ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた 作:ぐらんぐらん
1 思い出し、即メス堕ち
マフィ・モフテイル。
神国カミガリの三位官、モフテイル家の令嬢。
流れるハチミツ色の髪に、イチゴのような赤い瞳、白いクリームようなきめ細かい肌、そして誰もが愛でたくなる愛くるしい顔立ちと小柄な体躯……
その容姿に似合わず、粗暴な言葉遣いをするということも知られている。
そんな彼女が15歳を迎え、初潮と共に初めての発情期を迎えた時──
「俺…………転生した?」
狐耳と尻尾を持つ少女はモフテイル家の屋敷、自室のベッドの上で固まる。
マフィの前世は人間だった。地球、日本……特筆するようなことはない一般人だったはず。
さらに言えば前世は男だった。なのに……
「俺……いや私……? 違う、小さい頃矯正されて……ああもう!」
前世での記憶は自分。
そしてマフィ・モフテイルとして15年生きてきた記憶も、間違いなく自分。
どちらもひとつの人格であり、胸を張って自分といえるもの。
所謂『思い出し転生』……自分が転生者であるという記憶が蘇るタイプ。
赤ん坊の頃からスタートするわけでもなく、誰かの体を乗っ取るとかでもない。比較的良心的かつユーザーフレンドリーな転生だ。
「って、なんだよユーザーフレンドリーって…………はぐっ!?」
マフィは思い出した。転生者であることだけではない。
自分が今まさに発情期を迎えていることを。
「あ……♡ これ、やっばい……♡」
下腹部が──子宮が熱い。
子宮から繋がる膣も、そこから表に触れるおまんこも、熱くて熱くてたまらない。
快楽を求めるあまり苦しみさえ覚えている。
「なん、でッ♡ こんな♡ 死ぬ……ぅ!」
自分が立派なケモミミとモフモフ尻尾を持つ超絶美少女に転生していたことなんてどうでもいい。
とにかく体が熱くて、苦しくて、切ない。
「そうだ、今……♡ はつじょう、き♡♡」
発情期……それはこの国に住む
15歳前後に初潮を迎える人間全員が発情期を迎え、繁殖しようとする時期。
一度それを迎えれば、そこから1年スパンで訪れるという。
貴族令嬢として受けた最低限の性教育の中にあったものを、マフィの頭はしっかり覚えていた。
発情期についてだけではない。
この世界、この国についても……
「ぐぅ゛ぅ゛っ!!♡♡」
まぁ、頭がピンクどころか赤で支配されているマフィにとって、そんな第一話から世界観の説明ばかりでいつ本編に入るんだというような俯瞰した把握はできないわけで。
「(やる? やっちまうのか……? 記憶思い出して、まっさきにやることが……♡ こんな……♡♡)」
ついさっき男であることを思い出したのに、手は女の象徴のような乳房と秘所に伸びている。
理性など無い。あるのはこの熱を追い出したいという本能だけ。
恐る恐る指をショーツに触れさせ、その向こうにあるぷにっとした大陰唇を押し……
「………………お゛っ♡♡♡」
マフィはただでさえグショグショに濡れたショーツを、今度こそ使い物にならなくした。
「お嬢様、お嬢様? 入りますよ?」
「ま、まっへ♡ らめぇ……♡」
モフテイル家に仕えるメイド、羊のニンネが主人の許可なくドアを開けると、換気をしていない部屋からはむせかえるほどの雌臭が溢れ出す。
「ん……!? うっ、これは……お嬢様、かなりやっちゃってますね」
「や、やぁ……♡ 見ないれぇ♡♡」
「申し訳ございません。しかしお掃除の時間ですから」
ニンネは勤続20年のベテランメイドだ。発情期の世話はマフィの母親の代から経験している。
だから分かっている。こういう時は、とにかく耐えさせるしかない。
結局は病気のようなものだ。療法は待つこと。
たとえ自慰行為に耽る頭オナ猿になろうと、婚約者もいるマフィに対しては周囲の人間が迂闊に触れるべきではないのだ。
「ねぇニンネぇ……♡ つらいんだよぉ……♡」
「耐えてください。自分でする分には大丈夫ですからね。性的なこと以外ならこのニンネ、何でもお世話しますから」
「じゃあおまんこぉ……♡ おまんこどうにかしてぇっ♡♡」
「性的なこと以外、と言いましたよね」
元が男だからか、それとも女しかいないこの国で生きてきたマフィという人間の生来のものか。
齢33の羊メイドが魅惑的に見えて仕方がない。
メイド服の下からもじゅうぶんに主張する爆乳も、スカート越しには分かりにくいデカ尻も、マフィにとっては『ムチッ♡ ムチッ♡』という擬音を発しながら生きる淫魔にしか見えない。
もしマフィにチンコが生えていたなら、発情期を口実に襲い掛かっていただろう。
いや……生えていなくても襲い掛かろうとしている。
「ダメです」
ニンネのガードは固かった。
マフィの母親もまた15歳に初発情期を迎え、17だったニンネは求められて濃厚レズプレイをしていた過去がある。「奥様の体のことは旦那様の次に知っている」というのが彼女の密かな自慢であり自戒すべき失態。
そして自分が"そう"なった時には奥様に慰めてもらい……
発情期というのは下手に深みにハマると抜け出せなくなる。そして発情期が終わってからもつらい。なにせ正気に戻った後に見る相手の顔というのは……
とにかく、娘にまで手を出すわけにはいかない。
「そんなぁ……♡ おまんこっ、いじってよぉ♡」
「発情期が終わってから私の顔が見れなくなりますよ。お嬢様のためにも絶対にダメです」
「やだぁ!♡♡」
確かな経験からくるニンネの言葉も、マフィには届かない。縋るためにベッドから落ちそうな勢いだ。
「とにかくダメです。お掃除も終わったので私はもう行きますね。またお食事の時間に」
いつの間にかテキパキと掃除と換気を終わらせたニンネはバタンと扉を閉め、外から鍵をかける。
虐待ではない。発情期の令嬢を閉じ込めるのは貴族の屋敷として当然のことだ。
「う……うぅぅぅ……♡」
少し冷静になったマフィは自分がとんでもないことをしていたのに気付く。
メイドの前で半裸になり、オナニーの手を止めることもなく、足を開いてくぱくぱと陰部を開いて誘った。
はしたないとかそういうレベルではない。
元が男だったことなど、どこかへ飛んでしまっていた。
……だが冷静なのは一時だけ。発情期はすぐにまたマフィをオナ猿へと変え、日が沈むまで部屋から水音が止むことはなく……ニンネが夕食を持ってきた時にも、みっともなくマンほじ懇願して一蹴されることに。
「く、そぉ……♡ こんなんじゃ寝れねぇ……!」
発情期には波がある。さながらお腹をおさえながらトイレの順番待ちをしているようなもの。
その波が穏やかな時になら寝れるのだが……
ニンネというオナネタを日に2度も提供されたピンクな脳内は勝手に波を荒立たせている。
腹が疼き、股が疼き、指も止まらない。
そんなところに、扉を叩く者がいた。
「お嬢様~? 大丈夫ですかぁ?」
「お゛……♡ っ、ふぅぅ……♡♡ いぐっ!♡♡」
「あちゃ~、入りますよ?」
鍵を開けて入ってきたのはメイド。しかしニンネではない。
「ど、みる……ぁ……」
「はいはい、ドミルアですよ」
ドミルア……ドーベルマンを思い起こさせる黒毛の褐色犬メイド。
素行はあまり良くなく、よくニンネら先輩使用人たちに怒られている不良……とマフィの記憶が教えてくれる。
「あははっ、苦しそうですねお嬢様」
メイド服を着ただけのヤンキーにしか見えないドミルアが素早くドアを閉め、ベッドへとやってくる。
マフィは前世の記憶から「女にモテる女の顔だなぁ」と思いながら、いたずらっ子のようなドミルアが近づいてくるのを見るだけ。その間にも秘所をいじる指は止まらない。
「ふぅぅぅーっ♡ なに、出てけ、よ……♡」
「それ、お辛いでしょう? アタシが鎮めて差し上げますよ」
「え…………?」
いきなり、予想外、本当にそんなことある?
マフィを支配するのは困惑と歓喜。
記憶によれば、発情期の直前には母親やニンネから諸注意は受けていた。それこそ口酸っぱく。
その中には「使用人がこうした提案をしてきた時、どうすればいいか」なんて無い。
ただ「耐えろ。気持ちを強く持って」といった内容しかなかった。
「い、いいの……?」
「はい。ニンネさん言ってましたよ、『お嬢様が辛そうだ~』って。なので不肖このドミルアがお嬢様のお辛いものを消してさしあげようと」
ドルミアの言葉に嘘はない。
いや、悪意で隠したものはあっても嘘はない。
ニンネはその後「辛いだろうけど頑張ってもらわねば……」と言っている。
この不良メイドは意図して言葉を選んでいる。
まぁ、つまり、発情お嬢様に夜這いを仕掛けに来たのだ。この性悪犬メイドは。
「大丈夫、発情期なら初めてでも痛くないんで」
「痛く……♡ でも、女同士……っ」
「どうしたんですかお嬢様、オナニーのし過ぎで頭バカになっちゃいました?」
ドルミアがスカートをたくし上げる。
その向こうには……うん、あれ? そういえばここで生まれてから男を見たことない……
「アタシ、ふたなりですよ」
「…………っ♡♡♡」
ふたなり……間違いなく女性であるが、男性器のついた女のこと。
この国には女しかいない……しかし生まれてくる女には2種類ある。
つまり、普通の女性としてか、ふたなりとしてか。
マフィは自分についていないショーツを膨らませるアレを、本能のままに凝視する。
「あ……♡ あっ……ちょうだい♡♡ ちょうだいっ♡」
「はーいはーい、すぐあげますからねぇ」
その日、マフィ・モフテイルは本来結婚相手との初夜のために取っておくべき処女を失った。