできた。

 

「小童ども! ゴブリンの蔦魔法は草枯れの術式をかけてから叩きのめすズラよ!」

 

 美しい響きの声。エルフのイナンナだった。彼女は懐から瓶を取り出して放り投げ、魔力のせいで紅く輝く愛用の大業物『ちんちんつらぬき丸』で真っ二つに割った。

 

「ぬん!」

 

 唸り印を切ったのは、太めのハーフエルフの女の子だ。ピエラである。割られた瓶の中身が、彼女が起こした風で飛び散った。隅々で行き渡ると蔓やハエトリカズラの動きが途端に鈍くなった。

 

「ショリィちゃん、助けにきたちや!」

 

 シタラの声。机の上に着地した黒肌のエルフの女の子は、足につっかけたサンダル以外は素っ裸だった。手に持った棒で襲いかかる蔓をはたく。

 

 同じく、ルチアとクロエとマリカも手に持った鉈や剣で絡みつこうとする蔓を切り払った。ピエラも片手ずつに持った剣で、弱められてもなおしつこい蔓を切った。

 

 しかしシタラのほうが1枚上手。小さいながらも彼女は、最強と言われるナハリジャーヤ=エルフの子であった。棒で叩いて切り離し、それどころか枯れ草を握りつぶすように粉々にする。

 

 エルフたちはあっという間に絡め取られた姫を助け出した。イナンナに抱きかかえられた姫は助け人の美しい顔を覗き込んだ。

 

「いつ気づいてくれたのじゃ?」

「ほんの少し前ズラ。おまんらが大講堂の扉を開いたから、こやつの結界が崩れたかもしれねえズラ」

 

 それまではこの大講堂で、何が起きているのか全く気づけず仕舞いだったとイナンナは答えた。シタラが棒を振り回して、襲いかかる蔓を叩き壊しながら叫んだ。

 

「しかしこの蔓、ゴブリンの衆の厄介な蔦魔法と良く似ておるき!」

「そのまさかのゴブリンの魔法ズラ! しかもサイゴークの術式っぽいズラ!」

「……サイゴークの? まさか?」

 

 姫がつぶやくとルチア達が下がれと叫んだ。イナンナとシタラは飛びさがった。『爆炎弓箭』の重ねがけが幾重に重ねられた蔓に直撃した。炎こそすぐに止んだが、爆風で蔓は残さずバラバラになった。

 

「そのまさからしいズラな? あれを見ろ」

 

 短いスカートを履いた女の子のお尻のところから、蔓が伸びてあたりに広がっていた。そのうちのいくつかはムーランの身体を縛り上げ、ネジ曲がって会陰と肛門を責め続けていた。

 

「あれは、なんであるか?」

「多分、あの嬢ちゃんの魔力が暴走したっちゅうことズラ。抑えが効かなくなったもんで勝手に蔦魔法が起こってこうなってしまったらしいズラ」

 

 魔力の暴走と魔法の勝手な発現。未熟な魔族ならばよくやらかすことである。しかしその才によって規模が変わる。

 

「あの嬢ちゃんは、魔族にしちゃかなりできのいいほうズラな」

「ムーランちゃんは中の上の魔族と聞いたぞ?」

「そうか。なら、多分だけど……突然変異型ズラな」

 

 だが、そうとわかれば対処ができる。イナンナはそう言って印を切った。

 

「イナンナちゃん、それ、なに?」

「魔族向けの魔封じズラよ」

 

 印を切り終わると、蔓はまたたく間に枯れ、それから塵となった。しまいにはその塵そのものが大講堂の中から跡形もなく消えてしまった。

 

 蔓で持ち上げられていたムーランとマリィは床に倒れていた。イナンナはマリィに近づくと、その肛門が半開きになっているのを見た。

 

「多分あの蔓は、ここに入っていたものが勝手に伸びたみたいズラな……」

 

 彼女は美しい指をマリィの肛門に押し込んだ。小さな口が気持ち良さげにうめくと、イナンナは指を抜いた。

 

 マリィの尻穴が蠢いて、それから茶色いものをにゅるりとひねった。エルフの女医は平然とした顔でそれを指で崩し、白い小さなかけらをいくつか取り出した。

 

「ショリィちゃん、これを見るズラ」

「……瓜のタネのようじゃな。おい、ギャバンちゃん!」

 

 蔓から自由になったジャンがやって来た。イナンナが見せてくれた糞まみれのそれを見てもしかして、と呟いた。

 

「マリィが昨日、おやつ代わりに食べていた瓜のタネだな、こりゃ」

「植物を急に肥らすっちゅう魔法は、ゴブリンの衆が得意な魔法ズラ。この子、それが使えるということか?」

 

 ジャンはうつむく。それから面をあげて白状した。

 

「すまなかった。マリィは俺の先祖の才能も受け継いでいた。こいつは歌うだけで、草魔法が使えるんだよ……」

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 マリィ=ギャバンはサキュバスとして生まれたが、同時にゴブリンが得意な草魔法を生まれながらに会得していた。

 

「あーあーあーあー♪」

 

と鼻歌をうたえばあたりの草が伸びだしたり、3分以上の長い歌をこぶしを効かせて歌えば、土に植え込んだ植物のタネを花を開かせるまで伸ばすことができた。

 

 目覚めた後、それを実演してくれることになった。マリィは歌い始めたが、まるで聞き慣れない言語で、何を言っているのか全くわからなかった。

 

「ビリジーン、マンコニィベッターリ、ビリジーン、クンニィデセッシュアーアアーオーッ!」

 

 股間と頭を手でを押さえて内股でチャッ、チャッ、と足をひねる妙な踊りをしながらである。しばらくすると植え込んだスイカのタネからあっという間に芽が出て、それからみょーんと伸びて小さな実まで作ってしまった。

 

「おお! なんて便利な魔法じゃ!」

 

 えへへへ、とマリィは恥ずかしそうに笑った。ジャンとムーランが大変申し訳なさそうな顔でイナンナに尋ねた。

 

「大講堂で起きたようなことはもう無いと思うが……」

「その、暴走を予防する方法って、魔封じをかけなければならないの?」

 

 魔封じまでは為さなくていい、とイナンナは答えた。

 

「だいたい、幼いがきんちょの魔力の暴走っちゅうもんは、大体が魔力が溜まりすぎただけズラ。日常的に垂れ流すようにすればよいズラよ」

「垂れ流す、か。じゃあ草魔法を使い続ければいいってことか?」

 

 聞かれたイナンナはマリィをちら、と見た。彼女の身体に漂う魔力を見て、その才や適性を測ると草魔法では駄目だと答えた。

 

「そっちは相性が良すぎるズラ。全く魔力を使わん。サキュバスの衆が得意な、ちんぽを勃たせる魔法もその役には立てねえズラよ」

 

 しかし草の生育とは真逆の魔法であれば、適性もよろしく無いから魔力の消費が激しくなる。溜まりすぎた魔力を流し落とすにちょうど良いとイナンナは言った。

 

「しかも、お金も稼げる良い方法ズラ。ちょっとした労働にもなるズラよ」

 

 ジャンとムーランが首を傾げる。イナンナは自信ありげに笑って言った。

 

「それを明日、おまんらに紹介するズラ。昼になったらヨーシデンの駅に来い」

 

 さて、イナンナが紹介する、マリィの魔力をほどよく消費する労働とは一体何だったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。




ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

セクシーな挿絵をどうぞ。

【挿絵表示】


以下はリンクです。(別サイト)


削除したエピソードはこちらでご確認ください。
題名はSEО対策です。

本編
『聖騎士イズヴァルトの伝説 〜無双の武と凶悪無比なデカチンを持つ英雄の一大叙事詩〜』です。
現在ハーメルン版と同じく聖王編まで掲載。
主人公イズヴァルトがちんちんをぶんまわしながら世界を渡り歩き、マイヤやスケベな女達に搾取されるお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/934913837

外伝1 マイヤとトーリが主軸のお話です。
 『前世の記憶を持つ神業尺八使いの狸系美少女の妹と、女帝サキュバスの祖先の才を受け継ぐ清楚ビッチな姉の2人で、搾精の王国を建てちゃいます☆』
トーリとマイヤとそのご先祖について、そのご先祖の家来筋のイーガ魔法王国の王子の物語と、覚醒したトーリがホーデンエーネン王国の実権を握り支配し、凋落するまでのお話となります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/779914728

外伝2 本作の重要人物、魔法戦士ヘラのお話です。
『転生したらあたし、セックス教団の教主の養女でいつでもどこでもエッチがしたくなっちゃう、レベル999のビキニアーマーの美少女魔法戦士でした!』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/872528745/959004604


以下は旧版のイズヴァルト。題名はSEО対策です。
(内容は大体一緒ですが、細部がいろいろと違います。)

『エリクサーみたいに栄養満点の精液を放つ絶倫聖騎士は、転生美幼女淫魔にまとわりつかれておちんちんをチューチュー吸われる。
』
https://novel18.syosetu.com/n3094lt/


以下のは、副産物となります。

爆焔のダークエルフ
https://h.syosetu.org/novel/378655/

サキュバスレストランへようこそ! Hルート
※別サイト。エロをマシマシにした改稿版です。
https://novel18.syosetu.com/n1061iv/
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