※この作品はR-18です。

ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた   作:ぐらんぐらん

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59 おめでとうママ

 ジャスリンはドキドキとワクワクを味わいながら優雅に過ごした。

 

 正直さっきは勃起を我慢するのが辛くてしょうがなかった。

 発情期とか関係なしにブチ犯したくてたまらなかった。

 しかし耐えた。耐えた先に極楽があると知っているからだ。

 

 今のマフィはまさしく調理中。じっくりコトコト煮込み中である。

 調理中の厨房に乗り込んで「早く料理を出せ」と無粋をぶつけたりはしない。座して待つ。待ち時間もまた味となる。

 

 

 

 翌日、予想通り発情期が始まった。

 

 この国の人間と切っても切れない発情期……いくらスパダリ王子様であっても逃れられない。

 

 まだ前世を思い出したばかりで男としての自覚が最も強かった1話マフィでさえオナニー狂いの醜態を晒す雌狐になったのだ。

 どれだけメンタルを強く保とうが、本能がそれを上回る。

 

 朝から元気なビンビン娘を弄って精を放出したい欲求が止まらない。

 気が狂いそうだ。今すぐオナりたい、もしくは孕ませたい。

 今なら何リットルでも射精できそうな気がする。

 

 並みの人間ならとても耐えられない繁殖欲求を気合で封じ込め、サイドテーブルにあった錬術薬を飲む。

 

 サイブスの鎮静薬……マフィが以前作ったものと同じ薬だ。アマモ葉の特効薬でもあり、発情期のムラムラをほんの少しだけ抑えてくれる。

 まぁ効果は気休め程度。肉離れを起こした時のロキソニンくらい気休め。

 

 気合と気休めでなんとか正気を保ち、王族とは思えない乱暴な手つきで同じくサイドテーブルに置いてあった朝ご飯のサンドイッチをバクバク食べ、いざ風呂へ。

 部屋にも道中にも使用人はいない。見れば襲ってしまいそうだから人払いしている。

 

 普段は颯爽とスタスタ歩くところを、中二病患者のようにヨロヨロ歩く。

 

 そしてやっとたどり着いた浴室には、受け入れ準備万端のぽっかり雌穴がお待ちかね。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 時をちょっとだけ遡ろう。

 

 

 マフィは地獄を味わった。

 

 拘束され、股間の棒たちは動き続け、どれだけ助けを求めても誰もいない。

 仲間の居場所を100回は吐くような拷問であった。

 

 両穴は塞がりっぱなし。

 ディルドは上下左右に動き、規則的に気持ちいいところを押してくる。

 アナルパールは紐部分が伸縮するものだからボール部分も連動して動き……常に出し入れしてるような気分にもなる。

 

 なんとか体内から排出しようにも、ぜんぜん出ていかない。出るのは愛液と潮だけ。

 腰を逃がそうとしても椅子となっているスライムが体勢を固定させているため動けない。

 アイマスクで視界は塞がり、ここがどこだったかも分からなくなる。

 

 マンコアクメもケツアクメも続き、下半身の感覚はもう無い。脳がおかしくなっちゃった。

 

 定期的にメイドがやってきて口に栄養薬を流す。

 とはいえとても物を飲み込める状態ではないので、ボールギャグ越しに入ってくる液体に何度もむせ、鼻をつままれてようやくだった。

 

 そんな快楽の坩堝で睡眠時間はどうかというと、実はかなりとれてる。

 失神を睡眠とするならの話だがネ。

 百年後まで御機嫌よう。

 

 実際にはほぼ丸一日くらいなのだが、マフィから人間性を消すくらいの時間を長いととるか短いととるかは人それぞれだろう。

 

 これでもまだ優しい方、というかお試し版、未完全である。

 

 かつて王妃が受けた時はブルブル震える球の神具『振動石』──前世で言うローターをクリトリスと乳首に付けられ、もちろん膣内にも何個か突っ込み、アクメ種類が追加されていた。

 時間だって一朝一夕では済まない。人間から知能を奪う所業だった。

 終わった時の王妃は正気ではなく、回復に時間を要したという……

 

 ちなみにそれで産まれたのが第二王女プルミリアだったりするのだが、まぁこれはいいだろう。

 

 

 

 翌朝ジャスリンが起床する前、無限に感じられた時間は終わった。

 

 ボールギャグとアイマスクを外され、白目を剥いて舌を垂らす失神顔が晒される。

 ずっと体内で蠢いていたのだ。両穴のそれが抜かれるのにも絶頂レベルの快感が伴い、その衝撃でマフィは覚醒する。

 

「ぉ…………? ほっ?♡ ほっ?♡♡」

「お疲れさまでした。あ……いえ、これからでした」

「あ゛ー…………?♡ っ♡♡ お゛っ゛、ひゅっ゛♡♡」

 

 長いこと膣と腸を責めていた神具はまだ動いていて、愛液なのか潮なのか尿なのか分からない液体でびっちゃびちゃ。

 玩具の回収を行ったメイドは顔を赤らめながら手に付いた体液をお湯で流す。

 

 続けて子宮内のスライムを排出。

 自然に出るのを待っていたら時間がかかりそうなので、メイドは「失礼します」と狐のぽっこりお腹に手を当て、押す。

 

「ひょ゛っ゛!!?♡♡ お゛ぉ゛ぉ゛っ゛ーーーーっ゛!!?!?♡♡」

 

 例え話をしよう。

 袋に入ったゼリーがあるとする。切り口が手で開けるマジックカットのやつだ。

 これを開ける時、ミスってちょっとしか口が開かないような切り方になってしまった。

 ハサミは手元にない。口は小さいけど押し出せばまぁ出るだろう。

 

 この小さい口が、マフィの子宮口である。

 

 エロ漫画的断面図があれば、むりゅむりゅぶりゅぶりゅと勢いよく細いゼリー(スライム)が出るのが見えただろう。

 

 メイドが手の力を強めれば勢いはさらに増し、子宮口も数mmであるがもうちょっと開く。

 

「(下級眷属なんだし普通に消せばいいのに……)」

 

 ジャスリンに「スライムは消さないからキミが押し出してね」と言われた意味をメイドは理解できない。

 

「……あ」

 

 が、思い出したことがある。そういえば殿下がいつも使っている『体の柔軟性と耐久性を上げる錬術薬』をマフィに飲ませるよう言われていた。すっかり忘れてた。

 栄養薬と同じように口に流し込む……もっと早く飲ませていればスライム排出も楽だったのに。メイドさんのミスである。

 

「(まぁ殿下が来る頃には効いてくるでしょう)」

 

 ……ようやくすべてのスライムを出し終わった。マフィのお腹も元に戻っている。

 なおこの間にも淫乱狐は絶頂と失神を2セットくらいした。

 

「ふぅ……」

 

 ほとんどルーチンワークである屋敷メイドにとって、この仕事はかなり思い出に残るものだった。

 日常的に殿下が汚した部屋の掃除や力尽きた女の世話などは慣れているけれど、ここまでひどいのはそうお目にかかれない。

 

 これ以上いるのはよそう。彼女は女だが、女でもこのアヘアヘ気絶狐の近くにいるとドキドキする。

 普通に可愛いしエロい。三位官令嬢でありながら娼婦顔負けのエロさだなんて。

 ふたなりだったら思わず襲っていたかも。

 

 まぁ襲うふたなりは今到着したのだが。

 

 

 勢いよく浴場の扉が開き、入ってくるのはひとり……いや一匹の獣。

 

 誰もが見上げる高身長、スラリとした長い手足、引き締まった胴、たわわに実った乳房、そして3本目の脚と見紛う巨大ペニス。

 それらのすべてを一糸でも遮らない第四王女は、矢のようにもう一匹の獣のもとへ。

 

 メイドは無言でそそくさ退散。声をかけても意味がないと分かっているからだ。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

「ぁ゛、へ♡♡ じゃしゅりん、しゃまぁ♡♡♡」

「ま、ふぃ……っ」

 

 ここにきてジャスリンは格好つけようとした。

 いつものように優雅に優しく、蕩けた狐をさらにドロドロにしてスマートに種付けしよう……

 

 無理だった。

 

 発情期に加え、放置されじっくりコトコト煮込まれたマフィの体臭──くっさいくっさい妊娠歓迎媚び雌フェロモンを浴び、理性と思考はビリビリに破かれた。

 

 マフィと同じ時間頑張ってるスライムが椅子の形をやめ、体を痛めないためのマットとして2人分の重さを支えるサービス残業。

 

 

 一瞬にして覆いかぶさった狼は、真っ赤な顔で据わった眼光を降り注ぐ。

 

 受けるマフィはそれがどういう意味かを考える脳が機能していない。

 

 ようやく終わった。知ってる人が来た。ジャスリン様が来た。お腹に大きくて熱くて硬くて重いのが乗ってる。

 それだけを本能で感じ取り、言葉にならない言葉をなんとか紡ぎ出す。

 

「へっ♡♡ へっ♡♡ じゃ、じゃしゅぃん様♡ おわっ、おわった♡♡ おなかのにゃか、なに、な、なにもないのっ♡♡」

 

 何の意味もないただの報告だった。

 しかしマフィにとってただの報告を言語化するだけでも頑張ったものだ。

 

「そうだね……これからまたいっぱいにするからね……っ、ぐ……っ、いれ、るよ……っ♡♡」

 

 ジャスリンも限界である。

 

 普段から女を泣かせてきた淫水焼け黒ずみイチモツはかつてないほど怒張し、どくどくと脈打っている。

 血管はバキバキ、亀頭は大きく張り、カリも傘のように開き、まさしく腕並み。

 こんなモノを弱冠16の小娘が持っている……だと……?

 

「ぐ、はや、はやく、挿れたいっ♡♡ 出したい、マフィ、マフィっ♡♡♡」

 

 娘はもっと出したいようだ。先端からは早く精液を解放させてくれと透明な涙を流している。

 なまじでっかいせいで腰をかなり引かなければ挿入できない。

 発情期に頭をやられた狼は、いつもなら一発でズドンといけるところを、何度かずりゅんっ♡ と素股気味に外してしまう。

 

 その度に百戦錬磨の雌殺し巨根がマフィのお腹に「ここまで届くよ」と言わんばかりに乗り、クリトリスと擦れるせいで腰ガクガク狐が面白い声をあげている。

 

 何度目かのジャブ兼見せ槍を経て、小柄な狐の膣口に一見入らなさそうな亀頭がずにゅっ♡ と食い込み……

 

 

 ぐぐぐ……ずにゅるぶぶっ!♡♡

 

 

「ごっ゛!?♡♡ はっ、はぁっ゛?♡♡♡ ぎっ♡♡ あああぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛っ゛!♡♡♡♡」

 

 雌の絶叫は開幕の合図のよう。

 

 ディルド放置で広がっていた膣はさらに大きなモノにメリメリと押し広げられ、簡単に最奥を潰される。

 一分の隙間もないミチミチ密着。

 あまりのデカチンにお腹がボコッと浮き上がり、マフィは訳も分からず泣き喚く。

 

「ぐぅぅっ!?♡♡♡」

 

 雄もまた顔を歪ませる。

 

 ほぐれた膣は柔らかくてアツアツの極上肉壺。

 ただでさえ発情期でチンポバカになっているジャスリンもさながら童貞のように快感に打ち震える。

 先端から根元までを包む肉は凶悪。耐えられない。

 

 

 ──ぼびゅびゅびゅぶぶびゅっ♡♡♡

 

 びゅるるっるびゅ♡♡ びゅぐぐぶびゅびゅっ♡♡♡

 

 

 まさかの往復なし。三擦り半どころか1ピストンもせずに暴発。

 ヤリチン王子様にあるまじき失態である。恐ろしや発情期。

 

「ほ゛っ゛!!?♡♡♡ お゛ぁ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ーーーーっ゛っ゛!!♡♡」

 

 まぁそれでもマフィは気絶する勢いで絶頂するのだけど。

 

 ボコッとなったお腹がさらにボコッ!

 鈴口と子宮口を密着させての射爆だ。うどんみたいなぶっとい半固形の精液が無理やり子宮口を通って赤ちゃん袋の中へ。

 

 ぶびゅぐびゅぐびゅぐびゅっ!♡♡ ぼびゅるるるびゅるるっ!♡♡♡──

 

「あぢゅっ゛♡♡ おにゃかァ゛ァ゛ぁ゛!!♡♡ なんれぇっ゛♡♡ おわってぇ゛ぇ゛っ゛!♡♡♡」

 

 頭が限りなく機能停止しているマフィはまたスライムが入ってきたのかと勘違い。

 しかし実際は精子をたっぷり詰め込んだスライムばりのベトベトネバネバ子種汁だ。

 

 一発で子宮を満たしてもなお止まらない。

 明らかにいつもより多い。

 たとえ大ジョッキでも受け止めきれないだろう量のザーメンを受け入れたマフィの腹は一足先にボテ姿をお披露目。

 

「お゛ふ……♡ ぉ゛ぉ゛オ゛…………♡ マフィ、もっとだしたい、だしていい? だす、いっぱい、妊娠させる……!♡♡」

 

 そしてようやくドピュの勢いが収まったかと思いきや、萎える気配のない剛直がまた動き始める。

 

「んぎゅっ!?♡♡ んお゛っ゛♡ お゛っ♡♡ お゛っ♡ むり、おなかくるしっ♡♡♡ だめイクだめだめえぇ゛ぇ゛ぇ゛っ゛♡♡♡」

 

 すっかり重くなったお腹をさらに抉られ、突かれ、潰され、狐は本能的に腰を逃がす。

 まるで薬と毒。強すぎる快楽は苦痛へと変わるのだ。

 

 ジタバタと足を動かし、ジャスリンが腰を引いた時になんとかそのまま逃げようとするが……

 

 がしっと足首を掴まれ、さらに体重もかけられては敵わない。

 種付けプレスから松葉崩しの体勢になり、より組み敷かれてる感が増す。

 

「にげるなっ!♡ マフィ、ボクの子供、こども産めっ!♡♡」

 

 まるで火あぶりにされてるかのような悲鳴をあげるマフィに狼はどこまでも容赦がない。

 何度も何度も手でスライムを叩いて、プロレスならとっくに降参が認められてる。

 髪を振り乱してどれだけ首を振っても、存在しない審判が助けるはずもなく。

 

「うみ゛ゅ゛っ♡♡ うむから゛っ゛、とめっ、あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーーっ゛っ゛!!♡♡♡♡」

 

 ごちゅんっ♡ ごっちゅんっ♡♡ とパンパン子宮を潰され、言葉での降参も聞き入れられない。

 

 まぁ発情期相手に説得など土台無理な話。この屋敷に来た時点でマフィが妊娠機能付きオナホになるのは確定事項なのだから。

 

 

 デカチンポが隙間なく埋め尽くしているとはいえ、出し入れすればそこには隙間が生まれる。

 子宮から漏れ出た精子が膣内でかき混ぜられ、愛液と合体して結合部からとめどなく流れ、スライムと床を汚す。

 顔を顰めて鼻をつまむような雄と雌の発情フェロモンが浴室に充満。

 

 渦中の両者は互いの淫気にあてられ、さらに昂る。

 

「ぐ、また出る、出すからねっ♡♡ 妊娠しろっ!♡♡♡」

「じゃすりっ、しゃまっ♡♡ おぐっ゛♡♡ いっぱい、はいらにゃっ♡♡」

 

 

 ──ぐ、ぷんっ!♡♡♡

 

 

「お゛っ……?」

「あ゛──?」

 

 2人そろって視界がチカチカ。

 一瞬何が起きたか分からない。

 

 

 少し腰を折って、前日からの放置プレイの効果を説明しよう。

 あの拷問とも言えるプレイには、ジャスリンの可愛さ余った意地悪だけではなく、確かに気遣いもあった。

 

 発情期の狼チンポはとにかく凶悪。

 本人に前戯をする余裕もなく即ハメが予想される中、大きすぎる肉棒を受け入れるには準備が必要だった。

 言うなれば大掛かりな前戯でもある。

 

 さらにスライムを子宮に詰め込んだのも、こうして多すぎるザーメンを受け入れる予行。

 マフィがこれから臨月レベルの精液ボテを晒せるのは薬のおかげのみにあらず。

 

 ここまでがジャスリンの気遣い部分。

 

 いま起きたことは本人もちょっと意外だったこと。

 

 先ほどマフィはスライムを子宮から排出した。

 さらに柔軟性を上げる薬を飲み、普段なら開くことのない子宮口が開きやすくなっている。

 

 思いきり体重をかければ、狼巨根の亀頭を咥えることもできてしまったのだ。

 

 せいぜい「子宮に精液を詰め込みやすいように」という思惑で行われた疑似出産は、子宮姦を行う下準備にもなったのだ。

 

 さすがのジャスリンもこれは初めてでった。

 孕ませる相手をわざわざ前日から王家直伝放置プレイでほぐしておくなんてこと、今までしたことなかったから。

 

 

「ほひっ??♡ ほ……?♡♡ あ゛、ぁ゛?♡♡♡ ア────」

 

 マフィは何が起きたか分からず、増した圧迫感と快楽に白目を剥き絶叫気絶。

 

 ──が、子宮を貫いたままジャスリンが無理やり動こうとしたことで意識が無理やり浮上させられる。

 

「なっ♡ これ、どこに……ぐっ、ごめっ♡♡ 出るっ♡♡♡」

 

 戸惑うジャスリンも疑問を解決するより本能を優先。

 膨らんだお腹を押し潰すように狐の首に腕を回し密着。

 

 唇も、鎖骨も、胸も、腹も、恥骨も、体内でさえも、2人の間に距離はない。

 

 その状態で射精すればどうなるか……答えは瞭然。

 

 

 ぼびゅっ!♡♡ どびゅるるっ♡♡びゅぐぐびゅるるるびゅびゅーーーーーっ♡♡♡

 

 

「ふごっ゛♡♡♡♡ ひっ♡ イぃ゛ィ゛ィ゛ーーーー!!♡♡♡ お゛ぎっ♡♡ がっ♡♡ ああ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーっ゛っ゛っ゛!!♡♡♡♡」

 

 一切の隔たりなく注がれる繁殖力抜群の固形ザーメン。

 唯一の出口が肉竿によって塞がれ、容赦も慈悲もない事実が狐娘の子宮を膨らませる。

 

 もし子宮内に卵子があれば、全方位から襲い掛かるならず者(ザーメン)になす術なく輪姦凌辱されていることだろう。

 

「マフィ、マフィっ♡♡ まだ出すから♡ キミが孕むまで、毎日ずっとっ♡♡」

 

 孕むから、卵差し出すからもう許して──

 

 前後不覚の意識で言語野を介さず発した言葉は、ただの絶叫喘ぎのみ。

 

 

 そんな中、マフィの子宮の中で決定的な出来事が起きる。

 

 出口を塞がれ溜まる一方だった精子たちは、子宮口以外へと押し出されるように殺到。

 それが卵管であり、卵子の源である卵巣への道。

 

 体は柔軟性ドーピングされている。卵管も例外ではない。

 むりゅむりゅむりゅっとザーメンに占拠されて僅かに広がり、卵巣への道を開け放つ。

 

 こうなってしまっては安全日だとか危険日だとか関係ない。

 

 そこには生まれたての卵がいて、ならず者たちは当然のように受精特攻リンチを仕掛ける。

 

 当然ながら卵子もそう簡単に受精卵になってたまるかと抵抗。

 卵膜──透明帯に食らいつく精子の大群にビクつきながら、時間と共に抵抗が無駄だと知る。

 

 そして一匹の精子が、倍率何兆倍もの極狭関門を突破する。

 

 

 ──ぶちゅんっ♡

 

 

 前世で男だった異世界転生者であるマフィ・モフテイルは、齢15にして受精した。

 

 それだけではない。

 通常、卵子に精子が入れば透明帯反応というものが起きる。

 これは卵膜(透明帯)のタンパク質が硬化し、他の精子の侵入を防ぐ反応だ。

 つまり多精子受精しないための人体の機能である。

 

 しかしその透明帯反応が起きる直前、滑り込みでお手付き卵子を凌辱する精子がもう一匹。

 

 

 ──ぶちゅんっ♡

 

 

 2つの精子による受精……一卵性双生児の元になる受精卵が出来上がったのだ。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 その後何度も射精し、一日が終わった。

 今日だけでマフィは限界以上に乱れた。

 

 しかし受精したからといって発情期が収まるわけではない。明日も同じことになる。

 

 ちなみに『妊娠すれば発情期も終わる』というが、厳密なタイミングは着床だ。

 女性なら自身の体内で着床すれば発情期も収まる。

 

 これがふたなりの場合、自身の精子と結合した受精卵が着床したタイミングである。

 

 自分の体内のことでもないのに何故発情期が終わるのか……これにはメカニズムがある。

 精子には遺伝子情報と共に極極微量の神力も混じっている。

 その神力経由で伝わるというわけだ。

 

 だから受精卵が着床するまでの数日間、孕んだかどうか分からないのでジャスリンの発情期は続く。

 

 マフィにとって、ここからが本当の快楽地獄だ。

 

 ただでさえいつも一方的に鳴かされる相手。

 それが発情期になって前代未聞のとんでもない凌辱となった。

 

 人として、女として完膚なきまでに終わらされた一匹の雌に人権など残されていない。元男としての尊厳など言わずもがな。

 ご主人様を気持ちよくさせて、子種をお恵みいただき、孕む。それだけの淫肉。

 

 幸運だったのは、この世界の人間が基本頑丈なおかげでマフィも壊れずに済んだこと。

 そしてこれが苦痛ではなく、トラウマレベルで人生に刻まれるほどの快楽を伴っていたことだろう……こっちはやっぱ不運かもしれない。

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 数日後、ジャスリンの発情期が終わった。

 

 それは受精卵が無事着床したことを意味し、マフィが二児の母親になったということを意味する。

 

 ちなみに終わった瞬間はまぐわいの最中。

 唐突にジャスリンが「あ……」と正気に戻った。

 

「そうか……これで……」

 

 孕ませた。自分の種がマフィをママにした。

 

 改めて自覚する。やっぱり自分はマフィのことを愛している、添い遂げたいと思っていると。

 理由は……今さら考えても仕方ない。可愛い、愛おしい。これに尽きるかも。

 とにかく好きになっちゃったのだ。

 

 でも本来の婚約者から奪って王女妃にすることはさすがにできない。

 

 だからせめて、形に残らない思い出だけではなく、子供が欲しかった。

 

 マフィが無断で製薬し口実が出来たのは僥倖と言うほかない。

 チャンスを逃さないのが狼だ。

 

 ……普通に最低である。

 だが最低になれるほどに好きになっちゃった。ここ湿度ポイント。

 

 産まれる子供は制度に則り王族の庶子として認知され、王家が育てることになる。

 

 なにもこれが初めてではない。惚れた相手の子供だから贔屓しちゃうかもしれないけど、今まで産まれてきた子も、これから産まれる子も、大事な自分の娘だ。

 

「……ありがとう、マフィ」

 

 数日ぶりに彼女の口から優しい声が出る。

 

 その声の相手は仰向けにボテ腹を晒し、閉じなくなった膣から夥しい量のザーメンを垂れ流し、潮と尿を噴き失神してる無様極まりない姿だったが……

 

 

 

□□□□□

 

 

 

 マフィはこの数日間のことをよく覚えていないまま妊婦となった。

 

 なにせ初日からして正気を失うようなものだったのだ。

 

 人は極度のトラウマがあると本能で記憶を封じるという。

 前世なら厳しい部活や難航した就活のことをよく覚えていないという話もちょくちょくあった。ああいうのだ。

 今回もそういうの。

 

 なので現実感の無いままジャスリンの発情期が終わり、ふわふわとした状態で自分が妊娠したのだと知る。

 

 実感が湧くのは……お腹が大きくなってからだろう。




■TIPS 庶子

庶子には王族や一位官家の血が流れているので、家の継承権こそ無いもののその家の子として育てられる
一定の年齢になったら『本当の親を知る権利』が与えられ、他人として一目見たり会いに行ったりも可能

稀に契約を結んだ実父もしくは実母が何かしらの権利を主張することもあり、庶子制度はそうしたトラブルと共に歴史を重ねどんどん分厚くなっていった
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