※この作品はR-18です。

ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた   作:ぐらんぐらん

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ふたなり無し
多分今回限りのねっとりレズセ


11 猫メイドの指に堕とされる

「あの2人はどんな感じに始めるニャ?」

「……色々触ってきて、アレ……を出してきて、スる……」

「それだけニャ? 前戯とかは?」

「必要ないくらい、濡れてるし……」

 

 アンニャの息が耳にかかる距離。猫族の猫撫で声はエッチな空気も相まって脳を溶かそうとしてきている。

 

「まぁ発情期だしニャァ……だとしてもお嬢様の可愛いオマンコをほぐしもせずに乱暴に挿れるなんて勿体ニャい」

 

 服の上からさわさわ。腕、脚、首筋……

 直接的な快楽は無いが、これから服の下も……と期待させる手つきがマフィの吐息を段々と熱くさせる。

 

「おっぱいだって全然ニャ?」

「揉まれたりはするけど、ついでみたいな感じ……その、脱いでもいいか?」

「はいニャ。アンニャも失礼してっと」

 

 服なんてこれから汚れるだけの物。発情して体温が上がっていく中では邪魔。ショーツのクロッチ部分には既に粘性の透明な液が染みていた。

 互いに全裸になり、素肌と素肌がしっとりと吸い付き合う。アンニャのスレンダーな体は綺麗に引き締まっていて、なるほど商売道具として使うのに申し分ない。

 

 マフィは後ろから抱き着いてきた猫メイドに背中を預け、身を委ねている。

 密着した彼女の甘い声と優しい手つきは、これまでになかったもの。ぬるま湯に浸かっているような感覚だ。

 それでいて尻尾はちゃんと避けてくれている。うるさいマナー講師もこれにはニッコリ。

 

「乳首、触らないの?」

「触ってほしいニャ?」

「分からない……」

「まずは周りから……全身をほぐしていくニャ」

「なんだか……んっ、マッサージみたいだな」

「時間はたっぷりありますニャ。時間をかけて、ゆっくり溶かすように……」

 

 アンニャの手はまだ乳首どころか乳房すら触っていない。

 そこから少し外した、肋骨の浮き上がる部分を外から内へ……今からおっぱい触るぞ、と言わんばかりに撫でていく。

 でも実際には乳房に触れるギリギリで止まり、また外側からゆっくり手が近づき、また中断。それが繰り返される。

 

 それがもどかしくて……かといって急かすのも違う。なんともいえないじれったさ。

 

「おっぱい、触りますニャ」

「っ、うん」

 

 小ぶりな乳房に指が振れ、押し込めば……

 

 むにゅっ──

 

「やーらかいニャァ……形も良いし、ちゃんとブラ付けなきゃダメですニャ」

「だって、擦れて痛いし……」

「せっかく良いおっぱいを持ってるんだから、維持しなきゃ損ニャ。今のうちに着けられるようになれば間違いなく未来の自分が感謝しますニャよ」

 

 触るのは乳房だけ。ピンと立ち自己主張をする先端には触れない。

 

「ん……♡」

 

 穏やかな快楽。チンポをブッ挿されるのとは違う、温かな感覚。

 空気を読めない発情期さんはマフィの手をひとりでに股へと伸ばそうとして、「ガマンしてニャ♡」という甘い声に抑えつけられる。

 

「先っぽ……触って……」

 

 股をいじれないもどかしさに、少女はとうとうおねだりした。

 乳首が切ない。触ってほしい。

 その願いを、猫メイドはしばらく無視。

 

 焦らして焦らして……

 

「ねえってば──」

 

 

 カリッ──

 

 

「っ!?♡♡」

 

 なんてことはない、ただ乳首を軽く弾いただけ。

 

 なのに胸に電流が走ったかのような痺れと、背筋を流れる快楽。

 股からとろーっ……と愛液が垂れる。

 

「さすが発情期、いやお嬢様の資質かもニャ」

「い、今の……♡♡」

「ニャニャー」

 

 カリッ、カリッ……カリカリカリ──

 

「っっ、ひっ♡ ん♡ くっ、んん……♡」

 

 掠めるだけの愛撫もそこそこにアンニャはこれまでのスローペースから一転、両の乳首をギュウッと摘まみ上げる。

 

「んひぃっ!?♡♡♡」

 

 おっぱいだけで軽くイッた。

 体が跳ね、一気に汗ばむ。

 

「こっ♡ これっ……♡」

「今の歳からやりすぎると形が変になっちゃうから……ほどほどにしておくニャ」

 

 乳房を優しく揉み、乳首を強くいじめる。

 ただそれだけ。それだけのことを、アンニャのテクは『それだけ』に留めない。

 力加減、タイミング……それらを相手の反応を見て的確に責める。適度に耳元でえっちな言葉をささやく。

 元人気嬢の本領発揮である。

 

 そんなプロ相手に、マフィは胸だけで溶かされた。

 いつの間にか愛液は股どころかシーツにまで届き、染みを作っている。

 

「おっぱい、ご満足いただけましたかニャ?」

「ハァッ♡ ハァッ♡ ──あ、暑い……♡」

 

 愛撫とマッサージは紙一重。短くない時間の胸元責めが血流を良くし、感度と共に体温も上げている。

 

「次は……こっちですニャ」

「っ……♡」

 

 アンニャの手が伸びるのは下……今もっとも切ない場所。

 

「さ、触って♡♡」

「こっちもじっくりゆっくり溶かしますニャァ」

「やだっ♡ 触りたいっ♡」

「そんなこと言ってると~……」

 

 グニッ──

 

 下腹部、刺激を欲しがる場所をわずかに圧迫される。

 

「っ!?♡ あっ──♡♡」

「おあずけするニャ?」

「~~~~っ!♡♡♡」

 

 グニッ、グニッ、ググ……♡

 

 腹の上から子宮を押され、マフィの雌が悲鳴をあげる。

 直接触っているわけでもないのに、勝手に期待して勝手に愛液を増産している。

 発情期で極限まで高められた感度が、真綿のような刺激を逃すまいと脳に伝えてくる。

 

「ひっ♡ ひっ♡ あ、わか、わかった♡ アンニャの好きにしてぇ……♡」

「大丈夫、ちゃぁんと触ってあげますニャ♡」

 

 

 体勢を変え、マフィは仰向けに寝そべり、アンニャを脚の間に迎える。

 局部からムワァと香る雌臭に、元プロ猫もクラクラするほど。

 

「お嬢様、本当にどこもかしこも可愛いですニャ♡」

「変なとこ見て可愛いって言うな……♡」

「今からオマンコ責めてくから、お嬢様は自分で乳首いじっててもいいニャよ」

「ち、ちくび……♡」

 

 言われるがままにチクニーにはしる少女。

 しかし足りない。

 他人から与えられるものとは違い、期待した快楽は得られない。切なさを加速するだけだ。

 

「わぁドロドロ……♡ フ~~ッ♡」

 

 期待にパクパクと口を開けるメス穴は息を吹きかけるだけで反応する。

 

 熱烈な交尾おねだりを無視して、アンニャはまず太ももを触る。

 むっちりした肉に指が沈み、胸と同じ要領で段々と手を股に近づけていって……寸止め。

 

「触ってっ♡ おっぱいむりぃ♡♡ 自分じゃ気持ちよくないっ♡♡」

「ニャハハ、まだまだですニャ」

 

 次に大陰唇の周り。ここでさえ愛液まみれ。

 

 まだ致命的な部分には触らない。

 肝心なところに手が届かないもどかしさは、これから押し寄せる快楽への期待へと変わり、恥も外聞もない雌懇願へのハードルが下がる。

 

「はやくぅ♡ おまんこ疼くの♡ おねがいっおねがいっ♡♡」

「そういう雌全開なところもホント可愛いニャ♡」

 

 若干15歳の、ひだの目立たないぷにっとした部分。

 満を持して指がそこに触れ、それだけでマフィは腰を跳ねさせる。

 

「(なにこれっ♡ 自分で触った時とぜんぜん違う……♡ まだ外側なのに、もうこっちの方が気持ちいい♡♡)」

 

 ぷにっ、ぐにっ、ぐにゅ~っ♡

 

 粘土を捏ねるようにいじくりまわされ、その度に腰がガクガクと震える。

 でもまだイけていない。チンポセックスの刺激に慣れたせいで、まだおままごとの範囲だと認識してしまう。

 

「クリちゃんも小さめなんですニャァ♡ ここ、触りますニャ」

「う、うんっ♡ イカせてぇっ♡」

 

 まだ刺激に慣れきっていない、皮被りの肉芽。

 

 すっかりジクジクとした期待に満ちたそこを指で摘ままれたらどうなるのか。期待が高まりすぎて恐怖すら感じて……

 

「っ゛♡ くっ゛……!♡♡ あぁ゛あっあ゛っ゛あっ゛~~~~!!♡♡♡」

 

 今度こそマフィは達した。

 ビクビクと腰が前後し、溢れていた愛液がぴゅっぴゅと飛び散り、焦らされた分の一部が解放されていく。

 

 みっともない喘ぎ声は、肉棒でこじ開けられ突き上げられるオホ声獣喘ぎとはまた違った雌の悲鳴だった。

 

 

「お嬢様、まだ中が残ってますニャ」

「っ♡ なか……♡」

「まだまだ時間はありますニャ。だから……いっぱい気持ちよくなって発散しましょうニャ♡」

 

 外側とクリを触っただけで愛液にまみれた指……マフィの目には、それがいつも自分を貫く剛直と同じもの見えた。

 

 そして気付かない。

 せっかく女の人とエッチをしているのに、攻めるのが自分ではなく相手だということに。すっかり『抱かれる』ことに慣れてしまったということに。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 スリスリと指の腹が小陰唇とクリトリスに刺激を与え、イキそうでイケない何度目かの焦らしパート。

 早くしろと非難するよりも、それだけでも気持ちよくなれてしまうマフィは淫らな声をあげ続ける。

 

 もう愛液は指どころかアンニャの手の平で啜れるほどに零れている。

 

「くひっ!?♡ ま、またイク……い、ぁ゛、なんでぇ゛♡」

「イキたいニャ?」

「おねがいっ♡♡ むり、おかしくなるっ♡♡ う、イグ……はっ、ぅ゛ぅ゛ぅ゛、イカせてぇぇっ゛♡♡♡」

 

 同じ女同士、そこには明確な主従があった。

 主とメイドではない。与える側と貰う側。生殺しの虜になった少女はみじめさを自覚しながら、口からは涎と共に懇願が止まらない。

 

 

 つぷっ──

 

 

「っっ゛♡♡ お……?♡♡」

 

 不意の挿入。

 

 たった指一本。

 

 それをペニスと勘違いした膣は全方向から種を絞ろうと食いつき……

 

「っぐ♡♡ はぁぁぁ、あ゛♡♡ ぅぅ~~~♡♡♡♡」

 

 指を動かさなくても膣が勝手に動いて刺激を生み出す。

 挿れた本人であるアンニャも「ニャニャ!?」と声をあげ、その膣の脅威を再認識。

 もし挿れたのがペニスだったなら……1往復も絶えられず射精していたことだろう。

 

「お嬢様、これで動かしたらどうなっちゃうニャ?」

「や、やめ……いっかい、落ち着かせて♡♡」

「例えば……ちょっと指を曲げるだけで当たっちゃうGスポットとか♡」

 

 ぐいっ──

 

「ほ…………?♡♡」

 

 ここを責められるのは初めてではない。ペニスがストロークする時に当たることもある。

 その度にもイクが、この瞬間にマフィが感じたのはまた別の快感だった。

 

「ぎっ♡♡ ひゅっ、こ、これ、なに?♡♡」

 

 スローペースで高まった性感。

 心地よい湯に浸かっていると思ったらいきなりジェットバスになったような急降下。

 何が何だか分からず、マフィは死ぬ寸前のような痙攣に襲われる。

 

 ヌトヌトの愛液が膣を窒息させにかかっている。指先ひとつで生殺与奪を握られている気分だ。

 

「お嬢様、感じすぎにも限度がありますニャ」

 

 アンニャは元プロだ。そういう店は発情期で耐えられなくなって……という理由で訪れる客も多い。

 

 同じような発情期の相手など数えきれないほど経験しているが、いくらなんでもマフィのそれは異常。

 まるで快楽を得るために生まれてきたような感じっぷり。

 発情期だけでは言い訳できない、この感度はもはや天性の素質かもしれない。

 

「あんまりやりすぎると、戻れなくなるニャ」

「な、なにが、もど……?♡」

「発情期だからって快楽に溺れすぎると後遺症というか……その後の生活も苦労するニャよ」

 

 要するに雑魚マンコが雑魚のままになってしまうということ。

 といってもマフィの場合は発情期のせいなのか元が雑魚なのか、今となってはどちらでも成立する。

 

「まぁでも、今夜はそのままでいいかもニャ♡」

 

 

 ズリ、ズズリュ……♡

 

 

 Gスポットを越え、指はさらに奥へと突き進む。

 中指だけでは可動域に限界があるので、今度は薬指も添えて。

 

「ふ♡ ぎゅぅぅ゛っ゛♡♡♡」

 

 初めて行う指でのセックス。

 ペニスをガツガツ突っ込まれるのとは違い、頭が真っ白になることはない。しかし……

 

「(感覚、鮮明にっ!?♡♡)」

 

 感度が高くなった状態で、膣内のどこがどうなっているかが分かってしまう。

 いま指はどの辺で、どこをどう触られるとどうなるか。

 

 男では決して味わえない、存在しないはずだった生殖器官からの脳が痺れる甘い快楽。

 

 ここ数日で雑魚マンと雑魚子宮をいじめられる快楽を知り、ジュクジュクに溶けた膣をここまでしっかりじっくりほじくり返されると、嫌でも分かってしまう。

 

 今の自分は、女なのだと。

 

「(ちがうちがうちがうちがうちがう♡♡)」

 

 背中が反ったり丸まったりして、逃げようにも腰が抜けて、手はまた乳首をつねっている。

 息は吐き出されるばかりで全然吸えない。時折アンニャが「すってーはいてー♡」と言ってくれなければ酸欠になっていただろう。

 

 もし天井に鏡があったなら、マフィには見えていたはずだ。

 

 前世の自分とは程遠い可憐な顔を淫靡に歪め、腰をガクガクと震わせプシプシと潮を吹き、浅ましく舌を垂らして享楽に耽る少女の姿が。

 

 

「お嬢様、自分のオマンコがどうなってるか分かるかニャ?」

 

 股座にいたアンニャが脚や腹をツツー、と指でなぞりながら耳元へ移動。

 片手は汁のとめどない膣から離すことなく、もう片手はマフィの乳房の形を歪める。そして口は耳元へ。

 

「いま触ってる所は分かるニャ?」

「い、いりぐち……♡」

「正解。それじゃあちょっと進んだところにあるのは?」

 

 言葉と共にグリッと押される恥骨の裏側。

 押されたり撫でられたりすると潮を吹いてしまう弱点のひとつ。

 

「じー……すぽっと♡」

「うんうん。お嬢様はどこをGスポどころかどこ触られても簡単にイッちゃうけどぉ……()()を指で触られたことは?」

 

 アンニャがさらに深く指を食い込ませ、そこを射程に収める。

 

 性交時にはもっと奥の方へと隠れてしまう、雌の最大の弱点。

 種を迎え、子を作る場所……子宮。

 

 生理周期的な時期や体位が合えば、ポルチオは指でも簡単に届く場所にある。

 そして発情期は子宮が下りっぱなし。

 つまりそれは、指だけでも開発できるということで……

 

 

 ぴとっ……♡

 

 

「ギ……!♡♡ ハッ、ハッ、ハッ、しょ、しょこ……♡」

「まだ口がきけるニャ? てことはぁ……壊れるまでまだまだ余裕があるってことニャン♡」

 

 すり、すり、すり……♡

 

 しっかり爪を切った指先がマフィの女の子に触れる。

 それだけで腹の中の熱が渦巻いて「もっと寄越せ」と言ってくる。

 

「もっと回数重ねて開発していけば、指だけでお股とお腹爆発して真っ白になるニャ。そこまで行きたい?」

「ひゅ……ひゅっ…………っ♡♡ っっっ♡」

「それに指だけじゃニャくて、レロッ」

「んひぃっ♡♡ みみ、やらぁ゛っ♡♡」

「この舌もお客さんには好評だったニャ。表面ざらついてるの分かるかニャ? これで膣内べろんべろんに撫でて、クリもジュウウッて吸って、頭おかしくなって他じゃ満足できなくなるのニャ♡」

 

「(お、おかしく……♡)」

 

 今でもおかしくなりそうなドロドロに溶けた感覚なのに、その先があるという。

 それはもう廃人ではないか。常に熱に浮かされて何もできなくなる……そんなこの世のものとは思えない快楽、お金を払って享受するものではないか。

 そうだ、このメイドはお金を貰って客を溶かしてきたのだ。

 

 自分も、同じようにされてしまう……♡

 

「でもまずはポルチオで深イキたくさんしましょうニャ♡ こうして外からも♡」

 

 さっきもやられた外からの圧。下腹部を指で優しく押したり強請ったり、時に振動を加えてきたり……

 

 

 トン、トン、トン、スリスリ、トントン、スリスリ、トン──

 

「ふっ、ふっ、ふゅっ♡♡ い、っぐ! ぎゅっ♡ っ、くる、やっ♡♡」

「中も意識して」

 

 ぶちゅっ、ぐりゅっ、くりっ、こりっこりっ──

 

「い、イ゛ッ゛て゛る!♡♡ おまんこイッてましゅ♡♡♡ だからやめっ──」

 

 トントントントントン──

 

「ぐ♡♡ お゛……っ、っ♡♡ いっぐ♡♡ やだっ♡♡ イ゛ッ゛て゛る゛の゛っ゛!!♡♡♡♡」

 

 こりっ、くいっ、くいっ、ぐちっ──

 

「しきゅうむり゛♡♡ や゛あああぁ゛ぁあ゛っ゛♡♡♡ っあっぁっ……っ゛♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!♡♡♡」

 

 プシッ♡

 ぐちゅっ! ぐちゅっ! ぐちゅっ!♡♡

 

「ゆるし゛てっ゛♡♡ ごめんなさいっ♡♡♡ ごめんなさい゛ぃ゛♡♡♡♡」

 

 

 快楽とは罰になり得る。

 マフィは原因のない謝罪を繰り返し、助けを乞い続ける。

 もうやめてほしいという言葉は嘘偽りない本音だ。

 

 それでもアンニャの指は止まらない。

 まるで新記録でも目指しているかのように動かし続け、絶え間ない絶頂のドツボに嵌めている。

 

 少女はもはや自分の意思で指一本も動かせない。下腹部を中心に麻痺は広がり、ただただ「気持ちいい」以外のすべての感覚が消えていく。

 腹の奥から痙攣し、脚も震え、背筋もガクガク。

 神経がバグってしまったかのよう。

 

 きっともうオナニーでは満足できない。指を使うにしても他人のでないとイケない。

 こうして人間は人間に支配されていく。

 

 女同士のセックスに1回戦2回戦という概念はない。射精して一区切りとするモノがないのだから。

 故に永遠に続く。どれだけイッても止めようと思わなければ止まらない。

 喉が渇けば時折水を飲んで、すぐにまた再開。

 

 無限に続く快楽の牢獄なのだ。

 

 少女の主張する"男"の部分は着実に殺されていく。

 

 

 

 

 やがてマフィから言葉が消える。声も消える。

 失神し、失禁し、アンニャの腕の中でかろうじて息をしている。

 

 ハチミツ色の髪は汗で肌にくっつき、イチゴ色の瞳はどこも見ていない。クリーム色の肌は完全に上気して……

 

「や、やっちまったニャ……」

 

 ただでさえ久々のセックス。お嬢様の反応につい興が乗りすぎて、指アクメだけで数時間も潰してしまった。

 夢中になってる間はただただ愛おしくて、もっとぐちゃぐちゃにしたいと思うだけだった。

 賢者タイムのように冷静になってしまっては、残るのは罪悪感だ。

 

 はたしてこれは戻って来れるやつなのか。これを覚えて「もうチンコいらない」宣言をした女の子は多い。

 

「ま、まぁリアリス様ならきっとチン堕ちさせてくれるニャ……?」

 

 それよりもベッドの惨状である。

 シーツには液体が染みすぎて、吸収しきれなかった分が水たまりとなっている。

 

 「う……手つかれたー……ニンネさん、ごめんニャ」

 

 これを掃除するとなるとシーツの交換だけでは済まない。中身や、下手をすれば床板まで……

 残された時間でやりきるのは現実的ではない。

 アンニャは放置を選択し、ピロートークができないことに後ろ髪を引かれながらも部屋を出た。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 翌朝、部屋を訪れたニンネはたいそう驚いた。クールキャラとか言ってる場合じゃないくらい驚いた。

 

「なんですかこれはぁ!!?」

 

 もはや部屋に入ることすら嫌になるほどの雌臭。犬族だったら入った瞬間フル勃起して最悪射精しているだろう。一生歪む癖を植え付けること間違いなしだ。

 ベッドも丸々取り換える必要があるレベルの酷さ。神術でもどうこうできないやつ。

 

「こ、これがお嬢様の発散……!?」

 

 確かにここまで終わってる光景を見せられては納得するしかない。

 このことはローラにも報告が行き、「マフィは死ぬほどエグいオナニーでベッドを台無しにした」という伝説がごく少数の人間に共有されることとなった。




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